もしあなたが営業に関わる方であれば、是非読んで欲しい1冊です。
タイトルこそ、「組織営業力」となっていますが、組織を動かす立場にない方々にも、
是非ご一読することをお奨めします。
かくいう自分も営業マネージャーではなく、一営業社員として従事していますが、
なんだかんだいっても毎月の営業ノルマに追われる日々を過ごしてしまい
短期的な収益にしか目が向いていません。
しかしながら、顧客の意思決定の上流から入り込み、ビジョンを提示し、
自らが新しい価値を創造する「ビジネスパートナー」となることで、
営業する側がイニシアティブを持つことが可能となり、
そしてそれこそが継続的に顧客との良好な関係を構築するカギとなることに、
改めて気づかされました。
この本は、単なる゛あるべき論"を語ることに留まらず、そのために゛何をすべきか?"まで触れているため、
自身の営業を変えるヒントが数多くちりばめられています。
これを機に、自身の営業方法を変えていきたいと思う一方で、やはり組織そのものの変革も不可欠なので、
会社に対しても新たな営業手法を提案していきたいと思います。
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組織営業力 単行本 – 2005/9/8
営業の現場は「できる担当者」頼みの個人戦になっており、組織営業力を高めるための取り組みが続かない企業が多い。ここ数年で一般化した成果主義人事を推し進めた結果、個人主義がより増幅してしまった企業もあるだろう。営業を個人技に頼っている限り、どこまで行っても堂々巡りで、営業力強化の悩みは尽きない。
今日、企業が営業力をもって他社と差をつけるためには、組織営業力の強化に真剣に取り組まなければならない。組織営業力とは、文字どおり、組織として身につけるべき営業能力のことである。それは個々の営業担当者が有するスキルの問題ではなく、組織的な営業マネジメントの仕組みの問題であり、営業をマネジメントするリーダーシップや組織風土の問題でもある。組織営業力を高めるためには、企業として腰を据えたマネジメント改革に取り組まなければならないのである。
今日、企業が営業力をもって他社と差をつけるためには、組織営業力の強化に真剣に取り組まなければならない。組織営業力とは、文字どおり、組織として身につけるべき営業能力のことである。それは個々の営業担当者が有するスキルの問題ではなく、組織的な営業マネジメントの仕組みの問題であり、営業をマネジメントするリーダーシップや組織風土の問題でもある。組織営業力を高めるためには、企業として腰を据えたマネジメント改革に取り組まなければならないのである。
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社ファーストプレス
- 発売日2005/9/8
- ISBN-104903241017
- ISBN-13978-4903241012
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商品の説明
著者からのコメント
ものが容易には売れない低成長時代だからこそ、営業の役割がますます重要視されています。その際、目の前の売上をあげるために、営業担当者一人ひとりに目標を課し、成果主義評価で案件獲得へと駆り立てるマネジメントがなされがちです。しかし、営業担当者が戦線を拡大すればするほど、競合状況はきびしくなり、収益性が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。一人ひとりが努力しても、全体として業績があがらないのは、そもそも個々人が各々に活動するという個人営業の矛盾に起因する根本的な問題なのです。
そのため、ターゲット顧客に営業資源を集中し、顧客を囲い込むための組織営業が重要となります。組織営業には個人営業とは異なる視点や手法が求められていますが、大半の営業組織では、個人営業のやり方が染み付いているため、組織営業のマネジメントに不慣れなのが実情です。そこで本書では、組織営業に必要とされるPDCA(Plan・Do・Check・Action)のステップと、リーダーに求められるマネジメントのあり方について、できるだけ体系的に著そうと考えました。
組織営業力は一朝一夕に身につくものではありませんが、本書をチェックリストとして、組織の現状を診断してみてください。本書に記した24のポイントのうち幾つかであっても、読者の会社で実践され、より大きな需要を開拓できる組織営業力向上のお役に立つことができれば、たいへんうれしく思います。
そのため、ターゲット顧客に営業資源を集中し、顧客を囲い込むための組織営業が重要となります。組織営業には個人営業とは異なる視点や手法が求められていますが、大半の営業組織では、個人営業のやり方が染み付いているため、組織営業のマネジメントに不慣れなのが実情です。そこで本書では、組織営業に必要とされるPDCA(Plan・Do・Check・Action)のステップと、リーダーに求められるマネジメントのあり方について、できるだけ体系的に著そうと考えました。
組織営業力は一朝一夕に身につくものではありませんが、本書をチェックリストとして、組織の現状を診断してみてください。本書に記した24のポイントのうち幾つかであっても、読者の会社で実践され、より大きな需要を開拓できる組織営業力向上のお役に立つことができれば、たいへんうれしく思います。
著者について
松丘啓司
エム・アイ・アソシエイツ株式会社代表取締役。
1986年に東京大学法学部を卒業後、アクセンチュアのコンサルタントとして企業変革プロジェクトを50件以上遂行。同社のパートナー職を6年間務めた後、2003年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、クライアントの人材力と組織力向上のためのサービスに従事している。主な共著書に『人を変え、組織を動かす25の鉄則』(ダイヤモンド社)、『金融業の人材・組織モデル革新』(東洋経済新報社)などがある。
鈴木智之
エム・アイ・アソシエイツ株式会社経営企画部長、マネージャー。
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、アクセンチュアのコンサルタントとして主に営業・マーケティング改革、組織・人材改革に関するプロジェクトを遂行。同社のマネジャー職を務めた後、2004年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社に参画し、主に業界・職種ノウハウのパッケージ化サービスに従事している。共著書に『知識創造経営の実践』(PHP研究所)がある。
エム・アイ・アソシエイツ
個人や組織がみずからの潜在力に気づき、最大限に発揮することを支援するプロフェッショナル集団。あるべき姿の実現に向けた、着実な行動変革を手助けするための独自の診断、研修、改革支援サービスを提供している。
エム・アイ・アソシエイツ株式会社代表取締役。
1986年に東京大学法学部を卒業後、アクセンチュアのコンサルタントとして企業変革プロジェクトを50件以上遂行。同社のパートナー職を6年間務めた後、2003年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、クライアントの人材力と組織力向上のためのサービスに従事している。主な共著書に『人を変え、組織を動かす25の鉄則』(ダイヤモンド社)、『金融業の人材・組織モデル革新』(東洋経済新報社)などがある。
鈴木智之
エム・アイ・アソシエイツ株式会社経営企画部長、マネージャー。
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、アクセンチュアのコンサルタントとして主に営業・マーケティング改革、組織・人材改革に関するプロジェクトを遂行。同社のマネジャー職を務めた後、2004年にエム・アイ・アソシエイツ株式会社に参画し、主に業界・職種ノウハウのパッケージ化サービスに従事している。共著書に『知識創造経営の実践』(PHP研究所)がある。
エム・アイ・アソシエイツ
個人や組織がみずからの潜在力に気づき、最大限に発揮することを支援するプロフェッショナル集団。あるべき姿の実現に向けた、着実な行動変革を手助けするための独自の診断、研修、改革支援サービスを提供している。
登録情報
- 出版社 : ファーストプレス (2005/9/8)
- 発売日 : 2005/9/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 222ページ
- ISBN-10 : 4903241017
- ISBN-13 : 978-4903241012
- Amazon 売れ筋ランキング: - 589,026位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 601位セールス・営業 (本)
- - 1,601位マーケティング・セールス全般関連書籍
- - 37,246位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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株式会社アジャイルHR 代表取締役
1986年 東京大学法学部卒業。アクセンチュア入社
1992年 人と組織の変革を担当するチェンジマネジメントグループの立ち上げに参画。以後、一貫して人材・組織変革のコンサルティングに従事。組織風土変革、本社改革、営業部門改革、評価制度設計、ベンチャー設立、幹部育成など、多数のプロジェクトに参画
1997年 同社パートナー昇進。以後、ヒューマンパフォーマンスサービスライン統括パートナー、エグゼクティブコミッティメンバーを歴任
2003年 40歳を機に独立し、エム・アイ・アソシエイツ株式会社(現エム・アイ・アソシエイツの前身)を設立し、代表取締役に就任
2005年 人材・組織変革に特化した現エム・アイ・アソシエイツ株式会社を設立し、代表取締役に就任。以後、パフォーマンスマネジメント、ダイバーシティ&インクルージョン、組織営業力強化といった領域で、企業向けの人材開発・組織変革プログラムの開発と提供を実施
2018年 パフォーマンスマネジメントの変革をミッションとする株式会社アジャイルHRを設立
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2005年9月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、営業という観点から記述しているが、
必ずしも営業に限らず、「プロジェクト的」
(著書内の言葉を使えばベンチャー企業的)
に物事を進める際に役に立つ様々な考え方や視点が
とてもよくまとまっていると思う。
一つ一つのテーマは、必ずしも目新しいものではないが、
それらがなぜ組織にとって重要なものなのか、
テーマ間相互の関係性を合わせて、分かり易く説明してあり、
全体を通してみた時に、大きな納得感を得られた。
ただ、日々の営業に追われる現場の人とっては、
少し高尚過ぎ/抽象的過ぎるかもしれない。
営業組織の役員・管理職に是非とも読んでもらいたい一冊。
必ずしも営業に限らず、「プロジェクト的」
(著書内の言葉を使えばベンチャー企業的)
に物事を進める際に役に立つ様々な考え方や視点が
とてもよくまとまっていると思う。
一つ一つのテーマは、必ずしも目新しいものではないが、
それらがなぜ組織にとって重要なものなのか、
テーマ間相互の関係性を合わせて、分かり易く説明してあり、
全体を通してみた時に、大きな納得感を得られた。
ただ、日々の営業に追われる現場の人とっては、
少し高尚過ぎ/抽象的過ぎるかもしれない。
営業組織の役員・管理職に是非とも読んでもらいたい一冊。
2019年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず組織営業の定義が書いていません。
冒頭で、組織営業が必要な要因が述べられますが、組織営業の定義がないため、内容が入ってきません。
序盤で挫折しました。
レビューが高評価であふれているのも不自然です。
購入はおすすめしません。
冒頭で、組織営業が必要な要因が述べられますが、組織営業の定義がないため、内容が入ってきません。
序盤で挫折しました。
レビューが高評価であふれているのも不自然です。
購入はおすすめしません。
2007年2月10日に日本でレビュー済み
法人営業をやっている方必読です。
特に顧客戦略、攻略を考える上で示唆に富んだ内容が
体系的にかかれています。
・短期-中期計画
・上流営業-下流営業
・アクションプランの作り方
など、チームセリングをする管理者-メンバーともに
学ぶべき内容が盛りだくさん。
特に顧客戦略、攻略を考える上で示唆に富んだ内容が
体系的にかかれています。
・短期-中期計画
・上流営業-下流営業
・アクションプランの作り方
など、チームセリングをする管理者-メンバーともに
学ぶべき内容が盛りだくさん。
2006年9月18日に日本でレビュー済み
内容は、自分の会社の営業組織力が風土面マネジメント面等多面的に分析する指標ツールとして魅力のあるものでした。アンケートに基づき現状の営業状況を認識し、今後の方向性を協議する材料として有効にかんじました。自社の経営風土に当てはまる所が随所に見られて少々厳しかったですが、良い経験となりました。私の組織では残念ながらツールを本格的に使う事に躊躇されるマネージャーもいらっしゃいましたが、外部コンサルにより丸裸にされる事になるのでその際には当てはめて見たいです。お勧めには変わりありません。
2008年11月25日に日本でレビュー済み
営業の勘所を押さえている上、作成されている図表の一つ一つが秀逸です。
コンサルタントらしく、ポジショニングマップの軸の指標設定などは大変参考になります。
●24の診断のみ行い、対策に関する章を読む
●ゆっくりと熟読
●図表をさらりと読む
どの方法でも高い効果が得られると思います。
営業初心者からプロフェッショナル、マネジャーまで全ての職層にお薦めできる一冊です。
コンサルタントらしく、ポジショニングマップの軸の指標設定などは大変参考になります。
●24の診断のみ行い、対策に関する章を読む
●ゆっくりと熟読
●図表をさらりと読む
どの方法でも高い効果が得られると思います。
営業初心者からプロフェッショナル、マネジャーまで全ての職層にお薦めできる一冊です。