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マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫) Kindle版

4.2 5つ星のうち4.2 1,730個の評価

あたかも一万年も生きるかのように行動するな.生きているうちに,許されている間に,善き人たれ──ローマ皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180).多端な公務に東奔西走しつつ,透徹した目で自らを内省した記録は,古来,数知れぬ人々の心の糧となってきた.神谷美恵子の清冽な訳文に,新たな補注を加えた.(改版)
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

著者はローマ皇帝で哲人。蕃族の侵入や叛乱の平定のために東奔西走したが、僅かに得た孤独の時間に自らを省み、日々の行動を点検し、ストアの教えによって新たなる力を得た。静かな瞑想のもとに記された、著者の激しい人間性への追求。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00QT9X9Y0
  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2007/2/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/2/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 3981 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 890ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 1,730個の評価

著者について

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マルクス・アウレーリウス
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
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 『ミステリと言う勿れ』 と『自省録』
5 星
 『ミステリと言う勿れ』 と『自省録』
菅田将暉さん主演のTVドラマ『ミステリと言う勿れ』が今年1月から始まった。私の家族が原作の田村由美さんの漫画を読んでいて、「このドラマはおもしろいと思うよ」と教えてくれたので、初回から毎週欠かさずに視ている。確かにおもしろい。特に、主人公の大学生・久能整が「ぼくは常々思うことがあるんですが」と切り出す独特な持論には唸らされる。たとえば、バスジャック犯が「なぜひとを殺してはいけないのか」と人質の乗客に詰め寄ったシーンで、乗客のひとりだった整くんは、サラリとこういってのける。「法律には人を殺してはいけないとは決められていない。秩序のある社会をつくるために便宜上そうなっているだけで、戦時下には人殺しが容認される」。なるほど、そうなのか。若かった頃に刑法と刑事訴訟法を習って以来、「罪刑法定主義」という近代法の原則が私の記憶の片隅に残っている。犯罪行為を処罰するには、どういう行為が犯罪に該当し、どういう刑罰を科すのかを、あらかじめ法律に明示しなければならないという原則だ。けれども、「なぜひとを殺してはいけないのか」が法律に書かれていないなんて、整くんに指摘されるまで全然気づかなかった。殺人の禁止は、平和時に秩序ある社会をつくるための、明文化されない道徳的な合意だったのかと腑に落ちた気分だ。整くんは、休日にカレーを作って楽しむけれど、独り言を呟きながらの孤食だ。子ども時代に虐待を受けていたらしく、彼がいつもの癖で虐待に関する持論を語るシーンがあった。「欧米の一部では、虐(いじ)めている方が病んでいると判断するそうだが、日本では、逆に虐められている子をケアし、逃げる場を与えようとする。でも逃げるのはリスクが大きい。学校にも行けなくなって損ばかりだ。なぜ被害者側に逃げさせるのか」。このときも常識の盲点を突かれた気分だった。家庭というプライベートな空間は、日本国憲法第35条で「住居の不可侵」が保障され、裁判所の令状がなければ警察も立ち入れない聖域だ。だから、玄関の鍵一本でブラックボックス化する。外部の支援者が家庭内の虐待に介入しようとすれば、法的な理論武装が不可欠だし、警察や法曹関係者との連携も重要になる。さらに、虐待の背景には、加害者自身がその親から虐待されていたという「負の連鎖」が存在するケースが多い。先ほどの「虐めている方が病んでいる」という発言からすると、整くんはそういう虐待の構図を熟知しているようだけど、当然、刑罰という制度的な矯正だけで「負の連鎖」が断ち切れるわけではない。対暴力の重圧に耐え切れず、心が折れてしまう支援者もいるし、最悪の場合、生命の危機が訪れる難題が虐待だといっても、被害者がシェルターに逃げ込む現実を「おかしい」と指摘されると、「そうかもしれない」と思う自分がいる。いつの回だったか、ドラマにマルクス・アウレリウス(121-180)の『自省録』(それも岩波文庫!)が登場したとき、現代は哲学書が暗号解読のガジェットになる時代なのだと驚いてしまった。もちろん、ポップ・カルチャーの知的な底上げによって、教養主義的な独占から哲学書が解放されるのだとしたら、それはそれで結構なことだ。私自身は、『自省録』を読んだことがなく、西洋哲学史の流れで、マルクス・アウレリウスが公正・潔癖な政治を行った古代ローマ帝国の皇帝で、「五賢帝」のひとりに数えられ、ストア学派を代表する哲学者だったとか、ストア学派は、万物が流転するという唯物論で、「禁欲的」の意味のストイックstoicの語源になったぐらいしか知らなかった。「訳者解説」によれば、マルクス・アウレリウスは、イタリアの北方から侵入するゲルマン人と何度も闘い、シリア・エジプトへ遠征するなど、皇帝在位の間、政務・軍務で多忙を極め、最後の遠征先となったセルビア(一説ではウィーン)で病死している。『自省録』は、公表の意図もなく、遠征先の陣営などで執筆されたらしい。先日放送の『ミステリと言う勿れ』第10話で、整くんが偶然入手した『自省録』は、性的虐待を受け、解離性同一性障害(多重人格障害)を発症した女性の愛読書だったことが明らかになった。それで、私もようやく『自省録』を手に取ってみた。読んでみると、それほど難しくはないが、哲学書の分類で間違いのない、お堅い内容の本だった。『自省録』には、「皇帝ならでは」の国家統治に関する考察が極めて少ない。古代ギリシャの哲学者プラトンは、当時、民主派の政治が腐敗していたことから、主著『国家』で「哲学者が統治を行うか、統治者が哲学をするなら国家は栄えるであろう」と論じている。これに対し、マルクス・アウレリウスは、『自省録』で「王として立法者としての理性が、人間の利益のためになせと君に命ずることのみおこなうこと」(p54)と自分に言い聞かせる一方で、「プラトーンの理想国家を望むな、どんなに小さなことでも進行すればそれで満足」(p178)するのだと自戒している。戦争に明け暮れた苦労人の実感がこもった言葉だ。おそらく、『自省録』の哲学のキーワードは、ストア学派が唱える意味での「理性」なのだと思う。この「理性」とは、先ほどの整くんの言い方を借用すれば、「秩序のある社会をつくる」ための人間固有の能力ということになる。もっと一般的な言い方をすれば、「理性」とは、善悪や真偽などの違いを判断し、道徳や義務の観念を生み出す知的能力のことだ。『自省録』には、万物流転という無常観的な視点から、一日の自分の言動を振り返り、もっと思慮分別を持て、という意味の文章が綴られている。その内容を簡単にまとめると、私は以下のように理解した。ストア学派の自然観によれば、動物が死ぬと、腐って分解し、原子の状態に戻るが、動物の母体の中では、原子が結合し、新たな動物が創造される。宇宙とは、この原子レベルでの結合と分離の繰り返しだ。だから、宇宙の秩序には、真の意味での消滅が存在しない。人間の身体も、その素材となる原子レベルではほかの動物との違いがない。では、人間とほかの動物との本質的な違いは何かといえば、「理性」を持つかどうかだ。人間が幸福に生きるには、宇宙の秩序=「自然」に従うことが必要になるが、「自然」に従うとは、神が人間のみに与えた「理性」に従うことだ。人々は、不幸が他人の悪からもたらされると考えるが、それは間違っている。不幸は、不幸と思う人々の心の中にある。損害を受けた場合も、損害は人々の心の中にある。罪を犯す者は、自分自身に対して罪を犯している。だから、不幸と判断する自分の能力を控えさせ、運命に心を乱さず、誠実、忍苦、寡欲、親切といった能力を発揮させるべきだ。さて、私は『自省録』を読み通したが、『ミステリと言う勿れ』の辛い体験をした女性がなぜこの本を愛読していたのか、まだ説得力のある説明ができない。ただ、不幸や苦痛もあなたの受け止め方次第だ、とする『自省録』の独特な論法は、彼女の生き方の参考になった気がする。また、マルクス・アウレリウスは、こんな悲しいこともいっている。「…今まで君はどれだけ道を踏み迷ったことかしれない。そして結局どこにも真の生活は見つからなかったのだ」(p141)。彼が不幸や死などへの考察を繰り返し書き留めたのは、その理不尽さを打ち消そうと藻掻き苦しんだ痕跡だったと思う。皇帝が書いたとは信じがたい本書の率直さや傷つきやすさは、後世の悩める人々の共感を呼んできたに違いない。最後に、珍しく詩的なイメージが語られた一説を引用して、この長いレビューを終わりたい。「すべては主観にすぎないことを思え。その主観は君の力でどうにでもなるのだ。したがって君の意のままに主観を除去するがよい。するとあたかも岬をまわった船のごとく眼前にあらわれるのは、見よ、凪と、まったき静けさと、波もなき入江。」(p237)
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか良い
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月29日に日本でレビュー済み
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哲学書は、初めてなので、読み返して読んでいる
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月31日に日本でレビュー済み
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人生最後にも読みたい本と考えており、大手術を前に何度目かの読み返しをしている。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年1月10日に日本でレビュー済み
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ストア派哲学の書物として有名ですが、原書は基本的に日記であり、
人に読ませるために書かれたものではないので、本全体としての構成が整えられてません。
人間的に優れた誰かのブログを読んでる感覚に近いです。
なので、一瞬一瞬は良いことは言ってるのだけど、それが本全体の流れを考えて
最後にきちんとした結末を迎えられていません。
僕はアドラーの「嫌われる勇気」からストア派を知って逆流するような形でこの本を買いましたが、
嫌われる勇気は本全体の流れが計算されていて体系化されていて非常に読みやすかった。
この自省録は本当にその場の思いつきで書いてるものをただ数珠つなぎで本にしただけなので
本の全体像は考えられていません。なので嫌われる勇気と比べて若干読みにくいなと思いました。
また、マルクスの時代には神の概念がまだ浸透していて、神が死んだ世代の私達から見ると
神という言葉を多用しているという印象は抱くと思います。
時代や価値観の違いを考慮しながら読まないと現代の私達に当てはめようとすることが難しい。
この辺がこの本の難解さになっているような気がします。
人物名が多く出てきて、それらを説明する脚注も多いです。
脚注が多い本は基本的に読みにくいです。
なので、個人の書いた読み物としては良いのですが、ストア派を学ぶのであれば、
きちんと考え方を体系付けられた本を読んだほうがわかりやすいと思います。
日記なので結構同じことを何度も言ってたりします。
嫌われる勇気は何度も読み返してますが、多分この本は2度読み返すことはないでしょう。
仕方ないです、こればかりは。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年8月11日に日本でレビュー済み
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良かった
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月16日に日本でレビュー済み
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人間の幸福と精神の平安は徳からのみ来る。
生きがいそのもの。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年10月3日に日本でレビュー済み
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人に聞いて購入しました。
聞いていたとおり素晴らしかったです
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2023年7月4日に日本でレビュー済み
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約2,000年前の皇帝も他者からの批評に心を惑わしたり、自分を見失いそうになったりしたのかなと感じた。読みながら、自身の在り方や態度を考えさせられる様だった。
次に読み返した時には、また違った気付きを得られそうな気がする、大切にしたい書。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Samantha Tabatha
5つ星のうち5.0 Thought provoking!!
2022年3月25日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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If you are interested in self-help, self-improvement, self-guide, and self-discovery, this book is highly recommend.
Andrew X
5つ星のうち5.0 It's Marcus Aurelius' Meditations but in Japanese. Just what I wanted.
2024年2月12日に英国でレビュー済み
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