・年末に、私の先輩(海部さんの友人)から推薦されたこの本を一気をに読んだ。
同じ営業マンとして、いや一人の人間の生き方として大いに感化された。
日商岩井を彼独自の頑張りと天性の営業魂で中堅の商社を
大会社に引っ張り上げた栄光物語とその後、グラマン事件で失脚し、
世の中から叩かれ、社長競争から落ち、やがて会社自身も凋落して行く。
そんな激しい人生を送った海部八郎と言う一人の企業戦士の物語である。
世界を相手に、自分の持てる力をできる限り尽くし、愛する会社の為に生きていく姿は、
企業マンならば、必ず共鳴するところがあると思う。
自分を鼓舞し今後の生き方を模索するには、素晴らしい本だと思う。
ぜひ、この物語を今の若い人たちに読んでもらい、これからの生き方に役立ててほしいと思う。
・皆がこのような境遇に遭遇するとはおもわないが、会社の忠誠心を尽くすあまり、
上との軋轢の中で、自分の信じる道を選択してしまい、トップ抗争に負けてしまう。
大きな企業ではよくある話だが、この本の中では、ここまでかと思うような実名入りの
トップ人事をめぐる醜い争いが描かれている。
飛び抜けた能力のある企業人を、出世だけを狙う人たちの餌食にされ、
その卑しいトップの非リーダーシップ力で日商岩井の凋落の歴史を
辿っていく・・ どこの会社にも、よくある話であり、もしや自分の会社が
そうなれば・・と思うと他人事ではない。
・彼の欠点も、少し書かれている、部下に対する厳しすぎる対応や、
トップに対する妥協を許さない徹底抗戦。
しかし、ながらこの本は、何も彼が社長になり企業が大きくなってい行った
サクセスストーリーを描いているのではない。
彼のもつ、仕事(いや彼には人生といっていいのかもしれない)
への誰にも負けない情熱と行動力で、
海部の前に、海部なし、海部の後に、海部なし、
と言われた伝説の営業マンを描いているのだ。
我々は、白紙の心でじっくりと分析、研究し、謙虚に勉強することが
下降気味の日本の企業人として、是非必要ではないかと思う。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,760¥1,760 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥1,760¥1,760 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥362¥362 税込
配送料 ¥357 6月4日-5日にお届け
発送元: ENTER本店【到着予定日を必ず確認してください】 販売者: ENTER本店【到着予定日を必ず確認してください】
¥362¥362 税込
配送料 ¥357 6月4日-5日にお届け
発送元: ENTER本店【到着予定日を必ず確認してください】
販売者: ENTER本店【到着予定日を必ず確認してください】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
我れ百倍働けど悔いなし 単行本 – 2011/3/10
仲 俊二郎
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,760","priceAmount":1760.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,760","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ioZSlJQ1ay7k4mwyVbNFZ3NPUDIv6VX4SMcl%2FQ8TsFAXfEouK%2BAwDm0CiOhuHrNN3BVst5pJlM3iI6A36c%2FstZTmAaAU0v6%2F2RAua8P%2F8XrdtID%2BjPX8%2BNPUgvK3YGUYtYybakv9Avo%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥362","priceAmount":362.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"362","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"ioZSlJQ1ay7k4mwyVbNFZ3NPUDIv6VX4fwVkaUKmoj773ZIWVUXMdFrUMDt8kGmvSOS8B4eASFyxjfixFyRMhzhqsq5W%2F%2FJFnPjewB2s28mCfhBdnrlyaqsB9rh6pKoQnMLJykuYpIyAjvhokTJE6TZbPDoSU%2FNaRAIX9%2BF6MorX4FlXydIEMPnwQB9WMhUQ","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ318ページ
- 言語日本語
- 出版社栄光出版社
- 発売日2011/3/10
- ISBN-104754101251
- ISBN-13978-4754101251
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 我れ百倍働けど悔いなし
¥1,760¥1,760
最短で5月27日 月曜日のお届け予定です
残り1点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 栄光出版社 (2011/3/10)
- 発売日 : 2011/3/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 318ページ
- ISBN-10 : 4754101251
- ISBN-13 : 978-4754101251
- Amazon 売れ筋ランキング: - 361,179位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 577位ビジネス人物伝 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在の日本に於いて、最も必要な方ではないでしょうか?これだけの信念を持ち、並外れた行動力。尊敬します。自分自身を鼓舞するのに良かったです。
2019年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い時代に道を切り開く推進者でも大会社の経営者として成功者となるとは限らない、そのどちらでもない真面目に働くビジネスマンにも働き甲斐を考える機会になると思います。
2020年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
(山崎豊子の不毛地帯を読んでから、読む事をお勧めする。) 不毛地帯の主役、壱岐正の敵役、東京商事の鮫島航空機部長が主役の小説。
平均睡眠時間3時間の猛烈な仕事ぶり。450万トン(当時の日本の7年分)の船建造量を受注し、日本を世界最大の造船国に導いた。 またボーイング社の代理店として次から次に受注し、日本の空も制する大活躍ぶり。
ダグラスグラマン事件で、外為法違反及び、議員証言違反で逮捕される(懲役2年)も、’戦後の経済発展に寄与し、身命を賭して努力した海部氏の功績は評価出来る’と、裁判長に言わしめた人物であった。
今の時代ではコンプライアンス的に、絶対真似の出来ない逸話ばかりだが、私自身、商社パーソンになるきっかけとなった本。
平均睡眠時間3時間の猛烈な仕事ぶり。450万トン(当時の日本の7年分)の船建造量を受注し、日本を世界最大の造船国に導いた。 またボーイング社の代理店として次から次に受注し、日本の空も制する大活躍ぶり。
ダグラスグラマン事件で、外為法違反及び、議員証言違反で逮捕される(懲役2年)も、’戦後の経済発展に寄与し、身命を賭して努力した海部氏の功績は評価出来る’と、裁判長に言わしめた人物であった。
今の時代ではコンプライアンス的に、絶対真似の出来ない逸話ばかりだが、私自身、商社パーソンになるきっかけとなった本。
2019年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代を走り抜けた、かっこいい親父さんだと思う作品でした。
2011年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1960当初、日本の外貨準備高わずか20億ドル。輸出しなければ輸入依存国日本は破綻する。この時代に「海部」は働きに働き、船舶取引で世界の海運王オナシスにまず食い込んだ。海部一人で日本の船舶輸出の実質四割を扱い、日本大手造船メーカーが世界一流の船主にアプローチしても、「海部を通して話したい」として門前払いを食わされることが多発した。三菱造船の牧田与一郎、石川島重工の土光敏夫という超大物は海部を可愛がった。日商のボーイングとの代理店契約が切られかかった。ボーイングに乗り込み、日商を切るなら「八チロー・カイフ」と代理店契約を結んでくれと船舶の実績を背に勝負をかける。肝を抜かれたボーイングは「海部」を信じた。ボーイング727で突破口を築き、747、767、777と日本の空の民間機を独占した。防衛庁のFX商戦では最強の伊藤忠の瀬島三郎、丸紅伊藤宏との歴史的大勝負に参入し第二次FXではマクダネル・ダクラスのF4Eファントムで勝利を得、第三次でもダクラスのF15で連勝し、以降、偵察機、早期警戒機RF4Eと一人勝ちが続く。「海」と「空」を制したのは事実である。
この海部は大学時代は「青びょうたん」と称された勉強家であり首席卒業だった。昭和金融恐慌で破綻した鈴木商店。高畑誠一、永井幸太郎が精鋭を引き連れて日商を設立したが、高畑は海部を引き抜き、育て上げた。西川政一社長の後任は海部以外ないと高畑は信じていた。しかし西川は岩井合併時、岩井の隠された不良債務に仰天し対応したが、過労で脳血栓で倒れた。海部社長へとの路線が頓挫した。しかし海部が副社長で陣頭指揮した「海部軍団」は健在だった。インドネシアLNGでプルタミナを抑えた。三菱化成、三菱重工と共にブラジル、イランで石化合弁を設立した。三菱商事の担当幹部は責任を問わされた。
私も「海部軍団」の一員であると自覚し働きに働いた。しかし海部へは所詮「片思い程度」。よくハッパをかけられた。70年代の国会予算委員会で、ペテン韓国人に踊らされた社会党北朝鮮ロビーと、彼に連係していたM新聞による理不尽な「日商岩井叩き」があったが、2年近くも防戦を余儀なくされた。これだけは「よくやっている」とおほめの言葉だった。
海部の足を引っ張った内部の役員たちの存在は否が応でも目にした。まさか日商岩井が破綻するとは彼らも当時思わなかったであろうが、結果は破綻した。彼らの責任は重い。
「海部の前に海部なし、海部のあとに海部なし!」
海部が長老で影響力を保持できていたなら、「半海部程度の実力」の後継者ではあろうが、「軍団」はなんとか残り、日商岩井も、そして日本もここまで凋落してはいないであろう。
著者の綿密、正確な記述には驚き感服した。よくぞここまで調べた。一、二ちょっとニュアンスが違うな、はむろんあったが。
いまも海部なきを残念がっているのは、石原慎太郎であろう。『オンリー・イエスタデイ』(2008 幻冬舎)の著、第一章に「仕事師という戦士」で海部八郎を辣腕の商社マンとして、魅力に溢れた男と紹介している。
我れ百倍働けど悔いなし―昭和を駆け抜けた伝説の商社マン海部八郎
この海部は大学時代は「青びょうたん」と称された勉強家であり首席卒業だった。昭和金融恐慌で破綻した鈴木商店。高畑誠一、永井幸太郎が精鋭を引き連れて日商を設立したが、高畑は海部を引き抜き、育て上げた。西川政一社長の後任は海部以外ないと高畑は信じていた。しかし西川は岩井合併時、岩井の隠された不良債務に仰天し対応したが、過労で脳血栓で倒れた。海部社長へとの路線が頓挫した。しかし海部が副社長で陣頭指揮した「海部軍団」は健在だった。インドネシアLNGでプルタミナを抑えた。三菱化成、三菱重工と共にブラジル、イランで石化合弁を設立した。三菱商事の担当幹部は責任を問わされた。
私も「海部軍団」の一員であると自覚し働きに働いた。しかし海部へは所詮「片思い程度」。よくハッパをかけられた。70年代の国会予算委員会で、ペテン韓国人に踊らされた社会党北朝鮮ロビーと、彼に連係していたM新聞による理不尽な「日商岩井叩き」があったが、2年近くも防戦を余儀なくされた。これだけは「よくやっている」とおほめの言葉だった。
海部の足を引っ張った内部の役員たちの存在は否が応でも目にした。まさか日商岩井が破綻するとは彼らも当時思わなかったであろうが、結果は破綻した。彼らの責任は重い。
「海部の前に海部なし、海部のあとに海部なし!」
海部が長老で影響力を保持できていたなら、「半海部程度の実力」の後継者ではあろうが、「軍団」はなんとか残り、日商岩井も、そして日本もここまで凋落してはいないであろう。
著者の綿密、正確な記述には驚き感服した。よくぞここまで調べた。一、二ちょっとニュアンスが違うな、はむろんあったが。
いまも海部なきを残念がっているのは、石原慎太郎であろう。『オンリー・イエスタデイ』(2008 幻冬舎)の著、第一章に「仕事師という戦士」で海部八郎を辣腕の商社マンとして、魅力に溢れた男と紹介している。
我れ百倍働けど悔いなし―昭和を駆け抜けた伝説の商社マン海部八郎
2011年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
海部八郎という名前を知る人は、賄賂をつかって売り込みを行なった悪人だという印象をもっているのではないか。
本書は、海部八郎という男が、日商(後に日商岩井、そして双日となる)という会社の生き神として帝王学を受け、その教育にこたえるべく会社を大きくした逸話がたくさんちりばめられている、ビジネス書としては最高の本である。
ビジネスの帝王学は、なかなか誰でも受けられるものではない。その男の才能と、それを認めた経営陣がいて、はじめて帝王学が授けられる。
日本に商社はたくさんあるが、天才商社マンとは海部八郎以外にいなかったということを実感した本である。
後半、社内や社外の妬みによって部下もろとも追い詰められていく姿は、読んでいてつらくなるほどだったが、いかに会社のことよりも自分の保身や嫉妬心で行動する人間が多いかということを知るにはよいかもしれない。
日商岩井は、海部が育て、海部が会社を追われたときに、その命脈を絶たれていたという筆者の慧眼にはおそれいる。
本書は、海部八郎という男が、日商(後に日商岩井、そして双日となる)という会社の生き神として帝王学を受け、その教育にこたえるべく会社を大きくした逸話がたくさんちりばめられている、ビジネス書としては最高の本である。
ビジネスの帝王学は、なかなか誰でも受けられるものではない。その男の才能と、それを認めた経営陣がいて、はじめて帝王学が授けられる。
日本に商社はたくさんあるが、天才商社マンとは海部八郎以外にいなかったということを実感した本である。
後半、社内や社外の妬みによって部下もろとも追い詰められていく姿は、読んでいてつらくなるほどだったが、いかに会社のことよりも自分の保身や嫉妬心で行動する人間が多いかということを知るにはよいかもしれない。
日商岩井は、海部が育て、海部が会社を追われたときに、その命脈を絶たれていたという筆者の慧眼にはおそれいる。
2015年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日商岩井の飛躍と日本の高度経済成長を支えたひとりの商社マン、海部八郎。その活躍と、ロッキード、ダグラスグラマン事件に翻弄されて失脚するまでが余すところなく描かれている。間違いなく日本を代表するビジネスマンの一人だ。