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知識ゼロからの薬膳入門──身近な食材で今日からできる「正しい薬膳」の基本 単行本(ソフトカバー) – 2013/2/23

4.0 5つ星のうち4.0 11個の評価

◆特別な食材は不要!
「本物の薬膳」料理が、おうちですぐ作れます。
◇上海在住の日本人漢方医が、
「正しい薬膳」の基本をやさしく教えます。

◇本書「はじめに」より
私は、上海で診療をしている漢方医です。
海外に住んでいますから、ほとんど(日本人からみて)外国人とだけ交流しているのかというと、そんなことはありません。
海外にいても患者さんの大半は日本人ですし、仕事でお会いする方々の中にも日本の方が多いので、日本人との新たな出会いは多く、日本人と話す機会もたくさんあります。
旅行でいらっしゃった日本人や、上海に来て間もない日本人の中には、私が漢方医だと知ると、「薬膳料理を食べたいので、どこかレストランを紹介してほしい」とおっしゃる方が少なくありません。
この質問をする方は、「漢方」と「薬膳」には何かしら関係があるらしい、ということをご存知なのです。
ですから私にこの質問をしたい気持ちはわかるのですが、実は質問される私の方は、少々心苦しいのです。
(中略)
もしも皆さんが本当の薬膳がどういうものかをご存知ならば、「中国に行ったら薬膳を食べよう」とか、「薬膳料理には何か特別に体に良い食材が入っているに違いない」などとは考えないはずです。

この本では、薬膳がどういうものなのかをわかりやすく説明します。
薬膳がどのようなものかがわかれば、それは特別な食材がなければできないものでもなく、特殊な調理方法などもなく、その気になれば家庭でも毎日作ることができるものだということに気づかれるはずです。
もしあなたが薬膳に興味を持っているなら、まずこの本を読んで薬膳の正体を理解してください。
そうすれば、薬膳は上海ではなく、もっと身近なところにあることがおわかりになります。
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商品の説明

著者について

村上文崇(むらかみ・ふみたか)
食によるセルフメディケーションを研究する〈養生医学研究協会〉会長。
1970年、東京都生まれ。東京大学文学部西洋哲学科卒業。上海中医薬大学(中国伝統医学系)卒業後、中華人民共和国医師免許取得。上海中医薬大学付属曙光病院等で研修。現在上海にある外資系病院の内科医として勤務している。
上海中医薬大学在学中より日本ではあまり知られていない中国漢方の実態について情報発信を始め、現在では漢方の派生形態である薬膳、さらには中国の食文化についても紹介活動を行っている。主な実績は、中国漢方の理論と応用例を紹介する日本の薬剤師向け漢方講演、海外に進出する日系企業向け医学講演、一般向け漢方・薬膳講座、ニュースサイト〈インサイトチャイナ〉上の連載コラム〈中医の現場〉執筆等。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 自由国民社 (2013/2/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/2/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 442611618X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4426116187
  • 寸法 ‏ : ‎ 1.4 x 12.8 x 18.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 11個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
11グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「薬膳」の響きに過度の期待をしてしまいがちですが、
著者さんはその誤解をやさしく解いたうえで、おススメの薬膳との付き合い方を教えてくださいます。
知識は中途半端なのに細部にこだわる「イタイ人」にならずに済みました(w
まさしく「薬膳に興味を持ったらまず読む本」です。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月15日に日本でレビュー済み
何冊か初心者向けの東洋医学の本を読みましたが、中々難しく、この本が1番とっかかりやすく分かりやすかったです。

難しい臓器の話などはせず、とても身近な説明から薬膳の考え方、そもそも薬膳とはこういうものだという説明から入って最後の方にどのように作るかを述べてくれています。
さらに、家族がいる場合などに、どう一人一人にアプローチするかという丁寧な説明もあります。

お家で気軽に始めたい方は難しいことは考えずにこの一冊で充分だと思います!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年3月24日に日本でレビュー済み
著者は日本の大学を卒業後に上海中医薬大学を出て中医師となり、現在も上海の病院で内科医として活躍している村上文崇氏です。
本書は専門家の目から薬膳についてまとめたものです。

表題に「知識ゼロからの」とあるように、何の前提知識がない者が読んでもわかりやすいように、1から丁寧に解説されていました。
著者によれば、薬膳とは古来、皇帝などの権力者の側に仕え、食事を通じて健康を管理した「食医」にルーツがあるとしています。
食事を通じて未病、いわゆる病気になる手前の状態を治療するというもので、体内のバランスを整えるための詳細な観察、診断、知識を駆使して行なってきたとしていました。
相手は場合によっては虎と同じくらい危険な「皇帝」ですから、自らの命を担保にして、文字通り命がけで料理を整えてきた、とのことです。

日本で薬膳というと「漢方が入っていて、何となく美容と健康に良さそうな中華料理」というイメージで受け取られていますが、上記のことからすると「かなり違う」ものであるようです。
体質に合ったものを出す完全オーダーメイドであることから、外食産業には向かない(実際中国に薬膳料理店はないそうです)し、そもそも漢方薬自体が間違った使い方をすれば体を害する毒になるために気軽に用いることが難しいからです。

こうしたことから著者が推奨する薬膳とは、漢方薬や中華料理にこだわらずに、家庭の中で家族の体質を見極めながら長く行なえるものです。
そのためには中国医学の基礎知識が少し必要になるのですが、本書では一言「バランスをとる」ことだと説明していました。
中医学では主に「寒と熱」「循環」「臓器」の3つの項目でバランスが取れていることを目指すのですが、本書では特に重要な「寒熱」に絞って解説していました。

評者は食養生に興味があって薬膳の本をいくつか読んできましたが、本書が最もわかりやすいと感じました。
中医学は複雑でわかりにくい事柄もあるのですが、これほどシンプルに説明できているのは著者が本質を摑んでいるからだろうなと思います。
薬膳に関心がある方は初心者でも、既に色々な本を読んできた方にもお奨めできる本です。
48人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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