人生における喪失のジャンル別に文学作品は証言などをもとにした、喪失体験の心理学ともいうべき本。喪失から「生き抜く意味」を見出し、それを言葉としてとらえることで、人は新たに人生に向き合うということをたくさんの事例から解き明かしている。
喪失へのhow to よりも、それを心理学上の学問分野として科学的に、哲学的にとらえて研究していくことができるということに興味を持った。
専門書であろうが、実際に喪失体験をしたものにとっては、その体験を「言葉」として表現することは、いかに価値があることか、またそれが克服にひとつであり、癒しの過程でもあることが理解できた。
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悲しみに言葉を: 喪失とトラウマの心理学 単行本 – 2002/11/1
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社誠信書房
- 発売日2002/11/1
- ISBN-10441430296X
- ISBN-13978-4414302967
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
人が体験する打ちのめされるような喪失感は、共感的な聴き手に話すことによって癒され、人生のなかに位置づけることができる。悲しみを表現することの治療的な価値を、さまざまな引用と心理学の学説をもとに具体的に論じる。
登録情報
- 出版社 : 誠信書房 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 441430296X
- ISBN-13 : 978-4414302967
- Amazon 売れ筋ランキング: - 573,759位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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