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子どもの脳を傷つける親たち (NHK出版新書 523) 新書 – 2017/8/8
購入オプションとあわせ買い
不適切なかかわりが、子どもの脳を変形させる
脳科学が明らかにした驚くべき事実
「子どもの前での夫婦喧嘩」、「心ない言葉」、「スマホ・ネグレクト」に「きょうだい間の差別」──。
マルトリートメント(不適切な養育)が子どもの脳を「物理的」に傷つけ、学習欲の低下や非行、うつや統合失調症などの病を引き起こすことが明らかになった。脳研究に取り組む小児精神科医が、科学的見地から子どもの脳を解明し、傷つきから守る方途と、健全なこころの発達に不可欠である愛着形成の重要性を説く。
◆目次
序 章 健全な発達を阻害する脳の傷つき
第一章 日常のなかにも存在する不適切な養育
第二章 マルトリートメントによる脳へのダメージとその影響
第三章 子どもの脳がもつ回復力を信じて
第四章 健やかな発育に必要な愛着形成
終 章 マルトリートメントからの脱却
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2017/8/8
- 寸法10.7 x 1.1 x 17.1 cm
- ISBN-104140885238
- ISBN-13978-4140885239
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
一生懸命な親ほど子どもを傷つけてしまう行為「マルトリートメント」とは?
暴言や体罰など、明らかな虐待のみならず、日常、どの家庭にも存在する子どもを傷つける行為が、強度と頻度を増したとき、子どもの脳は物理的なダメージを負うのだという。「マルトリートメント(不適切な養育)」と呼ばれる振る舞いの恐ろしさに、静かに警鐘を鳴らした新書が話題だ。
「『脳科学の視点から子どもの健全な発達を見つめ直す』という研究を紹介していますが、高校生でも読める内容になっています。子育てに対する一生懸命さが空回りして、マルトリートメントをしてしまう可能性は、どんな親にでもあります。ですから本書では、ひとりの母親として、読者と同じ目線に立って書いてくださるよう、著者にお願いしました」(担当編集者)
親子関係をテーマにした本の読者は通常女性が中心だそう。しかし本書は男性読者にもリーチしている。
「NHK出版新書のメインターゲットは40代から60代の男性です。『マルトリートメントで傷つく子どもをなくしたい』という著者のメッセージを、女性だけでなく男性にも届けるべく、あえて新書として刊行しました。親御さんだけでなく、児童福祉や医療に関係する職業の方からも予想以上の反響をいただいています」(担当編集者)
マルトリートメントは親だけの問題ではなく、広く社会で考えられるべき。そんな本書の視点が、多くの読者に響くのかもしれない。
評者:前田久
(週刊文春 2018年04月26日号掲載)脳が変形していく
『子どもの脳を傷つける親たち』を著した友田明美は、子どもの発達に関する臨床研究を30年近くつづけてきた小児精神科医。彼女によれば、日本語で「不適切な養育」と訳される「マルトリートメント」によって、子どもの脳が物理的に変形することが明らかになったらしい。添付された何枚もの脳の写真が、その悲惨な研究成果を証明している。
問題となるマルトリートメントには、暴力的な虐待だけでなく、無視、放置、言葉による脅し、威嚇、罵倒、そして子どもの前で行われる夫婦喧嘩も含まれると友田は指摘する。これらは子どもがいる家庭ならあってもおかしくないが、強度や頻度が増したとき、子どものこころは確実に傷つく。こころとは脳のことである。脳はマルトリートメントによるストレスを回避しようとし、その結果、変形していくのだ。
傷ついた脳はその後、学習意欲の低下や非行、うつや統合失調症などを引きおこす。大人ですら過度なストレスは脳に大きな影響を与えるのだから、発達過程(乳幼児期、思春期)でマルトリートメントに晒された脳がどうなるか、素人でも理解できる。
では、どう予防すればいいのか、傷ついた脳を回復させる方法はあるのか、脳が傷ついたまま親になっている場合はどう救うのか。友田は愛着形成の重要性を説きつつ、具体的な対策を紹介する。ケーススタディも豊富で、多くの人の参考になるだろう。
〈子どもに必要なのは、安心して成長できる場所です。それを与えることができるのは、われわれ大人だけです〉
この本を読んでいる間、私は何度も亡き両親に感謝した。
評者:長薗安浩
(週刊朝日 掲載)著者について
1987年、熊本大学医学部医学研究科修了。医学博士。
同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、 2011年6月より福井大学子どものこころの発達研究センター教授。 同大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長兼任。2009~2011年、および2017年4月より 日米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究 日本側代表者を務める。著書に『新版 いやされない傷─ 児童虐待と傷ついていく脳』など。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2017/8/8)
- 発売日 : 2017/8/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4140885238
- ISBN-13 : 978-4140885239
- 寸法 : 10.7 x 1.1 x 17.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 76,953位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
マルトリートメントで子どもの脳内で起こることが書かれている。
自分自身、反抗期に親とこじれたことが、トラウマになっていて。
一方で、生きにくさを感じていたため、生きにくさとトラウマを、関連付けて考えがちでした。
生きにくさの本質が何なのか、知りたい気持ちが、半世紀生きた時にも、心の隅にありました。
この本を手にする人の、一定数は、何等か問題を抱えている人だろうと思うのです。
そういう人が、この種類の本を手にする時、覚悟をしないと、また抜け出せない自省の泥沼にはまっていくと思います。
この本の内容自体は、興味深い部分があるのですが、それ以外のところを埋める、多くの事柄が必要な本だと思いました。
ただ、この本を読んで、強く印象に残ったのが、「復元力」「レジリエンス」という言葉でした。
不適切な養育を受けて育っても、社会的困難を抱えずに生きていける人がいる。
今までは、社会的困難を抱えてしまった人を対象に研究がおこなわれていて、社会的困難を抱えなかった「復元力」が高い人、「レジリエンス」が高い人についても、研究がなされるだろうと書かれていた。
そこが、一番、印象に残った。
そして、この本や、今の自分自身の状況から、自分自身の問題と、再び向かい始めたわけですが。
今度こそ、自分なりの答えに行きつけた気がしました。
その上でですが。
この本の著者に関しては、ちょっと思うところがありました。
まず、私よりも若い。
そして、私の目線からすると、比較的、現代っ子だと思った。
私や、私の母の世代の、田舎の暮らしは、間違っても知らないだろうなあと、思ってしまった。
しかも、全体的に、お行儀が良くて優等生。
一回だけ、ご自分のお子さんを置いて出かけられたことを、こんなにも反省されるのだから、恵まれた環境で育ち、ご自身も、申し分ない環境におられることは、想像がつく。
介護で、親と向き合いながらの時期だっただけに、余計に、そういうところが見えてしまった。
その私の親は、何度も、置いて出られたらしい。
怖いと思ったこともあったらしく。
近所のおばちゃんが、様子を見に来てくれたこともあったのだそうだ。
うちの親は、その反動でか、親や人の注目を浴びたいがために、ちょっとずるいところもあり、それでも、そこが見え見えなのが、うちの親で、子供時代は腹が立ったけれど、自分が良い年になってから見ると、その前向きさに、ちょっと笑えるようになった。
昔の農家は、そういうことは、普通だった。
それでも、育ってるんです。
今でいえば、不適切な養育。
それで育てなければ、貧しい時代に、人類は滅んでいると思う。
何なんだろうなあ、この、妙に引っかかる感じ。
そう思って、本を読んだ後にもずっと考えていました。
特に、このレビューで、不適切な養育を受けて育った自分と、温かい環境で育ったご主人を比べて、子供に良くない物しか伝えられないのではと、後ろ向きのレビューを書かれれている人を見て、どう考えたらいいのか、また、考え込んでしまいました。
考えるのが、癖な物で。
で、ようやく、結論に達しました。
全体的に、人生は、「間違えない」ように行くのが、本当は正しいんだというような、空気感を、感じてしまったのです。
著者を責めようとは思いませんが。
現代が、そもそも、そういう空気感が強い時代だと思います。
情報が出回っていて、それだけに、防げる間違いは防ぎたい。
正しいレールから外れることを、極端に恐れる。
私自身も、会社員時代に、そうでした。
レールから外れたら、もう元には戻れない。
実際そういう部分はありますが。
レールから外れたところには、また違った景色があって、それを目にしたら、人生が広がるかもしれない。
それもまた、本当だと思います。
人は間違いや失敗をする。
生まれ落ちた環境も、絶対に、恵まれてばかりはいない。
というか、どこにも何らかの偏りやズレは、あるもので。
恵まれていても、それが行き過ぎると、恵まれた場所以外には、適応できなくなる可能性もある。
困難な状況も、誰かの助けを借りないと、抜け出せない場合だってある。
先日読んでいた、ローマの格言にもありました。
「人生は人間に、大いなる苦労なしには、何も与えぬ」
というもので。
困難や苦労は、あるもので、それを日々乗り越えるのが、本来人間で。
一回、親に置いて出られたごときで、壊れ切ってしまうほど、人は弱くはないと思う。
それこそ、著者のお嬢さんにも、立派に「復元力」があり、泣いて絶望しても、お母さんに再び会えた感激は、きっと一入で、人生は信じるに足るものだと感じられたのではないでしょうか?
仮に、脳が壊れて変形させられたとしても、その脳で、生き抜いていけるのなら、強く生き抜こうとする気持こそが正しい。
昔のワイルドな環境下では、きっと、どんな人でも、必死で生き抜いていたのだろうと思う。
ただ、激しすぎる体験から、抜け出せないケースには、何等か助けが必要にはなる。
そんな仕組みがあっていいと思うし、そのための研究が進むのは素晴らしいと思う。
著者も、レジリエンスの高い人の持つ要因の一つに、背景にコミュニティが機能していることを挙げられていますが。
考え方や価値観が、偏ったりずれたりすることで、人が困難を抱えるのだとすると、より多くの価値観に触れることが、人を救うのじゃないかと思います。
コミュニティが機能していれば、小さいカプセル化された世界に取り残されることなく、外側とつながっていて、少しでも多くの価値観と触れる機会になり得る気がする。それが、不適切な養育による困難を和らげる機能を果たしていたのでは?と考えると、そんな気もしてくる。
コミュニティというのは、人とのつながりだから、関わるのにエネルギーがいるし、楽な物ではないと思う。
でも、恩恵もある。
それが機能しにくくなっているからこそ、不適切な養育に対して、何等かの仕組みが必要な気がする。
できることなら、ここのレビューで、後ろ向きのレビューを書かれたあの人も、恵まれなかったことを嘆くのではなくて、そこを乗り越えてきた経験を武器に、前向きになられると良いのに、と思います。
私自身は、親にパーフェクトを求めすぎていたことに、改めて気づきました。
親自体も、パーフェクトでない環境の中で、親なりの困難を抱えて生き抜き、その中で、それなりの考えのずれや偏りを、ごく普通に持っていた。
生き方も、決して器用ではなかった。
でも、別に、器用でパーフェクトでないと、誰の人生もダメダメな物なのかというと、そうでもないのだなあと思えた。
それは、介護経験や、「復元力の高い人」というワードをきっかけに、周囲を見渡してみて、以前から知っている人がそうだったことに改めて気づいた経験などが、気づかせたのだろうと思うのです。
復元力の高い人。
そう書くと、すごく新しい発見のようにも思えるのですが。
そういえば、昔から、苦労を乗り越えた人は大きいし、それは、そういうワードでなくても、皆知っていたなあと思いますが。
「レジリエンスの高い人」、「復元力が高い人」とは、どういう人なのか、平凡な人でも、どうすれば見習うことができるのか、研究が進めば、それも良いなあと思います。
今後の研究の成果に、ぜひ、期待したいと思います。
結果、本当に読んで良かったです。
子育てを今から始める人は是非読んでほしいです。
心は脳。
適切に育てられない子供は脳が変形する。
人間は脳で考えるんだし当たり前、とどこか簡単に考えていましたが、そんな簡単に流せる話ではありません。
親である自分の行動がどれほど純真無垢な子供たちに影響を与えるのか、改めて考えさせられました。と、同時に自分という人間を形成する過去の出来事にも目を向けることになりました。
完璧な子育てなんてないと思います。
けれども、この本は、与える愛情には絶大なエネルギーを持っていると、ある意味勇気づけてくれると思います。
日本では子供を持てば持つほど、独身である人より不幸だというリサーチ結果を耳にしました。
なんて不幸な国だろうと悲しくなりました。他の国のことは知りませんが、いろいろな要因が絡まって、子育てがしにくいと身を持って感じています。男の子は家のこと何もしなくていいよと教える昔の親に育てられたお父さんや、そう言わないといけなかった親たち、現代、働くお母さんは家事も仕事もしなくてはいけなかったりする実情。健康を損ねることにも繋がりかねません。おっと愚痴になりそうです。
傷ついた子供は将来傷ついた親になります。
どうか、子育てを幸せだと思える国になりますよう。
そんなふうにも強く思わされた本でもありました。
そういう意味では子育てをする人だけではなく万人におすすめしたい本です。
余談ですが昔某ヨットスクールの体罰が世間を騒がせましたが、その校長先生は、体罰否定派の人との対談では、いつもそういう体罰以外の方法で矯正できるのなら良いが、それができない子達がうちのスクールに来る、と話していました。
それが、後年、最近の子の中には芯のない子がいて、そういう子には体罰でも効果がない、と話していたのが印象的でした。
なお、個人的には体罰には反対ですが、医者の薬物投与による治療にも否定的な感情が湧きます。
逆にピンと来るのは本書には書かれていませんが、学校の給食を変えることにより校内の非行が大きく抑制された話であったり、また正しい先祖供養をすることにより家系の霊線の乱れを直すということであったり、疳の虫を手先から追い出す話だったりします。
あと最後、炎上しそうなことも書くと、本書では子供にワクチンをうたないことはネグレクトに当たると書かれていますが、副反応のリスクがある中、ワクチンを強制することもまた虐待に当たらないのだろうか、と個人的には思います。
話が少しそれましたが、子供には結局、愛情の目で気長に見守りながら、感情に任せて怒るのではなく、なぜダメなのかを分かりやすい説明する、というのが良いのではないかと思います。
ただ、度を越した多動性障害、他害のある発達障害の場合、そうしているうちに周りの子に被害が及びますので、その場合は医療機関のお世話になるしかないのかなぁ、とも思います。
この子育てとしつけというのは本当に難しいテーマだと思います。
余談ですが昔某ヨットスクールの体罰が世間を騒がせましたが、その校長先生は、体罰否定派の人との対談では、いつもそういう体罰以外の方法で矯正できるのなら良いが、それができない子達がうちのスクールに来る、と話していました。
それが、後年、最近の子の中には芯のない子がいて、そういう子には体罰でも効果がない、と話していたのが印象的でした。
なお、個人的には体罰には反対ですが、医者の薬物投与による治療にも否定的な感情が湧きます。
逆にピンと来るのは本書には書かれていませんが、学校の給食を変えることにより校内の非行が大きく抑制された話であったり、また正しい先祖供養をすることにより家系の霊線の乱れを直すということであったり、疳の虫を手先から追い出す話だったりします。
あと最後、炎上しそうなことも書くと、本書では子供にワクチンをうたないことはネグレクトに当たると書かれていますが、副反応のリスクがある中、ワクチンを強制することもまた虐待に当たらないのだろうか、と個人的には思います。
話が少しそれましたが、子供には結局、愛情の目で気長に見守りながら、感情に任せて怒るのではなく、なぜダメなのかを分かりやすい説明する、というのが良いのではないかと思います。
ただ、度を越した多動性障害、他害のある発達障害の場合、そうしているうちに周りの子に被害が及びますので、その場合は医療機関のお世話になるしかないのかなぁ、とも思います。
この子育てとしつけというのは本当に難しいテーマだと思います。