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入門 犯罪心理学 (ちくま新書) Kindle版

4.2 5つ星のうち4.2 402個の評価

近年、犯罪心理学は目覚ましい発展を遂げた。無批判に信奉されてきた精神分析的をはじめ実証性を欠いた方法が淘汰され、過去の犯罪心理学と訣別した。科学的な方法論を適用し、ビッグデータにもとづくメタ分析を行い、認知行動療法等の知見を援用することによって、犯罪の防止や抑制に大きな効果を発揮する。本書は、これまで日本にはほとんど紹介されてこなかった「新しい犯罪心理学」の到達点を総覧する。東京拘置所や国連薬物犯罪事務所などで様々な犯罪者と濃密に関わった経験ももつ著者が、殺人、窃盗、薬物犯罪、性犯罪などが生じるメカニズムを解説し、犯罪者のこころの深奥にせまる。
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B00VQ05PFS
  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2015/3/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/3/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 6547 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 228ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 402個の評価

著者について

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原田 隆之
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カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
402グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良かった。
本書の最後にまとめて書いてあるが、報道などで示される一面の事実をもって、その犯罪が行われたと説明しきれていないことがよく分かる。
誰もが生きている限り犯罪と無縁であるとは言えないため、その犯罪を予防することに興味があり、どうすれば予防を実現できるかと思っていたが、本書はその解答への道しるべの一端を示してくれた。
特に、薬物犯罪者の再犯率が高い理由や、その有効な治療法(おそらく心理学的なアプローチも含まれていると思う)が示されていて、良い気づきになった。

様々な(特に8つの)人の内部的・外部的要素が犯罪に結びつくと示されているが、個別具体的な人が犯罪に及ぶのを思いとどまらせるためには、マクロのアプローチだけでなく、ミクロのアプローチも必要になるだろうと思った。
入門としても読み応えがあり良い本だった。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犯罪を減らすためには「エビデンスに基づく犯罪対策」が不可欠であること,
そのためには科学的・実証的な犯罪心理学(「新しい犯罪心理学」)が重要であることを前半で述べた上で,
後半では犯罪心理学の入門的な内容や犯罪者治療に適用した際の効果等を述べている.

異常な犯罪事例を取り立てて読者の関心を引くような浅薄なことなしに,
淡々とした筆致で議論が進む.
(日本の犯罪心理学の現状や犯罪者治療制度の遅れについては辛辣に批判しているが)
淡々とした文章なのに,飽きることなく読み進めてしまうのは,
非常にわかりやすく誠実に書かれているためだろう.

厳罰化には犯罪抑制の効果がないこと,犯罪者への治療・カウンセリングや福祉対策が
再犯防止に有効であることが,繰り返し強調されている.
刑罰という社会の根本的な制度について,重要な知見を発信してくれている素晴らしい本.

★を1つ引いたのは,エビデンスの重要性を主張しながら,参考文献の引用が貧弱過ぎるため.
これは著者でなく出版社の問題かもしれない.
参考文献自体はある程度(おそらく選りすぐって)掲載されているものの,
文中での引用がないため,個々の主張を裏付けるデータがどの文献に記載されているのがわからない.
実際にその文献を取り寄せたりはしなくとも,どういう学術誌のどういうタイトルの論文なのかくらいは
確認したい箇所もあるのに.

なお,他のレビューで,
「こんなに育ちのいい人が犯罪心理学をやると現実と乖離する」といった,
私には理解しがたいレビューがあったのでコメント.
「そもそも無関係な他人にいきなり「バカじゃないの」などと言うものはいない」
のくだりは,どちらかというと枝葉的な部分の記述なので,
とりあえず簡単のために言い切っただけと思われ,
著者が特段ひとりよがりで断定的な方という印象は受けません.
著者は実際の拘置所等で多数の犯罪者と向き合ってきた研究者であり,
むしろ現場経験は非常に豊富との印象を受けます.

また,「犯罪要因を遺伝と発達環境に帰しており,発生状況に目を向けていない」
とのレビューもあるが,これは本書が「犯罪心理学」なのだから当然ではないか.
発生状況(いわゆる割れ窓理論とか)も含めるならより広い「犯罪学」の教科書であるべきかと.
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年11月15日に日本でレビュー済み
最新の犯罪心理学を紹介。マスメディアなどで語られる紋切り型の事件解説、解釈がいかに非科学的なものか、ではどういうものが現在主流で受け入れられているのかを解説。
自身の体験なども織り交ぜ、判りやすい構成、文章で非常に読みやすい。
興味のある方にご一読をお薦めします。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想定される読者
心理学を専門的に学んだことがない人
犯罪心理学について軽く学びたい人

良い点
犯罪心理学が何を調べているか、どのような役割を果たすのかの概略が分かった。
・犯罪という行動の一種の背景は何か?
社会的な要因だけでなく、生物や心理的な要因が相互に絡み合っている。
・犯罪者に対してどう対応しうるか。
治療という選択肢

悪い点
筆者の価値判断が記述に含まれることがある。
心理学を論拠に、規範(「べき論」)を主張するのは難しいと思われる。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かつて福島章氏の『犯罪心理学入門』(ほかに『非行心理学入門』あり)を読んで以来、
この分野の著作は割といろいろと読んできた経緯がありますが、
今般本書は、久々に犯罪事件と因果連関の重要な相関性について、改めて考えさせられました。
その意味で本書は、近年の科学的捜査の傾向と事件そのものの質的推移を受けてか、
犯罪心理学という学問的スタンスの維持というか即応的変化が示されていて興味深いです。

本書ではつまり、事柄Aと事柄Bの因果的牽連性を云々する場合、
例えば「飲酒運転が減っている」のは、一般的な取締の強化のみならず、
「酒類そのものの売上が減っている」とか、「若者の運転免許取得件数ならびにインセンティブが減っている」、
ひいては飲酒文化じたいの変兆といった諸データを棄却しえない点にあり、
いわば「あれなくばこれなし」の摂理を補う考え方であろうかと思います。
一般に犯罪事件はその極例が過剰に報道され、やがて忘れ去られるか、あるいは端から無視されるかでしょうが、
一方で犯罪心理学としては、そうした忘却曲線に抗うかのごとく、事柄間の因果連関を丹念に繋ぎながら、
事件像や犯人像を再構成して再発防止に努めつつ、矯正教育といったことも念頭に、
予備や準備などの包括的措置にも対応してゆく必要があるのでは、と考えさせられるしだいです。

国家作用というものがありますが、それは図らずも那(くに)がパターナリスティックな観点から仲介し、
犯罪件数を減少させる方向に作用することでしょうし、本書の立場を敷衍してゆくと、
結局、犯罪事実を踏まえてその背景を科学的に立証し、犯罪政策学的に結果に還元してゆく過程かと捉えられ、
いわば総合政策の意味を担っていると思います。
不足や欠乏を有為に補填し、本来の自然的性質に操作を加味し、作り上げてゆく過程をうまく制御しきれば、
それは自己効力感(セルフエフィカシー)の向上につながり、犯罪予防にも幾分貢献するのでは、とも考えられ、
関係諸機関の側でそうした連携路線が今後模索されてゆくことを期待しつつ、
本書を関心方におすすめとしておきたく思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「膨大なデータの蓄積を元にしながら、そこから仮説を導き、新たな方法やアプローチを駆使し、その上で新たな理論を打ち立てたり、過去の誤った知識を修正する(p.104)」新しい犯罪心理学の入門書。著者は「その知見をわが国の犯罪対策にも取り入れて、犯罪の理解と防止のために少しでも資することができれば(p.19)」と記す。導入で紹介される「犯罪心理学における神話」と「事実」(pp.13-14)を読むだけでも目から鱗が落ち、関心がそそられる。
 「新しい犯罪心理学」の内容としては、「アンドリュースとボンタ……によって見出された犯罪に大きな関連のある八つの危険因子(p.120)」(通称セントラルエイト、「犯罪歴」「反社会的交友関係」「反社会的認知」「反社会的パーソナリティ」「家庭内の問題」「教育・職業上の問題」「物質使用」「余暇活用」の8因子)の紹介に多くのページが割かれている。
 「新しい心理学」を伝えようとする著者は、古い犯罪心理学やその背景となる心理学説、その技法にかなり厳しい。曰く「フロイト理論は……過去の遺物となりつつある(p.87)」、(バウムテストやロールシャッハテストのような)「投影法は、妥当性も信頼性もきわめて低い(p.165)」、(来談者中心療法など)「人間学的心理療法にもエビデンスがない(p.185)」等々。
 最近起きた川崎殺傷事件や元農水省次官による息子殺害事件の報道をみていても、「われわれが犯罪だと思っているものは、実はニュース用に作られた『ストーリー』(pp.11-12)」、(犯罪など)「人間の行動には、様々な原因が複雑にからみ合って作用しているのであって、それを目立った少数の原因のせいにして単純化すると、往々にして間違った理解となる(p.34)」という著者の指摘は大事だとつくづく思う。
 渇望をコントロールするための「渇望サーフィン(p.206)」は、依存症でない人間でも役に立ちそうだ。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
従来の犯罪心理学への反省や批判的な態度が述べられており、きわめて先進的であると感じました。今までの犯罪心理学が依拠する立場は古かったり、思弁的なものが多かったことに危機感を抱いているということがよく伝わってきます。この辺りは著者の東京拘置所で実際に勤務された経験からくるリアリティと相まって、非常に説得力のあるものとなっています。

犯罪と言っても幅広く、その辺を数字で概観できる章もあるのでよかったです。このような本を読まないかぎりはメディアを通してしか事件を知ることは普通はないので。このような一般人への情報提供のされ方も、証拠のない、ワイドショーで語られるエセ犯罪心理学が蔓延ってしまう下地になっているのでしょう。

特に、「犯罪者を治療対象として扱う」という視点は、当事者のみならず社会全体を考える上で重要だと思いました。しかし、犯罪が起こったからにはそこに加害者と被害者の方が現実に存在することも事実であり、被害者感情への配慮も必要になってきます。その辺りのバランスは永遠の課題ではあるかと思います。ただ、いわゆるサイコパスの特性(良心、共感性の欠如)を持つ犯罪者に対しては罰が意味をなさない、という事実は共有すべき重大事項のように思います。この点もエビデンスとして示されているので多くの方に読んでいただきたいです。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
犯罪心理学とは,何を目指した学問か,明確に立場を鮮明に示されています非常に役に立った本です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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