ベアボーンズリビングのLEDランタンです。用途としてはキャンプでの雰囲気づくり用としての購入です。色々と手違いで色は新色のオリーブドラブになっています。デザインは好みの問題ですが個人的には雰囲気作りには文句なしのデザインですが、実用性はやはり犠牲になっていると感じました。良い点は皆さん書かれているので、ここでは他であまり書かれていない残念な点も意識して書きたいと思います。※製品に不満なのではありません。非常に満足しておりますが残念な点もお伝えした方が良いと思いまして。造りは非常にシッカリしており、ベンチレーター？やグローブガードは金属で作られており、グローブはガラス製であえて気泡を入れています。この気泡は個体差があり私の購入した物は気泡が少なく個人的好みの問題ですが良かったです。他の方の写真ではかなり気泡が多かったり曇ってる様に見える写真もあります。私のはかなりクリアで気泡が少ないです。ベアボーンズリビングさんは同じ製品でも製造時期で微妙に仕様を変える事があるらしいのでその影響の可能性もあります。因みにこのガラスのグローブ。以前は割れても交換不可だった様ですが、オリーブドラブは交換が出来る様に仕様が変更されているとの事。ブロンズでも最近のロットで下部のバッテリーカバーに星マークがある製品はガラスのグローブが交換可能とか。造りは高級感とまでは行かずとも安っぽくは無いです、あえて書くと電源のつまみがカタカタと緩い感じです。あと足の長さが微妙に違い、しっかり接地しません。チョット揺れます。全体でみると非常にクオリティが高く定価なら非常にコスパは良いと思います。ただし、その重厚な造りのおかげで充電式では重めのランタンとなります。単一を3本使用するGENTOS EX-400F（電池込み）よりも重いのです。テーブルに取り付けるタイプの細いアルミ支柱のランタンハンガーでは怖いです。ハンガーに提げる場合はしっかりしたハンガーが必須です。グローブはガラスなので落としたら割れる可能性が。。。大きさは雰囲気重視の製品なので、それなりの存在感は必要なので良いとして、ベイル（持ち手）を降した状態で結構横にベイルがはみ出します。パッキングや車への積載を考えると正直な所残念です。収納もソフトケースだと車の荷室等で横からある程度力が掛かればテコの原理でベイルが曲がる可能性が大です。またベイルがベンチレーターに当たる事による傷も心配です。ガソリンランタンの様にベイルの幅を広げるだけでこの事象は防げると思うので。。。LEDはフィラメントタイプの素子が4つ実装されており、それぞれの素子が離れて外側に実装されているので光を拡散させる効率は高いです。このランタンが明るいと言われるのはこのLED素子の実装位置とクリアなグローブが要因と思います。効率の良さは後程の比較で記載します。フィラメント素子は見たところGENTOS EX-400Fと同じ物と想像します。素子の中に細かいLEDが並んでいます。他のレビューで出力を絞るとモスキート音が出ると書かれてますが私の「オリーブドラブ」ではモスキート音は無く、本当に微かに「ジー」という音があります。改良されてるのでしょうか？不明ですが。因みにフィラメント素子のEX-400Fは出力を絞ると「キー」というモスキート音が出ます。もう一点他のレビューで「チラつき」があるとのレビューがありましたが、私のでは発生しませんでした。が、使っていてACアダプタで充電中に点灯した際にある特定の光量になると強いチラつきがでました。因みにAnkerのACアダプタではチラつきが出ましたが、同じ電源タップを使用したPHILIPSのアダプタではチラつきは発生しませんでした。なのでACアダプタとの相性やノイズがあるのではと感じました。防水についてはスペックにも記載が無いので残念ながら非防水です。私はキャンプでの突然の雨は今まで何回も経験してるので防滴レベルでも欲しいです。実際にキャンプを意識した他社のランタンは殆どの製品で防滴レベルでも装備されています。非防水はデメリットで他の方が触れるのも少ない様ですが、ランタイムとベイルと並ぶ大きなデメリットだと考えます。この時点で基本的にはキャンプではタープ下やテント内での使用が基本となってしまいます。大切にしたい製品だけに突然の雨で壊れるのは耐えがたいです。ランタイムについては正直、他社の充電式ランタンと比べても少ない3.5時間。冬など気温が低い時はリチウムイオンバッテリの特性上、更に短いと思います。1000ルーメンで3時間等の製品なら明るいので絞ればまだランタイムは伸びますが本製品は200ルーメンで3.5時間なので。。。明らかなデメリットだと思いますが、充電しながら点灯可能なので外部バッテリーでカバーするしかないかと考えます。追記：しばらく使用して思ったのがガラスのホヤの内側が汚れやすいです。ベアボーンズのケースに入れていてもです。。。防塵性が弱いのだと思うのですが曇って透明度が落ちていきます。拭こうと思いホヤを外そうとしたのですがネジ部にマーキングしてあるので外してしまうと保証対象外になりそうな気がします。他社ランタンと大きさ比較の為に並べた写真をアップします。ランタンとしてはGENTOS SOL-036C以外は大きめのランタンと比較しています。なので写真を見て「それほど大きくないじゃん」と思わないでください(笑)個人的にはデザイン重視なので大きいのは仕方ないと思っております。幅は燃焼系である大型ランタンのColeman 639Cケロシンランタンに迫ります。しかも先にも書いたのベイル問題で収納や持ち運びには苦労しそうです。ベイルを入れたら幅は639Cを超えます。この先は照明としての能力について他社のランタンと比較します。比較写真は絞りとシャッタースピードは固定。まずはテーブルの上での比較の写真ですが、本製品は左上です。正直な所、200ルーメンの光源としてはかなり効率よく照らせていると思います。想像以上でした。右上はGENTOS EX-136Sです。最大照度は370ルーメンですが本製品に近いミドルモードの160ルーメンでの写真です。EX-136Sはかなり効率よく照らせる機種ですが、比べると本製品が結構明るく照らせているのがわかると思います。左下がクラスが上で同じフィラメントタイプのLEDを使用するGENTOS EX-400Fです。最大400ルーメンの機種です。出力が違うので当たり前ですが、さすがに違いは出ます。EX-400Fは後ろの鉢植えや手前の鉢木まで照らしています。右下はGENTOS EX-1300Dで最大1300ルーメンの機種です。メインランタンとして使われる様な機種ですので違いは出て当然ですが参考まで。メインランタンらしく上から下、離れた物まで照らせています。次は吊るした状態での比較です。左上が本製品です。やはり200ルーメンとしては良く照らせていると改めて思います。右上がGENTOS EX-400Fです。EX-400Fと比べると本製品が半分の出力でかなり頑張っていると思います。手前の鉢木はさすがにEX-400Fの方が明るいですが十分だと思います。下の方はむしろ本製品の方が良く照らせています。ただし、EX-400Fはトップカバーを外し逆さ吊りする事が可能で、その際はさすがにEX-400Fの方が明るいです。左下はEX-1300Dです。全体を照らしてます。これはやはりクラスが違いすぎるので参考で。更に、効率だけを追求したルーメナー等と同じ平面型のランタンSuperway LEDランタンを右下に。最大1200ルーメンです。光の全てを下方向に向けるランタンですので流石に地面は明るいです。このクラスになると地面はガソリンランタンより遥かに明るく照らせます。上記の通り本製品はデメリットとして「暗い」と言われますが絶対光量では確かに明るくはないですが200ルーメンとしてはかなり効率よく周りを照らせています。正直、想定外に効率よく照らせるのでビックリしています。逆にメリットだと思います。これはクリアなグローブと各フィラメント同士が離れて外側に設置されている設計からと考えます。最後に色味の比較写真です。ここでは写真でわかり易くする為、なるべく出力を絞って撮影しています。色モードが変えられるEX-1300Dは暖色モードにしております。本製品はGENTOSの暖色と近い色合いです。炎であるマイナーズランプが圧倒的にオレンジに近く温かみがあり次にQUICKCAMPのメノーラが濃い色になります。比べてみると個人的な感想ですが雰囲気重視の本製品ですが、さすがにランプであるマイナーズランプの雰囲気にはもう少しかなと。でも本製品もお手軽なLEDでここまで雰囲気が出せるのは凄いと思います。本製品は雰囲気に振っている為、実用性は防水やランタイムなど犠牲になっていますが照射効率もよく全体的に良く出来ていると思います。メインとしては絶対光量が不足しているので役不足ですがテーブルランタンとしては秀逸だと思います。使い方としては防水もないですし眺めていたいデザインなのでタープ下のテーブルに置くのがベストかなと。非常用としては実用性が重視されるので本製品は不向きです。