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22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) 新書 – 2022/7/6
成田悠輔
(著)
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購入オプションとあわせ買い
断言する。若者が選挙に行って「政治参加」したくらいでは日本は何も変わらない。
これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命であるーー。
22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。
これは冷笑ではない。もっと大事なことに目を向けようという呼びかけだ。何がもっと大事なのか? 選挙や政治、そして民主主義というゲームのルール自体をどう作り変えるか考えることだ。ゲームのルールを変えること、つまり革命であるーー。
22世紀に向けて、読むと社会の見え方が変わる唯一無二の一冊。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2022/7/6
- 寸法11.4 x 1.4 x 17.3 cm
- ISBN-104815615608
- ISBN-13978-4815615604
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出版社より
『22世紀の民主主義』章構成
第1章︓故障
「民主主義は最悪の政治形態である。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば」
今、民主国家はどんな持病を抱えているだろう か︖
第2章︓闘争
選挙やその周辺の仕組みをどう改造すればいいだろうか︖
一人一票で本当にいいんだろうか︖
選挙区は地域で決めていていいんだろうか︖
第3章︓逃走
逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。だが、逃げたくなるのが人情だ。
民主主義から逃げ出してしまう方法はないだろうか︖
第4章︓構想
問題から目を逸らして逃走するのではなく、民主主義の理念をより純 粋に体現する仕組みを作れ ないだろうか︖ 選挙も政治家もない民主主義は ありえないだろうか︖
商品の説明
著者について
夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、企業や自治体と共同研究・事業を行う。混沌とした表現スタイルを求めて、報道・討論・バラエティ・お笑いなど多様なテレビ・YouTube番組の企画や出演にも関わる。東京大学卒業(最優等卒業論文に与えられる大内兵衛賞受賞)、マサチューセッツ工科大学(MIT)にてPh.D.取得。一橋大学客員准教授、スタンフォード大学客員助教授、東京大学招聘研究員、独立行政法人経済産業研究所客員研究員 などを兼歴任。内閣総理大臣賞・オープンイノベーション大賞・MITテクノロジーレビューInnovators under 35 Japan・KDDI Foundation Award貢献賞など受賞。
登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2022/7/6)
- 発売日 : 2022/7/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4815615608
- ISBN-13 : 978-4815615604
- 寸法 : 11.4 x 1.4 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 5,513位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26位SB新書
- - 43位国際政治情勢
- - 702位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年5月2日に日本でレビュー済み
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今民主主義が危ない。絶対主義との新たな闘いが起きています。経済活動によりあまりにも貧富の差が大きくなって来ています。確実な答えはないと思いますが、それぞれが自分の意見を持つべきです。読まないより読むことを勧めます。
2024年3月14日に日本でレビュー済み
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学びが多い本
2024年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代の「民主主義」という仕掛け自体が劣化して破綻している何とかしなくては、という提言の本。
半年以上手元で積読になってたのをようやく読了。
自分の理解が足らないのかもしれないが、本書の主張はざっくり言って、人間が恣意的にやっている政治的判断というものを行う仕掛けを、民衆のビッグデータをもとに最適解を数学的に求めるようにしてしまえ、だという理解をした。
うーんそうですねえ、確かに手段としてわからんでもない。現状の仕掛けが破綻しつつあるっていうのはかなり同意なんで、いわんとしていることはまあ分かる。
ただ、この主張の仕掛けを導入するとなると、「衆愚政治」だとか、果ては「火の鳥 未来編」なんて単語が脳裏をよぎる。内政だけじゃなくて外交にもこれを使うんですよね。ハレルヤ vs ダニューバーみたいな未来は困るよね。
じゃあどうしろって?お前に対案はあるのかって?う~ん…困った。
半年以上手元で積読になってたのをようやく読了。
自分の理解が足らないのかもしれないが、本書の主張はざっくり言って、人間が恣意的にやっている政治的判断というものを行う仕掛けを、民衆のビッグデータをもとに最適解を数学的に求めるようにしてしまえ、だという理解をした。
うーんそうですねえ、確かに手段としてわからんでもない。現状の仕掛けが破綻しつつあるっていうのはかなり同意なんで、いわんとしていることはまあ分かる。
ただ、この主張の仕掛けを導入するとなると、「衆愚政治」だとか、果ては「火の鳥 未来編」なんて単語が脳裏をよぎる。内政だけじゃなくて外交にもこれを使うんですよね。ハレルヤ vs ダニューバーみたいな未来は困るよね。
じゃあどうしろって?お前に対案はあるのかって?う~ん…困った。
2024年2月21日に日本でレビュー済み
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今の民主主義はかなり良くない状態で、それを打破するには無意識データ民主主義のような民主主義の再発明が必要とのこと。自分にできるのはそういった浮世離れした民主主義を受け入れる心の準備をしておくことなのかな。ただ、筆者が諦めている現在の民主主義との闘争も自分は諦めたくない。というか、それくらいしかできることがないように思う。
2024年3月28日に日本でレビュー済み
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日本の政治がリーダーシップを発揮できなくなって久しい。いまだに派閥というカビの生えた政治力学で物事が決まっていく。本書はそんな日本政治へのアンチテーゼであり、ブラックユーモアだ。派閥のボスや首相経験者よりもネコのほうがまし。いや、くじ引きでいい。裏金事件の幕引きを見ると、この国に未来はないと思う。
2024年1月10日に日本でレビュー済み
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提言の内容の面白さもさることながら、成田節炸裂の文体が天晴れ。
皮肉や自虐の中をのらりくらりと酔拳のように繰り出しながらも、なるほどなと思わずにはいられない的確な問題提起。読んでいて「こりゃ面白いわ」とぼやかずにはいられなかった。
並の小説家が廃業しかねない文才を持つ稀有な天才マルチプレイヤーがこの世に生存し、同時代に生きていることを心から感謝します。
皮肉や自虐の中をのらりくらりと酔拳のように繰り出しながらも、なるほどなと思わずにはいられない的確な問題提起。読んでいて「こりゃ面白いわ」とぼやかずにはいられなかった。
並の小説家が廃業しかねない文才を持つ稀有な天才マルチプレイヤーがこの世に生存し、同時代に生きていることを心から感謝します。
2023年11月17日に日本でレビュー済み
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人々のニーズ(民意)が多様化する一方で、それこそ行く末が危ぶまれるような課題が山積、解決が求められている今の世の中、政治は一体何をしてくれるのか?
全ての政策に利権が絡み、せいぜいのところ既得権益を手放しても、新たな利権を獲得しようと画策しているようにしか見えない政治家ばかりが目に付く現状に「一体どの政党が自分の意を汲んで活動し、期待している社会を実現するよう働いてくれるのだろう?」とか「選挙を通じて今の政治に影響力を与える(良い方向に持って行く)のは本当に可能か?」とか「民主主義って選挙を通してしか実現できないの?」などと悶々とする今日この頃…。
そんな疑問に応えてくれ、しかもその方法論(政治に代替しうる民主主義構築の仕方)について専門分野の知見を活用して提示してくれており、とても参考になりました。
あとは、実際に誰が、どうやってその道筋をたて実行してくれるか?
そう、そういう民衆を導くリーダー(たち)の出現です!!
『おわりに』で言及しているカール・マルクスの言葉「革命が起きるのは、どんな後戻りもできない状況になったときだ」が象徴的ですが、今はもうそんな「後戻りできない状況」だと感じている人は決して少なくないはずで、何かきっかけになるような行動が出てくれば、大きなうねりになるような気がしています。
提言されている無意識民主主義の圧倒的利点は、
国民全員の意向が平等に反映されること、
その民意に基づく社会の方向付けをエビデンスを持って明確に打ち出すことができること、
そして、その辿り着くべきゴールをを目指す政策を打ち出す意思決定に自分が直接関与していること、
で、誰にも文句が言えなくなる、すなわち、自らが結果責任者になること。
イデオロギーが世の中を動かすのではなく、民意が世の中を動かすのですよ!!
全ての政策に利権が絡み、せいぜいのところ既得権益を手放しても、新たな利権を獲得しようと画策しているようにしか見えない政治家ばかりが目に付く現状に「一体どの政党が自分の意を汲んで活動し、期待している社会を実現するよう働いてくれるのだろう?」とか「選挙を通じて今の政治に影響力を与える(良い方向に持って行く)のは本当に可能か?」とか「民主主義って選挙を通してしか実現できないの?」などと悶々とする今日この頃…。
そんな疑問に応えてくれ、しかもその方法論(政治に代替しうる民主主義構築の仕方)について専門分野の知見を活用して提示してくれており、とても参考になりました。
あとは、実際に誰が、どうやってその道筋をたて実行してくれるか?
そう、そういう民衆を導くリーダー(たち)の出現です!!
『おわりに』で言及しているカール・マルクスの言葉「革命が起きるのは、どんな後戻りもできない状況になったときだ」が象徴的ですが、今はもうそんな「後戻りできない状況」だと感じている人は決して少なくないはずで、何かきっかけになるような行動が出てくれば、大きなうねりになるような気がしています。
提言されている無意識民主主義の圧倒的利点は、
国民全員の意向が平等に反映されること、
その民意に基づく社会の方向付けをエビデンスを持って明確に打ち出すことができること、
そして、その辿り着くべきゴールをを目指す政策を打ち出す意思決定に自分が直接関与していること、
で、誰にも文句が言えなくなる、すなわち、自らが結果責任者になること。
イデオロギーが世の中を動かすのではなく、民意が世の中を動かすのですよ!!