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鳩の撃退法 (下) (小学館文庫 さ 4-12) 文庫 – 2018/1/4

3.7 5つ星のうち3.7 316個の評価
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多くの作家をも魅了した著者の最高到達点!

直木賞受賞後の会見で、著者は「勝手な想像ですが」と前置きした上で、
「『鳩の撃退法』の存在がなければ、今回の直木賞受賞は考えられない。あれで機運が熟したのではないか」
と語った。
事実、本作は、山田風太郎賞選考委員はもちろんのこと、推薦文や書評、口コミやSNS等を通じて、驚くほど多くの作家たちから激賞された。

下巻は、「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰・糸井重里さんの解説を収録。

【ストーリー】
「このままじゃおれたちはやばい、ラストに相当やばい場面が待っているかもしれない。だけど厳密にやばいのはあんただよ。わからないか。夜汽車に乗って旅立つ時だよ」
身を潜めてせっせと小説の下書きをつづけていた津田伸一は、社長からいきなり退職金を手渡され、いよいよ決断を迫られる。
ついに“あのひと”が現れたのか?
鞄の大金は裏社会から流れてきたものなのか?
忽然と姿を消した家族、郵便局員の失踪、疑惑つきの大金、そして鳩の行方‥‥。多くのひとの運命を狂わせたあの日の邂逅が、たった一日の物語となって雪の夜に浮かびあがる。

読み進めると、謎が深まる。読み返せば、伏線がわかってくる。
上巻だけでは、この小説のおもしろさは半分も伝わりません。
急展開も待ち受ける下巻の最後の1行まで、ぜひ「鳩」の行方を見届けてください。読み返すほど、おもしろいはずです。
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  1. 本の長さ
    560ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    小学館
  4. 発売日
    2018/1/4
  5. 寸法
    10.5 x 1.9 x 15 cm
  6. ISBN-10
    4094064877
  7. ISBN-13
    978-4094064872
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2018/1/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/1/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 560ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4094064877
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4094064872
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 1.9 x 15 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 316個の評価

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  1. 佐藤 正午

    佐藤 正午

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上位レビュー、対象国： 日本

１０３１
5つ星のうち5.0 予想外に、、
2019年8月1日に日本でレビュー済み
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久しぶりに読んだ名作。頭から一気に読めた。
伏線の回収が済んでるのかどうかは再読で確認。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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山田(35)
5つ星のうち4.0 解説は映画で。
2022年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
登場人物が多い。タイムリープ?時系列が前後する。小説の中に小説が出てくるので複雑。そして長編なので、数ある伏線を覚えていられない!倉田は、自分の奥さんじゃないのに、なんでそんなに怒る?親友の奥さんだとしても、空想が混じってるとしても、怒り過ぎで説明つかず。倉田とナナミは一度は寝ているとしか思えないが、その描写なし。チキチキのみなみさんなんて覚えていられないｗ本屋の主人が津田にお金遺すのも良くわからなかった。の、割には不倫の描写が長すぎるｗ(これは小説の中の編集者も言及している)映画を堪能するための、小説です。頭が良くて時間のある方に最適!
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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mother-river
5つ星のうち3.0 冗長だった
2023年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
回りくどいとか冗長というレビューが目立ちますが私も同感でした。「身の上話」と「Y」がすごく面白かったので今回の作品も手に取りましたが、読了するのに疲れました。作家の主人公とご自身を重ねて、面白がっておふざけしているんだろうなと思われる箇所がいくつもあって、ちょっとなら面白いけど、しつこすぎて疲れました。男子が悪ふざけして盛り上がりすぎて、女子が呆れている学生の時のあの感じに似ています。作家あるあるみたいな感じなのか、作家から絶賛されているのは納得できます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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馬場　博
5つ星のうち5.0 またまたやられました。
2018年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
う～ん、また正午さんにやられました。登場人物が読者の思いを読み込んで
語りかける。再読必至ですね。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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constrictor
5つ星のうち2.0 面白かったようにも思うんだけど。。
2018年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作者の小説は初めてです。で、今作は好きになれませんでした。女優倶楽部の女優さんたちとの会話とか、ところどころ抱腹絶倒なところもあるし、会話もうまいと思うんですが、とにかく饒舌で長すぎる。。最後まで読ませはするんだけど、こんなに引っ張って最後はこれ？って。。読み終えた感想は、多大なる時間を無駄にしてしまった、、というものでした。。うーん。。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Amazon カスタマー
5つ星のうち4.0 面白い！
2018年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
描写が細かすぎて退屈した部分も結構ありましたが、最後まで複雑に絡む謎解きを考えながら読み進められて、面白かったです。裏社会のことを知らない人にも興味深いと思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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amazon利用者
5つ星のうち1.0 状態が悪い
2022年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裏表紙から100ページ分が半部のところでしっかりと真ん中で折れていた
本としての価値がない
悲しい
役に立った
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ハッピー
5つ星のうち3.0 Kindle版では解説無し
2018年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版の「商品の説明」欄に「この作品は過去に単行本版として配信されていた『鳩の撃退法』 の文庫版となります」とあります。これは、文庫の紙媒体で収録されている糸井重里さんの解説は付いてませんからね、という但し書きなので、購入の際は注意しましょう。文庫の紙媒体とKindle版とで内容（解説の有無）は異なるという点が上記の一文からは理解しづらいと思います。

本書の時間が行ったり来たりしてときにメタフィクショナルな構成はとてもおもしろいのですが、不必要と感じてしまう展開や会話などが多く含まれ、上下巻1000ページ超の規模は冗長な印象を受けました。雑誌の連載からまとめる際に、もう少しコンパクトに改変できなかったのでしょうか。もちろん不必要と感じたのは私の主観であって、それらを抜きにしては本書の魅力が半減してしまうという主観のほうが多数派なのかもしれません。私が著者の世代とは大きく離れているせいで作中に登場するさまざまな固有名詞（とくに往年の俳優名）に反応できず、私が芸能に疎いせいで頻出するアルファベット3文字の略語に元ネタがあることも知らず（カスタマーレビューで把握）、それらが読み進めていくうえでページターナーとなるための潤滑油にならなかったのも一因かもしれません。

いろいろな要素が最後に部分的につながることはつながるのですが、ちょっと無理があるよなー、とツッコミを入れざるをえないところも多々あり、もやもやしました（偽札かどうか自動券売機等で確認できるのにしないとか）。すべてがクリアになる必要はまったくないし、むしろ起承転結がはっきりしない、もしくは承がひたすら続くみたいな内容のほうが好みですが、無理のある（と思わせる）展開は避けてほしかったです。これもメタフィクショナルに「あえて」そういう展開にしている、とか理由付けできるのでしょうか。魅力的な人物がたくさん登場して、いろんな事件がおこるので、どのように収束するのか、もしくは放りっぱなしにするのかが気になり、最後まで読み通しましたが、もうちょっと短く、ツッコミ入れる必要少なめな展開であればなおおもしろかったのにと思います。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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