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片岡義男
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珈琲が呼ぶ Kindle版

片岡義男 (著) 形式: Kindle版
3.7 5つ星のうち3.7 86個の評価
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写真と文章で綴られる、珈琲がある日常についての考察と記憶の断片。だからコーヒーそのものは語られない。

「珈琲が呼ぶ」というタイトルが正に相応しい。珈琲に呼ばれて、そこから思考を縦横に伸ばしていくエッセイというより、これは片岡義男が若い頃に量産していた、いわゆる「コラム」だ。例えば、豆がどうした、焙煎が、淹れ方がといった話は出てこない。どこのコーヒーが美味しいという話も当然ない。しかし、喫茶店の椅子の話や神保町で原稿を書いていた時代のこと、コーヒーの歌の話、私立探偵はコーヒーを飲むか、「コーヒーでいいや」問題。コーヒーが中心に、しかしコーヒーそのものが書かれる事はない名人芸のようなコラム集。

【目次】
一杯のコーヒーが百円になるまで
「コーヒーでいいや」と言う人がいる
Titanium Double Wall 220mg
喫茶店のコーヒーについて語るとき、大事なのは椅子だ
四つの署名、一九六七年十二月
去年の夏にもお見かけしたわね
ミロンガとラドリオを、ほんの数歩ではしごする
なにか冷たいものでも、という言いかた
白いコケインから黒いカフェインの日々へ
いいアイディアだと思ったんだけどなあ
さてそこでウェイトレスが言うには
ただ黙ってうつむいていた
小鳥さえずる春も来る
ボブ・ディランがコーヒーをもう一杯
マグとマグの差し向かいだから
ほんとに一杯のコーヒーだけ
ブラック・コーヒー三杯で、彼女は立ち直れたのか
知的な判断の正しさと絶対的な安心感
アル・クーパーがブラック・コーヒーを淹れた
モリエンド・カフェ
Coffee Bluesと、なぜだか、コーヒーブルースと
なんとも申し上げかねます
五時間で四十杯のコーヒーを飲んだ私
ある時期のスザンヌはこの店の常連だった
午前三時のコーヒーは呑気で幸せなものだった
さらば、愛しきディマジオよ
ほとんど常にくわえ煙草だ
昨日のコーヒーと私立探偵
テッドはコーヒーを飲むだろうか
他

【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。https://kataokayoshio.com/
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  1. 本の長さ
    351ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 付箋メモ
    Kindle Scribeで
  4. 出版社
    株式会社ボイジャー
  5. 発売日
    2018/1/20
  6. ファイルサイズ
    18170 KB
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登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07JR81VZV
  • 出版社 ‏ : ‎ 株式会社ボイジャー; 第1版 (2018/1/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/1/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 18170 KB
  • Text-to-Speech（テキスト読み上げ機能） ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 付箋メモ ‏ : ‎ Kindle Scribeで
  • 本の長さ ‏ : ‎ 351ページ
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 86個の評価

著者について

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片岡義男

片岡義男

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1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

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上位レビュー、対象国： 日本

Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 青春のカタオカ節
2022年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きなコーヒーのストーリーを、
片岡節でまったり味わえます、
素敵な休日のひと時をどうぞ！
おすすめシマス！
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
takumi
5つ星のうち3.0 読みやすい
2023年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短い文章の積み重ねなので読みやすいです。珈琲飲みながらゆっくり読むのが一番。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Amazon カスタマー
5つ星のうち4.0 自分にとって珈琲とは何かを考えさせられる
2022年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆる、コーヒー豆の産地や種類がどうとか、味がどうの、といううんちくを語る類の本では無いのです。
自分の中に、ふと気がつくと傍に常コーヒーが寄り添っている。その情景をひたすら描写するものです。
状況描写は雰囲気があり、読んでいてその世界に没入します。
大いなる独りよがりの世界を堪能してください。本書を何度も読めば読むほどに、きっと美味しい珈琲が飲めるシチュエーションにこだわりたくなってしまう、面倒な自分に気がつくはずです笑

本棚に常備しておきたいですね。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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けいちゃん
5つ星のうち5.0 片岡義男さんの著書[珈琲が呼ぶ]の感想
2021年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
片岡義男さんの著書を、初めて読んだ。
　とても良かった！
役に立った
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Kindleのお客様
5つ星のうち1.0 あのころの感動はない
2023年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者も年をとりすぎたのか、昔のような共感はありません。
役に立った
 レポート
ららら
5つ星のうち2.0 知らない固有名詞が多い
2019年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者と同世代の人には面白いのかもしれない。
役に立った
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コロ
5つ星のうち3.0 イマイチ
2021年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
片岡義男さんの作品を久しぶりに読んだが以前の作品の方が好き。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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マコチャン
5つ星のうち5.0 良い商品です。
2019年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きな作者だったので購入させていただきました。つかの間の読書でした。
内容が、珈琲にまつわるので、珈琲を飲み楽しい時間でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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