Virgin, Roughtradeは言うに及ばず、4AD, Cherry Redのようなマイナーレーベルも存在感を示した80sのUKニューウェーブ。その中でも追随者無しの孤高の存在がCocteau Twins(スコットランド、1979-97)。
アルバムでいうと、
1. Blue Bell Knoll (1988)【本作】
2. Heaven or Las Vegas (1990)
3. Four-Calendar Café (1993)
がキャリアのピークだと思う。
ボーカルのElizabeth Fraserは唯一無二のタレント。高音域の伸びやかさだけでなく中東風の揺れた歌唱もできる。なに歌ってんだか?とコメントされるが、元はサウンド重視の無意味な人造言語だったはずです。凄いよね。
その本領発揮は1.かな。
ギターのRobin Guthrieと2人だけでライブする映像もある。後ろでオープンリールが回っていた。このカップルは89年に子供を設け93年に離婚。上記アルバムの期間と符合する。だからってこじつけする訳ではないが、heaven感や声の伸びやかさでは本作がNo.1だと思う。