今から10年前、筆者のサービスを使ったこともあったのですが、
当時は、外部環境よりも、自分のやりたいこと・信じたいことを近視眼的に貫き
あえて余計なノイズを入れないように就職活動を行っていました。
思い返してみると、その理解を拒んでいたとも言えます。
自分の見たい世界のみを信じ、その選択が正解であると思えるような意見だけ集め、意思決定をしました。
そんな、10年前の自分に差し出したい良書です。
そして、今、キャリアの岐路に立っている全ての方、
また、そんな方々と向き合う仕事をしている皆様に
一度、目を通していただきたい1冊です。
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出版社より
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はじめに私たちは、新しい時代のおける新しいキャリアのあり方として、「Shapers(シェイパーズ)」という生き方を本書で紹介しようと思います。 Shaperとは「創造性を発揮して新しい価値を形づくろうとする人のこと」を指します。 |
Shaperが活躍する時代の到来世界的に見ても同様ですが、特に日本社会において近年、創造性を発揮する生き方やキャリアがとても重要になってきています。 この20年間で見ても、これらの価値は右肩上がりとなっていますし、これからも高まり続けると私は考えています。 |
世界基準のスタートアップとの違いグローバルに成功しているIT企業の多くが、一つのプロダクトを磨き、世界市場に提供しているという事実にもっと目を向ける必要があるでしょう。 そのプロダクトの磨き込みこそが、顧客への価値を高め、社会へ大きなインパクトを与えることにつながっています。 |
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フィロソフィーが競合優位を生み出すここまでネットプロテクションズの事業上の優位性を解説してきました。しかし、最強の競合優位性は、実はまったく別のところにあると私は考えています。 それは、事業や組織をつくるときにベースとなる価値観や会社のフィロソフィーが一貫しているということです。 |
価値が高いのは、会社の能力を拡張できる人会社から多く学べることを喜んでいるだけでは、それこそ、その人の生み出す差分は小さいものでしかないでしょう。 組織にない知識を外から学び、その成果で組織の能力を拡張してはじめて、組織に対して大きな差分を生み出したと言えるのではないでしょうか。 |
おわりに新しい産業をつくるというとやや仰々しいのですが、一人ひとりのなかになる創造性を発揮して新しい何かしら形づくろうとする挑戦を、本書をきっかけにスタートしてくれる人が一人でも増えることを願っています。 |
