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新型コロナ (WAC BUNKO 327) 新書 – 2020/9/27

4.4 5つ星のうち4.4 382個の評価

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内容紹介
「新型コロナウイルスは人類が経験したことのない怖いウイルスだ」「このままでは日本人が40万人以上死ぬ」「希望者全員がPCR検査をできないのは安倍政権の怠慢だ」「スペイン風邪同様に強烈な第2波、第3波が襲う」……
このように日本人は不安を煽られ続けてきた。
しかしここにきて「科学的に見て、日本は集団免疫が成立したのでコロナはもうすぐ収束します。東京五輪も問題なく開催できます」−−こう語る研究者がようやく現れた。京都大学大学院医学研究科特定教授・久保靖彦氏だ。このままでは無責任なマスコミや専門家の根拠薄弱は脅しで経済が落ち込み、倒産、自殺者が激増しかねない。幅広い研究領域を持つ上久保氏は京都大学医学部で免疫学の単位認定者をしていたウイルスの専門家でもある。その上久保氏が日本と世界の感染状況を研究した結果、「集団免疫説が全てを説明できる。この説以外に、この状況を説明できる学説があるなら教えてほしい! 」と語る。そして評論家の小川榮太郎氏のインタビューに答えた上久保氏は、これまでの新型コロナの“ウソ"をことごとく翻す!
・新型も何も「全てのコロナは無症候の風邪」である
・マスク、三密、清潔もウイルスには無関係
・要は免疫があるかないかである
・実は新型コロナも例年通り大量に日本に入ってきていた
・ウイルス干渉で今年のインフルエンザががくんと減ったのがその証拠、日本人の清潔好きとは無関係
・ロックダウンがかえって劇症化させてしまった
そして、「実は新型コロナのワクチン接種は危ない! 」というのだ。
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商品の説明

著者について

上久保靖彦
1967年生まれ。1996年、兵庫医科大学医学部を卒業。京都大学医学部附属病院の研修医や兵庫県立尼崎病院(現・兵庫県立尼崎総合医療センター)血液内科専攻医を経て、99年、京都大学大学院医学研究科に進学。血液・腫瘍内科学専攻を2003年3月に修了。2004年~09年まで米国立衛生研究所(NIH)ヒトゲノム研究所(NHGRI/フランシス・コリンズ所長)博士研究員。10年3月から東京大学医学部附属病院無菌治療部フロアマネージャー・東京大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学第6研究室(血液研究室)の室長。18年12月から現職の京都大学大学院医学研究科特定教授。

小川榮太郎
1967年生まれ。文藝評論家。大阪大学文学部卒業、埼玉大学大学院修了。フジサンケイグループ主催第18回正論新風賞、アパ日本再興大賞特別賞を受賞。『小林秀雄の後の二十一章』『約束の日──安倍晋三試論』(ともに幻冬舎)、『平成記』(青林堂)など著書多数。最近著は『フルトヴェングラーとカラヤン──クラシック音楽に未来はあるのか』(啓文社書房)。社団法人日本平和学研究所理事長。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ワック (2020/9/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/9/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 216ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4898318274
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4898318270
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.3 x 1.3 x 17.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 382個の評価

著者について

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小川 榮太郎
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文藝評論家。一般社団法人日本平和学研究所理事長。

昭和42(1967)年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。専門は近代日本文學、十九世紀ドイツ音楽。フジサンケイグループ主催第十八回正論新風賞、アパ財団第一回日本再興大賞特別賞、咢堂ブックオブザイヤー2019総合部門大賞受賞。

著書に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎、幻冬舎文庫)、『保守の原点――「保守」が日本を救う』(共著:宮崎正弘、海竜社)、『一気に読める戦争の昭和史』(KKベストセラーズ、扶桑社新書)、『小林秀雄の後の二十一章』(幻冬舎)、『天皇の平和 九条の平和――安倍時代の論点』 (産経新聞出版)、『徹底検証「森友・加計事件」――朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』 (飛鳥新社)、『徹底検証 テレビ報道「噓」のからくり』(青林堂)、『平成記』 (青林堂 )、『フルトヴェングラーとカラヤン クラシック音楽に未来はあるのか』 (啓文社書房)など多数。

カスタマーレビュー

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新型コロナ本の決定版です。
4 星
新型コロナ本の決定版です。
さっそくKindle版で熟読しました。新型コロナ本の決定版です。他の本は基本的に読む必要はありません。新型コロナの政治的社会的な分析は別にいい本がたくさん出ています。この本は一般人向けに書かれていますが、それでも感染、ウイルス、免疫の話は難しいものです。読んでもよくわからないところは、そのまま結論を丸呑みしてください。それでも読むのは面倒だという人に結論だけ書くと以下のようになります。1-新型コロナウイルスは最終変異ののち11月にただのコロナウイルスになります。ただの風邪になります。2-新型コロナのワクチンは有害無益で接種してはいけません。以上の理由を知りたい方はぜひこの御本読んでみてください。
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年1月23日に日本でレビュー済み
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この事を取り上げなかったマスコミは万死に値する。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年1月8日に日本でレビュー済み
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3年も前にただの風邪と発信していた貴重な話
パンデミックにさせ金儲けに利用した奴らが良く分かる
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
説に共感する
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発生して 7ヶ月あまり 亡くなられた方には 申し訳ないが 死者は 1600人 あまり そして感染者といっても ほとんどは 無症状の PCR 検査 で陽性反応が出た人ばかり それをこんなに大騒ぎして 経済を めちゃくちゃにした はじめの 2ヶ月は よくわからなかったから 仕方がないかもしれないが もう今は みんなコロナ 脳や テレビウイルス の 洗脳から 冷めて普通の生活に戻るべきです そのためには この本は うってつけです それにしても 視聴率や 金のために ここまで煽った マスコミや 知事等 は 総括して 国民に土下座して謝るべきです
94人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全国民が読むべきだと思います!

メディアによる恐れの煽動は、当初から分かっていましたが、それを払拭する、正しい理論と検証をする科学者がほとんどいなかった。
上久保理論はわかりやすいし、日本では既感染者がほとんどというデータも貴重。新型コロナはインフルに干渉して抑える、という話は、これまでマウスで検証されているらしい。ヒトとしての検証は、今回初めてだが、納得できる。複数県で同時に起きているので信憑性が高い。

現在、厚生労働省の11月の第二週のインフルエンザの報告数のデータを見ると、昨年5084人に対して、今年は24人と、約200倍違い、明らかに異常。
ウイルス干渉が起きていたとすると、現在、ほぼみんな、新型コロナに暴露された状態で、平然と生きているということ。

この本は、広めるべき。
メディア等に打ち勝つには、正しい知識と勇敢な心をもった国民の数を増やすしか無い。

しかし、メディアや政治家だけが、悪いわけではないとは思う。

誰もが未知のウイルスが怖かったのだと思う。だから、情報操作を受け翻弄された。

ということは、現状に対する責任の所在は、

『恐れに負けた人全員』

だと思う。

その責任を取る、ということは、
今からでも勇敢な心と正しい知識をもって、
多くの人に正しい情報を伝えることだと思う。ただし、押し付けてはいけない。

そして、コロナでテンションが下がっている現場でも、明るく振る舞うこと!!!

怒りや恐れをぶつけあっても、何も変わらない。

このことを、日本人の新常識にしていきたい。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月4日に日本でレビュー済み
はじめに

日本での新型コロナウイルスは極めてマイナーな死因であって、しかも高齢者が風邪をきっかけに亡くなるという従来の風邪のバターンをほぼそのままなぞったものに終わったと評する外ない。

5月25日に政府が緊急事態宣言を解除したにも関わらず、日本企業は少なくとも半数が減益になる見通しで、飲食店、宿泊施設を筆頭に、倒産件数は既に446件を数えていて、GoToキャンペーンは東京が除外され、経済効果は1.5兆円減となったと試算され、4月に六百万人近くまで膨らんだ休業者の約7%が5月に職を失い、5月の完全失業率(季節は調整値)は2.9%と前月比0.3ポイント悪化し、その後も、失業率や職の安定を失った方は増加し続けている。

失業率と自殺者には相関性があり、失業率が1%悪化するごとに、自殺者は2,319人増えるという試算もある。

世界規模での危機も深刻で、地球衛星を用いて、経済活動の副産物である二酸化炭素排出量を調べたところ、世界全体で、コロナ禍前に比べ5%程度下がり、経済活動も同様にマイナス成長、つまり前年からGDP35%減と考えられている。

ウイルスそのものの脅威よりも、はるかに巨大な、誤った煽動(せんどう)による社会経済生活の破壊が進行した。

山中伸弥京都大学教授が、世界各国の感染者数に余りにも国別な差が大きい事に対して、何がそうした差異の要因となるのか、ファクターXは何なのかを世間に問い掛けた。

そうした中、果敢(かかん)にも、「説」を立てて、世界中の感染状況の差異を説明しようとした学者が、上久保靖彦京都大学大学院特定教授と高橋淳吉備国際大学教授の研究チームである。

第一章
マスコミの迷妄を正す

顕微鏡で見る事も出来ない微少なウイルス(コロナウイルスは0.1µm程度の大きさ:µm〈マイクロメートル)は、1mm(ミリメートル)の1000分の1の大きさ)の飛沫や感染とは全然関係がなく、唾が飛ぶ範囲であればうつるときはうつる。

コロナウイルスが0.1µm程度の大きさで、一般的な不織布(ふしょくふ)マスクの穴の直径は約5µmであることから理屈上通り抜ける。ただ、これを唾として一塊で飛ぶことを考えるといくらかは遮断される。

咳による飛沫は、最長4メートル飛び、45分間、空中に残存するという研究結果もある。

気密性の高い高度な医療用マスク「N95」で、病院の無菌室の中で、きっちりと使えば、ウイルスは飛ばさないことということに関して、ウイルスにおいての清潔ということはありえる。

ベトナムは、死亡者の報告が殆どなく、カンボジア、インドネシアも、感染死者が少なかった、ところが、清潔で、三密を避けていた訳ではない。

武漢以外ではほとんど感染爆発はなかった。

細菌やウイルスなどの病原微生物が我々のからだの中に入ってくると、免疫反応をおこすが、まず自然免疫、次いで獲得免疫という二段階で働き、自然免疫は、好中球やマクロファージといった細胞がまず細菌やウイルスを食べるような形でやっつける。そして樹状細胞と呼ばれる細胞を活性化し、好中球やマクロファージ、それによって活性化された樹状細胞は、病原微生物を食べて消化し、その成分を細胞の表面に出して、T細胞と呼ばれるリンパ球に「こんなのが入ってきたよ」と詳細に提示する。

こうして病原微生物の詳しい情報を知ったT細胞が、集中的にピンポイント攻撃したり、B細胞という抗体をつくるリンパ球に指令を出して、抗体をつくらせる。こうしてT細胞とB細胞の極めて詳細な情報で病原微生物をやっつけるのが獲得免疫である。

このような「自然免疫→樹状細胞→獲得免疫」という流れが免疫反応の骨格である。

第二章
コロナウイルスとは何か

ウイルスは、感染力のある微生物の1つで、肉眼では見えない小さな生き物である。

ウイルスは、自分で増殖能力がなく、細胞を持たない構造体で、他の生物の細胞を利用して自己を複製させる。遺伝子は持っていて、生物的な面と非生物的な面を持っている。

一方、細菌は微生物の一種で、1つの細胞しか持っていないため単細胞生物と言われ、分裂して自己増殖する。ウイルスは細胞を持たず、自力で生きていけない。

ウイルスは他の生き物の細胞内に入り込み、その力を借りて自らを増殖させ、ウイルスが細胞に侵入すると感染して、細胞の中でウイルスが増える。

ウイルスは大体細胞の十分の1から百分の1くらいの大きさで、細菌は顕微鏡で見えるけれども、ウイルスは電子顕微鏡でないと見えない。

細菌というのは、サルモネラ菌、ブドウ球菌、O-157、ペスト、コレラ、炭疽菌、インフルエンザ桿菌(かんきん)があり、インフルエンザは、ウイルスと細菌両方ある。

ウイルスは、HIVウイルス、パビローマウイルス(子宮頸がんの原因)、ヘルペスウイルスなどが代表例である。

ウイルスの存在が解ってきたのは、19世紀の末、1885年にルイ・パスツールは、狂犬病の病原体を見つけることが出来ず、顕微鏡では見えないほど小さい病原体があると推測していた。1892年に、他の細菌学者が、細菌を通さない小さな孔(あな)を持つフィルターを用いて、フィルターを通過する病原体の存在を突き止め、これがウイルスと名付けられた。そして1932年、ドイツで発明された電子顕微鏡によって、初めてウイルスが人類に姿を見せた。

ウイルスには大別して二種類あり、ゲノム核酸としてDNAを持つDNAウイルスと、RNAを持つRNAウイルスに分けられる。

DNAウイルスに突然変異が起こった時に、生物はそれを修復する機能を持ち、増殖する過程で生じた複製のミスを修正する機能が備わっているため、変異が比較的起こりにくいウイルスである。

例えば天然痘ウイルスはDNAウイルスなので、一度開発したワクチンが長期に渡って効果を発揮し、天然痘を撲滅することができた。

それに対して、インフルエンザウイルスやコロナウイルスはRNAウイルスで、このRNAは誤ったコピーが発生しやすく、変異が起こりやすい。コロナウイルスは、常に変異と増殖を繰り返して、徐々にマイナーチェンジしながら生き延びている。

例えば、インフルエンザではこの変異が人の一千倍の確率で起こり、さらに増殖するスピードが速く、1個のウイルスは1日百万個以上に増殖する。

ウイルスには、スパイクたんぱく質と言って、棘(トゲ)みたいなものがあり、一方人間の中の組織のACE受容体が、鍵と鍵穴の関係になっていて、今回、新型コロナで起きたのは、スパイクの変異で、それでACE受容体にくっ付気やすくなった。変異で今までより感染力が強くなった。

変異が生じて、例年より深刻化するという現象は昔からあり、その中で記録がハッキリしている最初の例が、スペイン風邪である。(1918年から1920年、推計で七千万人から一億人が亡くなった)

今回のコロナウイルスも、スペイン風邪の再来かと危惧されたが、例年のインフルエンザの死者数である50万人から百万の間に収まる程度で今年の波がほぼ収束したように見える。

コロナというのは、もともと無症状の風邪で、ちょっと症状が強く見えるときもあり、まったく症状に気づかないときもある。今回の変異はそうしたコロナ範囲内のものである。

SARS(重症急性呼吸器症候群)は、2002年11月に中国広東省で発生して、約9ヶ月間の間に世界い32ヵ国において、死亡者774例を含む8,916例の発症例(致死率9.6%)があり、高齢者や基礎疾患の存在が高致死率のリスク因子とされ、日本における発症例はなく、2003年7月5日にWHOにて流行の収束宣言がなされている。

MERS(中東呼吸器症候群)は、2012年6月に急性肺炎後に腎不全を起こし死亡したサウジアラビア人(60歳)から報告が始まり、中東への渡航歴のある方に発症しうる病気とされ、2017年のWHOの報告によると2070例の発症があり、うち712名が亡くなっている。

コロナウイルスの種類(コロナウイルス科:オルソコロナウイルス亜科)は、アルファコロナウイルス属に8種類、ベータコロナウイルス属に10種類、ガンマコロナウイルス属に2種類、デルタコロナウイルス属に2種類ある。

歴史の史料を見ると、京都の市中が、死体だらけになった、その疫病の流行りは、数年おきにあり、高熱が出て皆死んじゃうような、平清盛の熱病は、インフルエンザの可能性があり、あるいはコロナでスパイクに変異が入ったときに起こる場合もあったかもしれない。

今、日本での新型コロナでの死亡者の数が約1,300人くらいにとした場合に、日本の人口は1億2,700万人位で、死亡者の比率を占めている65歳以上の人口は、だいたい3,580万人で、今回のコロナウイルスの65歳以上の死亡率は、1万人中0.3人であり、極めて希な死因である。

今回のコロナウイルスで2月から5月まで世界中でたくさん人が亡くなったわけだが、しかしピークアウトした国は殆ど死亡者が出なくなり、アメリカはこの時期12万人亡くなり、通常アメリカでは、インフルエンザで、ひと冬、2万人から8万人位亡くなっている。今回のコロナウイルスはそれだけの人間を2ヶ月で人間を殺すウイルスであった。

しかし、数ヶ月前には人をあれだけ殺していたのに。今、ほとんどの人が亡くならない。しかし、ウイルスはいる。ここに何かウイルスと人類の間でのシステムがある。

マクロでみた場合、この感染カーブ(流行曲線)の死亡者推移こそがエビデンスではないのかと考え、エピカーブをデータ解析で予測を計算でしてきた。

第三章
上久保ー高橋「集団免疫説」とは

ヨーロッパでは全ての国がピークアウトして、現在収束に向かっている。世界各国において、死者の数に大きな差があるが、あるピークまで行くと、必ず突然、つるべ落としのようにバタッとなくなる。

国によってまだ集団免疫に達していない国があり、もしくは達していても、ECMO(体外色膜型人工肺)や人工呼吸器の数が足らなくて亡くなっているなど、各国別の詳細は検討しないとまだわかりにくい。どの国を見ても、ある段階で急激にピークアウトしている。

GISAIDを解析して、変異が世界でどういう風に展開してゆくかを明らかにし、学術雑誌に投稿した。

当初、中国の研究者が、祖先型のSと発展型Lという変異を指摘していて、我々はそれを解析して、S型からK型へのより明確な展開を明らかにした。

初期型を先駆け「sakigake」をS型、
「kakeru」をK型、「GIobal」をG型と命名している。

中国や日本などは、すべてS型とK型でまず集団免疫に達していたのだが、武漢でパニックが起きたのは武漢のGの変異である。

逆に欧米ではこのうちのK型が入らなかった為、免疫の達成に大きな問題が生じて被害が拡大した。

インフルエンザ感染が例年に比べ感染が少なく、日本のインフルエンザの流行グラフのカーブが12月23日の週に小さくくびれていて、これはS型が入って来た時のウイルス干渉があった。

ウイルス学における干渉(interference)とは、複数のウイルスが同じ人の細胞に感染したときに、ウイルスの増殖を互いに抑制しあおうとする現象を指す。

いずれかのウイルスが吸着に必要なレセプター(受容体)を占領したり、破壊することで、それ以外のウイルスが吸着することができなくなり、また、どちらか一方のウイルスが感染して、それによって獲得されたT細胞免疫によるサイトカインが放出され、他方が感染できずに排除されるという、そうした一連の仕組み、メカニズムが「干渉」である。

今年のインフルエンザの流行りのカーブを見ると、各県で同じパターンのくびれが、全て同じ週に生じていた。

この大きくインフルエンザの流行を止めたのが、K型が中国から入った時期を示すと考えることが出来る。

インフルエンザとの相関性を利用して一定の手掛かりを与えようとしたのが私たちの方法論である。

実は、感染症は発展途上国においては先進国よりもずっと深刻な問題で、インフルエンザのサーベイランス(発生動向調査)は、全世界で統計学的に作っている。その定点観測をしているインフルエンザの感染カーブに変異を見て行くと、興味深い変化が起こっていた。

無症候感染症の追跡に世界中で定点観測の存在するインフルエンザの感染曲線を利用した。

2つのくびれを感知することが可能で、日本ではS型が12月23日の週に多く入ったことがわかり、その次に、どの都道府県も、1月10日、13日の週に大きく抑制され、そこにK型が入り、感染拡大を示す面積は最も小さくなり、逆に最も多かっのは北海道であった。北海道は当初コロナが抑制されにくかった。

2019年は、2018年に比べると、三分の一ぐらいの山になっていて、明らかにインフルエンザが中途で消えているように見える。それがウイルスの干渉と考えた。

風邪を引くと熱が出るが、なぜ熱が出るかというと、T細胞からインターフェロンガンマ(IFN-r)、IL-2、TNF-βなどというサイトカインが出るからであり、サイトカイン(Cytokine)は、細胞から分泌される低分子のタンパク質で、生理活性物質、生理活性蛋白質とも呼ばれていて、インフルエンザに感染すると、我々の持っているTリンパ球がそれを認識して、サイトカインを放出し、このサイトカインがウイルスをやっつけている。

反対に、コロナウイルスに感染した場合でも、サイトカインが出る、その場合、インフルエンザが体内に入ってこようと思っても入ってこれない。

そもそもパンデミックという巨大な現象については疫学でしか証明できなく、実験室で個体を見ても、世界で展開している現象は想像がまったくつかない。

世界中で定点観測があり、その感染カーブに異変が起きた、それがコロナだったと想定した、大体10年サイクルで変異による感染者増があると考えているが、かつて誰も調べていなかった。

武漢とASEAN地域のS型とK型は、ゲノム解析によって、ORF(Open reading frame)、それからスパイクで、変異が、どう起きているか、遺伝子情報が全部わかっていて、おそらく可能性があるのは、武漢から上海に行った。それからイタリアで欧米型のG型に変異した。それからアメリカに行ったことが解る。

RO値は日本語では「基本再生産数」といい、あるウイルスに対して誰も免疫をもたずに、ワクチンなどの感染予防策もない場合、一人の感染者が平均何人に伝染させるかを示す推定値で、ウイルスの人に対する感染力の指標となる、大変重要な数値である。

3月26日に、そのROが従来の武漢型よりずっと大きな欧米変異型が日本に入って来た、だから日本でこれから感染拡大し新たな死者が出ると、GISAIDを解析して強く発言した。

3月26日に先生が、「もう感染が収束すると考えていたけど、新しい変異がみつかり、欧米からの渡航はすぐに遮断」と言われ、外務省に伝えたら即断して渡航の遮断をした。

インフルエンザから統計的にこうなるというのを割り出したのが疫学、一方でGISAIDからの遺伝子の変異は実証科学から、日本独自の変異が生じていて、しかももう終わっている。あと、どれだけ残っているのか、どこで終わるかということも把握できている。

欧米リスクスコアを3月の下旬(3月29日)に出していて、インフルエンザ感染状況から割り出していて、ヨーロッパは国ごと、アメリカは州ごとに、算定した。

リスク渡の高い国は、イタリアとスペイン、そしてイギリスがヨーロッパでも特にハイリスクで、次いでフランス、ドイツだった。

スウェーデンは「集団免疫」の獲得を目指して緩い対策をとってきたが、その結果被害が拡大したのではないかと、しかし、最悪期に115人に達した1日の死者数も、その後0の日もあり、収束が見えている。ただ、スウェーデンはノルウェーやフィンランドなど周辺国よりリスクが元々高かった。スウェーデンはロックダウンを厳しくしても、良かった。

ロックダウンは感染するスピードを抑制する。

逆にノルウェーとフィンランドはロックダウンする必要はなかった。リスクスコアはこのような判断に使える。

カリフォルニアの危険性があり、3月初旬に、アメリカは第二、第三、第四の武漢が多発するだろうと、ADEがプラスされたためである。

AEDとは、「抗体依存性感染増強」の事で、本来、ウイルスなどから体を守るはずの抗体が、免疫細胞へのウイルスの感染を逆に促進してしまう恐ろしい現象であり、急激に症状が悪化し、死に至り、欧米を中心に凄まじい劇症化例が多数派報道された。複数のウイルス感染症でADEに関連する報告が上がっている。

ここまで的中率が高いスコアを3月に既に、インフルエンザとの相関性から割り出した数式は、新日本科学部というCRO(Contracted Research Organization)にその計算式を、高橋先生が登録している。

世界中の理論疫学者たちは今回コロナのROを2.5と計算していたが、我々は武漢G型のROを、5.2、欧米G型は6.99と、疫学的に計算していた。

非常に高い値で、そこまで感染力が高ければ無症候のまま大勢にうつり、そうすると、クラスター追跡で感染を防ぐなんて不可能である。

武漢閉鎖は1月23日で、武漢の人口は約1,000万人で、閉鎖が流れた途端に、500万人が中国、世界全土に出ていって、おまけにその日には、成田に9,000人が移動した。

また、1月20日から2月1日までの10日間で、中国から341,800人が訪日している。更に、11月から2月28日までの中国からの訪日人数は184万人だった。
クルーズ船は2月3日入港だった。

つまり、変異初期のS型の段階で、11月から1月までにS型の暴露し、K型が入る1月中旬からフリーで入ってきて、インフルエンザ曲線が日本中で1月13日近辺の週で急減している(K型が入った時期)。

クラスター追跡法は、既に数万人もの中国人が訪中されていて、効果はあるのか?ただ、エボラ出血熱などには、クラスター追跡法は有効である。

12月23日、S型の入ったときは、インフルエンザの患者は減っていない。ところが、K型で、インフルエンザが突然日本から消えた。

これはT細胞性の免疫を起こす力で、S型ウイルスでできたT細胞免疫では、サイトカインが弱い(インフルエンザが減らない)、一方K型でできたT細胞免疫は充分な量のサイトカインを出した為に、インフルエンザの感染を抑えられ、要するにウイルス干渉の強さから逆算した。

それに対して、アメリカは、インフルエンザのブームが例年になく大きくなり、六万人も亡くなっていた。

つまり日本とは逆に、インフルエンザの方が猛威を振ってしまい、だから、コロナが入りにくかった。

第四章
新型コロナウイルスの正体

K型の症状は瞬間的に38℃ぐらい発熱してすぐに収まる、女性の症状は1日で終わってしまうことが多く、また、腹痛など消火器症状が出ることが多い、男性は、タバコを吸う人は、わりあいと痰が長く続くような、咳が増えるとか1ヶ月近く続く。街中を歩かれている方はほぼ100%感染している。

免疫の仕組みは複合的になっていて、非常に強力なもので、新型コロナでは更に獲得免疫が形成されていて、抗体がその指標となっていて、短期決戦用の抗体がIgM、長期に渡って有効なのがIgGである。

病初期には、IgMという免疫グロブリン抗体が上がり、それでは充分に抑え込めないと、IgMに代わって、あとから出てくるIgGという免疫グロブリン抗体が長期的にわたって有効で強い抗体である。

8月13日に記者会見された村上康文東京理科大教授の抗体定量検査で、首都圏約382人の検体をサンプルに使用して、IgM、IgGを数ヶ所の遺伝子情報から調べ、全例においてIgGとigMとが同時に上がっていて、これは既感染パターン(既に免疫を獲得している人)で、そういう人にウイルスが再度暴露している。

初感染の時はIgMが上がり、そのあとIgGが上がってくる。ウイルス感染が抑え込まれてくると、IgGは下がってくる。

コロナやインフルエンザなどに感染している時に、不整脈や、心筋梗塞などで心臓が止まって、突然死することはある。

ADEを起こした場合、突然肺炎になって急死される例が随分伝えられた。

日本においてもK型に感染していない場合があり、インフルエンザに作年末に感染した上、重い基礎疾患をもっていたり、ウイルスに濃厚に暴露したりするなど、個別例で劇症化もあった。

今回新型コロナでは約1,000人亡くなっていて、一万人あたりで計算すると0.3以下の死亡者である。

日本での2019年の死亡者は、1,376,000人で、死亡原因別では、悪性新生物(癌)が374,000人(1日あたり約千人)、心疾患が約20万人(1日あたり約550人)、インフルエンザが約3000人、結核が約2,000人である。こうした中に新型コロナウイルスは、大変マイナーな死因である。

ウイルス自体はあまり変化しないが、集団免疫達成に必要な率が変わり、集団免疫域値(H)は、H=(1-1/RO)×100%とされ、欧米のG型のROは6.99、武漢のG型は、5.44で、この場合は集団免疫の未達成に、欧米型84%、武漢型は80%の感染が必要になる。

毒性の強いエボラでも、免疫を持っている人は、そのウイルスに当たっても、何も起こらない。

アメリカの人口は3億2千5百万人で、コロナの死亡者は2,000人に1人位で、この数値としては決してパニックを生じるような桁違いの死者数ではない。

日本ではインフルエンザに年間一千万人、多いときは、二千万人ぐらい感染していて、ワクチンやタミフルを飲んで、それでも例年で三千人ぐらい亡くなり、超過死亡(インフルエンザの影響で増加した死亡数)を入れると平均に約一万人である。インフルエンザは症状が強いので、集団免疫という考え方はない。

ウイルスのRO値が、1人から何人に感染するかを示すが、例えば2.5人ぐらいにしか感染する力がない場合は、周りに50何%の人が既に免疫を獲得していると、もうそれ以上、ウイルスは感染していない人に当たらないが、ROが5というくらい感染力が強くなると80%ぐらいの人が感染するまで免疫のない人に感染し続ける。

感染力が弱いと、ウイルスが非感染者に出会えなくなり、その一定の人数で感染が止まるわけである。ROが1以下になると、もう一人にうつせなくなり収束する。

うつっても大丈夫な状態が集団免疫で、免疫を持つ人々の割合が一定の値に達すると、病気が徐々に集団から排除され、これを集団免疫という。

例えば今、重傷者や死者が非常に少なくなっているが、これは既に多くの方が既感染パターンで、その方々が免疫の壁となってウイルスの前にたちはだかっていて、感染させようと思っても、まだ免疫をもっていない人に出会うことができない。

同時に、皆、何度も感染を重ねて免疫記憶を持つようになり、二度目~五度目、自然に感染した時や予防接種、再感染を繰り返すと、エンジンがかかって、血中の抗体が前より、より強く、早く、さらに高く上がる性質、これをブースター効果という。

免疫の記憶が残っている。これを交差反応といい、簡単に言うと、風邪のコロナウイルスに感染した経験をT細胞が記憶しており、新型コロナウイルスに対しても反応することが報告されている。ある病原体に対して起きる免疫反応が、別の似た病原体でも起こる。これを「交差反応」という。

抗体とは病原体が体内に侵入してきたときに、その病原体と戦うために体がつくる「武器」だが、抗体は種類により、病原体をやっつけることができる場合とできない場合があり、病原体を完全にやっつけることのできる抗体を「中和抗体」と呼び、その中和抗体ができるか、病原体をやっつけることのできない抗体ができるかは、病原体による。

中和抗体ができる病原体で有名なのは、麻疹、風疹、ポリオ、これらは、ワクチンを数回うつか、一度罹患すれば、それ以降はかかることがない。また、B型肝炎ウイルスの抗体も一度できればほぼ一生かかることはない。

一方「中和抗体」ができない病原体もあり、役にたたない抗体しかできない抗体を「特異抗体」と呼び、HIVやC型肝炎ウイルスで、こうしたものはワクチンができなく、ADEを起こし易い。

S型やK型は中和抗体ができなく特異抗体ができてしまい、やっつける力が弱く、K型は幸いにもT細胞がサイトカインを非常に強力に出すので、ウイルスを抑制できる。それに対してS型はT細胞の反応が弱く、だからそこにG型が来たときに、ADEを起こす。

欧米でも2019年12月からS型は入っていて、アメリカは1月下旬、武漢の閉鎖になった途端に入国を禁じた。この1月下旬は丁度K型の入り始めで、その上、アメリカではインフルエンザの流行が強くなおさら、K型が入りにくかった。

ヨーロッパでも、リスクスコアの危険度が高い地域は、インフルエンザが流行っていた処である。

それでK型が入れなかったところで、遥かに大きなROを持つ欧米のG型が微量ながら流入して、それが爆発し、欧米G型によってADEが大量に発生した。

抗体の絶対値を計測するのは無理で、代わりに抗体に反応する光シグナルで計測して、仮に抗体を充分獲得していても、そのシグナルが低く出ると陰性になる、実際は抗体をもっている若者でも、偽陰性が出る。検査は絶対的なものではない。

武漢においては、K型が不十分な時に武漢Gの変異が起こった可能性がある。しかし、武漢以外の中国全域は、SもKも十分感染していた。また、武漢では恐慌をきたして人々が病院に殺到した為、医療崩壊が起こって、院内感染から連鎖によって約4,000人まで亡くなってしまった。

武漢市の当局や共産党政府がビックリして、閉鎖だロックダウンだと騒いでしまった。

S型、K型をきっちり入れていれば、G型の被害も少なかった。結果的には自然の摂理に反する事をした国ほど大きなダメージを受けた。

第五章
これからの人類と新型コロナ

十年ぐらいに、新型が出てくると、新型が出てくると、旧型は消える。例えば、S型の後にK型が入ってきたら、S型はなくなる。初期型はどこにももうない。

スパイク変異のコロナウイルスは、11月くらいに終わるので、その消失を持って、スパイク変異のないコロナウイルスが出てくる。

例年同様、インフルエンザの流行とコロナの流行は、同じタイミングで始まり、
完全に両方消えるのが来年の3月くらいだろう。

S型、K型、武漢G型、欧米のG型、H型と変異してきている事は既に何度も話て来て、変異の数は、12~14、これでスパイクの変異可能な数を満了し、変異する場所がなくなり、最後のスパイクの変異を持ったウイルスに感染、暴露して、それが我々の免疫で抑え込まれたら、ウイルスを保存しない限りは消える。

次に新型コロナ、新型インフルエンザが来るのは2030年か、2029年に来るかもしれない。

SARSやエボラなどの場合は発生した地域を閉鎖するしかなく、我々は当然そこに行かない事が重要になる。

インフルエンザの流行カーブの解析は毎年見ておくべきである。

今回、医療現場で若い現場のお医者さんが、かなり犠牲になったが、K型の免疫を持っていない医師が診察しなければならなかった可能性があり、免疫を持っていなければ、肺でウイルスが増殖した可能性がある。

ウイルス量は当然重症化や死亡と関係があり、極めて重篤な基礎疾患がある場合は、ウイルス量が少なくても死んでしまうこともあり、欧米ではADEが起こっていた。

日本では、10月、11月から感染爆発が生じる可能性はだいぶ低くなる。

海外とは渡航制限をなしにし、日本を開く、国を開かずに、免疫形成に不自然な穴を開けたら、大なり小なり欧米を直撃したのと同じ現象が日本でも起きる。
免疫は閉めれば閉めるほど廃れていく。

私は科学者です。本来なら、こんな社会問題において断言などしたいはずがない。ゴールデンウィーク明けに渡航制限解除が可能だと、勇を鼓して意見書を提出していた。

国内の移動はもちろん大丈夫だが、離島や過疎地、非常に厳格に隔離された老人施設だけは免疫形成が不十分なので、慎重に見極める必要がある。

陽性率も非常に高いと、ホストクラブなどひどく批判されていたが、キスしたりする機会が多い場所は喉から喉にうつるため、かかりやすいのは事実である。でも人がいればクラスターはどこでも発生する。

70歳くらいの方は、今、元気で遊び歩いている人は、免疫を持っていているので、大丈夫であるが、極めてシビアな免疫不全とか、免疫疾患が重くて例年でも風邪をひいたらすぐに肺炎になってしまいそうな、病院に寝たきりになっている方だけ、慎重に対処すればいい。

日本、北京、上海、朝鮮、オーストラリア、ニュージーランドは、感染爆発は起こって、感染は全員していて、ただひどい症状は起きていなく、ADEは起こっていない。

早く閉めた台湾は、むしろ閉めるぞという噂が流れた途端に、先に帰っていた。

既に感染済みでウイルスが抑え込まれている場合はPCR検査の結果は逆に陰性になる。

免疫全体を測定するのは難しく、研究室の中で自然免疫の研究を多面的にするのは普通にできるが、これをキットとして実用化するのは難しい。

抗体検査は免疫が既にあるかどうかを測る上で、有効で、初感染のパターンで最初にIgMが先に出てきて下がりかけた時に、それからIgGが出てくる。そして感染の極期が終わるとIgGは下がる。一方再感染パターンは、IgGが感染の最初から上がってくる。既に感染をしていて、免疫を持っている場合は、IgGがいきなり上がってくる。

IgGが高い値が出てる場合は、現在陽性と言える水準の抗体値を示し、低い値のIgGが出ているのは、現在は陽性ではなく、抗体を持っていて、既感染でも、もう治っているわけだから陽性率と言うより、抗体保有率と言った方がいい。
そして抗体保有率はほぼ100%だということになる。感染が終わった後、IgGが高いまま続く事はなく、治癒すれば抗体値は急激に下がる。だから検体例はほぼ全例抗体を持っていることになる。

カットオフ値というのは、分割点、または病態識別値と言い、検査結果の陽性と陰性を判別する数値で、カットオフの上が陽性で、下が陰性という判断が出る。

PCR検査もカットオフ値がどう設定されているか分からないまま使っても意味がない。

抗体を持っている人と持っていない人で、この交わるところの間でカットオフ値を取り、LowとHighどちらに近づけるかで、感度(本当に感染している人が陽性に出るパーセンテージ)とか特異度(感染していない人が陰性に出るパーセンテージ)に影響がでる。このHとLの間で適切な値を研究者が設定している。陰性、陽性は人間や抗体キットを作る会社が決めている値である。

そうすると、疾患郡と非疾患郡がわかってないとなかなか決められない。

PCR検査についても、大変な乱立状態で様々な会社から出て、精度が違うものが、巷間に溢れている。

本当に正しい診断法は、「あなた、若いですよね。100%大丈夫です。」「外出して人と接触しているなら大丈夫」これが抗体検査より一番正しい検査である。

PCR検査というのは、特定の遺伝子断片だけを選択的に増やして、調べやすくするために用いるもので、遺伝子を増幅する技術である。

無症候の感染者を対象に大量に検査をする為の道具では本来なく、非常に精度の高い検査法で、そもそもが集団検査で気軽に使うものではない。

白木公康先生は、PCR法は分離による感染性ウイルスの検出より、約百~千倍の感度が良いので、主要症状消退後のウイルスの検出は、感染性と相関しない。そして、PCR法では、回復期には陽性陰性を繰り返し、徐々にウイルスは消えていく。

再感染の時期については、粘膜感染のウイルスは、粘膜の免疫が一度産生されたIgA抗体の消失まで約6ヶ月続く、そのため、3ヶ月までは再感染せず、6ヶ月ぐらいまでは再感染するが発症せず、一年経つと以前と同様に感染し発症するとされる。と論文に明確に解説している。

無症状で集団検査なんてナンセンスである。

指定感染症を解除すべきで、新型コロナウイルスは指定感染症の二類相当以上の扱いで、エボラ出血熱やペストなど最も危険性が高い一類感染症の次で、いずれも患者に入院を勧告し、従わなければ強制入院させることができ、一定期間仕事をさせない就業制限の規制もある。解除が難しければ、五類相当、つまりインフルエンザ相当に格下げるべきである。

PCR検査というのは、発症や感染の重度を示すものではなく、その時に検査した場所にウイルスがいるかいないかを示すだけで、これはそのままいつも医療的指標に使えるわけではない。

一般的にワクチンは、非常に強い特徴を持つ感染症であれば作りやすいものなのだが、無症候が多数あるような、特徴の希薄な感染症では作りにくいものである。

そもそも、ワクチン接種は危ない、実際私たちの研究では、祖先型のS型を免疫原にしてワクチンを作ろうとすると、S型に対する抗体ができ、そこにG型が感染したら、ADEを起こすことになる。

今回のコロナでワクチンを作る危険性は、違うウイルスの変異型が来たときに、ADEが起こる可能性がある。

だから、コロナに関しては、従来、ワクチンをつくったことはなかった。人間の免疫だけで対応できるし、作った時のADEの可能性の方が、新型コロナウイルスよりほど「未知」で危険だと危惧している。

日本はできるだけ渡航制限を解除した方がいいと、我々のリスクスコアを見て、例えば、テキサス、カリフォルニアのリスクスコアは非常に高く、そういう所は医療破綻を起こさないよう、ロックダウンを早期にして、ゆっくりと感染して、人工呼吸器につなげられない人の増加率を緩やかにし、あるいはマンパワーを充足する。あるいは人工呼吸器、ECMOを先回りして充足する。

では、9月以降、世界は、欧米が沈静化した後、ブラジルは死亡者第二位になり、医療破綻を起こし続けているのであれば、当然ロックダウンしなければならない。

日本は、逆にもう渡航制限を解除すれば、ほとんど重傷者・死者は加算されない。むしろウイルスに曝露して、増幅させるべきである。

今年の12月までに、日本のみならず、世界で新型コロナはほぼ終わり、そこで、完全に世界中が移動制限を解除すれば、オリンピックは問題なく開催できる。

あと、ちょっとロックダウンしたほうがいい国や地域は残っていて、しかし、12月までには全部が終わり、全面的に解除すべきである。

最後に大切な提案を、米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention
=疾病予防管理センター)のような大規模な組織でなくて全く構わないが、日本版
CDCを創設すべきである。

確かな分析ができる微生物学者、免疫学者、創薬の専門家、遺伝子変異解析の専門家、感染症の臨床経験の豊富な医者、検査というものをよく知っている専門家、そして大事なのは疫学の本当の専門家、更に贅沢を言えば、経済の専門家、法律の専門家、倫理の専門家、本当に真摯な専門家で日本版CDCを次のパンデミックに備え創設すべきである。

非常に参考になる、今回の武漢ウイルス騒動で、日本を代表する東大医学部をはじめとした医学業界、また、NHKを含めた大きなメディアは全く機能しなかった、その上、国民をパニックに導いていたようにも見えた。逆にYouTubeで、科学者の目線で武田邦彦先生や、医療の目線でDr.Ishigoが、そして新型コロナ分析で著者の上久保先生が素人に解りやすく解説していたのは、我々に勇気を与えてくれていた、上久保先生は日本は渡航を解禁すべきだと、12月には収束すると断言している、非常に勇気のある発言で、本当に収束したら、彼の功績は非常に高く日本版CDCを創設するなら、上久保先生と小川氏に代表を勤めてもらいたい、しかし、もし生前のキャリー・マリスの発言でも解るように、PCRを検査に使わなければ、こんな騒動にならなかったのではないのか?

そして、この著者では解説されていないが、武漢ウイルス騒動が始まった時点で、柳沢厚夫先生や、溝口徹先生は、予防対策に、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛等の予防策を発表していた!興味のある方は、『ウイルスに強くなる「粘膜免疫力」』を、上久保先生や小川氏、また、このレビューを読んだ方に紹介したい。

 
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一言で言うと、「全国民に読んでもらいたい」です。
以下、本書より自分がチェックした項目抜粋です。

・65歳以上のコロナ死亡率は1万人に0.3人であり、極めてまれな死因
・2019-2020年のインフルエンザ流行曲線の大きな「欠け」から新型コロナによるウイルス干渉が起きていた
・K型でできたT細胞免疫は十分なサイトカインを出すためインフルエンザの感染を防いだ
・欧米ではR0(基本再生産数)が非常に高い型への変異(欧米G型6.99)があり3月末に日本にも入っていた
・感染力が強すぎるものはクラスター追跡では感染を防ぎきれない
・8割以上の感染者が誰にも移していないと言うのはその周囲の人は免疫があった。免疫があれば重症化しない。
・国内での382人の抗体定量検査によると全例においてIgG抗体とIgM抗体が上がっている。これは既感染のパターン
・欧米での劇症化例はADE(抗体依存性感染増強)によるもの
・2019年12月に流行していた中和抗体ができず、サイトカインも出さない新型コロナS型に感染しているとウイルスは入りやすく、防御はできないので劇症化する=これがADE
・武漢のG型流行〜ロックダウン直後に欧米は慌ててロックダウンした事によりK型流行の機会を失いADE発生を招いた(免疫がない状態での大量暴露=イタリアの医師の例など)
・変異によりウイルスは弱毒化していない。変化しているのはR0=感染力
・新型コロナは11月から12月には収束する
・エボラではなくコロナ。気づかないうちに移させておくことが必要。順番に罹らないと収束しない
・PCR検査は非常に精度の高い検査法でそもそも集団検査で気軽に使うものではない。主要症状消退後のウイルスの検出は感染性と相関しない。ウイルスが存在していればテーブルにPCR検査を行っても陽性となる
・無症状が多数であるような感染症ではワクチンは作りにくい。従来コロナウイルスにはワクチンを作ったことはない
・先祖型のS型を免疫源にしてワクチンを作ればADEを起こす恐れもある
・世界中が移動制限を解除すれば、オリンピックは開催できる

これらからすれば、2月以降のメディアや小池都知事による恐怖を煽る行為や過剰な自粛は騒ぎを長引かせ、何よりも甚大な経済的ダメージを与えたのではないかと思われます。女性の自殺者数が増加していると言うのも大変悲しい事実です。
本書は何よりタイムリー、かつデータ・図表を提示して解説してくれているので、その点は素人にも分かりやすいです。
一方で、対談形式なので読み進むのは楽なのですが、一つ一つのトピックについて集中的に解説してもらった方がより理解が深まるのではと思いました。
一点不明確だったのは、一時話題となった「サイトカインストーム」による劇症化についての説明が無かった点でした。まだ新型コロナ問題は道半ばでありますので、収束が見えた段階で、更なる分析・総括をしていただければありがたいです。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月20日に日本でレビュー済み
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さっそくKindle版で熟読しました。新型コロナ本の決定版です。他の本は基本的に読む必要はありません。新型コロナの政治的社会的な分析は別にいい本がたくさん出ています。この本は一般人向けに書かれていますが、それでも感染、ウイルス、免疫の話は難しいものです。読んでもよくわからないところは、そのまま結論を丸呑みしてください。それでも読むのは面倒だという人に結論だけ書くと以下のようになります。
1-新型コロナウイルスは最終変異ののち11月にただのコロナウイルスになります。ただの風邪になります。
2-新型コロナのワクチンは有害無益で接種してはいけません。
以上の理由を知りたい方はぜひこの御本読んでみてください。
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5つ星のうち4.0 新型コロナ本の決定版です。
2020年10月20日に日本でレビュー済み
さっそくKindle版で熟読しました。新型コロナ本の決定版です。他の本は基本的に読む必要はありません。新型コロナの政治的社会的な分析は別にいい本がたくさん出ています。この本は一般人向けに書かれていますが、それでも感染、ウイルス、免疫の話は難しいものです。読んでもよくわからないところは、そのまま結論を丸呑みしてください。それでも読むのは面倒だという人に結論だけ書くと以下のようになります。
1-新型コロナウイルスは最終変異ののち11月にただのコロナウイルスになります。ただの風邪になります。
2-新型コロナのワクチンは有害無益で接種してはいけません。
以上の理由を知りたい方はぜひこの御本読んでみてください。
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