新品:
¥1,650 税込
ポイント: 99pt  (6%)
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥1,650 税込
ポイント: 99pt  (6%)  詳細はこちら
一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。 在庫状況について
注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。
¥1,650 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
価格
小計
¥1,650
小計
初期支払いの内訳
レジで表示される配送料、配送日、注文合計 (税込)。
出荷元
Amazon.co.jp
出荷元
Amazon.co.jp
販売元
販売元
支払い方法
お客様情報を保護しています
お客様情報を保護しています
Amazonはお客様のセキュリティとプライバシーの保護に全力で取り組んでいます。Amazonの支払いセキュリティシステムは、送信中にお客様の情報を暗号化します。お客様のクレジットカード情報を出品者と共有することはありません。また、お客様の情報を他者に販売することはありません。 詳細はこちら
支払い方法
お客様情報を保護しています
Amazonはお客様のセキュリティとプライバシーの保護に全力で取り組んでいます。Amazonの支払いセキュリティシステムは、送信中にお客様の情報を暗号化します。お客様のクレジットカード情報を出品者と共有することはありません。また、お客様の情報を他者に販売することはありません。 詳細はこちら
¥158 税込
状態は概ね良好です。汚れなど、細かな劣化がございます。中が見えない封筒で、主にゆうメールで発送予定です。(価格、商品サイズによりほかの発送方法の場合有)。万一不備がございましたら対応いたします。 状態は概ね良好です。汚れなど、細かな劣化がございます。中が見えない封筒で、主にゆうメールで発送予定です。(価格、商品サイズによりほかの発送方法の場合有)。万一不備がございましたら対応いたします。 一部を表示
配送料 ¥350 5月30日-6月1日にお届け(10 時間 48 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
残り1点 ご注文はお早めに 在庫状況について
¥1,650 () 選択したオプションを含めます。 最初の月の支払いと選択されたオプションが含まれています。 詳細
価格
小計
¥1,650
小計
初期支払いの内訳
レジで表示される配送料、配送日、注文合計 (税込)。
この商品は、✅ダイワブックサービス(当日、翌日出荷しています) が販売、発送します。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

思い出の作家たち: 谷崎・川端・三島・安部・司馬 単行本 – 2005/11/30

3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,650","priceAmount":1650.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,650","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"up14a3YPHhrYxuLlDKQr5cCbGFH29fLDlhUwxIQjLZGvgw0mSXVWNAYAMEEJy1uokV9ohFZ%2BD%2BxZF2arlpa8iwlGh4JnSwHK5tBiIKohnrhnXxdWzj61mytlr2XRoVbF","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥158","priceAmount":158.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"158","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"up14a3YPHhrYxuLlDKQr5cCbGFH29fLDn%2FkVq%2BtkdjG%2FhdyvQh0jRSWVaki0gEAFTSZEy8EAR3FyxpKXn4FwpS2UjyNcRnzpKEYigtbLuJWGgvFVQYRdS0wmDezPH1QsGb543sPgX1l5N8eSduiIKOlo6lZYJCGgmbtqg8uesN8UvO5oZVTECg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}

購入オプションとあわせ買い

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2005/11/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/11/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 156ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410331706X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103317067
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
ドナルド・キーン
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
5つのうち3.5つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2023年10月27日に日本でレビュー済み
思い出の作家たち ドナルド・キーン著 松宮史朗訳
 三島由紀夫と言うと、昭和45年11月25日の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地の事件が有名です。腹切りと、昔の武士の切腹自決と言う信じがたい死に方をした人です。「三島には戦時中、夭折する絶好の機会があった。召集令状が届いたのだ。」入隊検査の日、熱があり咳もあり、医師に肺浸潤と診断されて、「即日帰京を命じられた彼の喜びと安堵」「彼が罪悪感を抱いたとすれば、」「それは死に損ねたからである。」「入っていたはずの部隊は、時を経ずしてフィリッピンで全滅させられたのである。」
 とすると、もし三島由紀夫が健康で元気だったならば、徴兵されて、戦後の文壇における大活躍はなかった。恐らく、戦争はこういう未来の様々な活躍の舞台を背負っていた人々を、無為に無駄死にさせたのでしょう。
 それにしても、何故、切腹という今では信じがたい驚くべき死に方をしたのか謎です。
 キーンさんは「三島は自決の日に、「豊饒の海」を連載してきた『新潮』誌に月々の原稿を渡す約束の日を選んでいた。」「豊饒の海」完 昭和45年11月25日、と。
 恐らくもう何年も前から、市ヶ谷駐屯地の事件を計画してしかもそれは、当然、失敗すると知っていたのかもしれない。フィリッピンで全滅した部隊の話は、水木しげるの「総員玉砕せよ」と言う漫画に画かれている。戦争に美学なんてない。あるのはとんでもない人命軽視と、玉砕したと連絡をしたから生き残りは上官が突撃を再度命令し、それに逆らった士官は拳銃で射殺され、玉砕したことを報告するために参謀指令室のある島に任務が完了したことを報告するためにダイハツに乗って、帰って行く。こんな話を伝えている。これを美学で描くと言うのは、一体全体どういうことか。三島由紀夫の思想と行動は、もしかすると集団の意志ではないか、本人とは別の次元でやらざるを得ない事態を招いたのではないか。本人もこのような事態に陥り、実は困り果てていたのではないか、と。有名な人だけにノーベル文学賞を受賞して、よぼよぼ爺さんになっても、あのキン肉マンのような姿を見せながら、生き抜いて欲しかったです。最近は八十五歳になってもキン肉の凄いスーパー爺さんを見かけます。キーンさんは、本当は三島が選ばれていたのだけれど、東大全共闘との関連で落選したと言う。本当に、最近は八十過ぎの高齢でもびっくりするようなスーパー爺ちゃんがいます。早まるなって、言いたいです。
 そういえばテレビで三島が、僕は年を取ってよぼよぼしながら生きている、見苦しい生き様が大嫌いで、そんな生き方はしたくないと語っていたと思います。それなら、百までキン肉マンでいて、筋肉は裏切らないとかテレビで行っていればいいのに、と。

安倍公房
 「安倍公房は大正13年(1924)、東京に生まれた。彼の父は医者で、満州医科大学の教授だったのだが、公房誕生の時は研修のため一時的に東京にいたのである。」「昭和18年(1943)、十九歳の時に安倍は東大医学部に入学した。」「兵役の適不適を決定する身体検査を受ける日が近づいた時、彼はある友人の助けを得て、この者は結核患者である旨の診断証明書を偽造した。」「日本の軍人が日本の一般市民に対して罪を犯すのを目撃した彼は、甚だしい嫌悪感に襲われた。」「この嫌悪感はさらに、あらゆる形の国家主義と、国家への信仰にも似た帰属意識に対する憎悪にまで成長する。」
 安倍も三島も兵役を逃れることに成功した。当時の感覚で言えば、いわゆる非国民と言われる日本人だったことになる。三島は一時的な肺疾患がいつものことかと医師に問われて、そうです、と答えた。この嘘により兵役を免れた。安倍はもっとひどい、健康なのに偽物の診断書を作り上げて兵役を逃れた。よく、正直者は馬鹿をみるというが、全く嘘をついて生き抜いた、嘘つきで儲けた、その典型がこの二人か。しかし、安倍はその後も、この軍人たちの国民を守る気もない態度を見た体験から国家と言うものを信じない、全体への協力を拒否する生き方を貫いたらしい。ところが、三島由紀夫はどうだろうか。死に遅れた軍国主義者のように、平和で豊かな日本をみんなが享受して、就職口にも恵まれ、産業も発展している、戦争で散った兵隊さんたちが、日本の平和と発展のため、と言い聞かせて戦死した、その願いが実現したかのような理想郷の世界に、平和の眠りを破り、市ヶ谷の自衛隊駐屯地に盾の会の模擬兵を連れて占領してしまった。彼は戦争に遅れてきた青年ではなく、兵役に応募できたのに、つまり、志願兵にもなれたのに、病気を口実に命を長らえた人である。この矛盾はどうなっているのか。キーンさんは、「彼が罪悪感を抱いたとすれば、」「それは死に損ねたからである。」「入っていたはずの部隊は、時を経ずしてフィリッピンで全滅させられたのである。」それで、後追い自殺ですか。
 「砂の女」は、こういう安倍公房の経歴から考えると、まさに帝国日本のお話にダブってしまう。昆虫採集に村に入った男は、「愛郷精神」と書かれた標語を持つ村に砂を掻きださないと埋もれてしまう村の家に砂をかくために閉じ込められて、故郷に帰ることが出来なくなってしまう。昆虫の研究で身を立てたい男の人生設計は全く無視されて、思いもよらぬ運命のなかに、よりにもよって自分の選択で飛び込んでしまった。満州に入植した日本人のように、勝手に人の家を取りあげてそこに住み込み、乗っ取られた現地の満州人たちが自分の家を覗きに戻ってくる。他人なんてどうだっていいじゃないか。日本人、中国人、満州人、モンゴル人、ロシア人、五族共和の国、満州国を縮尺したような集落の中で、キーン先生は「日本国内でも吹きさらされた満州の砂丘に一番似た地域を描写しているのは、単なる暗合ではなかろう。」と言う。しかも、砂丘に住む女をはじめとする住人たちは、満州開拓団のような他人の土地、家、財産を横領したとんでもない人種の代理のように見えてしまう。結局、自分さえ良ければよい、という人生観に何時か男もあきらめて従って行ってしまう。生きるとは、集団の意志に従うしかないというイメージが植え込まれて、嫌な感じの小説なのか。もしかすると、作者の体験をリアルに再現したものか。こんなのありえないと思っていましたが、キーン先生の指摘で、現実を寓話化したお話と納得出来ました。
 「けものたちは故郷をめざす」これも満州国の取り残された作者の逃避行。リアリズムの作品のようでいて、最後に主人公は密貿易船から降りることが出来ない。日本の港に密貿易船が入港したのと言うのに、命の恩人達でもあるギャングたちは日本にいてもろくなことはない、餓死するのが目に見えていると言う。敗戦後の日本のひどい状況を伝えている。南へ下る列車の貨車に隠れるが、一緒に暮らしていたロシア兵に見つかってしまう。これで逃避行は終わりかと思うと、彼は通行許可証を渡してくれて、さらに客車の方に乗せてくれる。ロシア兵はこの三年間一緒に暮らしてきた日本人が無事に故郷へ帰れるように手配してくれる。しかし、波乱万丈の命がけの体験が待っている。ハラハラドキドキさせられながら、結局、主人公は日本の港につきながら下船できないまま船倉の物置に閉じこめられてしまう。ここで話が終わるが、どうなったの、一体、終わってないよ、と言う不消化な気分のまま、なんかこれが安倍公房なんだよなぁと納得している。
 あまり日本では、日本人が虐殺されて行く事件には触れないが、さりげなく昭和20年の関東軍が本土防衛のために移動するため列車を独占し、一般の日本人入植者は、徒歩や馬車で逃避行を決行し、大量虐殺事件が、起こった。その虐殺事件が終わった二年か三年後に主人公も逃避行を決断、決行する。主人公とその母を置き去りにした820人の入植者は移動の途中、みんな国境付近で虐殺されたとソ連兵に教えられる。これも一緒に逃げていたならば安部公房と言う作家はいなかったことになる。運命とか、数奇とか、不思議な力を感じさせられる。
2019年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文豪を語るのに単に褒めるのではなく欠点も冷静に指摘しており公平な姿勢で書かれている。
2008年4月4日に日本でレビュー済み
 谷崎・川端・三島・安部・司馬という5人の作家たちの交友が描かれている。5名とも今は亡き人で、この5名のファンならぜひ読むことを勧める。
 しかし、著者はメモも残さず日記もつけなかったため、覚えていることも多いが忘れてしまったことはそれ以上多いと語っている。まことに残念なことである・
 この5名の作家の中で、安部公房は今まで取り上げられる機会が少なかったため安部ファンには特に貴重な資料である。たとえば、満州で産まれたので中国語を医者になるためにドイツ語を習得しているはずなのに、安部は完全に忘れていたとある。著者に言わせると「この不思議な男の数ある不思議の一つに、外国語習得能力の完全な欠如が挙げられる」となる。
 その他に印象に残ったのは、ノーベル賞選考のエピソードだ。1960年まで、海外で一番知られていたのは谷崎であった。そのため、日本人で文学賞をもらうとすれば谷崎であった。事実フランス・プレス通信は谷崎がノーベル文学賞を受賞したと誤報している。この誤報が日本にノーベル文学賞に回ってくる原因となったのだがその時には谷崎が亡くなっていた。そのため、日本初のノーベル文学賞は、三島に選考がほとんど決まりかかっていた。その時期海外では三島がもっとも有名であった。しかし、「三島は学生運動と関係がある」というデンマーク人の作家の意見で川端に変更されたという。
 海外の情報に詳しい著者ならではのエピソードがあふれたこの本に星5つ推薦したい。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート