GTDについてのWeb上の記事を幾つか読んで少しずつ実践し始めてから、
GTD考案者の方の本も読まなければと思い、この本を読みました。
やはり本で読んでみるとその真髄のようなものが見えてきた気がしています。
実践してみたところ、まだ完全に実践しているわけではないにもかかわらず
すでにとても役に立っています。
この本は、何かを決定したり考えたりしなければならない仕事に携わっていて
なぜかうまくいった感じがしない人（自分のことです）に役立つはずです。
（以下は補足です。）
自分も以前「知識労働」に携わっていたときには
タスク管理を自分なりに工夫して行っていましたが、
やはりストレスフリーとはほど遠い状態でした。
今回この本を読んで、そのときに実現したかったことが
まさにこの本に書いてあることだったと気づき、感動しました。
自分にとってのポイントは主に、
・頭の中がすっきりするまで、気になることをすべて書き出す
・次にとるべき行動をはっきりさせる
・状況別にリストを作成する
・プロジェクトややりたいことその他すべてを含め、最低週1でレビューする
ということでした。
当時の自分としてもレビューが必要なように感じていたのですが、
周りにそんなことをやっているように見える人はいなかったので、
レビューに時間を使うことに気後れしてしまっていました。
でもこの本を読んで、知識労働ではレビューが絶対に必要だと思い、
これからはどんなに忙しくても必ずレビューの時間を毎週取っていくことを決意しました。
自分はこれからまた知識労働の仕事へと転職する予定なのですが、この本は
増え続ける仕事にどうやって対処していくかという不安も解決してくれました。
すでにプライベートで実践中なのですが、
自分が何をやりたいのか、何をすべきなのかがはっきり分かり、
今やっていることに集中でき、何よりも充実感が感じられています。
休んでいるのにやらなくてはいけないことを思い出してしまい
ストレスに感じたりするようなことはかなり減りました。
さらに、人生でやっておきたいこと、どんな自分になりたいかといったことについても
GTDのおかげでいろいろと整理でき、だんだんはっきりしつつあります。
GTDは自分にとっては過去最高に画期的で普遍的に思えたので、
今のところ一生この手法にお世話になりたいと思っています。
GTDの手法を自分のものにできるよう、
これからもこの本を何度も繰り返し読み、
継続してシステムを維持していきたいと思います。
ちなみにGTDとは関係ないですが、よく訳本にありがちな
英語をそのまま日本語にしてしまったような言い回しがこの本にはあまりなく
比較的自然な日本語になっていて読みやすいと思いました。
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