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ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論 単行本 – 2020/7/30

4.1 5つ星のうち4.1 402個の評価

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やりがいを感じないまま働く。ムダで無意味な仕事が増えていく。人の役に立つ仕事だけど給料が低い――それはすべてブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)のせいだった! 職場にひそむ精神的暴力や封建制・労働信仰を分析し、ブルシット・ジョブ蔓延のメカニズムを解明。仕事の「価値」を再考し、週一五時間労働の道筋をつける。『負債論』の著者による解放の書。

■推薦コメント
みんなが自分の仕事について真面目に考えたら世界は変わるかもしれない
グレーバーの提議がこれほど切実に聞こえるときはない
コロナ禍を体験した私たちに「思索のタネ」を与える福音の書
ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)

「クソどうでもいい仕事」は実在する。どころか、4割くらいの人が自分の仕事がそうであると知りながらそれに従事している。なのに誰もそれを「クソどうでもいい」と言えずにいた。が、それも本書が出るまでの話だ。現代社会最大のタブーは晒された。「クソどうでもいい仕事」はあなたの錯覚ではないし、誰がどれだけ言い繕おうとそこに意義はない。だから大手を振って中指を立ててやろう。こんな痛快な本はまたとない。何もせず威張ってるだけの上司や同僚のまぬけづらを思い浮かべて、大爆笑しながら読もう。
若林恵(編集者)

ムダで無意味だと思いながらも、働いているふりを強いるブルシット・ジョブ。本書のエピソードの数々に誰もが共感を覚えるはずだ。でも「辞めてやる! 」とは言えない。他に選択肢はないと思い込んでいる。それが個人や社会を蝕んできた。なぜこうなってしまったのか? これは「働き方」の問題ではない。グレーバーは、そこに何重にも絡まる歴史的な政治・経済・宗教の問いを解き明かしてくれる。ケア労働が見直されている今だからこそ、ポスト・コロナの世界を考えるためにも。必読です。
松村圭一郎(文化人類学者)

かつて惑星の99%を勝手に味方につけたグレーバーは、「勝ち組」ホワイトカラーの内心の苦しみをケアするこの著作で、改めて階級横断的な「人間」一般の秘密をわたしたちに伝えながら自由な未来を開こうとする。
片岡大右(批評家)

ハッとさせられたのは、あらゆる労働は本質的にケアリングだ、という指摘である。橋を作る仕事だって、その根本にあるのは川を横断したい人へのケアだ。ケアは数値化できず、生産性には結びつかない。私たちがコロナ禍で学んだのは、このケアの部分こそ機械によって代替することができず、また休むことも許されないという事実だった。
人間らしく働き、ケアしあいながら社会を作るとはどういうことか。日常が完全に元に戻る前に、立ち止まって考えたい。(9/12『毎日新聞』より)
伊藤亜紗(美学者)

「いかに会議の時間を短くするか」というお題の会議を長時間やったことがある。あれには意味があったらしい。会議がなくなると困っちゃう人たちの仕事を守っていたのだ。
武田砂鉄(ライター)

■「ブルシット・ジョブ」とは?
◇ブルシット・ジョブの最終的な実用的定義
ブルシット・ジョブとは、被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている。

◇ブルシット・ジョブの主要5類型
1. 取り巻き(flunkies):だれかを偉そうにみせたり、偉そうな気分を味わわせたりするためだけに存在している仕事
2. 脅し屋(goons):雇用主のために他人を脅したり欺いたりする要素をもち、そのことに意味が感じられない仕事
3. 尻ぬぐい(duct tapers):組織のなかの存在してはならない欠陥を取り繕うためだけに存在している仕事
4. 書類穴埋め人(box tickers):組織が実際にはやっていないことを、やっていると主張するために存在している仕事
5. タスクマスター(taskmasters):他人に仕事を割り当てるためだけに存在し、ブルシット・ジョブをつくりだす仕事
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商品の説明

著者について

デヴィッド・グレーバー(David Graeber)
1961年ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。著書に『アナーキスト人類学のための断章』『資本主義後の世界のために――新しいアナーキズムの視座』『負債論――貨幣と暴力の5000 年』『官僚制のユートピア――テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則』『民主主義の非西洋起源について――「あいだ」の空間の民主主義』(すべて以文社)、『デモクラシー・プロジェクト――オキュパイ運動・直接民主主義・集合的想像力』(航思社)など。

酒井隆史(さかい たかし)
1965年生まれ。大阪府立大学教授。専門は社会思想、都市史。著書に『通天閣――新・日本資本主義発達史』(青土社)、『暴力の哲学』『完全版自由論――現在性の系譜学』(ともに河出文庫)など。訳書にグレーバー『負債論』(共訳)、『官僚制のユートピア』のほか、マイク・デイヴィス『スラムの惑星――都市貧困のグローバル化』(共訳、明石書店)など。
芳賀達彦(はが たつひこ)
1987年生まれ。大阪府立大学大学院博士後期課程。専攻は歴史社会学。
森田和樹(もりた かずき)
1994年生まれ。同志社大学大学院博士後期課程。専攻は歴史社会学。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2020/7/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/7/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 424ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4000614134
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4000614139
  • 寸法 ‏ : ‎ 3.2 x 14.8 x 21 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 402個の評価

著者について

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デヴィッド・グレーバー
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年4月5日に日本でレビュー済み
『ブルシット・ジョブ』
とてつもなく面白かった(と言っていいか分からん内容だが)。

端的に書かれているが、「クソどうでもいい仕事こそ、高給取りである」傾向がある、という謎を、事実に基づいて解き明かしている。なんで謎かというと、市場原理が正しいとするなら、クソどうでも仕事は、淘汰されていくはずだからね。

でも現実には、そういう仕事がどんどん増えて(学校関係者のみなさま、助成金申請のみなさま、授業や事業になんの関係もないペーパーワークにうんざりしてませんか?)、

しかもエッセンシャルワーカーは低賃金で働かされている!それも世界的な傾向がある。

他にも書ききれない興味深い事例があるので、読んでください。

自分の常識が覆される、良い本でした。オススメ。

『アナキズム入門』デヴィッド・グレーバーを紹介してくれてありがとうございます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年9月30日に日本でレビュー済み
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書かれている内容は抜群に興味深く刺激的なのだが、とにかく翻訳の日本語が下手で閉口する(それでも『負債論』のときよりはマシだけど)。それが星ひとつ減点の理由。原書必携。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年5月25日に日本でレビュー済み
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太郎の仕事は〜だ。次郎の仕事は〜だ。という羅列が1000人続くような感じの本。個々人の例の羅列ではなく、そこから抽出出来る法則や本質を語ることに多くのページを使ってもらいたかった。
テーマは面白いが構成は改善の余地があると思います。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月22日に日本でレビュー済み
直感的には「クソどうでもいい」と思うことに頑張って頑張って無い意味を無理やり付与しようとして途中で思考停止する事の方がむしろ多い。自身を振り返っても深く首肯。いくらAIが進化しようが、本来無い需要を捏造して無意味な仕事や商品を生成し続けずにいられない強迫観念を拭い去らない限り、隷属は隷属のまま、何も変わらない。でも脱出方法が分からないから苦しい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 日本のワーカーたちは、つまらない仕事をしているという自覚がある故に、日本でも本書はベストセラーとなっているのだろう。‘訳者あとがき’に、「お気に入りの断片や、しっくりきた洞察があれば、整合性など気にせずに、どんどん発展させてほしい(p.411)」とあるので、気付いたことを記しておく。

1.日本人の「仕事の満足度」は低い
 NHK 放送文化研究所が参加している国際比較調査ISSP(International Social Survey Programme)で、32の国と地域のうち、日本人の「仕事の満足度」は28位と下位であった(2005年調査)。グレーバーが引用する調査(p.12)はイギリスなので、この時のイギリスの順位を見ると16位であった。
 ISSPの調査には「社会に役立つ」という項目もあるので比較すると、日本のイエスは60%、イギリスは62%であった。(100%-イエス%)をノーとすれば、日本は40%、イギリスは38%となる。グレーバーが引用する「世の中に意味のある貢献をしていますか」のイエスは37%で、ほぼ同じ数値である。
 このような調査結果をみると、日本人こそ本書を読むべきと思えてくる。「ブルシット・ジョブ」とはどのような仕事なのかを説明する必要はない。「いま、あなたがしている仕事」が正にそうなのだから。

2.つまらない仕事をつくるもの
 では、このつまらない仕事を準備し、持続させるものは何なのか。印象に残ったものを挙げる。
・費用便益計算(p.117);企業活動を動機づける合理的な判断基準とされるもの。しかし、勤勉を貴ぶという意味からではなく、何もしないで大きな利益を得たとしても、それは喜ぶに値するものだろうか。
・雇用目的仕事(p.122);雇用されることを目的にしているような仕事。特に、ある者の時間を別の者が所有できるという発想。これは非常に奇妙な考えである。
・数量化の欲望(p.337);数量化できないものが、まるで存在しないもののようにされてしまう。今回の新型コロナで、エッセンシャル・ワーカーが注目されたが、彼らの貢献は数値化されず、非常事態でもない限り価値は認められないだろう。
・労働の道徳的価値;働くことは尊いという価値観。これを支配階級が利用しないはずがない(p.5)。
・経営封建制(p.232);実際に生産に従事する人びとの自律性はほぼ消滅し、それと同時に経営管理者からなるヒエラルキー的階層は、際限なく再生産される(p.235)。
 他にも多数あるが、このくらいにしておこう。

3.対策はあるのか
 グレーバーは、政策提言を行うのを好まない(p.345)。それでも普遍的ベーシックインカムを提唱する(p.347)。
 「ヒエラルキー的労働組織のサドマゾヒズム的力学」を解消できる(p.360)。この意味でベーシックインカムは、労働者に上司に対して「辞めてやる」という権能を与えることになる(p.362)。
 また所得が保証された世界では、ブルシットな組織はその非効率性によって存続が不可能となる。

4.類似の著作
 参考文献のリストから、(私でも知っている)グレーバーの主張を補強するものを選んでみた。
①ハンナ・アーレント
 ハンナ・アーレント『人間の条件』(ちくま学芸文庫);人間は次の三つの条件のもとにあるとした。労働(Labor;生物学的活動)、仕事(work;非自然的活動)、活動(action;人と人との間で行われる真の活動)の三つである。時代が下がるにつれ、真の活動は後退し、労働と仕事が幅を利かせるようになった。労働と仕事をブルシット・ジョブとすれば、グレーバーの発想に近い。

②ルトガー・ブレグマン
 ルトガー・ブレグマン『隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働』(文藝春秋);ベーシックインカムを推奨する有力な文献だが、一日三時間労働という時短にグレーバーは賛成しない(p.347)。

③ジョン・ケネス・ガルブレイス
 ジョン・ケネス・ガルブレイス『ゆたかな社会』(岩波現代文庫);大衆の必要に基づく需要よりも、生産者が作り出す需要が重要となり、その結果大衆の欲望が生産に依存するようになった。

④アーリー・ラッセル・ホックシールド
 アーリー・ラッセル・ホックシールド『管理される心』(世界思想社);感情労働という概念を導入した。デルタ航空の客室乗務員を研究対象とするが、多くの仕事で演技が必要とされる(p.146)。自分を偽り、感情をコントロールしなければならない。それが商品となる。

⑤マックス・ウェーバー
 マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫);有名な「天職」の分析よりも、ウェーバーの「鉄の檻(おり)」の方がグレーバーの認識に近い。「鉄の檻」は、官僚制の進展により諸秩序が硬直化し、人間の自由が喪失されるというヴェーバーの悲観的な時代認識をあらわしている。つまり現世からの脱出路はことごとく塞がれている。

 その他ブルシットに似た発想に、パーキンソンの法則(役人の数は仕事の量とは無関係に増え続ける)や、ピーターの法則(ある人材は組織内で昇進できる限界点に達し無能となり、やがて各階層に無能となった者たちがあふれることになる)などがある。
 ILOはディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を、各国に訴えている。

 以上、グレーバーは決して唐突な意見を述べているのではない。私たちがいつの間にか不自然な観念を植え付けられたことに、産業化した社会が我々の能力を歪めていることに気付くことが重要なのである。
321人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月26日に日本でレビュー済み
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金融システム開発におけるプロジェクトマネジメントが仕事ですが、大して社会に役立っていないという葛藤がありました。また、現在のAIの快進撃により今後は【ブルシット・ジョブ】しか残らないと考えていたので本書を読んでみました。

社会的に有用・重要であり、自分自身が役立っていると感じている仕事は社会的に冷遇され、報酬が低い。一方で、社会的に無意味・不必要な仕事【ブルシット・ジョブ】が高収入で、専門職として敬わられ、さらに増殖している。なぜ社会的に有用な仕事の報酬が低いのかを深掘りした結果が衝撃的でした。
僕の理解で整理してみると、
①利他的・利己的それぞれの人がいて、より大きな労力を費やしている人に大きな報酬を与えれば、社会全体に富を分配し便益を与えたいという利他的な人の目的と対立する。利己的な人に報酬を与える方が筋が通っている。
②社会に便益を与えることを選んだ人、そこに喜びを感じる人には物質的な見返りは重要ではない。一方で、自分は無意味で有害ですらある仕事をしているという認識に苛まれねばならぬ人こそ、その理由により、多くの報酬を受け取るべき。
という2つの考えに「確かに、そうかも」となりました。

また『あれこれと苦労して経済的価値をなんとか貯め込んで、そうやってはじめてひとは、自分の金をなにかかけがえのないもの、より高尚で実体のないもの、あるいは美しいものにつぎ込むことが許される』とあり、【ブルシット・ジョブ】で財を蓄えてこそ利他的な活動が可能という話も印象深かったです。

本書を読んで、自らの【ブルシット・ジョブ】をどうするかという答えは出ておらず、まだ悩む日々は続きそうです(AIの快進撃で社会構造が破壊されるまで)。
今後は【ブルシット・ジョブ】をも楽しめる心構えが必要かと思いつつも、自らの仕事を自己破壊していかないといけないと感じました。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月21日に日本でレビュー済み
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ごめんなさい。
読むの挫折しました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで現場仕事からデスクワークまで、様々な仕事をしましたが、中には職務内容に疑問を感じる仕事もありました。ホワイトカラーの殆んどがブルシットで、かつ、その従事者の多くが自覚しているということに驚きました。ホワイトカラーは収入も地位も高いので、さぞかしリア充を誇っているのだろうと思ってましたから。3K などと揶揄されるブルーカラーの実存性に、抜き差しならない嫉妬を抱いている倒錯さは、嗤えないけど実に滑稽です。これまで、ホワイトカラーの心理的実情を明らかにした本は、幸か不幸か無かったと思います。その意味で、この本は新しいのでは。久しぶりの、視野を拡げてくれる衝撃的な
本でした。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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