数々の賞にノミネートされ、酷評され受賞とはならなかったものの、私は好きです。
コツコツと集める中、この自伝小説に辿り着き、今回購入となりました。
フアンなら一読の価値ありです。
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私の話 (河出文庫) 文庫 – 2005/10/5
鷺沢 萠
(著)
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2005/10/5
- ISBN-104309407617
- ISBN-13978-4309407616
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2005/10/5)
- 発売日 : 2005/10/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 192ページ
- ISBN-10 : 4309407617
- ISBN-13 : 978-4309407616
- Amazon 売れ筋ランキング: - 436,727位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
酒井順子の親友ということで気になった本書。酒井のあとがきが印象深かった。著者は一見クールでドライに見えるが、実は何事にも一生懸命で、常に誰かの役に立ちたいという熱い気持ちを持った一面があった人。繊細で感受性が強かった分、妥協できない部分も沢山あり、結局は自分の理想と現実のギャップで苦しんだのではないか。
2012年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
家庭の経済崩壊、父の死、結婚の破綻、母の病、次々苦難に見舞われた
作者の文筆業を始めて15年の記念作品。
印象に残るのは最後のほうに出てくるエピソード、祖母の入院先に見舞
にいったときの祖母の言葉、「おばあちゃんのことはもうよしてくれね」
筆者はその言葉に「頭を鈍器で殴られる感覚」自分が愛している人が一生
かけて守ってきたものを壊し、傷つけてる罪悪感、苦しみを亡くなるまで
持ち続けたのでは?読んだ後そんな感じを持ちました。
作者の文筆業を始めて15年の記念作品。
印象に残るのは最後のほうに出てくるエピソード、祖母の入院先に見舞
にいったときの祖母の言葉、「おばあちゃんのことはもうよしてくれね」
筆者はその言葉に「頭を鈍器で殴られる感覚」自分が愛している人が一生
かけて守ってきたものを壊し、傷つけてる罪悪感、苦しみを亡くなるまで
持ち続けたのでは?読んだ後そんな感じを持ちました。
2004年5月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鷺沢さんの本、大好きです。いつも、チェッ、と舌打ちをしているのが
聞こえてきそうな感じで、それでも”仕方ないなあ・・・”と
また歩き出していく・・・そんな感じ。
どんなにつらくても、どんなに悲しくてもそれでも人は生きていく、
生きていかなければならないのだなあ、と思いました。
もう、彼女の作品が読めないと思うと本当に残念です。
大好きだったのに・・・
聞こえてきそうな感じで、それでも”仕方ないなあ・・・”と
また歩き出していく・・・そんな感じ。
どんなにつらくても、どんなに悲しくてもそれでも人は生きていく、
生きていかなければならないのだなあ、と思いました。
もう、彼女の作品が読めないと思うと本当に残念です。
大好きだったのに・・・
2016年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鷺沢さんの作品は、十代の頃に幾つか読みました。友人の体験談をおもしろおかしく綴ったエッセイや『愛してる』。さぞかし充実した人生を送ってるんだと思ってました。美貌とトークスキルを生かして、テレビにも出てましたしね。
しかし。苦労を表に出さなかっただけで、生い立ちはかなり苛烈だったのですね。また、冒頭に描かれている、離婚で心身ともに疲弊している時に発覚した母の乳癌。それによって更に忙しくなった鷺沢さんは気の毒でした。
華やかに見えて色々あったんだな…。
自殺したからって、私の鷺沢さんへの評価は変わりません。“自殺するのは弱い人”なんて言いたくないし、また“自殺したからこそ文豪”などと言うつもりもない。
鷺沢萌は生きた。それ以上でもそれ以下でもないのでは。
しかし。苦労を表に出さなかっただけで、生い立ちはかなり苛烈だったのですね。また、冒頭に描かれている、離婚で心身ともに疲弊している時に発覚した母の乳癌。それによって更に忙しくなった鷺沢さんは気の毒でした。
華やかに見えて色々あったんだな…。
自殺したからって、私の鷺沢さんへの評価は変わりません。“自殺するのは弱い人”なんて言いたくないし、また“自殺したからこそ文豪”などと言うつもりもない。
鷺沢萌は生きた。それ以上でもそれ以下でもないのでは。
2015年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今この時代 呑む打つ も 平等。 もっと 色々言って 書いて 頂きかった です 惜しい 先日お亡くなりになられた白川道さんとパイを囲んおられますか
2004年3月4日に日本でレビュー済み
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「初の自伝的私小説」と帯にあるのを見て、え?私小説なら、今までいくつも書いてるんじゃないの?と思いました。で、読んでみたんですが、これは、長編の自伝的エッセイを3本まとめた本ですね。確かに、過去の彼女の私小説は「自伝」として書いてあったわけではないし、細部までそのままだったわけでもないだろうから、「初」と言えば「初」なのだろうけど、ちょっと宣伝文句としては感心しませんね。
そういうことを抜きにすれば、いつも通り、読みごたえのある本でした。単に彼女の身の回りに劇的な出来事が多いというだけではない、才能というか、実力ですね。
そういうことを抜きにすれば、いつも通り、読みごたえのある本でした。単に彼女の身の回りに劇的な出来事が多いというだけではない、才能というか、実力ですね。
2006年6月7日に日本でレビュー済み
軽妙なエッセイ、洒脱な小説、温かみのある韓国にまつわる体験談。
鷺沢作品がとても好きでした。
そんな鷺沢さんが自分の魂にとって、
最も痛々しい記憶を掘り起こして淡々と書いた自伝です。
私は彼女の「韓国もの」に触発され、韓国語を学んでいますが、
その裏にあった、彼女の祖母を巡る物語には
本当に胸を掻き毟られるような気がしました。
でも、それを乗り越えて、色んなものを書いていける方
だったと思います。
いまだに書棚の中の本を目にすると涙がにじみます。
鷺沢作品がとても好きでした。
そんな鷺沢さんが自分の魂にとって、
最も痛々しい記憶を掘り起こして淡々と書いた自伝です。
私は彼女の「韓国もの」に触発され、韓国語を学んでいますが、
その裏にあった、彼女の祖母を巡る物語には
本当に胸を掻き毟られるような気がしました。
でも、それを乗り越えて、色んなものを書いていける方
だったと思います。
いまだに書棚の中の本を目にすると涙がにじみます。