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刺青 [DVD]

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フォーマット 色, ドルビー, ワイドスクリーン
コントリビュータ 長谷川明男, 若尾文子, 山本 学, 佐藤 慶, 増村保造, 須賀不二男
言語 日本語
稼働時間 1 時間 26 分

「カラオケ行こ!」Blu-ray & DVD 予約受付中
8/7発売。Amazon.co.jp限定特典はクリアしおり&ポストカード付き。現在特集ページでは岡聡実役の齋藤潤さんからのコメント動画を公開中! 特集ページをチェック

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登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988111288875
  • 監督 ‏ : ‎ 増村保造
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー, ワイドスクリーン
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 26 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2012/10/26
  • 出演 ‏ : ‎ 若尾文子, 長谷川明男, 山本 学, 佐藤 慶, 須賀不二男
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 角川書店
  • ASIN ‏ : ‎ B0093T4EI8
  • 原産国 ‏ : ‎ 日本
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 48個の評価

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レビューは若尾さま主演、美少女市川和子助演の同梱DVD『新婚日記 恥しい夢』について。
5 星
レビューは若尾さま主演、美少女市川和子助演の同梱DVD『新婚日記 恥しい夢』について。
A、『刺青』についてちょっと。一、はじめにたいへんうれしい『刺青』の4Kデジタル修復版である。しかし、本映画は上映時から世評高く、ビデオ、DVDで親しまれ、たくさんの批評・コメント・レビューがあり、このデジタル修復版もテレビ放映されていて多くの方がごらんになったと思うので、私が新しき書けることはほとんどない。それで、本レビューは同梱DVDの『新婚日記 恥しい夢』に絞って、書きたい。二、『刺青』について2点だけ。○4kデジタル修復版の画質は良好と思う。○『刺青』が公開された1966年のキネ旬ベストテンが面白い。圧倒的1位は『白い巨塔』で310点。『刺青』は5点で29位、投票したのは38人の選者のうちで、6位に選んだ草柳大蔵氏のみ(偉い!)。その一つ上の28位がなんと『赤い天使』で6点、投票したのは5位に選んだ当時のキネ旬編集長白井佳夫氏のみ(これは本当に偉い!)。その2つ上の25位が清順の名作『けんかえれじい』で9点、投票したのは2位に選んだ佐藤忠夫氏のみ。B、同時梱包のDVD『新婚日記 恥しい夢』について。一、映画とDVDについて○1956年4月23日封切の大映映画。42分。スタンダード。モノクロ。監督は田中重雄。○この年の若尾さまは23歳。前年の平凡スタア人気投票は圧倒的1位、プロマイド売れ行きもトップ、ファンレターは日に何百通も届いた。1月に主演の60分未満新婚コメディ(つまり)『花嫁のため息』と続編『新妻の寝ごと』が公開され、この路線(小市民清純お色気路線かな)の継続として、4月に本映画が、5月に続編の『新婚日記 嬉しい朝』が公開された。○この間に、若尾さまは3月公開の溝口健二監督の遺作『赤線地帯』で赤線を抜け出すためにひたすら金を稼ぐ汚れ役娼婦を熱演し、新たな女優イメージを作り出していた。○しかし、本映画はもちろん『赤線地帯』以前の若尾さまのイメージ通りの映画である。若尾さまは十代の性典シリーズでブレイクした女優だが、性典シリーズの肉体的な汚れ役は南田洋子等であって、若尾さまはあくまでも異性肉体愛的には純潔であった。本映画の新婚妻はもちろん若尾さま、新婚夫が美男の品川龍二。冒頭は楽しいモノローグで始まる。「私たち新婚夫婦を乗せた列車は一路東京へ東京へと驀進していた。夫は電電公社職員、今度熊本から東京へ転勤となり、それを機会に私たちは夫の両親の反対を押し切って結婚したのである。でも私たちは式が終わるとすぐ記者に乗ったので、事実上の結婚はまだ済んでいない」である。つまり、事実上の結婚とは二人で迎え、二人が肉体的に結ばれる初めての夜ということになる。新婚生活の場所については、品川の恩師の家を、留学中の留守番という形で一ヶ月借りることで解決していた。そして、初夜は無事に過ぎたものの、翌日から難事が降りかかる。一つは近所の人がひっきりなしに電話を借りに来ることと電話をかかってくると近所の家まで走っていって呼びに行かなければならないこと、昼間家にいる若尾さまはこれでクタクタになってしまう。もう一つは若尾さまの同郷の先輩の倉多マユミに、ホームシック女学生市川和子の下宿を無理やり頼まれてしまうこと。美少女市川和子は夜は若尾さまの隣りに寝たがり、品川は仕方なく隣の部屋で一人で寝ることになる。その結果・・二、私的感想○画質はとてもよい。十分にこの映画を楽しめる。○二人が迎える初めての夜はどきどきさせられてしまう。一つは何か起こるのではないかという不安、もう一つは若尾様の性的魅力である。といっても、若尾さまは何ら肉体露出はしない。風呂から浴衣姿で出てきたあと、軽く化粧をしながら台所にいる品川と会話して、寝室に呼んだ品川とゆっくり抱き合ってキスをして・・二人の視線と会話がとてもよい。○こうやって最初の夜だけ二人に優しく実質上の結婚を遂げさせておいて、あとはしっちゃかめっちゃかにしてしまう映画だが、若尾さまと品川の善意、人のよさ、押しの弱さのため、追い詰められていくのが楽しい(?)。最後にうまく救済してくれ、後味良い。○美少女市川和子の、脳天気で、悪意のないお邪魔虫ぶりが楽しい。女学校の同級生の一群を連れてきて、応接間を占拠し、ダンスを始めるのがハイライト。三、若尾さま以外の女優について○市川和子☆実年齢16歳。本映画のクレジット2番目。1954年8月に『真白き富士の嶺』で15歳の高校生役でヒロインデビュー。これは同名の小百合・いづみさん映画(1963年)とは別映画。2003年にTV放映された。現実のボート遭難事件に題材をとった映画のため、高校生青春映画風の映画が最後に大悲劇になってしまうという違和感の残る映画ではある。市川和子もまだ洗練されていない感じで、16歳の本映画のほうが美しい。デビュー約半年後に『蛍の光』(1955年1月)で若尾さまの妹役をやっているが未見。その約半年後の助演女子高校生役の『五十円横丁』(1955年7月)は一昨年TV放映された。美しいお姫様ぶりはアマゾンプライムの『赤胴鈴之助 鬼面党退治』(1957年8月)で観ることができる。○藤間紫☆実年齢32歳。子持ちの社長の愛人役。電話の使い放題で若尾さま・品川の新婚夫婦にさんざん迷惑をかけるが、最後に救世主となる。この上ない適役。
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年1月13日に日本でレビュー済み
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傷やごみは一切なく、画面揺れもありません。フィルムグレインも感じさせない。
普段使っているモニターでは特に色が偏っているとかもなく、コントラスト調整も素晴らしい。
霧のシーンの質感に驚きました。そのくらい肌質感も素晴らしい。
メインタイトルの出演者等の文字を観ると若干甘さは感じるが、修復されたブルーレイ映像は素晴らしいと思います。
2023年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
A、『刺青』についてちょっと。
一、はじめに
たいへんうれしい『刺青』の4Kデジタル修復版である。しかし、本映画は上映時から世評高く、ビデオ、DVDで親しまれ、たくさんの批評・コメント・レビューがあり、このデジタル修復版もテレビ放映されていて多くの方がごらんになったと思うので、私が新しき書けることはほとんどない。
それで、本レビューは同梱DVDの『新婚日記 恥しい夢』に絞って、書きたい。
二、『刺青』について2点だけ。
○4kデジタル修復版の画質は良好と思う。
○『刺青』が公開された1966年のキネ旬ベストテンが面白い。圧倒的1位は『白い巨塔』で310点。『刺青』は5点で29位、投票したのは38人の選者のうちで、6位に選んだ草柳大蔵氏のみ(偉い!)。その一つ上の28位がなんと『赤い天使』で6点、投票したのは5位に選んだ当時のキネ旬編集長白井佳夫氏のみ(これは本当に偉い!)。その2つ上の25位が清順の名作『けんかえれじい』で9点、投票したのは2位に選んだ佐藤忠夫氏のみ。
B、同時梱包のDVD『新婚日記 恥しい夢』について。
一、映画とDVDについて
○1956年4月23日封切の大映映画。42分。スタンダード。モノクロ。監督は田中重雄。
○この年の若尾さまは23歳。前年の平凡スタア人気投票は圧倒的1位、プロマイド売れ行きもトップ、ファンレターは日に何百通も届いた。
1月に主演の60分未満新婚コメディ(つまり)『花嫁のため息』と続編『新妻の寝ごと』が公開され、この路線(小市民清純お色気路線かな)の継続として、4月に本映画が、5月に続編の『新婚日記 嬉しい朝』が公開された。
○この間に、若尾さまは3月公開の溝口健二監督の遺作『赤線地帯』で赤線を抜け出すためにひたすら金を稼ぐ汚れ役娼婦を熱演し、新たな女優イメージを作り出していた。
○しかし、本映画はもちろん『赤線地帯』以前の若尾さまのイメージ通りの映画である。若尾さまは十代の性典シリーズでブレイクした女優だが、性典シリーズの肉体的な汚れ役は南田洋子等であって、若尾さまはあくまでも異性肉体愛的には純潔であった。
本映画の新婚妻はもちろん若尾さま、新婚夫が美男の品川龍二。冒頭は楽しいモノローグで始まる。「私たち新婚夫婦を乗せた列車は一路東京へ東京へと驀進していた。夫は電電公社職員、今度熊本から東京へ転勤となり、それを機会に私たちは夫の両親の反対を押し切って結婚したのである。でも私たちは式が終わるとすぐ記者に乗ったので、事実上の結婚はまだ済んでいない」である。
つまり、事実上の結婚とは二人で迎え、二人が肉体的に結ばれる初めての夜ということになる。
新婚生活の場所については、品川の恩師の家を、留学中の留守番という形で一ヶ月借りることで解決していた。そして、初夜は無事に過ぎたものの、翌日から難事が降りかかる。一つは近所の人がひっきりなしに電話を借りに来ることと電話をかかってくると近所の家まで走っていって呼びに行かなければならないこと、昼間家にいる若尾さまはこれでクタクタになってしまう。もう一つは若尾さまの同郷の先輩の倉多マユミに、ホームシック女学生市川和子の下宿を無理やり頼まれてしまうこと。美少女市川和子は夜は若尾さまの隣りに寝たがり、品川は仕方なく隣の部屋で一人で寝ることになる。その結果・・
二、私的感想
○画質はとてもよい。十分にこの映画を楽しめる。
○二人が迎える初めての夜はどきどきさせられてしまう。一つは何か起こるのではないかという不安、もう一つは若尾様の性的魅力である。といっても、若尾さまは何ら肉体露出はしない。風呂から浴衣姿で出てきたあと、軽く化粧をしながら台所にいる品川と会話して、寝室に呼んだ品川とゆっくり抱き合ってキスをして・・二人の視線と会話がとてもよい。
○こうやって最初の夜だけ二人に優しく実質上の結婚を遂げさせておいて、あとはしっちゃかめっちゃかにしてしまう映画だが、若尾さまと品川の善意、人のよさ、押しの弱さのため、追い詰められていくのが楽しい(?)。最後にうまく救済してくれ、後味良い。
○美少女市川和子の、脳天気で、悪意のないお邪魔虫ぶりが楽しい。女学校の同級生の
一群を連れてきて、応接間を占拠し、ダンスを始めるのがハイライト。
三、若尾さま以外の女優について
○市川和子
☆実年齢16歳。本映画のクレジット2番目。
1954年8月に『真白き富士の嶺』で15歳の高校生役でヒロインデビュー。これは同名の小百合・いづみさん映画(1963年)とは別映画。2003年にTV放映された。現実のボート遭難事件に題材をとった映画のため、高校生青春映画風の映画が最後に大悲劇になってしまうという違和感の残る映画ではある。市川和子もまだ洗練されていない感じで、16歳の本映画のほうが美しい。デビュー約半年後に『蛍の光』(1955年1月)で若尾さまの妹役をやっているが未見。その約半年後の助演女子高校生役の『五十円横丁』(1955年7月)は一昨年TV放映された。美しいお姫様ぶりはアマゾンプライムの『赤胴鈴之助 鬼面党退治』(1957年8月)で観ることができる。
○藤間紫
☆実年齢32歳。子持ちの社長の愛人役。電話の使い放題で若尾さま・品川の新婚夫婦にさんざん迷惑をかけるが、最後に救世主となる。この上ない適役。
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5つ星のうち5.0 レビューは若尾さま主演、美少女市川和子助演の同梱DVD『新婚日記 恥しい夢』について。
2023年3月5日に日本でレビュー済み
A、『刺青』についてちょっと。
一、はじめに
たいへんうれしい『刺青』の4Kデジタル修復版である。しかし、本映画は上映時から世評高く、ビデオ、DVDで親しまれ、たくさんの批評・コメント・レビューがあり、このデジタル修復版もテレビ放映されていて多くの方がごらんになったと思うので、私が新しき書けることはほとんどない。
それで、本レビューは同梱DVDの『新婚日記 恥しい夢』に絞って、書きたい。
二、『刺青』について2点だけ。
○4kデジタル修復版の画質は良好と思う。
○『刺青』が公開された1966年のキネ旬ベストテンが面白い。圧倒的1位は『白い巨塔』で310点。『刺青』は5点で29位、投票したのは38人の選者のうちで、6位に選んだ草柳大蔵氏のみ(偉い!)。その一つ上の28位がなんと『赤い天使』で6点、投票したのは5位に選んだ当時のキネ旬編集長白井佳夫氏のみ(これは本当に偉い!)。その2つ上の25位が清順の名作『けんかえれじい』で9点、投票したのは2位に選んだ佐藤忠夫氏のみ。
B、同時梱包のDVD『新婚日記 恥しい夢』について。
一、映画とDVDについて
○1956年4月23日封切の大映映画。42分。スタンダード。モノクロ。監督は田中重雄。
○この年の若尾さまは23歳。前年の平凡スタア人気投票は圧倒的1位、プロマイド売れ行きもトップ、ファンレターは日に何百通も届いた。
1月に主演の60分未満新婚コメディ(つまり)『花嫁のため息』と続編『新妻の寝ごと』が公開され、この路線(小市民清純お色気路線かな)の継続として、4月に本映画が、5月に続編の『新婚日記 嬉しい朝』が公開された。
○この間に、若尾さまは3月公開の溝口健二監督の遺作『赤線地帯』で赤線を抜け出すためにひたすら金を稼ぐ汚れ役娼婦を熱演し、新たな女優イメージを作り出していた。
○しかし、本映画はもちろん『赤線地帯』以前の若尾さまのイメージ通りの映画である。若尾さまは十代の性典シリーズでブレイクした女優だが、性典シリーズの肉体的な汚れ役は南田洋子等であって、若尾さまはあくまでも異性肉体愛的には純潔であった。
本映画の新婚妻はもちろん若尾さま、新婚夫が美男の品川龍二。冒頭は楽しいモノローグで始まる。「私たち新婚夫婦を乗せた列車は一路東京へ東京へと驀進していた。夫は電電公社職員、今度熊本から東京へ転勤となり、それを機会に私たちは夫の両親の反対を押し切って結婚したのである。でも私たちは式が終わるとすぐ記者に乗ったので、事実上の結婚はまだ済んでいない」である。
つまり、事実上の結婚とは二人で迎え、二人が肉体的に結ばれる初めての夜ということになる。
新婚生活の場所については、品川の恩師の家を、留学中の留守番という形で一ヶ月借りることで解決していた。そして、初夜は無事に過ぎたものの、翌日から難事が降りかかる。一つは近所の人がひっきりなしに電話を借りに来ることと電話をかかってくると近所の家まで走っていって呼びに行かなければならないこと、昼間家にいる若尾さまはこれでクタクタになってしまう。もう一つは若尾さまの同郷の先輩の倉多マユミに、ホームシック女学生市川和子の下宿を無理やり頼まれてしまうこと。美少女市川和子は夜は若尾さまの隣りに寝たがり、品川は仕方なく隣の部屋で一人で寝ることになる。その結果・・
二、私的感想
○画質はとてもよい。十分にこの映画を楽しめる。
○二人が迎える初めての夜はどきどきさせられてしまう。一つは何か起こるのではないかという不安、もう一つは若尾様の性的魅力である。といっても、若尾さまは何ら肉体露出はしない。風呂から浴衣姿で出てきたあと、軽く化粧をしながら台所にいる品川と会話して、寝室に呼んだ品川とゆっくり抱き合ってキスをして・・二人の視線と会話がとてもよい。
○こうやって最初の夜だけ二人に優しく実質上の結婚を遂げさせておいて、あとはしっちゃかめっちゃかにしてしまう映画だが、若尾さまと品川の善意、人のよさ、押しの弱さのため、追い詰められていくのが楽しい(?)。最後にうまく救済してくれ、後味良い。
○美少女市川和子の、脳天気で、悪意のないお邪魔虫ぶりが楽しい。女学校の同級生の
一群を連れてきて、応接間を占拠し、ダンスを始めるのがハイライト。
三、若尾さま以外の女優について
○市川和子
☆実年齢16歳。本映画のクレジット2番目。
1954年8月に『真白き富士の嶺』で15歳の高校生役でヒロインデビュー。これは同名の小百合・いづみさん映画(1963年)とは別映画。2003年にTV放映された。現実のボート遭難事件に題材をとった映画のため、高校生青春映画風の映画が最後に大悲劇になってしまうという違和感の残る映画ではある。市川和子もまだ洗練されていない感じで、16歳の本映画のほうが美しい。デビュー約半年後に『蛍の光』(1955年1月)で若尾さまの妹役をやっているが未見。その約半年後の助演女子高校生役の『五十円横丁』(1955年7月)は一昨年TV放映された。美しいお姫様ぶりはアマゾンプライムの『赤胴鈴之助 鬼面党退治』(1957年8月)で観ることができる。
○藤間紫
☆実年齢32歳。子持ちの社長の愛人役。電話の使い放題で若尾さま・品川の新婚夫婦にさんざん迷惑をかけるが、最後に救世主となる。この上ない適役。
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2013年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小さい頃に親に連れられて映画館で見た記憶があります。
ラストシーンが子供心に痛々しい感じがしたのですが、今見ると
さほどでもない気がしました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ま、4Kデジタル修復とあるが、
デジタルリマスターはあくまでも、個人差がついてまわる。
断言して言えるのは、万人受けできる画質処理ではないという事だ。
DVDの方は未見なので、わからんが、
今回のBDによる映像は個人的には80点。
だが、この映画の良さは、やはり劇場で鑑賞するのが一番。
最近は4K云々上映とあるが、
これはフィルムの良さを淘汰して、昨今のテレビドラマによる
ビデオ撮影と同じ方向への画像処理である。
フィルム撮影の良さを完全に剥奪した行為で、
個人的にはあまり好きではない。
昭和の映画全盛期時代の上映状態が好ましい。
と、ゴタクいっぱいだが、
ご自身の部屋での鑑賞で、AV環境が良くても並でも、
やはり劇場で観る方が受け方が完全に違う。

余談だが、もぅ30年以上経つが、
東宝のフランケンシュタィン対地底怪獣、同、サンダ対ガイラ、
この2本を劇場で久しぶりに観た時の臨場感。
ビデオ、LD慣れしてしまった視覚聴覚に凄まじいほどのぶっ飛び感、
劇場での深作の仁義シリーズも面白いが、それを完全に超えた感覚になった。
この刺青も同じで、劇場で観ると、このソフトで観るのとは
まるで違う感覚、大袈裟に言えば、物語自体も違うものに見えてしまう。

という訳で、このソフトを購入する人は根っからの若尾ファンか、
劇場でのあの感覚に刺激を受けた人たちだと思う。

昭和の映画がリバイバルされない昨今、
つまらん映画ばかり制作するなら、
もっと昭和の時代の映画をリバイバルせぃ!
と言うのオチで・・・・
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2020年9月10日に日本でレビュー済み
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音声も画像も文句無しです。
強いていうなら全体的に青みがかっていて、これが本当の色なのかよくわかりませんでした。
作品は素晴らしいです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若尾文子悪女全開!確信犯的な魔性の女!ドロドロの復讐劇。美しさに男どもはことごとく魂を抜かれ惨めに死んでいく。娘時代から素質は十分にあった。彫り師からできあがった背中を見てもそれほどまんざらではない様子である。新助がこんな生活と蔑んだ「芸者」も昔から憧れていたと言い返す。したたかでたくましく、時代劇によくある貞淑で男に従順な女ではない。刺青を彫られたのは単なるきっかけで、そこから開花したようにサバイバルして行く!新助には、気が弱いあんたにはうんざりだよ、触らないで、となんと足で頭を蹴りつけている。凄い。気が強い若尾もまた魅力的だ。衣装、数々の着物、帯、その芸者姿の艶っぽいこと。ふしだらに髪型を乱し、クネクネと男どもの間を歩く姿にもグッときた。背中に刺青を彫られるときの苦痛の声。肌も露わのシーン(たぶん吹き替え)に妖艶なエロスが立ち上っている。谷崎文学と増村監督の美意識が結実。関連本によると、若尾自身はこの作品は「あまり気に入ってない、難しかった、理解できなかった」と回想しているが、たまらない一作である。
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2014年12月22日に日本でレビュー済み
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高倉健、菅原文太さん等昭和の名優が逝去されています。
さて女優さんだと誰が記憶に残っているかなと考えたとき、和服の着こなしが綺麗で妖艶でもあり
色香が匂い立つようであった若尾文子さんが、まず記憶に浮かびました。
子供心にもしっかり記憶されています。改めて見たくて購入しました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
和服美でも衣紋を抜いた着こなしは

やもすると嫌らしく

下品なイメージになってしまうはずが

若尾文子さんの官能的な美には着物もすっかりひれ伏されて

しまったような・・・この方のずば抜けた美意識には脱帽。

この作品での魔性振りも艶っぽく

若尾さんならではとあまりの美しさに

口をぽかんとあけてみてしまった。

ストーリー的にはそんなに劇的に訴えるものはなかったが

若尾さんの艶やかな和服美を堪能するだけでも

充分な価値がある。
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