読んでよかった。とても良い本でした。
この本を読んで思うのは、生産性をひとりであげようと思っても限界がある、ということ。ポモドーロやタスク管理を頑張って磨いても、夕方に仕事が突然ふられたり、生産性の低いプロジェクトに巻き込まれると意味がない。それよりもチーム全体で生産性を上げる方が、時間はかかるけど、大きな成果をあげられる。
この本を読んで「よし、KPTから始めよう」と思い立ち、チームメンバーとKPTを毎週始めました。KPTの最初には、この本に倣って「努力や根性でなんとかしようとしていないか?」「そもそも、の目的から始めているか」「雑談するように相談できているか」といった生産性を上げる問いかけをまとめており、それを見てからKPTをスタートしています。それもあって、チームの生産性が徐々に上がってきた感覚があります。また、KPTの時間がとても楽しく、私の息抜きの一部になっています。
チームで生産性を上げようと頑張っている人に、オススメしたい本です。
紙の本の価格: | ¥1,738 |
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管理ゼロで成果はあがる~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう Kindle版
(概要)
「上司なし・決裁なし」
「経費は承認なく使える」
「休暇は取り放題」
「給与は一律、賞与は山分け、評価制度なし」
「売上目標やノルマはなし」
「働く時間も場所も縛りなし」
「副業OK」
最高に自由に働いて成果を出し続ける会社の実体験に基づくメソッドや考え方を
「生産的に働く」「自律的に働く」「独創的に働く」の3つのステップに体系化。
「組織として成果を出すこと」
「個人か゛楽しく働くこと」
をだれでも両立させる方法がわかる!
1.生産的で楽に成果を出せるように仕事の進め方を「見直す」
→やり方・生産性・タスク・やる気・信頼関係・会議・雑談・社内業務・価値
2.自律的に自ら働くようにマネジメントから管理を「なくす」
→管理・組織の階層・評価・数字・組織の壁・人の急募・教育・制度・通勤
3.独創的な強みを手に入れるために慣習に従うのを「やめる」
→既存のビジネスモデル・説得する営業・新規事業・規模の追求・会社らしさ
(こんな方におすすめ)
・チームリーダー
・マネージャー、経営者
(目次)
人生の100%を楽しめる組織を作る“究極のマネジメント”とは
「上司なし・決裁なし」
「経費は承認なく使える」
「休暇は取り放題」
「給与は一律、賞与は山分け、評価制度なし」
「売上目標やノルマはなし」
「働く時間も場所も縛りなし」
「副業OK」
最高に自由に働いて成果を出し続ける会社の実体験に基づくメソッドや考え方を
「生産的に働く」「自律的に働く」「独創的に働く」の3つのステップに体系化。
「組織として成果を出すこと」
「個人か゛楽しく働くこと」
をだれでも両立させる方法がわかる!
●自己組織化された組織に変える3つのステップとは
1.生産的で楽に成果を出せるように仕事の進め方を「見直す」
→やり方・生産性・タスク・やる気・信頼関係・会議・雑談・社内業務・価値
2.自律的に自ら働くようにマネジメントから管理を「なくす」
→管理・組織の階層・評価・数字・組織の壁・人の急募・教育・制度・通勤
3.独創的な強みを手に入れるために慣習に従うのを「やめる」
→既存のビジネスモデル・説得する営業・新規事業・規模の追求・会社らしさ
●成果のあがる組織に変えるメソッド・考え方の実例が満載
- ホウレンソウより心理的安全をもたらす「ザッソウ」
- 目標管理面談に代わる「すりあわせ」と「YWT」
- 1年以上をかけて信頼関係を築いてから採用
- 部署なし、全員が兼務で助け合う
- 「部活」から新規事業を生み出す
- 会社の枠を超えてチームになる「論理社員」
- できる範囲でがんばる「ベストエフォート経営」
(こんな方におすすめ)
・チームリーダー
・マネージャー、経営者
(目次)
はじめに
- 創造的な仕事は管理しないほうが生産的になる
- 自由に働く組織に変えるための3つのステップ
第1部 生産的に働く ~楽に成果をあげるために“見直す”
やり方を見直す ~「ふりかえり」で抜本的に生産性を改善する
- ふりかえりの4つのポイント
- 継続することでチームに改善の意識が定着する
生産性を見直す ~「時間対効果」の高い仕事をする
- 気合いや根性でがんばらない
- 「そもそも」からゴールを再設定して楽をする
- 「やったほうがいい」ことはしない
- 100%の品質と完成度は目指さない
- お金で解決できることにはお金を使う
- 抱え込まずにさっさと相談しよう
タスクを見直す ~「タスクばらし」で小口化する
- タスク管理ができていない3つの症状
- 仕事の前に「タスクばらし」をする
- 仕事をすることは、仕事を終えること
- 無駄を省くための「小口化」の原則
- サラサラな組織
やる気を見直す ~無理に上げない、なくさない状況をつくる
- 作業ではなく仕事を任せる
- 仕事の全体像と目的を伝える
- 「仕事を依頼する」のではなく「問題の相談をする」
- 社会にとって意義がある事業をする
- 仕事の結果にフィードバックをする
- ちょっと難しい仕事に挑戦してもらう
- そもそも「やる気」に頼らない仕組みを作る
信頼関係を見直す ~「心理的安全性」を生み出す環境
- リソースではなく、人間として見る
- ふりかえりができれば失敗してもいい
- 信頼関係は一発勝負でなく少しずつ
- 一貫性があること、論理の上に感情を乗せる
- 情報格差をなくす
- 互いの価値観や人生観も共有する
- 心理的安全性を高めるための議論をする
会議を見直す ~口を動かすだけでなく、いっしょに手を動かす
- 報告と報知の会議はなくせる
- 話したい内容は事前にやりとりしよう
- みんなといっしょに会議の成果物を作ろう
- 会議の形にこだわらず協働作業にしてしまう
雑談を見直す ~ホウレンソウから「ザッソウ」へ
- 雑談が話しかける心理的ハードルを下げる
- ホウレンソウの隙間を雑談が埋める
- 雑談をうまくするための3つのポイント
- 雑談のように相談する
社内業務を見直す ~人手に頼らない「業務ハック」で改善を続ける
- 最初から完璧なものを目指さない
- 人に頼る前に、コンピュータに頼る
- すべてをコンピュータにさせない半自動化
- 大袈裟な業務改善よりも、小さく始める「業務ハック」
価値を見直す ~受託脳よりも提案脳で考える
- 「受託脳」:顧客に向き合うだけでは物足りない
- 「提案脳」:顧客の顧客を見て自律的に提案できるようになる
第2部 自律的に働く ~人を支配しているものを“なくす”
管理をなくす ~セルフマネジメントで働くチームをつくる
- 創造性の高い仕事では指示命令をしても成果が出ない
- セルフマネジメントの3つのレベル
- Lv1:自分に与えられた仕事を1人でできる
- Lv2:自分に与えられたリソースで成果を出す
- Lv3:自分で仕事を見つけて成果を出す
- 互いに信頼しあうことで、自己組織化されたチームになれる
階層をなくす ~「ホラクラシー」組織を実現する仕組み
- ヒエラルキー構造の3つの問題
- ヒエラルキーに代わる新しい組織構造「ホラクラシー」
- 情報をオープンにして決裁をなくす
- ダイレクトにつないで思いを伝える
評価をなくす ~個人の成長と会社の貢献の「すりあわせ」をする
- 目標設定と評価がもたらす4つの問題
- そもそも評価で人を働かせるのはコストパフォーマンスが悪い
- 評価をなくして、どうやって報酬や昇格を決めるのか
- 評価がなくても公平かつがんばる秘密
- 目標管理面談に代わる「すりあわせ」とYWTメソッド
数字をなくす ~組織のビジョンよりも自分のためならがんばれる
組織の壁をなくす ~信頼しあえる企業文化の育て方
急募をなくす ~仕事があっても、いい人がいなければ採用しない
教育をなくす ~自分の頭で考える社員の育て方
制度をなくす ~本質ありきで考える「そもそも思考」
通勤をなくす ~働く場所に縛られない「リモートチーム」
第3部 独創的に働く ~常識や慣習に従うことを“やめる”
既存のビジネスモデルに従うのをやめる ~納品のない受託開発
顧客を説得する営業をやめる ~対等な関係を作るマーケティング
新規事業の指示命令をやめる ~部活から生まれるイノベーション
規模を追求することをやめる ~組織の大きさもコントロールしない
会社らしくすることをやめる ~文化をつないでいくコミュニティ
おわりに
- 言語日本語
- 出版社技術評論社
- 発売日2019/1/10
- ファイルサイズ6098 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
出版社からのコメント
「上司なし・決裁なし」「経費は承認なく使える」「休暇は取り放題」「給与は一律、賞与は山分け、評価制度なし」
「売上目標やノルマはなし」「働く時間も場所も縛りなし」「副業OK」ルールや数字に囚われずに
成果を出し続ける秘密を全公開! --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
「売上目標やノルマはなし」「働く時間も場所も縛りなし」「副業OK」ルールや数字に囚われずに
成果を出し続ける秘密を全公開! --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者について
倉貫義人(くらぬきよしひと)
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。
1974年生まれ。
京都府出身。
小学生からプログラミングを始め、天職と思える仕事に就こうと大手システム会社に入社するも、
プログラマ軽視の風潮に挫折。
転職も考えたが、会社を変えるためにアジャイル開発を日本に普及させる活動を個人的に開始。
会社では、研究開発部門の立ち上げ、社内SNSの企画と開発、オープンソース化をおこない、
自ら起業すべく社内ベンチャーを立ち上げるまでに至る。
しかし、経営の経験などなかったために当初は大苦戦。
徹底的に管理する方法で新規事業はうまくいかないと反省。
徐々に管理をなくしていくことで成果をあげる。
最終的には事業を軌道に乗せて、その社内ベンチャーをマネジメント・バイ・アウト(経営者による買収)することで
独立を果たして、株式会社ソニックガーデンを設立。
ソニックガーデンでは、月額定額&成果契約の顧問サービス提供する新しい受託開発のビジネスモデル
「納品のない受託開発」を展開。
その斬新なビジネスモデルは、船井財団「グレートカンパニーアワード」にてユニークビジネスモデル賞を受賞。
会社経営においても、全社員リモートワーク、本社オフィスの撤廃、管理のない会社経営など
さまざまな先進的な取り組みを実践。
2018年には「働きがいのある会社ランキング」に初参加5位入賞と、
「第3回ホワイト企業アワード」イクボス部門受賞。
著書に『「納品」をなくせばうまくいく』『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社)がある。
プログラマを誇れる仕事にすることがミッション。
「心はプログラマ、仕事は経営者」がモットー。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。
1974年生まれ。
京都府出身。
小学生からプログラミングを始め、天職と思える仕事に就こうと大手システム会社に入社するも、
プログラマ軽視の風潮に挫折。
転職も考えたが、会社を変えるためにアジャイル開発を日本に普及させる活動を個人的に開始。
会社では、研究開発部門の立ち上げ、社内SNSの企画と開発、オープンソース化をおこない、
自ら起業すべく社内ベンチャーを立ち上げるまでに至る。
しかし、経営の経験などなかったために当初は大苦戦。
徹底的に管理する方法で新規事業はうまくいかないと反省。
徐々に管理をなくしていくことで成果をあげる。
最終的には事業を軌道に乗せて、その社内ベンチャーをマネジメント・バイ・アウト(経営者による買収)することで
独立を果たして、株式会社ソニックガーデンを設立。
ソニックガーデンでは、月額定額&成果契約の顧問サービス提供する新しい受託開発のビジネスモデル
「納品のない受託開発」を展開。
その斬新なビジネスモデルは、船井財団「グレートカンパニーアワード」にてユニークビジネスモデル賞を受賞。
会社経営においても、全社員リモートワーク、本社オフィスの撤廃、管理のない会社経営など
さまざまな先進的な取り組みを実践。
2018年には「働きがいのある会社ランキング」に初参加5位入賞と、
「第3回ホワイト企業アワード」イクボス部門受賞。
著書に『「納品」をなくせばうまくいく』『リモートチームでうまくいく』(日本実業出版社)がある。
プログラマを誇れる仕事にすることがミッション。
「心はプログラマ、仕事は経営者」がモットー。
--このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
倉貫/義人
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。1974年生まれ。京都府出身。ソニックガーデンでは、月額定額&成果契約の顧問サービス提供する新しい受託開発のビジネスモデル「納品のない受託開発」を展開。その斬新なビジネスモデルは、船井財団「グレートカンパニーアワード」にてユニークビジネスモデル賞を受賞。会社経営においても、全社員リモートワーク、本社オフィスの撤廃、管理のない会社経営などさまざまな先進的な取り組みを実践。2018年には「働きがいのある会社ランキング」に初参加5位入賞と、「第3回ホワイト企業アワード」イクボス部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。1974年生まれ。京都府出身。ソニックガーデンでは、月額定額&成果契約の顧問サービス提供する新しい受託開発のビジネスモデル「納品のない受託開発」を展開。その斬新なビジネスモデルは、船井財団「グレートカンパニーアワード」にてユニークビジネスモデル賞を受賞。会社経営においても、全社員リモートワーク、本社オフィスの撤廃、管理のない会社経営などさまざまな先進的な取り組みを実践。2018年には「働きがいのある会社ランキング」に初参加5位入賞と、「第3回ホワイト企業アワード」イクボス部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07MSDRMM6
- 出版社 : 技術評論社 (2019/1/10)
- 発売日 : 2019/1/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 6098 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 231ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 176,861位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,949位実践経営・リーダーシップ (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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株式会社ソニックガーデン代表取締役
大学院を修了後、大手システム会社でエンジニアとしてキャリアを積みつつ「アジャイル開発」を日本に広げる活動を続ける。自ら立ち上げた社内ベンチャーを、2011年にMBOし、株式会社ソニックガーデンを創業。月額定額&成果契約という「納品のない受託開発」を展開し、注目を集める。新しいワークスタイルにも取り組み、リモートワークを実践し、そのノウハウも発信し続けている。
ブログ http://kuranuki.sonicgarden.jp
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月20日に日本でレビュー済み
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2019年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
管理しない組織にする、
これは普通の企業にいたら、なんて斬新的なんだとか、それは無理やなぁとか、言いたくなることだと思うね。
著者もそう感じたと言っているし、ベンチャーをやり出して感じたこと、とも言っている。
でも、普段から現状の理不尽や、疑問を、決して見過ごさない感性や執着心がないと、この発想すら出ないんだろうなぁって思う。日常に忙殺されているようじゃダメだな。って、反省する。
会社のルールだから仕方ない、本当?
上司がやれって言うから仕方ない、本当?
納得していればいいんだけど、疑問があれば、疑問を飲み込まないで、しっかり考えてみないと。
そんなことを気付かせてくれた本です。
本書は会社の先輩(シニアの方)から、紹介してもらいました。
ありがとうございました。
これは普通の企業にいたら、なんて斬新的なんだとか、それは無理やなぁとか、言いたくなることだと思うね。
著者もそう感じたと言っているし、ベンチャーをやり出して感じたこと、とも言っている。
でも、普段から現状の理不尽や、疑問を、決して見過ごさない感性や執着心がないと、この発想すら出ないんだろうなぁって思う。日常に忙殺されているようじゃダメだな。って、反省する。
会社のルールだから仕方ない、本当?
上司がやれって言うから仕方ない、本当?
納得していればいいんだけど、疑問があれば、疑問を飲み込まないで、しっかり考えてみないと。
そんなことを気付かせてくれた本です。
本書は会社の先輩(シニアの方)から、紹介してもらいました。
ありがとうございました。
2019年11月6日に日本でレビュー済み
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「見直す」、「なくす」、「やめる」という観点で、会社業務の改善を図り、成果を上げる会社を創り上げて
きた著者の思考を理解できる。焦眉なのは会社運営者の管理業務を減らすことが、従業員の自立性を高めている
ことだ。
著者の会社は、技術系である。知識労働者が主の会社では、何をするにも管理職の意見を仰ぐような人材は単
なる労働力であり、戦力にはなり得ない。管理職に迎合するタイプも同様。残念ながら、そのような自立してい
ない人が多いのが現状だろう。
管理が強まるほど、自律性は失われていく。これと、逆の状態を著者は創り上げているが、その方法論の前に
採用する人材の優秀さがあるとおもう。自立性の高い人が、そのパフォーマンスを発揮しやすい環境を、会社が
用意することで、人と会社組織、双方にメリットを生む状態。理想的だとおもう。
世の道理を理解した人材が、効率的な組織運用を構築し、そこに優秀な人材を呼び込むことができれば、それ
が最善な状態になり得るだろう。
きた著者の思考を理解できる。焦眉なのは会社運営者の管理業務を減らすことが、従業員の自立性を高めている
ことだ。
著者の会社は、技術系である。知識労働者が主の会社では、何をするにも管理職の意見を仰ぐような人材は単
なる労働力であり、戦力にはなり得ない。管理職に迎合するタイプも同様。残念ながら、そのような自立してい
ない人が多いのが現状だろう。
管理が強まるほど、自律性は失われていく。これと、逆の状態を著者は創り上げているが、その方法論の前に
採用する人材の優秀さがあるとおもう。自立性の高い人が、そのパフォーマンスを発揮しやすい環境を、会社が
用意することで、人と会社組織、双方にメリットを生む状態。理想的だとおもう。
世の道理を理解した人材が、効率的な組織運用を構築し、そこに優秀な人材を呼び込むことができれば、それ
が最善な状態になり得るだろう。
2019年3月31日に日本でレビュー済み
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発想はいい点もあると思います。しかし、管理の放棄的な部分の言い訳にも感じられます。このような経営では成長スピードには限界があるという印象です。また、著者は経営者であって、研究者ではないので理論的検証が経験だけという我田引水的な点は否めません。発想という点では参考になりましたので、もう少し管理ゼロ経営の具体性をもっと書いて欲しかった。
2019年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、これ以前にも数冊本を出版されている。それらと、今回の本の違いは、「再現性にこだわっている」ことだと思う。徹底的に自社の「働き方メソッド」を整理・開示して、働き方を改善したいと思う読者が、本書を読むことで自社の環境改善に取り組めるようにしてくれている。
読んでその気になって、でもいざ手を動かそうとしても手段がわからない本は、働き方系では特に多いと思っている。でも、「そうはさせないぞ!」という意気込みが伝わるのが、本書の一番の特徴であり、素晴らしいところだと思う。
■生産的に働く→自律的に働く→独創的に働く
本書のど真ん中は、ソニックガーデンがこれまで経てきた働き方改革を、「生産的に働く」「自律的に働く」「独創的に働く」の3つのステップに体系化して、それぞれのステージに移行するために必要なTipsを細かく教えてくれること。その結果、「組織として成果を出すこと」と「個人が楽しく働くこと」が両立できる組織が生まれる。
■教育をなくす ー自分の頭で考える社員の育て方ー
個人的に、第2章に含まれている「教育をなくす ー自分の頭で考える社員の育て方」のパートは食い入るように読んでしまった。
【引用】
今は、会社の寿命よりも人が働く期間のほうが長くなるような時代です。そんな時代には、「会社がなくなったら困る社員がいるから会社と社員を守る」というよりも、「会社がなくなっても困らないだけの実力をつけた社員に育てる」ことこそがリーダーの本当の責任だと私は考えています。社員1人1人が会社に依存しないで、自立していけるくらいになっているほうが会社全体のパフォーマンスは高くなるし、そんな自立できるような人材でもいっしょにいたいと思ってもらえる会社を作るほうが健全でしょう。 (Kindle の位置No.1829-1833).
で、そのためにどうするかというと、「人を育てる、なんて考えずに、育つ環境を与える」と言い、その方法をいくつか書籍内で示してくれている。
■「ホウレンソウ」から「ザッソウ」へ
もうひとつ、本書で感激したのが、「ホウレンソウ」から「ザッソウ」へ、というコミュニケーションの転換。
【引用】
報告・連絡よりも私たちが重視しているのは「ザッソウ」、つまり雑談と相談です。報告と連絡にかけていた時間を相談にかけると、仕事がよりスムーズに進むようになります。お互いの時間をとって話しあうことで、抱えている問題の解決に至るからです。(Kindle の位置No.896-899)
これ、次のトレンドになるんじゃないかな、と個人的に感じました。
ちなみに、思い出してください。ソニックガーデンってオフィスのないリモートワーク集団なわけですよ。どうやって「ザッソウ」を成立させているのか、不思議になりませんか? そのへんも、本書には細かく書かれています。現在リモートワークじゃない人でも、リモートワークの人でも、役に立つような内容になっています。
■自由であることが、最も生産性をあげる姿
私自身の話ですが、生きる上で最も大切な言葉を「自由」としています。で、ソニックガーデンは、まさに個人の自由を大切にしながら、組織としても成果が出ている。一応16年くらいサラリーマンをやってきましたが、これって、今までは一部のスーパープレイヤーとか、意識高い系の人しか実現できなかったことだと思うんですよ。ハードワーカーだけどパラレルもやっていてやりがいを見出していた自分とか。でも、これって人に再現してもらうのは難しい。「ストレス耐性つけて」という、意味をなさないアドバイスで終わっちゃう。
でも、ソニックガーデンはそうではない。ものすごく人の行動とか、価値基準とか、心の動きとか、そういうものを汲み取った上で組織を作っている。さらに、それをちゃんと言語化して整理しているから再現性もある。
そういう、実際に成功している企業のTipsが学べる本書は、同じような働き方系の本でも、ものすごく価値がある1冊だなと、心から思いました。
読んでその気になって、でもいざ手を動かそうとしても手段がわからない本は、働き方系では特に多いと思っている。でも、「そうはさせないぞ!」という意気込みが伝わるのが、本書の一番の特徴であり、素晴らしいところだと思う。
■生産的に働く→自律的に働く→独創的に働く
本書のど真ん中は、ソニックガーデンがこれまで経てきた働き方改革を、「生産的に働く」「自律的に働く」「独創的に働く」の3つのステップに体系化して、それぞれのステージに移行するために必要なTipsを細かく教えてくれること。その結果、「組織として成果を出すこと」と「個人が楽しく働くこと」が両立できる組織が生まれる。
■教育をなくす ー自分の頭で考える社員の育て方ー
個人的に、第2章に含まれている「教育をなくす ー自分の頭で考える社員の育て方」のパートは食い入るように読んでしまった。
【引用】
今は、会社の寿命よりも人が働く期間のほうが長くなるような時代です。そんな時代には、「会社がなくなったら困る社員がいるから会社と社員を守る」というよりも、「会社がなくなっても困らないだけの実力をつけた社員に育てる」ことこそがリーダーの本当の責任だと私は考えています。社員1人1人が会社に依存しないで、自立していけるくらいになっているほうが会社全体のパフォーマンスは高くなるし、そんな自立できるような人材でもいっしょにいたいと思ってもらえる会社を作るほうが健全でしょう。 (Kindle の位置No.1829-1833).
で、そのためにどうするかというと、「人を育てる、なんて考えずに、育つ環境を与える」と言い、その方法をいくつか書籍内で示してくれている。
■「ホウレンソウ」から「ザッソウ」へ
もうひとつ、本書で感激したのが、「ホウレンソウ」から「ザッソウ」へ、というコミュニケーションの転換。
【引用】
報告・連絡よりも私たちが重視しているのは「ザッソウ」、つまり雑談と相談です。報告と連絡にかけていた時間を相談にかけると、仕事がよりスムーズに進むようになります。お互いの時間をとって話しあうことで、抱えている問題の解決に至るからです。(Kindle の位置No.896-899)
これ、次のトレンドになるんじゃないかな、と個人的に感じました。
ちなみに、思い出してください。ソニックガーデンってオフィスのないリモートワーク集団なわけですよ。どうやって「ザッソウ」を成立させているのか、不思議になりませんか? そのへんも、本書には細かく書かれています。現在リモートワークじゃない人でも、リモートワークの人でも、役に立つような内容になっています。
■自由であることが、最も生産性をあげる姿
私自身の話ですが、生きる上で最も大切な言葉を「自由」としています。で、ソニックガーデンは、まさに個人の自由を大切にしながら、組織としても成果が出ている。一応16年くらいサラリーマンをやってきましたが、これって、今までは一部のスーパープレイヤーとか、意識高い系の人しか実現できなかったことだと思うんですよ。ハードワーカーだけどパラレルもやっていてやりがいを見出していた自分とか。でも、これって人に再現してもらうのは難しい。「ストレス耐性つけて」という、意味をなさないアドバイスで終わっちゃう。
でも、ソニックガーデンはそうではない。ものすごく人の行動とか、価値基準とか、心の動きとか、そういうものを汲み取った上で組織を作っている。さらに、それをちゃんと言語化して整理しているから再現性もある。
そういう、実際に成功している企業のTipsが学べる本書は、同じような働き方系の本でも、ものすごく価値がある1冊だなと、心から思いました。
2019年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当方はエンジニアです。
前職の受託開発のビジネスモデルが合わず、転職しました。
しかし、そこでも当初聞いていたビジネスモデルとは違い、クライアントの要望どおりに動かなければいけないビジネスモデルでした。
私の理想はクライアントのパートナーとなって働くビジネスモデルです。これは本書にも書かれていました。
現実は、一括請負業務の会社がまだまだ多く、業界に染み付いた常識を覆すには、どうすればいいんだろうか。
そもそも受託開発が上手く回せている会社はどうしているんだろうかとモデルとなる会社を探していたところで、ソニックガーデンのブログに辿り着きました。
「納品のない受託開発」の詳細を調べているうちに、もっと倉貫さんの考えが知りたいと思っていたところで出会ったのが本書です。
この本にかかれている考えをフレームワークにして、現職にどう当てはめると働きやすい組織を形成できるか議論したいと思います。
私の言語化したかった事を本書は全て記載していました。
本書に出会えた事を感謝せざる得ません。ありがとうございます。
前職の受託開発のビジネスモデルが合わず、転職しました。
しかし、そこでも当初聞いていたビジネスモデルとは違い、クライアントの要望どおりに動かなければいけないビジネスモデルでした。
私の理想はクライアントのパートナーとなって働くビジネスモデルです。これは本書にも書かれていました。
現実は、一括請負業務の会社がまだまだ多く、業界に染み付いた常識を覆すには、どうすればいいんだろうか。
そもそも受託開発が上手く回せている会社はどうしているんだろうかとモデルとなる会社を探していたところで、ソニックガーデンのブログに辿り着きました。
「納品のない受託開発」の詳細を調べているうちに、もっと倉貫さんの考えが知りたいと思っていたところで出会ったのが本書です。
この本にかかれている考えをフレームワークにして、現職にどう当てはめると働きやすい組織を形成できるか議論したいと思います。
私の言語化したかった事を本書は全て記載していました。
本書に出会えた事を感謝せざる得ません。ありがとうございます。
2019年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コンビニで店長をする上で従業員との接しかたについて考えていたため買ってみました。
結論から言うと、この本では「採用」を最重要視していると私は感じました。
良い人材をとり、性善説で進める。
仕事より人、人がいて始めて仕事を増やせる人がいるから仕事は増やせるんだと書いてありました、非常に有意義な内容でしたが、コンビニでは再現性の低い内容ばかりです。
ただ、従業員とのかかわり方みたいなところは感じる部分が多い本です。
筆者がいかに人間関係と、働いてもらい方を考えているかが感じ取れます。
自分もそのマインドは見習っていきたいです。
結論から言うと、この本では「採用」を最重要視していると私は感じました。
良い人材をとり、性善説で進める。
仕事より人、人がいて始めて仕事を増やせる人がいるから仕事は増やせるんだと書いてありました、非常に有意義な内容でしたが、コンビニでは再現性の低い内容ばかりです。
ただ、従業員とのかかわり方みたいなところは感じる部分が多い本です。
筆者がいかに人間関係と、働いてもらい方を考えているかが感じ取れます。
自分もそのマインドは見習っていきたいです。
2024年4月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の内容は素晴らしいですが、届いた時にすでに本が一部汚れている、2ページ目が開き切ってのりが見えるなど状態が良くありません。本の管理が出来ていないことに残念です。