感情をどうコントロールするかという内容かと思いきや、感情に寄り添うというものでした。
感情に寄り添うことにより目標を明確にして行動的な人間になれる。目標設定を従来とは違う角度から伝えていることに驚きました。
目標設定の説明もポイントが押さえられわかりやすいものでした。さらに目標設定となると受け入れにくくなる人もいるだろうと、直感に頼るやり方を説明しているあたり、読者に選択の余地を与え寄り添ってくれているなと感じました。他にも要所要所、別ルートが用意されていたので著者の優しさを感じながら読み進めていました。
達成感情のイメージに応援したい人も加えるやり方は、これまで上手くできていない部分でしたので学びを得ることができました。
読む人によって得られるものは全く違うと思われますが、どの位置付けの人が読んでも大丈夫な設計になっている著書ということで評価させてもらいました。
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イメージ付きのレビュー
感情の有効活用ができる１冊
職場、仕事内容、人間関係に関わらず常に影響しているもの。それは自分自身の「感情」です。本著では、なんとなくモヤモヤしているがそれが言語化できないレベル今の感情、過去の感情、そして未来への感情。これらを文字通りマネジメントできるようになる内容がぎっしり詰まっています。著者の神谷さんは「感情を読み解ければ、全ての悩みは武器にできる」と言います。感情をマネジメントする時に無理する「あるある」の表現がとてもリアルで分かりやすい。-------------------------------------------------------- P.231私にとって、人生でナンバー１の辛い出来事は、私の本質を知るための出来事でした。これだけの辛い経験がなかったら、今の私はありません。-------------------------------------------------------- 色々な経験をされたから、そして、その経験を活かして多くの方を助けられているから書ける濃い内容。本著の内容を実践して、上手に自分の感情と付き合っていきます。「過去の感情」も含めて全てが今の自分を構成している大切なものですね。
