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花物語 (講談社BOX) 単行本(ソフトカバー) – 2011/3/30

4.4 5つ星のうち4.4 246個の評価


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悪マーセント趣味で書かれた小説です。――西尾維新

“薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ”
阿良々木暦(あららぎこよみ)の卒業後、高校三年生に進級した神原駿河(かんばるするが)。直江津(なおえつ)高校にひとり残された彼女の耳に届いたのは、“願いを必ず叶えてくれる『悪魔様』”の噂だった……。
<物語>は、少しずつ深みへと堕ちていく――
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
君を知り、解きはなつための物語。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2011/3/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/3/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 292ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062837714
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062837712
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.7 x 18.5 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 246個の評価

著者について

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西尾 維新
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1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビューする(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 (ISBN-13: 978-4061826816 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
246グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメで神原さんのキャラはかなり
ギャグキャラに徹していますからね…
でも原作だと、『礼儀正しいけど失礼な子』なんですねw

戦場ヶ原さんも自分ともっと向合う物語として
掘り下げたら面白いでしょうね。
暦縛りであっさりと問題解決してしまいましたが…
まぁ、それは『偽物語』『恋物語』に当たるのかもですが…
大学で阿良々木くんと『青春に別れは付きものだ』なんてフレーズで
失恋描写するのもありかもしれませんねww
フツーに失恋しそうだし。

映像化するそうですが…
再現性は低そうですね。

扇くんと阿良々木くんがニュービートルに乗ってる姿が
見れればそれでいいかな程度です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメで見ていたが、小説は読む気にならずでしたが手をだしてみた。
ストーリーを知っているので好きなシーンから購入し読んでいる。
こんな手のだしかたは初めてだけど自分なりに楽しんで読めた。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年5月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
購入前にレビューを読むと物足りなく感じた人が多かったようで
多少の不安は感じたものの、物語シリーズの未読が本作のみになったので
キンドル版を購入
同じくレビューでは評価に物足りなさを訴える人が見受けられる偽物語同様
自分的には大変楽しめた
どんな読み物でも合う合わないがあるように、自分にはたまたま物語シリーズが
合っているだけなのだろうけども

物語シリーズ全般にいえるけど、文字数の割に値段が高すぎるのが難点かなあ
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
多くの人が"楽しめなかった"とか"今回はつまらない"と評しているようですし、それにケチをつけるわけでもないけれど、今作を楽しめなかった人はもったいないなと思いました。ストーリーの薄さやアクロバティックさを狙いすぎだと言う人ほど特に。
"楽しめなかった"という要因のまず第一にあげられるものが、過去作にあった神原怒濤の掛け合い(エロ有り)が無かったことなのでしょうね。かくいう自分もその点に期待しなかったわけでは無いですが、それでも今回で神原というキャラクターの内面その他を知ることで、キャラクターの、ひいては作品世界の奥深さが深まったと思います。
まぁ化物語シリーズは、というか西尾作品は背景とか世界設定とかは適当で、キャラクターで話を語るというタイプなのでしょうし、他の文芸作品に言わせてみれば奥深さ(笑)になるのかもしれないですが―
こんなことを書くつもりでは無かったのですが、なんだか言い訳や予防線ばかり書いているように見えますねwこの作品は悪くないし、むしろ自分的に良かったからレビューまでしようと思ったので。
なので簡潔に。

"化け"のキャラクターが好きなら買って損無し!
シリアスが多いだの、狙いが過ぎてるだの、メタな視点で読むなんてもったいない!(作者批判ではないですよ^^;)
メタ読みを否定してるわけじゃないけれど、そういう点で楽しむ方は、まずは図書館などから借りてから買うか判断したほうがいいんじゃないかな?
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めは、視点が阿良々木くんから移動しているという共通点で、「猫物語(白)」と同じイメージなのかな、と感じましたが、
あとから、どちらかと言えば本作は「ふざけていない頃の阿良々木くん」的な語り口なのだとだと思いなおしました。

既出キャラがほぼ神原のみ(そもそも本作に登場するキャラ数自体少なめ)で、そのほとんどが彼女のモノローグであるため、
「物語」シリーズでの最大の特徴であるところの、西尾先生らしい軽妙なやり取りが封印されています。

私は、それをシリアスだと捉えるよりむしろ、上記のように「化物語」本来の姿に戻って来たのではないかなー、と感じました。
「怪異」と言うテーマに相応しい、小気味のよい不気味さをたずさえた、非常に「化物語」らしいお話で、個人的には高評価です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神原視点で描かれる、神原が自分の内面と向き合い次の一歩を踏み出していくというお話。
時系列的にも阿良々木や戦場ヶ原が卒業して、神原がひとり高校に残ってという設定。

他人から見た自分らしさと、自分で考える自分らしさとは一致するものではないということを表現しているのだと思いますが、今までの神原駿河の印象とはかなりギャップのある内面がどんどんと出てきていました。それに戸惑いながら、慣れることなく終わってしまったというのが感想でした…

何となく神原にはいつまでも神原でいてほしかったなぁ…と思ってしまい、もやもやしている感じです。
時系列も影響しているのかもしれないけど、時がたてば人は成長して変わっていくというのは当たり前で、美しいことでもあるけど、寂しさもある的な感じです。

内容的には、非常に良いテーマであり、読み応えもあったのですが、読み終えてむむむとなる作品でした。
まあ、それだけこのシリーズのキャラクターたちに思い入れがあるということなのでしょうが。

それにしても阿良々木くんは良いこといいますねぇw
今回も格好いいところを独り占めでした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月10日に日本でレビュー済み
 本作『花物語』では語り部が神原駿河になり、青春小説っぽく仕上がっています。スポーツを通じた人間性の成長といったところでしょうか。
 スポーツといっても、勝利至上主義ではなく、勝ち負けよりも大事なものを探し求めてスポーツに取り組んでいます。
 この物語シリーズで何度となく強調されてきた相対主義的な価値観も色濃く出ています。「正しさなんて視点で揺れる」(p.38)、「私が嫌いな人間にも友達がいる。私が嫌いな人間を好きな人もいる」(p.120)といったあたりです。こうした認識を神原駿河が深めていく話です。
 沼地蠟花も同様の価値観を語ります。
「全方面に対する悪なんて存在しないんだ。
「どんな悪も、何かは救っている。
「どんな悪も、どんな悪魔も。
「逆に言えばどんな正義でも、何かを傷つけている――この世に絶対はないという言葉の意味はね、絶対正義も絶対悪も、この世にはないという意味でもあるんだよ。
(pp.185-186)
 こうした相対主義は自分とは何者なのかということにも跳ね返るわけで、自分が考えている自分と他人から見た自分とが食い違うということが本編でもあとがきでも述べられます。「キャラを演じないと生きていけない世の中だ」(p.216)ということでもあります。
 そうした中で自分らしさをいかに獲得するかということが本書の主題であるように思われます。(N.A.)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『化物語』シリーズ最新作の、デキを疑う必要はないだろう。個人的には前作『傾物語』は少し暴走気味と思わなくも無かったけれど、そこはちゃんと軌道が戻っていて安心した。
西尾維新の文章力は素晴らしい。語り部が阿良々木暦から羽川翼に変わった『猫物語〜白』ではモノの見方や感じ方のセンスまで別人格に切り替える手腕に痺れた。本作『花物語』でその語り手は神原駿河に委ねられる。羽川ほど鮮やかとは言えないけれど、またもやその語り口は見事と言う他ない。
ボクは仮説として、旧来の小説とラノベの相違点を「努力、友情、勝利」のような普遍的な共感の枠組みの有無にあるのではないかと思っている。ラノベは前者である。
本シリーズで著者はそうした基本を遵守しつつ、そこに白黒のハッキリした二元論世界を決して構築しない。常に中心にあるのは「絶対的な正義」では無く「正義でありたいという」願いなのだ。そしてその正義が現実によって無残に裏切られた時に、絶望をどう希望に変えていくかが作品のカタルシスである。大抵の場合、快哉を叫ぶような一方的な勝利ではなく、どこかに悔いを残す痛み分け、折り合いの付け方を思い知らせられる「前向きな後悔の物語」になっている。
それが著者のリアリズムなのか美学なのかまではボクには分からないが、エヴァの「おめでとう」と同質のものをもっとスマートに描いている様な気がしてならない。ボクは入手ももどかしく一気に読んで満足した。夢中になって読める本を薦めないわけが無い。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Scorv
5つ星のうち5.0 Yes, it is a book/light novel
2018年4月22日にアメリカ合衆国でレビュー済み
Amazonで購入
For starters, I am not fluent in reading Japanese so I can't/won't review the content of this book.

With that out of the way, I will move on to what I can review on. This is a light novel, written in Japanese, of the Hanamonogatari story. I'm going to assume that if you are looking into this item, that you already know the basics of the story/series so I won't mention that any further. As far as the book itself goes, it came in a sleeve. The picture displayed with this item as of 4/21/2018 (gray with the picture and title) is the front of the sleeve. The sticker-like image wraps around to the back of the sleeve. The book cover is solid red all around with one corner on the front displaying the publisher, author and illustrator. It's a decent-sized book, just over 270 pages. There's very few pictures, most are before the beginning of the story, of the main female lead.

Long story short, if you're a huge fan of the series and you want the story in its original Japanese, then by all means, buy this. It's a really fun addition which I am going to, eventually, read.

* I will be doing almost identical reviews to the other novels as I purchase them.
** I'm not too particular in differentiating between book and light novel so please forgive me.