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井筒 俊彦
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コスモスとアンチコスモス: 東洋哲学のために (岩波文庫 青 185-5) 文庫 – 2019/5/17

4.6 5つ星のうち4.6 43個の評価
すべての形式と版を表示
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東洋思想の諸伝統に共通する根源的思惟の元型を探り,東洋哲学の可能性を探求する.イスラーム,禅仏教,老荘思想,華厳経を時間論,存在論,意識論として読み解く.末尾に司馬遼太郎との生前最後の対談を併載(解説=河合俊雄).
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  1. 本の長さ
    508ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    岩波書店
  4. 発売日
    2019/5/17
  5. 寸法
    10.5 x 2 x 14.8 cm
  6. ISBN-10
    4003318552
  7. ISBN-13
    978-4003318553
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩波書店 (2019/5/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/5/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 508ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4003318552
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4003318553
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.5 x 2 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 43個の評価

著者について

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井筒 俊彦

井筒 俊彦

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1914年東京・四ツ谷生まれ。

1937年慶應義塾大学英語英文学科卒業、同大学文学部助手。

1941年『アラビア思想史』、49年『神秘哲学』。

1959年から2年間にわたって中近東・欧米でイラスーム研究に従事。

1961年マギル大学客員教授、69年同大学イスラーム学研究所テヘラン支部教授、75年イラン王立研究所教授。

1979年イラン革命激化のためテヘランから日本に帰国。『意識と本質』（1980-82年）、『意味の深みへ』（1985年）、『コスモスとアンチコスモス』（1989年）、『超越のことば』（1991年）、絶筆『意識の形而上学』（1993年）など代表著作を発表。

1993年北鎌倉の自宅にて逝去（78歳）。

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国： 日本

柳沢純
5つ星のうち5.0 井筒哲学が大変わかりやすく説明されています。
2022年1月16日に日本でレビュー済み
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井筒先生の著書の中では一番わかりやすく、読みやすいと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
景欧ボーイ
5つ星のうち4.0 東洋的「無」の哲学が必要である
2012年3月16日に日本でレビュー済み
本書には五つの論文が載っているが、ここではタイトルになっている『コスモスとアンチコスモス』について述べる。

「カオス」が「コスモス」の外部にある無秩序だとしたら、「アンチコスモス」とはコスモスに対抗し、それを否定しようとするものである。アンチコスモスの傾向は東洋では「無」の哲学として広まったが、それは

《存在解体の極限において現成した「無」を、今度は逆に「有」の根源として、「有」の新しい起点として考えなおすのであります。》

とあるように、無から全ての有が生まれるという驚嘆すべきものであった。

我々は、コスモスによって創られた人間社会が、ありとあらゆる犯罪・戦争・腐敗に溢れていることを知っている。だから無を中心として創られたコスモスというものが可能ならば、それが何としても必要なものとなるのである。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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大伴一郎
5つ星のうち5.0 勉強になります
2021年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
安いし汚れてないし、内容も文句なし。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Shuichi
5つ星のうち5.0 面白い
2020年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コスモスはカオスから生まれるが、コスモスが生まれた瞬間に、カオスはコスモスを壊そうとするアンチコスモスに変質する、という記述が面白かった。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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剣持文庫
5つ星のうち5.0 世界哲学としての井筒俊彦
2019年6月6日に日本でレビュー済み
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今年亡くなった梅原猛は晩年、人類哲学ということを云っていた。それで云うなら井筒俊彦のそれは世界哲学と言うに値しよう。少くともそのための布石、ラフスケッチを一般の読者が読める程度に咀嚼してくれた功績は大だ。
神について知るためにはそれを受ける人間自身、人間の自己自身を知らねばならない。これは、神が存在するのは人間がその受容器になっているからで結局は人間についてだけ考えればよいとしたフォイエルバッハからヘーゲルまでの集大成、転回とは大違いである。フッサールの現象学はもっとずっと謙虚な神学だったしユダヤ哲学として読まねばならないだろう。
神について、悪魔について、そして人間についてもっと率直に縦横無尽に哲学していいということこそを教えてくれるのが、他ならぬ井筒俊彦の著作群であり、本書もその例外ではない。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Amazon カスタマー
5つ星のうち3.0 斬新さがない。
2019年12月2日に日本でレビュー済み
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現代的・科学的論理性に欠ける。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
非公開
5つ星のうち5.0 真の知の探究者
2019年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
混沌の令和の時代に知の必要性、知の探究は不可欠であることは明らかだが、今の日本の社会や教育の現状を見るにその逆の現象ばかりが目に付く。その中で著者の存在とその著作の価値は輝く。広大な知識と明晰な論理性に満ちた著作はもっと知を求める日本人に知られるべきだろう。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 コスモスとアンチコスモス
2019年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いままでも井筒俊彦の本は読んでいますが、この本はわかりやすく感じました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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