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成瀬は天下を取りにいく 単行本（ソフトカバー） – 2023/3/17

4.4 5つ星のうち4.4 2,264個の評価
ベストセラー1位 - カテゴリ 文芸作品
すべての形式と版を表示
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2024年本屋大賞受賞作！
成瀬の天下取り！
【坪田譲治文学賞】
【「静岡書店大賞」小説部門 第１位】
【ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第１位】
【「読書メーター OF THE TEAR 2023-2024」第１位】
【「中高生におすすめする司書のイチオシ本 2023年版」第１位】
【第17回「神奈川学校図書館員大賞（KO本大賞）」受賞】
【「キノベス！2024」第１位】
など続々受賞。

2020年、中２の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
2023年、最注目の新人が贈る傑作青春小説！
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  1. 本の長さ
    208ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    新潮社
  4. 発売日
    2023/3/17
  5. 寸法
    19.1 x 13 x 2 cm
  6. ISBN-10
    4103549513
  7. ISBN-13
    978-4103549512
  8. すべての詳細を表示
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【新潮社】宮島未奈　作品 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。R１８文学賞初の３冠！驚異のデビュー作にして、かつてない青春小説の誕生！ 唯一無二の主人公、再び。そして、まさかの事件発生！？　１０万部突破の前作に続き、読み応え、ますますパワーアップの全５篇！

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2023/3/17)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/3/17
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本（ソフトカバー） ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4103549513
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4103549512
  • 寸法 ‏ : ‎ 19.1 x 13 x 2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 2,264個の評価

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本を読まない子までもが！
5 星
本を読まない子までもが！
人気だったのでうちの子も読んでくれたらなぁと。。中2ですがスマホやゲームばかり。でも一旦読ませたら止まらなくてびっくりしました！主人公の女の子の自分らしさが気に入ったようです。次は私が読みます！楽しみ！
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上位レビュー、対象国： 日本

福嶋　洋
5つ星のうち5.0 本屋大賞にふさわしいユニークで面白い作品。
2024年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人にも紹介したい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
Kindleのお客様
5つ星のうち5.0 映像が浮かぶ
2024年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どこをとってもリアルな物語で感慨深いものがあります。その中に自分がいるようで楽しくなる。信じた道も当然読みます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
えすけー
5つ星のうち4.0 ちょっと変な青春
2024年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クスッとしたりへーと思ったり、いい意味で不思議な空間に迷い込める小説
青春なんだけど、キュンキュンくるわけじゃ無く、かと言って学生時代に戻れないわけでも無く。
こうありたいというより、こんな世界線も面白いだろうなぁと素直に思える、現実と妄想をキレイに橋渡ししてくれるような小説でした。

島崎みたいな友達は大切にしたいね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ゆうたぱぱ
5つ星のうち5.0 読みやすい
2024年5月3日に日本でレビュー済み
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中学生、高校生の頃の心情を思い出し
思わずニヤニヤしてしまう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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keko
5つ星のうち5.0 滋賀のつながり愛❤️
2024年5月5日に日本でレビュー済み
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滋賀県民です。大津市民ではなく、悠子さんと同じ甲賀市民ですが…
人と人とのつながり愛、ふるさととのつながり愛が描かれていて、温かな気持ちになりました。宮島さん、滋賀を書いてくれて、ありがとう❤️
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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しん
5つ星のうち3.0 期待し過ぎたか？
2024年5月2日に日本でレビュー済み
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タイトルに惹かれ、すごく期待して購入しましたが読み進めるのに時間が掛かりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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クサツカラ
5つ星のうち5.0 島崎、わたしは百合の間に挟まるおっさんを考察しようと思う
2024年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は６つの章で構成されている。

１・２章および６章は主人公・成瀬と友人の島崎による友情物語である。これらの章は語るまでもなく素晴らしい。脳が腐ったオタクの私は、これらの章を百合章と表現する。（もちろん不正確な表現である）

４章は成瀬を嫌う女子高生視点の話である。学生はグループ化やスクールカーストによるダメージを日常的に受けていることが多く、それは県内一の進学校である膳所高校の生徒とて例外ではない。マイペースな成瀬と彼女の周辺人物の視点をあえて外すことで、筆者は人間関係に苦心するリアルな高校生活を描きたかったのではないかと推察する。

５章は成瀬に恋心を抱いた男子高校生視点の話である。視点を他県の異性とすることで、琵琶湖遊覧船ミシガンと大津港周辺の魅力、並びに異性から見た成瀬の魅力を描きたかったのだと思われる。

さて、この小説において３章は非常に異質である。中高生の視点である他の章と異なり、この章の主人公は40代半ばのおっさんである。このおっさんは１章や６章において成瀬と島崎の友情に間接的に貢献しているものの、３章は読まなくても全体の流れにほとんど支障がない。

この小説を読んだ一般的な読者の感情としては、成瀬と島崎の百合により２章終了時点で大きな盛り上がりを見せ、そして６章終盤でピークの状態で〆られると思われる。導入とラストで上げるという、物語の構成として理想的な形である。しかし、３章の中年男性の話によって、読者は冷や水を浴びせられる。

作中でコロナ禍の描写が頻繁にでてくるが、この小説の構成においても１・２章の百合と６章の百合が、３章の「百合の間に挟まるおっさん」によってソーシャル・ディスタンスを取らされているのである。言うまでもないことだが、読者にとっては成瀬と島崎の百合はできるだけ密である方が望ましい。中年男性のエピソードを百合の間に挿入することは小説の評判を下げることに繋がりかねない。

このように、筆者が大きなリスクをとって「百合の間に挟まるおっさん」の章を入れた理由は何であろうか。pixiv大百科「百合の間に挟まる男」の記事に、「誰かの性癖は誰かのNGであると同時に、誰かのNGは誰かの性癖でもある」という名言があるが、筆者は少数派の性癖をリスペクトしたかったのであろうか。

ここで私は、異なる視点の新たな仮説を提示したいと思う。それは、筆者はこの「百合の間に挟まるおっさん」によって、キュビズム的表現を行っている、という仮説である。キュビズムとは、複数の視点から見たイメージを１つの絵の中に合成するという絵画における表現技法である。

読者の視点から見れば、おっさんは邪魔者といえる。天才少女・成瀬あかり史と比較すると、平均的中年男性・稲枝敬太史はさほど面白くないので、読者は早く前者に戻ってくれと願う。

しかし、成瀬と島崎の視点では、おっさんはむしろキューピッドである。おっさんは百合の間に挟まっているといえど、二人の間の仲人のように挟まっている。６章で、３章主人公・敬太の言葉がきっかけで成瀬は島崎とのわだかまりを解消し、「膳所から世界へ！」という重要な言葉を生み出した。二人を膳所から世界へ羽ばたかせたのは、ある意味おっさんであるといえる。

つまり、「百合に挟まるおっさん」は、神様目線の読者からはネガティブなイメージに映るが、成瀬の視点では島崎との友情の接着剤のようなポジティブなイメージに映っている。このように筆者は複数の視点から見た「百合に挟まるおっさん」のイメージを同時に表現しており、このようなパズルによって、読者に斬新な文学アートを提供しようとしたのではないか、と考える。

「おっさんはアートである」と発想を転換すると、最初は微妙だと感じた中年男性達も、愛嬌のある存在に思えてきた。

ところで、この小説は続編が出ているそうである。次作でも、敬太やマサルのような「百合の間に挟まるおっさん」達は登場するのであろうか。今からおっさん達に会うのが楽しみで仕方がない。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazonカスタマー
5つ星のうち4.0 期待したものとは違ったけど、面白かった
2024年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
WEBで1話が無料公開されていて、面白かった為購入。
2話まで読んだ時点では期待どおりだったが3話では成瀬はほとんど登場せず肩透かし。

1、2で描かれた島崎視点のバディ物の青春小説を期待してましたが、それ以降の話しはそれぞれ違った視点でのお話し。

3話で少しがっかりしたが4、5、6と読み進めるとよくまとまった小説だったなぁと感じ読後感も良かった。

でもやっぱり島崎と成瀬コンビをもっと見たかったと思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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