愛を知るには、その前提として、「愛は技術であり、すなわち、愛に関する知識を学び、それを元に鍛錬を継続しなければならない」ということを理解しなければ、愛する事なんて出来るはずがないとエーリッヒさんは言う。
その上で、彼は「愛とは、自分の一番大切なもの、自分の中に息づいているもの、つまり、自分の喜びや興味, 理解や感情やユーモア, 悲しみに至るまで、その全てを与えることだ」と主張する。
加えて、彼はこうも主張する。「愛を与えれば、それは相手の中に愛を生む。相手に与えることは、結局あなたに跳ね返ってくる…」と。
ここまで読んで、やっと分かったんだ。
「愛とは、自分の1番大切なこと、それは大きな喜びも、ささやかな日常の幸せも、言葉にならない悲しみや怒りも、苦労した経験も、独り占めせずに、分かち合うことなんだ…」って。与えるだけじゃない、分かち合うんだって。
素晴らしいメッセージを残してくれてありがとう、エーリッヒ・フロムさん。やっと、腑に落ちたよ。
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愛するということ Kindle版
愛は、幸福に生きるための技術であり、学ぶことができる――「愛」という万人に切実なテーマに正面から挑んだ現代の古典。フロム生誕120年を記念して刊行。
読み継がれて60年の世界的ベストセラーに、30年ぶりに訳文に大幅に手を入れた改訳・新装版!
◆各界の方々からのメッセージ
谷川俊太郎
『愛するということ』を、若いころは観念的にしか読んでいなかった。再読してフロムの言葉が大変具体的に胸に響いてくるのに驚いた。読む者の人生経験が深まるにつれて、この本は真価を発揮すると思う。
弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
寂しい独り者が読むものだと思わないでほしい。家族がいる人や、パートナーと上手くいっている人であっても、本当に自分はその人のことを愛せているか、この本を読んだ後に自問自答してほしい。愛するということを、生まれながらに出来る人なんていないのだから。
池谷裕二(脳研究者・東京大学薬学部教授)
愛について哲学し、愛の技術と理論を学び、そして、愛する練習を繰り返す――。そんな本はほかにはありません。ときに手厳しい言葉も綴られますが、著者が私たち読者のことを愛してくれている証拠です。
岸見一郎(哲学者)
高校生の時に初めて知ったフロムの著作の中で、もっとも大きな影響を受けたのが『愛するということ』である。「愛は技術なのか」。にわかには答えを出せないこの問いをフロムと共に粘り強く考え抜いてほしい。
出口治明(APU(立命館アジア太平洋大学)学長)
愛は幸福に生きるための技術である。学生時代に初めて本書を手にした時の感動が蘇る。愛とは信念の行為であり愛の技術を習練するには知力と努力が必要だ。ステイホームの今こそ、孤独を癒す愛の技術を学んで欲しい。
平野啓一郎(小説家)
確かに、古びてしまった点もある。しかし、それを選り分ける批評的な手作業は、却って深く、読者に、現代の愛を考えさせる。「愛の技術」を説く本ではあるが、文明論でもあり、私たちの困難を理解しつつ、鼓舞してくれる。
ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)
本書の英題は『The Art of Loving』。ARTは芸術のほか、技術、能力などを意味する。この本は「落ちる」感情ではなく、「踏み込む」意志から始まる愛のARTを語っている。その追求こそ、これからの人間と社会の進むべき道だろう。
文学YouTuberベル
「愛なんて、学校で習っていないからわからない!」と冗談をかます私に本気でぶつかってきた一冊だった。読んだ多くの人はこう思うだろう。「自分はまだ本当の愛を知らなかった」と。
森まゆみ(作家)
初読の学生時代、私はカップルの片われで、「愛されること」ばかり考えていた。結婚、出産、育児、離婚、市民運動、更年期障害、老いの自覚を経て再読し、この本が何百倍も広く深い、生きる意味を照らす鏡であると思えてきた。
ミッツ・マングローブ(歌手・タレント)
私のように主体性や自己肯定力の低い者にとって、愛とは、とめどない勘違いと妥協と失望の連続であり、それらを乗り越える気力や相手への情があるかないかを自分に問いただす作業だった。愛というこの世でもっとも面倒くさいアクトを習練し、こなし続けることで、これまで見えなかった自分を知れるかもしれない。
読み継がれて60年の世界的ベストセラーに、30年ぶりに訳文に大幅に手を入れた改訳・新装版!
◆各界の方々からのメッセージ
谷川俊太郎
『愛するということ』を、若いころは観念的にしか読んでいなかった。再読してフロムの言葉が大変具体的に胸に響いてくるのに驚いた。読む者の人生経験が深まるにつれて、この本は真価を発揮すると思う。
弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
寂しい独り者が読むものだと思わないでほしい。家族がいる人や、パートナーと上手くいっている人であっても、本当に自分はその人のことを愛せているか、この本を読んだ後に自問自答してほしい。愛するということを、生まれながらに出来る人なんていないのだから。
池谷裕二(脳研究者・東京大学薬学部教授)
愛について哲学し、愛の技術と理論を学び、そして、愛する練習を繰り返す――。そんな本はほかにはありません。ときに手厳しい言葉も綴られますが、著者が私たち読者のことを愛してくれている証拠です。
岸見一郎(哲学者)
高校生の時に初めて知ったフロムの著作の中で、もっとも大きな影響を受けたのが『愛するということ』である。「愛は技術なのか」。にわかには答えを出せないこの問いをフロムと共に粘り強く考え抜いてほしい。
出口治明(APU(立命館アジア太平洋大学)学長)
愛は幸福に生きるための技術である。学生時代に初めて本書を手にした時の感動が蘇る。愛とは信念の行為であり愛の技術を習練するには知力と努力が必要だ。ステイホームの今こそ、孤独を癒す愛の技術を学んで欲しい。
平野啓一郎(小説家)
確かに、古びてしまった点もある。しかし、それを選り分ける批評的な手作業は、却って深く、読者に、現代の愛を考えさせる。「愛の技術」を説く本ではあるが、文明論でもあり、私たちの困難を理解しつつ、鼓舞してくれる。
ブレイディみかこ(ライター・コラムニスト)
本書の英題は『The Art of Loving』。ARTは芸術のほか、技術、能力などを意味する。この本は「落ちる」感情ではなく、「踏み込む」意志から始まる愛のARTを語っている。その追求こそ、これからの人間と社会の進むべき道だろう。
文学YouTuberベル
「愛なんて、学校で習っていないからわからない!」と冗談をかます私に本気でぶつかってきた一冊だった。読んだ多くの人はこう思うだろう。「自分はまだ本当の愛を知らなかった」と。
森まゆみ(作家)
初読の学生時代、私はカップルの片われで、「愛されること」ばかり考えていた。結婚、出産、育児、離婚、市民運動、更年期障害、老いの自覚を経て再読し、この本が何百倍も広く深い、生きる意味を照らす鏡であると思えてきた。
ミッツ・マングローブ(歌手・タレント)
私のように主体性や自己肯定力の低い者にとって、愛とは、とめどない勘違いと妥協と失望の連続であり、それらを乗り越える気力や相手への情があるかないかを自分に問いただす作業だった。愛というこの世でもっとも面倒くさいアクトを習練し、こなし続けることで、これまで見えなかった自分を知れるかもしれない。
- 言語日本語
- 出版社紀伊國屋書店
- 発売日2020/9/10
- ファイルサイズ1007 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
【著者】 エーリッヒ・フロム (1900-1980)
精神分析に社会的視点をもたらし、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在とされた。真に人間的な生活を可能にする社会的条件とは何かを終生にわたって追求したヒューマニストとしても知られる。著書に『自由からの逃走』『破壊』『悪について』『ワイマールからヒトラーへ』『反抗と自由』ほか多数。
【訳者】 鈴木晶 (すずき・しょう)
法政大学名誉教授。著書に『フロイトからユングへ』『フロムに学ぶ「愛する」ための心理学』『ニジンスキー』ほか多数。
精神分析に社会的視点をもたらし、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在とされた。真に人間的な生活を可能にする社会的条件とは何かを終生にわたって追求したヒューマニストとしても知られる。著書に『自由からの逃走』『破壊』『悪について』『ワイマールからヒトラーへ』『反抗と自由』ほか多数。
【訳者】 鈴木晶 (すずき・しょう)
法政大学名誉教授。著書に『フロイトからユングへ』『フロムに学ぶ「愛する」ための心理学』『ニジンスキー』ほか多数。
登録情報
- ASIN : B08JSL89JX
- 出版社 : 紀伊國屋書店 (2020/9/10)
- 発売日 : 2020/9/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1007 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 154ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,045位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 32位思想
- - 40位哲学・思想 (Kindleストア)
- - 58位心理学入門
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
フロムのファンに💜
YouTubeでたくさんの方々が解説をあげていましたが、やっぱり自分の目で読み込んだ方が、ググっとフロムとお近づきになれる、と読書の価値を改めて気づかせてくれた本。それだけニュアンスも細部まで受け取れるといいなーとも思ったし、この本との付き合い方としては読んだ方が醍醐味が味わえる。どこまでの深みまで読み取れるかはその方のセンスによるところだが、自分のegoの範囲から愛を語っているうちは、本当の意味での「愛」とは出会えないと気づかされる。究極の愛は、慈悲であり自分と他者の境界線が消えてしまうことなんですよねーと思ったときに、悟りと極近い概念が「愛するということ」なのだと確信した1冊。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月14日に日本でレビュー済み
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2024年3月28日に日本でレビュー済み
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哲学チックな感じはしますが、読んでみると面白いですよ。
少し捉え方が変わるかも?
少し捉え方が変わるかも?
2023年12月11日に日本でレビュー済み
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汝の如く隣人を愛せと聖書にあったように、それを実践するような本であった。
2024年3月15日に日本でレビュー済み
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1959年発行の古書を読んで良かったので、プレゼントに新訳を購入しました。
冒頭からエーリッヒ・フロムの辛口な問題提起が始まり、愛を人まかせにしてはいけないと納得できます。
親でも子でもパートナーでも、大切な人が1人でもいる人には読んでほしい1冊です。
冒頭からエーリッヒ・フロムの辛口な問題提起が始まり、愛を人まかせにしてはいけないと納得できます。
親でも子でもパートナーでも、大切な人が1人でもいる人には読んでほしい1冊です。
2023年11月27日に日本でレビュー済み
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本書はフロムから見ての「愛」というものの考察である。印象に残ったのは、フロイト批判である。聞きかじりだが、フロイトの理論は核心を突いていると思うが、何で?と思うところもある。その点、フロイト批判の見解を聞けたのはよかった。
2024年1月9日に日本でレビュー済み
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愛のない毒家庭で育ったので愛するってどういうことか?学びたくて買いました
究極は「ありのままを受け入れること」かなって思いますが抽象的過ぎますし
もっと身近に関わる人に対してどう接するか?現実性と具体性を求めると
責任・配慮・理解・尊重 が適切かなって思います
読ん以来この4つをセットで意識するよう心がけています
セットで意識することがみそです
例えば4つの内の一つである「配慮」をするとして
何もかも気を遣ってあげればいいというわけではなく
「責任」と「尊重」も踏まえると
相手の自立心や学びの経験を奪わないことも含めた配慮となります
その判断を的確にするためには相手を知る「理解」が必要だったりします
与えることだけが愛ではない
相手の自由と自立を損ねない
苦しい経験の先に生きやすさや幸せが見えるのなら
相手を信じて見守ることが愛となる
みたいな解釈をしました
究極は「ありのままを受け入れること」かなって思いますが抽象的過ぎますし
もっと身近に関わる人に対してどう接するか?現実性と具体性を求めると
責任・配慮・理解・尊重 が適切かなって思います
読ん以来この4つをセットで意識するよう心がけています
セットで意識することがみそです
例えば4つの内の一つである「配慮」をするとして
何もかも気を遣ってあげればいいというわけではなく
「責任」と「尊重」も踏まえると
相手の自立心や学びの経験を奪わないことも含めた配慮となります
その判断を的確にするためには相手を知る「理解」が必要だったりします
与えることだけが愛ではない
相手の自由と自立を損ねない
苦しい経験の先に生きやすさや幸せが見えるのなら
相手を信じて見守ることが愛となる
みたいな解釈をしました
2023年12月21日に日本でレビュー済み
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いかなること、言わずもがな愛すると言うことも、練習・訓練をすることができます。そのために学びはじめるのなら、この本を読むと良いんじゃないですか。
2023年10月16日に日本でレビュー済み
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真の愛とは何かを求めて読むと肩透かしを食らうかもしれません。
一般向けには難しく、哲学方面の方にはわかる内容だと思います。
一般向けには難しく、哲学方面の方にはわかる内容だと思います。