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白夜 (角川文庫) 文庫 – 1958/4/15

4.2 5つ星のうち4.2 89個の評価

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ペテルブルグに住む貧しいインテリ青年の孤独と空想の生活に、白夜の神秘に包まれた一人の少女が姿を現し、夢のような淡い恋心が芽生え始める頃、この幻はもろくもくずれ去ってしまう……。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (1958/4/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1958/4/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 128ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4042087027
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4042087021
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 89個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで、ひとつの劇場にいるような感覚。ペテルブルクの街並みや2人の心理的な描写が、ダイレクトに伝わってくる。
2010年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ペテルブルクに住む孤独で夢想家の青年が味合う過酷な恋愛体験を幻想的な雰囲気の中で綴った異色中編。青年は作中で名前を与えられず、職業も明記されない。物語は青年がある晩、涙ぐむ娘ナースチェンカと出会う所から始まる。

ナースチェンカは下宿屋を営む祖母に縛られた生活を送っていたが、ある間借り人に恋する。モスクワに行っていた間借り人の帰りをナースチェンカは待っていたのだが、約束の日に姿を見せずに、不安と焦りに苛まれていたのだ。青年はナースチェンカに一目惚れするが、飽くまで同情者として接し、柄にも無く長広舌を振るう。この辺はドストエフスキーの独壇場で、夢、幸福、人生と言ったロマンが縷々と語られる。

ナースチェンカは予め青年に「私に恋をしないで」と釘を刺して置いた上で青年と交際をするのだが、次第に打ち解け上述の様な事情を打明ける。そして諦めから、青年を愛していると告白するのだが...。

二人が遭う夜の天気が物語の展開を暗示する趣向が面白い。結末に作者の女性観が出ていると感じるのは私だけではあるまい。そして、それに対する青年の恋愛観・幸福感は余りにも理想主義的に感じるが、「感傷的ロマン」と副題に明記している以上、作者も承知の上なのであろう。ドストエフスキーのロマン性・夢幻性が味わえる貴重な作品。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 ロシアの哲学者ベルジャーエフ〈1874年~1948年)は、『ドストエフスキーの世界
観』のなかで、ドストエフスキーが、作品を通して「愛」や「女性観」について、どの
ような思想をもっていたかを書いている。「ドストエフスキーは愛のなかに、二つの原
理、二つの元素をきわめる。人間がおちていく深淵、欲情の深淵と同情の深淵とを説き
明かす」と。『白夜』では、同情の深淵を説き明かそうとしたのではなかろうか。本作
品は、1848年に発表された短篇である。サブタイトルは「感傷的ロマン」「ある夢想家
の思い出より」となっている。そして、イワン・ツルゲーネフの「・・・それとも彼は、た
とえ一瞬なりともそなたの胸に寄り添うために、この世に送られた人なのだろうか?・・
・」という言葉が添えられている。本書の構成は、第一夜、第二夜、ナースチェンカの物
語、第三夜、第四夜、朝、となっている。全編が夢想家の「夢想、幻影」なのか、夢想
家が現実に日常生活のなかで恋をしたのか、それぞれに読めるだろう。基底にあるのは
「同情」であろう。

 「私」という自称「夢想家」の視点で語られる。著者作品に特有な「饒舌」が作中人
物のすべての心理を表現している。私は夢想家としての「私」と、現実世界での「私」
をあわせもっている。私は、八年間ペテルブルグに住む二十六歳の勤め人である。町の
みんなが別荘に行っている淋しいネフスキー通りを、建物や見知らぬ人と空想上の会話
交わしながら歩いている。しかし、町はずれの城門の前に来ると、窒息しそうだった半
病人同然の重荷がスーッと抜けていく気持ちになる。その軽やかな気持ちで町に帰って
くると、橋のたもとで忍び泣きをしているブリュネットの女性を見かける。ナースチェ
ンカ十七歳である。私は、女性との縁は空想で創作した「無数の小説」以外では遠かっ
た。私は「郊外へ行って幸福な気分」だったし、泣いている同胞に「同情」を感じたの
で、後をつけていった。そして、暴漢に襲われるところを助け、声をかける。彼女は、
「あたしに恋をしないこと、ともだちならいつでもなりますわ」と、明日の同じ時間に
会う約束をする。私は、「明日なにもかもお話しますよ」と言って「第一夜」は終わる。

 「第二夜」、彼女から私の「身の上話」を聞かせてくれと言われる。私は、ペテルブ
ルグには奇妙な一角があり「どこか遠い遠い不思議の国にあるような生活」の紹介から
はじめる。自分が夢想家の一人であり、夢想家とは何者か、どのようなところに住んで
いるかなどを彼女に語る。「ぼくはそういうタイプの男なんです」と自分が変わり者で、
滑稽な人間あることを打ち明ける。知人が訪ねてきてもまともに対応できず「二人の会
話がしっくりこない」状態になってしまう。なぜか話し相手の顔を「可哀そうな仔猫の
姿」になぞらえてしまうからである。また、夢想家は「気紛れな手で金色の経糸を織は
じめ、おかしき人生の絵模様を繰り広げる」が、胸中は空虚で、なんとなく物悲しさを
感じ「空想の王国」が崩れ去る瞬間がやってくる。即ち、変化にとんだ冒険や喜びにあ
ふれた幻想など、ありとあらゆることを空想するが、いつかは悲しみの瞬間がやってく
る。幻想のなかの錯覚である。私のナースチェンカへの恋が幻想であり、悲しい結末に
なることがわかっていたようである。夢想とは、歓喜の継続のみで悲惨さが思い浮かば
ない世界なんだろう。ナースチェンカは私の空想物語を聞きながらなにを感じていたの
だろうか。夢想家は「壁が緑色に塗られ、煤けてわびしい、煙草の煙でいぶされた壁に
囲まれた一角」に住み、果てしなく空想にふけり、それらを錯覚と覚醒する物悲しい結
果をむかえる人間である。ナースチェンカは、私の「身の上話」として聞いただろうか。
ましてや、話し相手を「可哀そうな仔猫」に見立てる私を滑稽には感じたが、恋の相手
としては不合格だったにちがいない。しかし、私は彼女に愛を感じ始めたようだ。「神
様が僕のためにあなたを送ってくれた」というまでになっている。そして、夢想に依存
するような生活は罪だと感じ、やるせなさに襲われ、「自分に真の生活をはじめる能力」
がないような気がしてきた。

 「ナースチェンカの物語」は、私の「身の上話」に対応している。盲目の祖母と暮ら
している十七歳である。若い間借り人がいる。フランス語のプーシキン、ウオーター・
スコットなどの本を貸してくれたり、オペラ『セヴィリアの理髪師』の鑑賞に誘ってく
れたりしてくれるが、特別な親しさを示すわけでもない。ナースチェンカは、モスクワ
へ一年間行ってこなければならない「あの人」に愛を打ち明ける。彼は貧乏でちゃんと
した勤め先もないため、一年後に川岸通りのベンチで会う約束をする。彼から「僕に幸
福をさずけることのできるのはあなたです」、と夢想家とはちがう現実的生活感あふれ
る言葉を聞かせられる。「あの人」は、ナースチェンカとの将来を考え、わざわざフラ
ンス語の本を読ませたり、オペラ鑑賞させたり、彼女に教養をつけさせ、彼女の「愛」
を試していたのではなかろうか。第一夜の「忍び泣き」の現場は、約束の一年が経過し
ナースチェンカが彼を待っていたのである。

 「第三夜」、私は「きょうは悲しい日だった」と思っている。夢想家として、彼女が
私に恋心を抱き始めているらしいと感じている。「私が彼女を愛していることにやっと
気がつき」、私の「哀れな恋」を気の毒に思ってくれているらしい。ナースチェンカも
「あたしたちがどんなに愛し合っているか、あの人に見てもらいたいのよ」と私の心を
惑わせる。彼女はどこまでも「友だち」として「愛し合っている」と言っているにすぎ
ないのだが。私は「君のその一言にどんなに多くの意味が含まれていることか」と嘆息
する光景だ。ナースチェンカは、私の気持ちを見透かしたように「あたしのためになに
か犠牲をはらっているような気がするわ」と、それとなく私をけん制する。

 「第四夜」、「ああ、すべてがこんな結果に終わろうとは、なんという結末をつげた
ことか」と、私とナースチェンカの最後の夜を表現している。だが、三日たっても「あ
の人」は現れない。彼女の手紙が届いているのやら、まだ読まれていないのやら、憶測
はできるがあの人からは音沙汰がない。彼女は「あんな人なんかもう愛していません。
あなた(私のこと)ならあんなことはなさらなかったわね?」と、あの人から私に乗り
換えたような発言をし、私を苦しめる。「僕の話すことは実現不可能だと思うが、僕は
あなたを愛しているのです」と打ち明ける。彼女は、「なにもかも残らずお話します」
「なにもかも言ってしまいますわ」と、私に対して冷静で、慎重な言い回しで「もしも
あなたが、あたしの胸から以前の愛を追い出すことができるとしたら、もしもあなたが、
あたしを可哀そうだと思ったら、もしもあなたが、・・・・」などと、私の告白に応えてく
れる。そのうえ、二人は将来設計についても語り合う。ところが、そのさなかに「あの
人」が現れるのである。ナースチェンカの急転直下の変わり身の早さが私を唖然とさせ
る。「私の手を振りほどいて、彼の方へ走り寄った彼女の素早い動作」と描写されてい
る。私の胸中はどうだったのだろう。あの人が現れないことを祈りつつ、彼女との恋が
実る現実性が帯びてきたところで、突然あの人が現れ、夢破れたのである。

 「朝」、幾夜か終わった朝、いやな天気だった。ナースチェンカから手紙が届く。「
あたしを赦してください。あれは夢でした、幻でした、来週あの人と結婚します」と。
「いまでもあなたを愛しています。あなたがた二人を愛することができたら」と書いて
ある。まるで『白痴』のムイシュキン侯爵のようだ。

 このかなわぬ恋は、私にとって夢想だったのか、夢幻だったのか。物語は、私からの
ナースチェンカへの同情からはじまり、私は愛を感じたが、ナースチェンカから私への
同情は、「同情」だけに終わってしまったようだ。二人の会話は、「明日、なにもかも
お話します」、「どうしても言わずにいられないのです」、「これでなにもかも言って
しまいました」、「なにもかもお話します」などの表現にけん引されていく。二人の饒
舌さが、「さあ、これでなにもかも言ってしまいました」ということだろう。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はやくよみたいのですが、時間がなくて、なるべく早くよみたいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なんか、タイトルも含めて少女マンガに幾万回もネタを使用されたようなストーリー。オリジナル作品として楽しめたが、オチが笑える。悲しいのに、非常にユーモラスだ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代、こたつの中で徹夜して読み耽ったのが、ドストエフスキーの
『罪と罰』でした。あんなにのめり込むようにして本を読んだのは、
そんなにないです。『カラマーゾフの兄弟』は未読ですが、大作を残した
という印象が強いドストエフスキーに、こんな可憐な小品があったなんて!
ここの皆さんのレビューを見て、読んでみようという気になるまで、
この『白夜』のことは全く知りませんでした。
話は、夢想家の青年がナースチェンカという女性と出会い、一途に愛する
その成り行きを描いて行きます。話の半ばまでは、「ふーん」て感じで
さほど興が乗らずに読んでいったんですが、ナースチェンカが身の上話を
始めるあたりから、徐々に引き込まれていきました。
ちらちらと舞い落ちてくる泡雪のような、夢幻の如くに美しい作品でした。
終盤の話の展開には、ロマンティックで可憐な小品というだけじゃない、
ドラマティックな激しさいうのも感じました。自分でもどうにもならない
熱情、それに翻弄される人間の姿が、さっと一閃、描き留められていました。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 この年齢になって初めてドストエフスキーに触れるとは。NHKのテレビでロシア語を見てサンクトペテルブルクの美しい街並みに魅せられてそのままこの本にたどり着いて読んでみたら、なにこの近親感。こういう人なんだ。そして街角の情景がテレビのおかげで鮮やかに思い描ける。面白いわ。というわけで、ドストエフスキー全部読むぞって気分になれたのでした。でも読むのにけっこうパワー要りますね。自分が飲み込まれそう。罪と罰なんて(お話は知ってる)読んでて溺れたらどうなるんだろ。読んでから言え!そんな感じです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月29日に日本でレビュー済み
ドストエフスキーが27歳の時に発表した『白夜』。純粋で、剥き出しで、孤独で、切なく、そこには夢想家の青年の17歳の少女ナースチェンカへの愛がありました。

罪と罰からカラマーゾフの兄弟へ至る至高の5大長編への青年の善の部分、弱気な部分、恋愛のドラマチックな部分の片鱗を伺うことが出来ます。

冒頭に引用された、ツルゲーネフの一節。

「・・・・・それとも彼は、たとえ一瞬なりともそなたの胸に寄り添うために、この世に送られた人なのであろうか?・・・・・」

最後の美しい6行。

「君の心の空のいつまでも晴れやかであらんことを、君の美しい微笑みのいつまでも明るく、平穏無事であらんことを、そしてまた法悦と幸福の瞬間に君の上に祝福のあらんことを。それは君がもう一人の孤独で、感謝にあふれたハートにあたえる幸福でもあるのだ!

ああ! 至上の法悦の完全なひととき! 人間の長い一生にくらべてすら、それは決して不足のない一瞬ではないか?・・・・・。」

ドストエフスキーが好きな方ならば、若き日の佳作と言えど読む価値が、心に響くものが、あると思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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