最近Twitterで泉さんの存在を知り、新書を出すタイミングでこちらの本を購入。
サブタイトルに“日本の政治をあきらめていたすべての人へ”とあり、読書は苦手な方ですがなぜか「これは読まねば…!」と使命感があり、1日で読了しました。
明石市長時代の激闘録は読んでいてとても勇ましく、長い間嫌がらせを受けていたというところも表には見えない闇深さがあるな…と実感しました。そして、一貫して言っている「子どもに冷たい社会に、未来はない」という言葉の意味がよく理解できました。まだまだ希望はあるかも…と思えた1冊。
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社会の変え方 日本の政治をあきらめていたすべての人へ(明石市長・泉房穂) 単行本 – 2023/1/31
泉房穂
(著)
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毎日新聞5/20 書評〈今週の本棚〉で紹介されました
市長になったのは、障害を持った弟に対する冷たい社会への「復讐」だったーー。
就任までの経緯にはじまり、
明石市で実行した「日本初」の政策の数々、市民の「生きやすさ」とまちの「経済」にもたらした効果、
また「明石でできることは全国でもできる」を合言葉に、その実現に向けて実行した「お金と組織の大改革」の舞台裏まで。
コロナ禍で見えた自治体から国を変える可能性、
そして、日本の政治をあきらめてしまっていたわたしたちへのメッセージ。
いま、もっともその動きを注視される政治家、泉房穂がまとめたのは、
「社会の変え方」そのものでした。
<出版社より>
版元は明石市の出版社ライツ社です。
実際に明石で暮らすいち市民だからこそできる、当事者目線からの編集を行いました。
2011年、泉さん初めての明石市長選。
対立候補は、自民党と民主党が推薦、兵庫県知事も支援、医師会、商工会議所、商店街連合会、労働組合など業界団体のほとんどと、市議会の全会派が全面支援を表明していました。
つまり、政界や業界の組織票はすべて相手方に回っていました。
一方の泉さんは、無所属です。出馬会見で、記者から問われました。「相手陣営は盤石です。政党も業界団体も固めて、知事の支援も受けています。あなたに支持母体はありますか?」。
この質問に泉さんは、はっきりと答えました。
「支持母体は市民だけです。でも、それで十分だと思っています」と。記者やカメラマンは薄ら笑いを浮かべました。
形式上、重ねて「勝算は?」と質問が続けられ、再度、泉さんははっきりと答えました。
「当然あります。勝てますし、必ず勝ちます。それが明石のまちと市民のためだからです」。
そう言って会見を終えたのが、今から12年前のことです。
市長選は一騎打ちの激戦となりました。
結果はわずか69票差。相手の得票数53993票に対し、54062票。
1人ひとりの「1票」が積み重なり、政党や業界の壁を破り、市民とともに勝ち切りました。
69票という僅差は、たった35人が態度を変えるだけでひっくり返ります。人口30万人近くの都市で、たった1クラス分の差です。
「泉さんは、わしが通してやったんや」と言い合う市民の声が市内のいたるところで聞かれました。
2011年4月24日、明石市民の1票がなければ、今日の明石市はありません。
市政の転換も「5つの無料化」も「全国初の施策」も「10年連続の人口増」も実現していません。きっとこの本が書かれることもなかったでしょう。
おそらく全国でも、いまの明石市民ほど、自分の1票の持つ力を信じている市民はいないのではないでしょうか。
あの日私たちは、私たちの手で、私たちの未来を変えたのです。
本書に泉さんが綴ったのは、こうして明石市民が選んだ未来にどんなことが起こったのか。
示してくれたのは、「政治を変えることができたら、私たちの生活は変わる」という事実です。
明石市民が感じている政治への希望を全国のみなさんにお届けできたらと思っています。
そして、明石市の現実が全国どこのまちにとっても、あたりまえのことになればと願っています。
ご期待ください。
市長になったのは、障害を持った弟に対する冷たい社会への「復讐」だったーー。
就任までの経緯にはじまり、
明石市で実行した「日本初」の政策の数々、市民の「生きやすさ」とまちの「経済」にもたらした効果、
また「明石でできることは全国でもできる」を合言葉に、その実現に向けて実行した「お金と組織の大改革」の舞台裏まで。
コロナ禍で見えた自治体から国を変える可能性、
そして、日本の政治をあきらめてしまっていたわたしたちへのメッセージ。
いま、もっともその動きを注視される政治家、泉房穂がまとめたのは、
「社会の変え方」そのものでした。
<出版社より>
版元は明石市の出版社ライツ社です。
実際に明石で暮らすいち市民だからこそできる、当事者目線からの編集を行いました。
2011年、泉さん初めての明石市長選。
対立候補は、自民党と民主党が推薦、兵庫県知事も支援、医師会、商工会議所、商店街連合会、労働組合など業界団体のほとんどと、市議会の全会派が全面支援を表明していました。
つまり、政界や業界の組織票はすべて相手方に回っていました。
一方の泉さんは、無所属です。出馬会見で、記者から問われました。「相手陣営は盤石です。政党も業界団体も固めて、知事の支援も受けています。あなたに支持母体はありますか?」。
この質問に泉さんは、はっきりと答えました。
「支持母体は市民だけです。でも、それで十分だと思っています」と。記者やカメラマンは薄ら笑いを浮かべました。
形式上、重ねて「勝算は?」と質問が続けられ、再度、泉さんははっきりと答えました。
「当然あります。勝てますし、必ず勝ちます。それが明石のまちと市民のためだからです」。
そう言って会見を終えたのが、今から12年前のことです。
市長選は一騎打ちの激戦となりました。
結果はわずか69票差。相手の得票数53993票に対し、54062票。
1人ひとりの「1票」が積み重なり、政党や業界の壁を破り、市民とともに勝ち切りました。
69票という僅差は、たった35人が態度を変えるだけでひっくり返ります。人口30万人近くの都市で、たった1クラス分の差です。
「泉さんは、わしが通してやったんや」と言い合う市民の声が市内のいたるところで聞かれました。
2011年4月24日、明石市民の1票がなければ、今日の明石市はありません。
市政の転換も「5つの無料化」も「全国初の施策」も「10年連続の人口増」も実現していません。きっとこの本が書かれることもなかったでしょう。
おそらく全国でも、いまの明石市民ほど、自分の1票の持つ力を信じている市民はいないのではないでしょうか。
あの日私たちは、私たちの手で、私たちの未来を変えたのです。
本書に泉さんが綴ったのは、こうして明石市民が選んだ未来にどんなことが起こったのか。
示してくれたのは、「政治を変えることができたら、私たちの生活は変わる」という事実です。
明石市民が感じている政治への希望を全国のみなさんにお届けできたらと思っています。
そして、明石市の現実が全国どこのまちにとっても、あたりまえのことになればと願っています。
ご期待ください。
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社ライツ社
- 発売日2023/1/31
- 寸法18.8 x 12.7 x 2 cm
- ISBN-104909044396
- ISBN-13978-4909044396
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出版社より
商品の説明
出版社からのコメント
版元は明石市の出版社ライツ社です。実際に明石で暮らすいち市民だからこそできる、当事者目線からの編集を行います。明石市民が感じている政治への希望を全国のみなさんにお届けできたらと思っています。ご期待ください。
著者について
泉 房穂(いずみ ふさほ) 明石市長
1963年 明石市二見町生まれ
1982年 県立明石西高校を卒業
同年 東京大学文科二類入学
1987年 東京大学教育学部卒業
同年 NHKディレクター
1997年 弁護士
2003年 衆議院議員
2007年 社会福祉士
2011年 明石市長
「5つの無料化」に代表される子ども施策のほか、高齢者、障害者福祉などに力を入れて取り組み、市の人口、出生数、税収、基金、地域経済などの好循環を実現。人口は10年連続増を達成。 柔道3段、手話検定2級、明石タコ検定初代達人。
1963年 明石市二見町生まれ
1982年 県立明石西高校を卒業
同年 東京大学文科二類入学
1987年 東京大学教育学部卒業
同年 NHKディレクター
1997年 弁護士
2003年 衆議院議員
2007年 社会福祉士
2011年 明石市長
「5つの無料化」に代表される子ども施策のほか、高齢者、障害者福祉などに力を入れて取り組み、市の人口、出生数、税収、基金、地域経済などの好循環を実現。人口は10年連続増を達成。 柔道3段、手話検定2級、明石タコ検定初代達人。
登録情報
- 出版社 : ライツ社 (2023/1/31)
- 発売日 : 2023/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4909044396
- ISBN-13 : 978-4909044396
- 寸法 : 18.8 x 12.7 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,078位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 25位地方自治
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年5月20日に日本でレビュー済み
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2024年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やるやる詐欺、裏金詐欺、還付金だって??
自分の本に4000万円?、官房機密費?
領収書ない、・・・
君たちは、この泉さんの本を読みなさい~
自分の本に4000万円?、官房機密費?
領収書ない、・・・
君たちは、この泉さんの本を読みなさい~
2024年3月27日に日本でレビュー済み
2022年秋に市議への暴言問題で任期満了を以て明石市長を退任した泉氏。本書の面白いところは、明石市を日本で随一の福祉充実地域に変革した彼のリーダーシップや功績とともに「ああこのような正義を語る人なら暴言も吐いただろう」と、その表裏一体性が理解出来るところにある。通底するのは「弱者救済してこそ公」という正義感および「公助」観。そして市役所職員は自分の正義の実行部隊であるという権力構造への認識。「市民に選ばれた自分」と言う時に、投票しなかった市民や、激しく敵対した自民党公明党の市議を支持する市民を数えない、明確な敵味方意識。途中で本人も述懐するとおり市区の首長は人事/財務/政策全ての決定権を持つ「大統領のようなもの」として改革を旗振りしてきた様が描かれている。これは下で実務を担う人が本当に本当に辛いだろうと、書籍の前半早くに悟られた。(ちなみに明石市では副市長2人が職員への態度を改めるように市長に迫り22年3月に揃って辞職する事態もあった。)一方で、子どもの福祉に関して日本の法律上の不備(子どもの権利の弱さ)として挙げられることの、ほぼ全てについて、明石市では泉市政の12年の間に解消されていることが本書全編を通じて理解出来る。ここはさすが弁護士出身である。日本が福祉は「家」に任せる(国は負担しない)方針の下、制度的に手当してこなかった部分について、高齢者や障害者向け福祉も含めて明石市ではきちんとカバーしていることは、時代の要請に応えていると評価したい。ここは凄い。ただ泉氏の辞任表明当時、千葉県知事がSNSに泉政権への考察を投稿して話題になった通り、泉氏が進めた様々な子育て支援策の評価は10年くらいして初めて出来る部分もあろうかと思う。個人的には「無償化」は「辞められない」制度であり、いつか負の側面に対処しなければいけなくなるだろうと思う。医療経済分野で悪名高い日本が福祉元年に始めた老人医療費無償化の失敗に学ぶべきだったのではないか。(医療費は無償ではなく超廉価の方が適切であるという実証研究もある)最後に、暴言問題について本人は「悪かった」とは思っておらず、あくまで自分の怒りには正義があると尚も思っているところもよく感じられた。停滞する日本で政治を変えるには泉氏のようなリーダーが必要だ!でも彼に頼るのは副作用も大きいので、彼自身が本書で励ますように、「私たち皆んな」で政治参加しよう、という感想。
2024年2月24日に日本でレビュー済み
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共感する、もっとたくさんの方々に読んでほしい
2024年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自身の原体験を元に、実績もさることながら政治信念として大切にする「やさしい社会に変える」という信念、それを今の社会・政界で突き進めることの大変さがとても伝わってきた。一方で、人生にテーマを持って、自分の信じた道を長年にわたって貫く強さが人を動かし社会を動かすんだなと感銘を受けました。
2024年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本にこのような方が居たのか、というのがこの本を読んでの率直な感想である。
明石市が、職員が豹変?したというのが驚きでもある。人は自分が聞きたいことしか耳をかさない、向けない。誠に至極当たり前のことであるが、選挙演説のポイントでもあると著者、泉さんは明確に述べている。
読後、そうで有るならば、我が故郷も変えることも可能性は否定できないと勇気が湧いてくる。
人が居ない、住む住宅が足りない、無い々づくしだがやる前から白旗を揚げることなく、前を見つめて歩んで行きたいと背中を押してもらえた貴重な本である。
明石市が、職員が豹変?したというのが驚きでもある。人は自分が聞きたいことしか耳をかさない、向けない。誠に至極当たり前のことであるが、選挙演説のポイントでもあると著者、泉さんは明確に述べている。
読後、そうで有るならば、我が故郷も変えることも可能性は否定できないと勇気が湧いてくる。
人が居ない、住む住宅が足りない、無い々づくしだがやる前から白旗を揚げることなく、前を見つめて歩んで行きたいと背中を押してもらえた貴重な本である。
2024年2月5日に日本でレビュー済み
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书很好,货运很快。
2024年1月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者については「暴言を吐いて市長を辞めた」程度のことしか知らず「どうしようもない政治家がここにも1人」と思っていた。ネット上の情報も、ウィキペディアも含めネガティブなものが多いが、本書を読んで恐れ入った。自著だということを差し引いても著者は相当の人物である。
明石市長としての言動や施策への賛否や好悪はあるだろうが、いったん市職員への暴言の責任をとって辞職した著者に対して、再出馬を望む署名が五千筆集まり(人口30万の市でである)、再選挙で70%の得票を得たということひとつをもってしても、市長であった著者への有権者の支持は分かろうというものだ。
政府が施策のベースとする「標準家庭」を批判して、著者は「私が想定する標準家庭はこうです。『収入不安定なDV夫に、メンタルを病みパートを辞めさせられそうな妻、ネグレクトで不登校な子と、家の奥には寝たきり認知症の祖母がいて、借金を抱え生活困窮』。(p.246)」と書く。弱者に寄り添う姿勢の象徴と言えそうだ。
本書のメッセージ。
1 政治は社会を変えられる。著者は「『政治なんて誰がやっても同じ』と考えるのは、大きな間違いです。誰を選ぶか。市民一人ひとり、あなたの選択が、政治を良い方向にも、悪い方向にも変えていきます。(p.306)」と書く。諦めてはいけない。
2 特に地方公共団体の長は「政策の方針決定権」「予算編成権」「人事権」を持ち(p.163)、「専決処分」の制度もあり(p.344)、大きな権限を持っているので多くの取り組みができる。
3 既存の政党や組織に支えられるのではない政治家(首長や議員)が必要。
明石市長としての言動や施策への賛否や好悪はあるだろうが、いったん市職員への暴言の責任をとって辞職した著者に対して、再出馬を望む署名が五千筆集まり(人口30万の市でである)、再選挙で70%の得票を得たということひとつをもってしても、市長であった著者への有権者の支持は分かろうというものだ。
政府が施策のベースとする「標準家庭」を批判して、著者は「私が想定する標準家庭はこうです。『収入不安定なDV夫に、メンタルを病みパートを辞めさせられそうな妻、ネグレクトで不登校な子と、家の奥には寝たきり認知症の祖母がいて、借金を抱え生活困窮』。(p.246)」と書く。弱者に寄り添う姿勢の象徴と言えそうだ。
本書のメッセージ。
1 政治は社会を変えられる。著者は「『政治なんて誰がやっても同じ』と考えるのは、大きな間違いです。誰を選ぶか。市民一人ひとり、あなたの選択が、政治を良い方向にも、悪い方向にも変えていきます。(p.306)」と書く。諦めてはいけない。
2 特に地方公共団体の長は「政策の方針決定権」「予算編成権」「人事権」を持ち(p.163)、「専決処分」の制度もあり(p.344)、大きな権限を持っているので多くの取り組みができる。
3 既存の政党や組織に支えられるのではない政治家(首長や議員)が必要。