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DX CX SX ―― 挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法 ―― 単行本(ソフトカバー) – 2022/3/28
八子知礼
(著)
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本気でDXに挑戦する すべての企業へ。
業界の境目を「データ」で軽やかに飛び越え、経営にパラダイムシフトを起こそう。
今後20年で日本の人口が20%減少する予測を考えれば、私たちに残されている時間はもうそれほど多くはありません。
徹底的なデジタル化によって経営をスピーディに変革し、垣根を跳び越えたまったく異なる業界・業種への進出や、形態の異なる企業に変容していく必要があります。
例えば、自動運転車両にコンビニ店舗を載せて、必要とされる場所へ自動的に走って行くサービスが生まれるとすれば……
はたしてこれは、自動車会社のサービスでしょうか?
それとも、コンビニ業界のサービスでしょうか?
あるいは、自動運転車両が昼はコンビニ、夜は立ち飲み屋を実現するサービス。
これは何業で、誰が行なうビジネスなのでしょうか?
本書では、数10社、100件以上のDXプロジェクトで実績を出してきたアプローチを47の豊富な事例とともに、既存の発想の枠を飛び越えるための経営とビジネスの実践方法を具体から抽象まで、徹底的に解説します。
「唯一生き残るのは、変化に適応して変化するものである」
【目次】
第1章 爆発的な成長を生み出す革命的なビジネスとDXの本質
1-1 すべてにおいて「データ」が主導する社会の到来
1-2 「データ」の活用で全体最適を目指す
1-3 VUCAの時代におけるDXの本質
1-4 DX推進の重要なキーフレーズ「デジタルツイン」
1-5 デジタルツインと2つのフィードバック
1-6 全体最適と部分最適
1-7 コマツのLANDLOGはデジタルツインの成功例
1-8 ダイナミック・ケイパビリティとは「種の保存の法則」
第2章 今後20年のトレンドを読む上での大前提
2-1 1 現実世界の仮想化
2-2 2 仮想世界のリアル化
2-3 3 業界の境目がなくなる
2-4 4 リモート化が進行する
2-5 5 SDGsとESG経営
2-6 人口減少の脅威
2-7 第4次産業革命の必要性
2-8 自動車産業の脅威の例
第3章 「魔のデッドロック」を乗り越えるDXアプローチ
3-1 DX推進のロードマップマトリクス
3-2 部品加工業のDXアプローチ
3-3 食品業界のサプライチェーンDXアプローチ
3-4 アナログ拡張のアプローチラクスルの例
3-5 ミスミの事例に見るDX2.0へのアプローチ
3-6 DXに必ず立ちはだかる壁「魔のデッドロック」
3-7 「魔のデッドロック」の具体的な課題
第4章 「境目」を「データ」でつないで「全体最適」を実現する方法
4-1 実は、中小企業の方がDXに有利
4-2 中小企業のDX投資と回収のポイント
4-3 中小企業に学ぶ大企業のDX推進アプローチ
4-4 デジタル化のポイントは、「お客様の視点」
4-5 境目に着目する課題発見フレームワーク
4-6 課題発見フレームワークの具体的な使い方
4-7 シミュレーション経営とバックキャスト
第5章 DXの影の王「データ」が切り拓く新しいビジネスの世界
5-1 DXにおけるデータの重要性
5-2 データ主導でビジネスと稼ぎ方が変わる
5-3 ライフサイクル課金の実現
5-4 オムロンの工場データビジネスプラットフォーム
5-5 データで課金するモデルを考えてみる
5-6 建設データプラットフォームの事例「LANDLOG」
5-7 ユニークなデータプラットフォームの事例「TirematicsとIoS-OP」
5-8 「データ」主導で製造業の姿が激変
5-9 中小企業が大企業と戦うための「武器としてのデータ戦略」
5-10 データ取引市場とデータの価値
第6章 業界を問わないデジタルな新規事業の事例
6-1 創業80年を超えた老舗企業のDX旭鉄工と「i Smart Technologies」
6-2 高知県が進める農業デジタル「高知県IoPプロジェクト」
6-3 老舗食堂ゑびやの世界最先端DX「EBILAB」
6-4 THKが提供する「OMNI edge」
6-5 日刊工業新聞社の100年に一度のDX
6-6 DXでスマートな社会を実現する顔認証プラットフォーム「FreeiD」
6-7 地域全部をDXテストベッドにせよ「ひろしまSANDBOX」
第7章 DXからCX、そしてSXへ
7-1 DX:Digital Transformation 将来の社会変化からバックキャストするDXとは
7-2 DX:Digital Transformation 自動運転時代のDXとは
7-3 CX:Corporate Transformation 全社DX1 徹底的なペーパーレスと現場の可視化
7-4 CX:Corporate Transformation 全社DX2 バリューチェーンの情報連携と自動化、そして新規事業へ
7-5 CX:Corporate Transformation 情報は発信する人のところに集まる
7-6 CX:Corporate Transformation 自社でIT人材を抱えることの難しさ
7-7 CX:Corporate Transformation 内製化の例トライアルホールディングス
7-8 SX:Social Transformation DXで進めるESG経営
7-9 SX:Social Transformation 業界を超えて産業構造変革へ
7-10 SX:Social Transformation Resource Cloudの必要性
7-11 SX:Social Transformation サブスク課金の必要性とプラットフォーム化
7-12 SX:Social Transformation 産業構造変革に向けて
- 本の長さ326ページ
- 言語日本語
- 出版社クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日2022/3/28
- 寸法13.1 x 2.2 x 18.8 cm
- ISBN-104295406228
- ISBN-13978-4295406228
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出版社より
商品の説明
出版社からのコメント
「はじめに」より
少し前までは「デラックス」だと思っていた人が圧倒的に多かったであろう「DX」という言葉で短縮される「デジタルトランスフォーメーション」。
笑い話のネタに使うのですが、さすがに最近はそう思われることもだいぶ減ってきました。
一方で、DXを推進していく上では、冗談ではなく企業が様々な「デラックス」な経営資源を投入せざるを得ない実態があります。
それにはIT導入から新規事業まで担うことができる強力な「デラックスな人材」が必要で、
ペーパーレスから外販可能なソリューションまで仕立て上げる「デラックスなデジタルソリューション」が必要で、
全社で一斉に推進するために「デラックスな予算」が必要で、
取り組んだ将来に何を実現するのかといった「デラックスな戦略」が必要です。
先進的な企業はそのことをよく理解しており、DX推進に対して妥協なき組織的投資をしています。
デラックスかどうかは別としてもエース人材をDX推進に投入し、トップがコミットし、未来の自社のDXビジョンを策定し、その実現に向けて、全社を挙げて同時多発的に多面的なソリューションを導入し、複数のDXプロジェクトを推進しています。
それぞれの部門や階層の関係者が「自分ごと」化して、デジタル化が自分たちの事業を、組織を、オペレーションを効率化するのみならず、強くし、変化に柔軟な経営を行なうことを目指して推進しているのです。
一方で、そこまで真剣にDXに向き合っている企業はまだまだ多いとは言えません。
ITが苦手な経営者が多くて「DXなぞ半信半疑だ」という大企業もあれば、目先の売上を追い求めるがゆえにデジタルなぞそっちのけで日々多くの紙や帳票に囲まれて業務に邁進する中小企業が多いのもリアルな実態です。
そんな中で、手段としてのデジタルソリューションの重要性や、手段を実装するアプローチとしてのアジャイル開発、あるいはIT実装の内製化を語る書籍は近年多く出始めてきました。
しかし、「デジタルへの取り組みによって、事業モデルをこれまでとは異なる領域へ進展させ、パラダイムシフトさせるのだ」という考え方や、「自社におけるDXソリューションへ投資して、自社で結果を出した後にそのソリューションそのものを外販して回収する」といった、投資予算の制約を打ち破って壁を超えていくような方法論はこれまでなかなか語られることはありませんでした。
八子が執筆するに当たってはそうしたケースについて、実例を元に説明をできるだけ具体化することに腐心しています。
著者について
八子 知礼
1997年松下電工(現パナソニック)入社、宅内組み込み型の情報配線事業の商品企画開発に従事。その後、介護系新規ビジネス(現パナソニックエイジフリー)に社内移籍、製造業の上流から下流までを一通り経験。
その後、後にベリングポイントとなるアーサーアンダーセンにシニアコンサルタントとして入社。2007年デロイトトーマツ コンサルティングに入社後、2010年に執行役員パートナーに就任、2014年シスコシステムズに移籍、ビジネスコンサルティング部門のシニアパートナーとして同部門の立ち上げに貢献。一貫して通信/メディア/ハイテク業界中心のビジネスコンサルタントとして新規事業戦略立案、バリューチェーン再編等を多数経験。2016年4月よりウフルIoTイノベーションセンター所長として様々なエコシステム形成に貢献。
2019年4月にINDUSTRIAL-Xを起業、代表取締役に就任。2020年10月より広島大学AI・データイノベーション教育研究センターの特任教授就任。
著書に『図解クラウド早わかり』、『モバイルクラウド』(以上、中経出版)、『IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書』(監修・共著、SBクリエイティブ)、『現場の活用事例でわかる IoTシステム開発テクニック』(監修・共著、日経BP社)がある。
登録情報
- 出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2022/3/28)
- 発売日 : 2022/3/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 326ページ
- ISBN-10 : 4295406228
- ISBN-13 : 978-4295406228
- 寸法 : 13.1 x 2.2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 121,116位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 26位プロジェクトマネージャの資格・検定
- - 54位データベースアプリケーション
- - 75位企業再生・倒産
- カスタマーレビュー:
著者について
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2022年10月21日に日本でレビュー済み
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DXってずっとバズワードだと思ってたのですが、この本を読んでDXが何を目指してるのか理解できました。
2022年4月10日に日本でレビュー済み
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事例もまじえ、とても勉強になりました。私の勤務する会社は労働集約型サービス業ですが、ヒントになる情報が点在してました。ありがとうございました。
そして、八子社長の日本を変えていくとう志に感銘し応援します。
そして、八子社長の日本を変えていくとう志に感銘し応援します。
2022年4月28日に日本でレビュー済み
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大企業〜中小企業までのDx事例が紹介されている。ただ、全て概観なので実務に応用するレベルの内容はほぼ無い。また、プラットフォーム構想など、構想倒れすることが多く、実際は失敗例に通ずる内容が、先進的なものとして紹介されているあたりは、ミスリードを生みかねないと思います。
2022年4月10日に日本でレビュー済み
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クラウド黎明期にモバイルクラウドを提唱し、IOT黎明期にデジタルツインの重要性を提唱した八子知礼氏の10年かけて積み重ねたストーリーが、見事DX時代に結実したなと感慨深く拝見しました。
「過去・現代・未来」ストーリーテリングの名手として、次なる未来は何を魅せるか?
DXのその先にCX、SXを掲げた後半、興味は尽きる事なく、一気に最終話まで楽しく読ませて頂きました。
次は2045年シンギュラリティ時代、また八子氏の提唱する内容を追いかけたいと思えた作品でした。
「過去・現代・未来」ストーリーテリングの名手として、次なる未来は何を魅せるか?
DXのその先にCX、SXを掲げた後半、興味は尽きる事なく、一気に最終話まで楽しく読ませて頂きました。
次は2045年シンギュラリティ時代、また八子氏の提唱する内容を追いかけたいと思えた作品でした。
2022年3月30日に日本でレビュー済み
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トランスフォーメーションを起こすときに大事なのは顧客や市場の視点にいかに立ち、その経験価値をいかに高めるかだと思います。
そんなことを再度認識できる一冊です。
そんなことを再度認識できる一冊です。
2022年6月13日に日本でレビュー済み
世は万物流転。
「ビッグデータ」と言う言葉が散々喧伝されたのは2010年代前半のこと。一昔前だ。
兎に角、何かの役に立つかもしれないからデータは採っておけ。そういう「何がなんでもIoT」と言う時代は過ぎ去った。「データ主導」ではなく、目的ありきのデータ収集でなければ、活用化されることなく無駄骨になり、更には、維持管理するコスト増をいたずらに招くこととなる。
そして目的は、部分最適より常にビジネス全体最適に重きを置くべきだ。理由は簡単な話。部分最適だけでは、工程のどこかで1点でも最適化漏れがあれば、そこがボトルネックとなる。その箇所に合わせて全ての工程がペースダウンしてしまうからだ。
現代の社会では様々なモノゴトがネットワークで繋がって、データが相互にやりとりされることで成り立っている。一部分にこだわっていては問題は解決しない。
そして、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を、単純なデジタル活用や、今までのIT化の延長と混同してはいけない。
DXの本質とは、企業やビジネスを様々な外圧や変化に耐えられる様に柔軟に変化出来る姿に「トランスフォーム(変革、変容)」することであり、「デジタル」は、その手段に過ぎない。デジタル技術を活用してビジネスモデルや商材、業務プロセス、企業カルチャー、そして企業のあり方そのものを変えることがDXなのだ。
先行きが分かり難いVUCA(Volatility 〈変動性・不安定さ〉、Uncertainly 〈不確実性・不確定さ〉、Complexity〈複雑性〉、Ambiguity〈曖昧性・不明確さ〉)の時代だからこそ、「ダイナミック・ケイパビリティ(環境や状況が激しく変化する中で、企業がその変化に対応して自己を変革する能力)」を企業は備えるべきなのだ。
と、まぁ、著者は、これまでの経験も踏まえ、DXに関する総論、各論、手法、具体例、さらには取り組むに当たって起こり得る問題や障害と、その解決策についてもあれこれ詳述する。
その内容は実に細やかで真摯だ。
また、著者が類推する、今後20年のトレンドを読む上での観点は、以下の5つに大別出来るそうだ。
1.現実世界の仮想化
2.仮想世界のリアル化
3.業界の境目がなくなる
4.リモート化が進行する
5.SDGsとESG経営
そして、幾つかの強調される言葉やツールも非道く印象的だ。
「デジタルツイン」
「魔のデッドロック」
「境目」
「バックキャスト」
なかでも、あらゆるビジネスシーンでデジタルツインが実現すると「業界」という定義が無意味なものになる、と言う見方は実に興味深い。
そして、DX化を進め、まず社内で活用し、そのデータ、システム、技術などを外販出来る様にまでなれば、新たなプラットフォームを生み出し、自らの事業領域を拡げることも可能となるのだということは、なかなかDX化を推し進めることが出来ない企業には僥倖だろう。
人口減少の一途を辿る日本。だからこそDX化は必然だ。
なぜデジタル化、どうしてDX化をすべきなのか。
本書はそれをロジカルに教えてくれる。
「唯一生き残るのは、変化に適応して変化するものである」(チャールズ・ダーウィン「種の起源」より)
「ビッグデータ」と言う言葉が散々喧伝されたのは2010年代前半のこと。一昔前だ。
兎に角、何かの役に立つかもしれないからデータは採っておけ。そういう「何がなんでもIoT」と言う時代は過ぎ去った。「データ主導」ではなく、目的ありきのデータ収集でなければ、活用化されることなく無駄骨になり、更には、維持管理するコスト増をいたずらに招くこととなる。
そして目的は、部分最適より常にビジネス全体最適に重きを置くべきだ。理由は簡単な話。部分最適だけでは、工程のどこかで1点でも最適化漏れがあれば、そこがボトルネックとなる。その箇所に合わせて全ての工程がペースダウンしてしまうからだ。
現代の社会では様々なモノゴトがネットワークで繋がって、データが相互にやりとりされることで成り立っている。一部分にこだわっていては問題は解決しない。
そして、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を、単純なデジタル活用や、今までのIT化の延長と混同してはいけない。
DXの本質とは、企業やビジネスを様々な外圧や変化に耐えられる様に柔軟に変化出来る姿に「トランスフォーム(変革、変容)」することであり、「デジタル」は、その手段に過ぎない。デジタル技術を活用してビジネスモデルや商材、業務プロセス、企業カルチャー、そして企業のあり方そのものを変えることがDXなのだ。
先行きが分かり難いVUCA(Volatility 〈変動性・不安定さ〉、Uncertainly 〈不確実性・不確定さ〉、Complexity〈複雑性〉、Ambiguity〈曖昧性・不明確さ〉)の時代だからこそ、「ダイナミック・ケイパビリティ(環境や状況が激しく変化する中で、企業がその変化に対応して自己を変革する能力)」を企業は備えるべきなのだ。
と、まぁ、著者は、これまでの経験も踏まえ、DXに関する総論、各論、手法、具体例、さらには取り組むに当たって起こり得る問題や障害と、その解決策についてもあれこれ詳述する。
その内容は実に細やかで真摯だ。
また、著者が類推する、今後20年のトレンドを読む上での観点は、以下の5つに大別出来るそうだ。
1.現実世界の仮想化
2.仮想世界のリアル化
3.業界の境目がなくなる
4.リモート化が進行する
5.SDGsとESG経営
そして、幾つかの強調される言葉やツールも非道く印象的だ。
「デジタルツイン」
「魔のデッドロック」
「境目」
「バックキャスト」
なかでも、あらゆるビジネスシーンでデジタルツインが実現すると「業界」という定義が無意味なものになる、と言う見方は実に興味深い。
そして、DX化を進め、まず社内で活用し、そのデータ、システム、技術などを外販出来る様にまでなれば、新たなプラットフォームを生み出し、自らの事業領域を拡げることも可能となるのだということは、なかなかDX化を推し進めることが出来ない企業には僥倖だろう。
人口減少の一途を辿る日本。だからこそDX化は必然だ。
なぜデジタル化、どうしてDX化をすべきなのか。
本書はそれをロジカルに教えてくれる。
「唯一生き残るのは、変化に適応して変化するものである」(チャールズ・ダーウィン「種の起源」より)
2022年7月12日に日本でレビュー済み
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DXの方向性として外販とあるが、いままでどれだけの会社が失敗してしてきてのか筆者は分かっているのだろうか?製造業はそれぞれの持ち味があり、それほど簡単ではない。筆者は多くの関連会社をもつ会社の出身であり、独立系の中小企業では参考にならない。
人の問題やスキルのある人材の確保の難しさは特に中小企業では顕著であり、筆者はその経験は不足していると感じた。
人の問題やスキルのある人材の確保の難しさは特に中小企業では顕著であり、筆者はその経験は不足していると感じた。
2022年4月10日に日本でレビュー済み
読後の第一印象は、やさしい眼差しを持ったエッジが鋭い本、というものでした。
DXというコトバはもはや「ハイプサイクル」的には(笑)、そろそろ「過剰な期待のピーク期」から下り始めてきているような素人的印象を持つのですが、そこにCX(Corporate Transformation)、SX(Social Transformation)までタイトルが付いています。しかし、DX、CX、SXについて論じているのは最終章54頁、全体の16.5%でしかありません。この配分に深い狙いがあると思いました。
そこまでの8割についてはDXについて論じています。製造業を主体として、DX導入のノウハウを心構えから丁寧に書かれています。もちろんDXはコスト削減という矮小なものではなく、目的でもありません。大義があって、それがぶれずに進ませる覚悟が必要です。本書はその精神論を煽り立てることはせず、また「このままでは御社は取り残されて滅びますよ」的な危機感をあげつらう物言いもしていません。まことにやさしく、淡々と、そして誠実に語りかける書き方です。
もしすぐにでも真似できるようなビジネスモデルであれば、「そもそもそこには大きな価値はない」と考えるべきだ、と筆者は説きます。その言葉に偽りはなく、本書では「境目課題発見フレームワーク」のノウハウを披露しています。ここでの境目とは、「いろいろなモノゴトの空間的・物理的な境界のこと」だと定義しており、「あらゆる問題点や課題は『モノゴトの境目』で発生している」と結論しています。
この「境目」ですが、本書は前の方で出ている言葉なのです。63頁でこれからは業界の「境目」がなくなる、とさりげなく書いています。「境目」についての眼差しをあえて強調しないのは、おそらく狙いなのだと思いました。
このようなリフレインは、他にも見られます。コマツや旭鉄工の事例は繰り返し出てきます。それが「コマツや旭鉄工はすごい」ということではなく、「これらの事例から貴方(御社)は何が見えますか」という問いかけになっています。柔らかい物言いでありながら厳しい問いかけです。
さて、DXの収益性という議論では、ツールやデータを外販することが解決策として提示されています。大企業レベルであれば容易と思いますが、中小企業ではそれでもなお、障壁は高く感じます。このあたり、今一歩の言及があると良いかもしれません。
さて、前述の「DX、CX、SX」についてですが、本書では「問い」を立てているところで留めています。それが「怖い」と思いました。そして筆者の眼差しは、CXとSXで何を為していくのかという方向性があるように思います。その先はもちろんもっと大きな「境目」を超えるNX(National Transformation)であり、WX(World Transformation)なのでしょう。その点で早くも次回作への期待が高まる一冊であるとと思いました。
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そこまでの8割についてはDXについて論じています。製造業を主体として、DX導入のノウハウを心構えから丁寧に書かれています。もちろんDXはコスト削減という矮小なものではなく、目的でもありません。大義があって、それがぶれずに進ませる覚悟が必要です。本書はその精神論を煽り立てることはせず、また「このままでは御社は取り残されて滅びますよ」的な危機感をあげつらう物言いもしていません。まことにやさしく、淡々と、そして誠実に語りかける書き方です。
もしすぐにでも真似できるようなビジネスモデルであれば、「そもそもそこには大きな価値はない」と考えるべきだ、と筆者は説きます。その言葉に偽りはなく、本書では「境目課題発見フレームワーク」のノウハウを披露しています。ここでの境目とは、「いろいろなモノゴトの空間的・物理的な境界のこと」だと定義しており、「あらゆる問題点や課題は『モノゴトの境目』で発生している」と結論しています。
この「境目」ですが、本書は前の方で出ている言葉なのです。63頁でこれからは業界の「境目」がなくなる、とさりげなく書いています。「境目」についての眼差しをあえて強調しないのは、おそらく狙いなのだと思いました。
このようなリフレインは、他にも見られます。コマツや旭鉄工の事例は繰り返し出てきます。それが「コマツや旭鉄工はすごい」ということではなく、「これらの事例から貴方(御社)は何が見えますか」という問いかけになっています。柔らかい物言いでありながら厳しい問いかけです。
さて、DXの収益性という議論では、ツールやデータを外販することが解決策として提示されています。大企業レベルであれば容易と思いますが、中小企業ではそれでもなお、障壁は高く感じます。このあたり、今一歩の言及があると良いかもしれません。
さて、前述の「DX、CX、SX」についてですが、本書では「問い」を立てているところで留めています。それが「怖い」と思いました。そして筆者の眼差しは、CXとSXで何を為していくのかという方向性があるように思います。その先はもちろんもっと大きな「境目」を超えるNX(National Transformation)であり、WX(World Transformation)なのでしょう。その点で早くも次回作への期待が高まる一冊であるとと思いました。