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日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか (光文社新書 1279) 新書 – 2023/10/18
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- 本の長さ336ページ
- 出版社光文社
- 発売日2023/10/18
- 寸法1.4 x 10.6 x 17.2 cm
- ISBN-104334100910
- ISBN-13978-4334100919
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出版社より
発売即3刷!気鋭の経営学者が放つ渾身の論考が日本企業を変える。
世界的な企業家たちが、過去から現在にいたるまで、日本の経営に注目し続けている。たとえばあのアマゾンの創業者で、いまや世界有数の大富豪でもあるジェフ・ベゾスは、日本の経営から現在でも多くを学んでいると公言している。
そんな主張に触れると、この本を手に取っていただいた方の多くは「そんなバカな」という反応をされるだろう。なぜなら昨今よく聞く言説とは真逆の主張だからだ。そんなわけないだろう、日本の経営は世界と比べて遅れているのだから、というのである。
その反対に、アメリカと日本の関係を長期観察してきた実務家や一部の研究者など、ごく少数の方々からは「世界的な企業家が日本の経営に注目しているなんて、そんなあたりまえのことを、何をいまさら」という反応があるかもしれない。
だが、流行りの言説に騙されず、現状をきちんと認識しないと、日本企業にとってきわめて現実的なデメリットがある。流行に右往左往することで企業経営の土台が危うくなる、あるいは本来得られた利益を逃す。これは、企業経営者、リーダー、従業員、コンサルタントなど日本に住むすべての人にとって不幸をもたらすだろう。
(序章「日本の経営をめぐる悲観論は正しいのか」より)
◎本書の目次
はじめに:日本が失った経営
序章 日本の経営をめぐる悲観論は正しいのか
序章への補足:国際政治に翻弄された日本式経営
第1章 逆輸入される日本の経営
第1章の要約・用語解説/「両利きの経営」ブームの源流はどこに/日本企業というオープン・イノベーションの先進事例/ユーザー・イノベーション、フリー・イノベーションと現場の知恵/リーン・スタートアップとリーン思考/アジャイルとは何だったのか/ティール組織の流行と日本的経営
第1章のまとめ/第1章への補足:アジャイル開発の源流は日本か?
第2章 実践一辺倒の日本、コンセプト化のアメリカ
第2章の要約・用語解説/ケイレツから組織間関係論、そして企業のソーシャル・キャピタル論へ/ホンダの原付が「創発的戦略」に昇華されるまで
/『ザ・ゴール』が広めたボトルネックの理論/フロントローディング開発とコンカレント・エンジニアリング/日本の経営実践とダイナミック・ケイパビリティ論/知識創造理論、QRコード、コールドチェーンという希望/第2章のまとめ/第2章への補足:日本式経営の強みを活かしてイノベーション創出へ
第3章 経営技術をめぐるグローバル競争時代を生き抜くために
第3章の要約・用語解説/経営技術の逆輸入モデル/現場の混乱はこうして引き起こされる/コンセプト自体の経済効果は?/グローバル経営時代における経営技術とコンセプト化/日本企業はなぜ強みを捨てるのか/第3章のまとめ/第3章への補足:企業間競争の三層構造モデル
第4章 長年にわたる日本企業の強みもメイド・イン・アメリカに?
第4章の要約・用語解説/アマゾン創業者を魅了するカイゼン/カイゼンの研究もアメリカが中心に/カイゼン・イベントというアメリカ発のコンセプト/サービスに落とし込むのも海外企業/カイゼン研究を虎視眈々と狙うインド、スウェーデン、中国/日本は「何に」負けたのか/第4章のまとめ/第4章への補足:海外におけるカイゼン研究の「罠」
第5章 最新シミュレーションで日本の経営技術をよみがえらせる
第5章の要約・用語解説/カイゼンの3類型という発見/カギは「潜在的な問題解決の連鎖」にある/人工社会実験でカイゼン研究をよみがえらせる/カイゼンは必然的に経営戦略となる/カイゼン・イノベーションというコンセプト/イノベーション「それ自体」のマネジメントへ/ありきたりな個人の卓越した組織:情報の滞留モデル/第5章のまとめ/第5章への補足:バブル期の「財テク」失敗の本質
第6章 コンセプト化とグローバル競争の先にある未来
第6章の要約・用語解説/コンセプトから理論へ/経営学には本当にディシプリンがないのか/日本発ものづくり経営学の功罪/日本だからこそできること/おわりに:日本式経営は「これから」だ/第6章への補足:価値創造の民主化という「解」
増補改訂版へのあとがき
参考文献
商品の説明
レビュー
著者について
登録情報
- 出版社 : 光文社 (2023/10/18)
- 発売日 : 2023/10/18
- 新書 : 336ページ
- ISBN-10 : 4334100910
- ISBN-13 : 978-4334100919
- 寸法 : 1.4 x 10.6 x 17.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,038位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49位ビジネス・経済の一般参考図書・白書
- - 50位一般・投資読み物 (本)
- - 55位光文社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
【出版社による略歴】慶應義塾大学商学部准教授。平成元年佐賀県生まれ。東京大学大学院経済学研究科マネジメント専攻博士課程修了。東京大学史上初の博士(経営学)を授与され、2022年より現職。組織学会評議員、日本生産管理学会理事を歴任。第73回義塾賞、第36回組織学会高宮賞、第37回組織学会高宮賞、第22回日本生産管理学会賞、第4回表現者賞等受賞。主な著書に『13歳からの経営の教科書』(KADOKAWA)、『日本“式”経営の逆襲』(日本経済新聞出版)、『イノベーションを生む“改善”』(有斐閣)、『Ambidextrous Global Strategy in the Era of Digital Transformation』(分担執筆、Springer)ほか。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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個人的には著者のインタビュー記事がきっかけで興味を感じて手にとりました。
さて、そんな本書は自衛隊を経て、現在は『東大史上初の経営学博士』にして平成生まれの慶大准教授として活躍する著者による一冊で。アメリカ主導の『国際協調』によって【つくられたデフレにより】『ヒトよりカネが大事』な投資思考が蔓延。いつしか集団パニック的に自らの強みを捨て、アメリカ式で逆輸入された経営を表層的に模倣し、低生産と低賃金の低空飛行『負のスパイラル』に陥っている日本企業がどうすれば"そこ"から抜け出せるのか。序章『日本の経営をめぐる悲観論は正しいのか』から第6章『コンセプト化とグローバル競争の先にある未来』にかけて。様々な事例や論文を紹介しながら【日本の経営が自己破壊され続けている】現在に警鐘を鳴らしつつ、未来についても提案しているわけですが。
まず、おそらくは自分も含めて薄々気づいていた方もいるであろうオープンイノベーションやリーン・スタートアップ、アジャイルにティール組織といったビジネス流行ワードの多くが実は【日本の経営技術のラベルを張り替えただけ】といった指摘にはグッと共感できました。
また、その上で本書はアメリカによる【コンセプト化の上手さ、健全なハングリー精神を評価】日本企業は自信を取り戻した後に冷静な鑑識眼をもって、抽象化・論理モデル化の組織能力を構築することを提案【日本の経営技術は世界に輸出できる】としているのですが。こちらも胸熱でした。
アメリカ発の最新ビジネスワードにどこかデジャブを感じるビジネスパーソンに。また特に"ものづくり"に関わる方にオススメ。
まずそもそも日本式経営とはなんぞや?という疑問を持って読みましたが、全体を通して読むことで日本式の経営について理解できました。また日本的でなく日本式にしている理由も記載されていたのは良かったです。
日本企業が本来持っていた強みを取り戻すには、根拠のない悲観から抜け出すことの必要性を説いています。たしかに個人レベルの話でも、ついついまずは海外から学ぼうとか、よくわからないけど横文字を使う人はなんか凄そう…。みたいに思ってしまったりする自分がいることに気づき、反省しました。笑
そんな気づきを共有できれば、もっともっと日本が明るくなるのではないでしょうか?
国内外問わず他社のよいところを吸収しつつ、日々自己研鑽を行い、それをマネジメントすること。アメリカができていて日本ができないわけがない。
日本経営の強みを残しつつ、弱みをカイゼンしながら日々進化することこそ、あるべき姿だと思いました。