コンプレッサー式冷蔵庫には使えないというレビューがありましたのでダメもとで購入しました。
F40C4TMPの18L冷蔵庫にシガソケアダプタを付けて、本製品と65wUSB充電器をつないでチャレンジです。
冷蔵庫のスペックはmax45w、エコモードで36wの消費電力となります。
USB-Cケーブルをつなぐとあっけなくコンプレッサが起動しました。拍子抜けです。
1時間ほど動かしましたが特に問題なく動いているようです。
本製品はUSB-Cのネゴシエーションで12V/3Aか15V/3Aを出力してくれと給電装置側に伝えて
それをそのままシガソケから出力するだけのシンプルな仕組みなので、電圧変換に伴う
電力ロスもありません。素晴らしいアイディア商品ですね。
逆に言えば、本製品では何の電気的な変換も行わないためUSB-C給電装置の仕様にすべてが依存します。
15V 3A出せるUSB-C充電器であれば45W給電されますが、
12V 3Aしか出せない充電器であれば出力は36Wまでとなります。
ちなみに30Wタイプ（12V 2.5A）のUSB-C充電器で冷蔵庫を試してみたところ、コンプレッサは
苦しそうに起動しましたがほどなく充電器側の安全装置が作動して停止してしまいました。
18W（12V 1.75A）のモバイルバッテリでは冷蔵庫側がエラーでコンプレッサが起動しませんでした。
非常に素晴らしい商品だと思いますが、USB 5Vを変換基盤で昇圧してシガソケ12Vに出力するという
手間のかかったの類似商品（※もちろんUSB 5Vの電力的に冷蔵庫は動かないでしょうが）が
700円ぐらいで叩き売られているのに、ただ偉そうにUSB充電器に電圧を指示するだけの
シンプルな本製品のほうが価格が高いのはなんだか複雑な気持ちです（笑）
【追記】
その後いくつかUSB充電器で試してみて冷蔵庫に使う場合はだいぶ給電装置を選ぶことがわかりました。
PT-WC-13（45W GaN）：電源は入るがコンプレッサ起動時に給電カットされてリセットがかかる
PT-WC-13（型番同じで20Wモデル）：電源は入るがコンプレッサが起動せずエラー表示
BP-PD301U1C-JP03（30W）：起動に失敗することがあるが動作する
PA-F1S（aukey 20W）：電源は入るがコンプレッサ起動時に給電カットされてリセットがかかる
PC105BK-NA2(RavPower61W)：電源は入るがコンプレッサ起動時に給電カットされてリセットがかかる
BI-B62（45Wモバイルバッテリー）：問題なく動作する
AP-SS-005（60W ポタ電）：問題なく動作する
感覚的に、電流量をきちんと計測している真面目なUSB充電器はコンプレッサ起動時の突入電流で
安全装置が働いてリセットがかかってしまうことが多いようです。
充電器本体のオーバーヒートだけしか見てないような怪しげな製品か、あるいは
リチウムイオンバッテリー搭載の給電装置のほうが動作するようです。
| USBポートの総数 | 1 |
|---|---|
| カラー | Type-cオス1.5メートル |
| 電池付属 | いいえ |
| 電池使用 | いいえ |
| ブランド名 | Sisyphy |
| メーカー | Saiteng |
| 製品型番 | CA1 |
| 付属品 | 【対応機器】カー冷蔵庫、カーシェーバー、カー洗浄装置、カー扇風機、カー断熱カップ、カー空気清浄機、カー掃除機、エアーコンプレッサーなど出力45W未満の車載電気製品対応。 |
| 接続方式 | USB |
| 製品サイズ | 150 x 2.8 x 2.8 cm; 65 g |
| 商品重量 | 65 グラム |
