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ぱっちり、朝ごはん (おいしい文藝) 単行本(ソフトカバー) – 2015/4/15

3.9 5つ星のうち3.9 25個の評価

その日の体調や気分を決定づける「朝ごはん」。
あのひとは、どんな朝ごはんを食べているの?
書き手の暮らしぶりが透けて見える「朝ごはんエッセイ」35篇を収録したおいしい文藝第5弾。

【収録作品】
林芙美子 ──朝御飯
色川武大 ──朝は朝食 夜も朝食
久保田万太郎 ──喰べもののはなし
角田光代 ──朝食バイキング
よしもとばなな ──イタリアの朝ごはん
石垣綾子 ──朝食のたのしみ
堀井和子 ──1日3食、朝ごはんでもいい!
森下典子 ──漆黒の伝統
井上荒野 ──日曜日の気配
佐藤雅子 ──卵、たまご、玉子
万城目学 ──モーニング
山崎まどか ──朝ごはん日和
吉村昭 ──朝のうどん
小泉武夫 ──秋田は納豆王国
山本ふみこ ──朝餐
團伊玖磨 ──味噌汁
椎名誠 ──二日酔いの朝めしくらべ(国際篇)
西川治 ──大英帝国の輝かしい朝食—イギリス/田舎のホテル他
東海林さだお ──オリエンタルホテルの朝食
池波正太郎 ──牛乳、卵、野菜、パンなど─フランスの田舎のホテル
小林聡美 ──ヒロの朝ごはん
阿川佐和子 ──豆乳の朝
蜂飼耳 ──ハノイの朝は
渡辺淳一 ──朝は湯気のご飯に納豆
向田邦子 ──海苔と卵と朝めし
河野裕子 ──卵かけごはん
筒井ともみ ──早春の朝ごはん
堀江敏幸 ──白いお味噌汁
窪島誠一郎 ──卵かけご飯
増田れい子 ──さくらごはんを炊いた朝
川本三郎 ──「きよや」の納豆汁
久住昌之 ──朝のアジ
徳岡孝夫 ──霧の朝のハムエッグス
立原正秋 ──蝮と朝食
佐野洋子 ──二〇〇五年冬
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商品の説明

著者について

1953年、東京生まれ。小説家、エッセイスト。檀ふみ氏との共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞受賞。その他、主な著作に『婚約のあとで』『聞く力』など。

1967年、神奈川県生まれ。著書に『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、『ロック母』(川端文学賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)など多数。

1938年北京生まれ。絵本作家・エッセイスト。絵本作品に、『おじさんのかさ』『100万回生きたねこ』、エッセイ作品に、『神も仏もありませぬ』『シズコさん』『役にたたない日々』等。2010年11月逝去。

1965年、東京生まれ。女優、エッセイスト。代表作に映画『転校生』『紙の月』、テレビドラマ『やっぱり猫が好き』『すいか』など。主な著作に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『読まされ図書館』など。

1976年、大阪生まれ。小説家。『鴨川ホルモー』でボイルドエッグズ新人賞受賞。主な著作に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『とっぴんぱらりの風太郎』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2015/4/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/4/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4309023754
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309023755
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 25個の評価

著者について

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林 芙美子
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「一日の計は朝食にあり」と頑なに信じて疑わない私。おいしい朝食はそれだけでその日一日を幸せにしてくれる。私にとって朝食は、音楽、映画、読書と、それらの愛するものたちと同列に位置するほどに、今世における最高にして最大の楽しみであり、趣味である。それ故朝食には私なりの拘りを持っている。
そこで、朝食に関する面白い本はないかとネット検索してみたところ、本書にヒットした。これは面白そうだと即購入、届いた日に読んだ。
予想はまんまと的中、まさに直球ド真ん中ストライクだった。いやぁ~、面白かった。本当に面白かった。私に言わせれば近年これほど多幸感を味わった本はない。様々な作家が朝食へのこだわりや思い出を綴ったエッセイを1冊にまとめたものだが、そのひとつひとつの話が滅茶苦茶面白いのである。朝食・モーニングに少なからずこだわりを持っている方が読めば、あー、わかるとアイデンティファイしたり、時にしんみりさせられたり、感心したりと、飽かずにページをめくってしまうはずである。
例えば、冒頭、林芙美子の戦前の洋行や国内旅行での朝食のエピソードにいきなり引き込まれるし、角田光代の、ホテルに泊まった際には翌朝の朝食バイキンクが楽しみでワクワクするという話には心底同感した。私もホテルの朝食バイキンクの、あのズラリと並んだメニューを見ると幸せな気分になり、食べる前からドーパミンがマックスで噴出する。
また、椎名誠の世界各地の朝食体験には興をそそられたし、渡辺淳一のエピソードのラストにはしんみりさせられ、川本三郎が牛丼の吉野屋の朝定食の素晴らしさを語る話には一も二もなく頷いた。
久住昌之の朝食のアジの干物のエピソードには、あー、わかるわかると思わず唸り、私も若き日々を想い起こし、追体験したような気分になってほっこりさせられた。
本書の中で私がいちばん気に入ったエピソードは徳永孝夫のそれである。現代の結婚式をアイロニカルに批評しているところは爆笑しつつ、確かにそうだと首肯した。そしてユーモアを交えて語られる戦後まもない頃の自身の新婚旅行の話は思わず引き込まれるほどに面白かった。
立原正秋のエピソードを読むと、えーっ、立原正秋ってそんな人だったの?って驚くし、最後の佐野洋子の話はいかにも彼女らしい、いい意味での磊落(らいらく)な筆致で描かれているが、しかしこれが読ませるのである。最後の一行のオチには思わず唸り、上手いなぁと思った。静かな感動がジーンと込み上げてくる。

それぞれがそれぞれに見聞きし食した朝食にまつわるエピソードを、さすが作家だけあって、だから当たり前と言えばそれまでだが、「たかが朝食、されど朝食」という主題を作家らしい手腕で上手に「調理」し、且つ楽しく面白く読ませてくれる。朝食マニアの方ならなおのこと面白く読めるに違いない。こんな本が読みたかったと思う事請け合いである。

私は本書を多幸感と共に読み終えた。いい本だった。読み終えた今、ホテルの朝食バイキンクに並ばずとも、私の脳内には幸せのドーパミンが溢れ出している。

こんな面白い本を企画・編纂し、出版してくれた河出書房新社に感謝の意を申し述べたい。

ありがとう。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
好きな作家が載ってるので購入しました他の作家の作品も読めて良かったです
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2016年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
朝ごはんがテーマというより、別のテーマの話の中に朝ごはんが出てくる…… という程度のものがちらほらありました。あと、バラバラに好きな筆者だけ読む分には良いのですが、順番に読んでいくと、並びがちぐはぐです。もっと全体として統一感のでる並べ方があったはず。
23人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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