お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

スープの国のお姫様 単行本 – 2014/2/27

4.4 5つ星のうち4.4 22個の評価

謎たっぷりの、美味しいスープを召し上がれ

元料理人の僕は、別れた恋人から奇妙な仕事を紹介される。それは、湘南に建つ古い屋敷で、一人暮らしの高齢のマダムのために、毎晩一杯のスープを作ること。報酬は破格だった。
屋敷で、僕はマダムの孫娘である風変わりな美少女・千和に出会う。両親を事故で失くした千和は心を閉ざしていたが、母の遺した料理本を愛読し、古今東西の料理について膨大な知識を持っていた。幼い頃に母と離れ離れになった僕は、千和に自分と似たなにかを感じ、二人は少しずつ心を通わせていく。
終戦後に食べた想い出のポタージュ・ボンファム、ビールのスープ、画家ロートレックが愛したスープ、偽ウミガメのスープ、せかい1おいしいスープ……。僕と千和は力を合わせて、無理難題のようなリクエストのなかに隠された”謎”を解いていく。
そしてついに僕は、ずっと探し続けてきた「母と最後に食べた想い出のスープ」の手がかりを見つけるが――。
哀しみから再生し、明日を向いて歩む力をくれる6皿のスープの物語。


【編集担当からのおすすめ情報】
2014年4月映画公開の青春小説『大人ドロップ』でも注目を集めている著者は、現役の料理人。謎解き×料理の蘊蓄で二度おいしい食ミステリーです。たかがスープ、と侮るなかれ。スープという料理の奥深さも再発見できます。
続きを読む もっと少なく読む

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

元料理人の僕は、奇妙な仕事を紹介される。それは、古い屋敷で、一人暮らしの高齢のマダムのために毎晩一杯のスープを作ること。報酬は破格だった。屋敷で、僕はマダムの孫娘である風変わりな美少女・千和に出会う。両親を事故で失くした千和は心を閉ざしていたが、母の遺した料理本を愛読し、古今東西の料理について膨大な知識をもっていた。一方、僕は、幼い頃に別れた母と最後に食べた「想い出のスープ」を探していて―。料理本マニアの少女×元料理人の僕。屋敷に封印された“悲しみの記憶”を解く鍵は、一杯のスープ。現役料理人が描く希望と再生の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

樋口/直哉
1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。料理人・作家。フランス料理の出張料理人として活躍する。2005年『さよならアメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作で芥川賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2014/2/27)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/2/27
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 349ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4093863539
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4093863537
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 22個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
樋口 直哉
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
22グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2014年5月8日に日本でレビュー済み
 最後のすべての謎が解けていく。

 自然な形で、自然な営みの中で・・。

 本書で学ぶことのできる知識は人生の役に立つと思う。

 理想的な生き方が、ここにあると何となく思ってしまった。

 主人公にも、お姫様にも癒されてしまいました。

 「続巻を作ってほしいです!」と著者にはお願いしたい。

 立場は違えど、蔭でお世話になっているとーこさんにも読んでほしいなぁ・・・。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
料理に圧倒的に詳しい方が書いているのがわかりました。
実際に料理が好きな方向けだと思います。
ストーリーとしては、読後何か物足りなさを感じました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月29日に日本でレビュー済み
この手の本にありがちな、料理の薀蓄を披露したものとは一線を画している。
登場人物の設定に無理がないことに加え、著者が料理人でもあることによるのだろう。
各章の最後に取り上げられたスープのレシピも写真入りで掲載されている。
読むだけではなく、作りたくなる一冊である。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スープという素材で展開していくストーリーが斬新で楽しく読めました。美味しいスープを作りたいと思わせてくれる一冊です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お料理の好きな娘の為に注文しました。小学生にはまだ難しいかなと思いきや読み聞かせで夢中になっています。一回読んだら次回からは自分で読めるかも。 スープがとても飲みたくなりました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月27日に日本でレビュー済み
表紙が惜しいと思いました。
作者の料理に対する知識もストーリーも充分に大人が楽しめる内容なだけに、ティーンズノベルのような軽い雰囲気の表紙が残念。
もっと大人が手に取りやすい表紙にしたほうが、この本の良さを活かせると思う。
誰かのために美味しいスープが作りたくなりました。
2021年7月2日に日本でレビュー済み
料理の勉強のために著者の料理本やnoteを購入していまして、その確かな内容に関心し、大いに参考にさせてもらいました。そうしたことから、著者の小説はいかにと興味を持つに至った次第。
料理に関する描写の確からしさは期待通り。
本レビュータイトルにした主人公のセリフが本作品全体のテーマとしてよく沁みとおっている感じです。
主人公とヒロインの年齢差、まるで『ゴールデンカムイ』の不死身の杉元とアシリパさんと同様に干支一回り少々というのが微妙で乙ですね。
欲をいえば、表紙の絵・・・かな。
2014年5月23日に日本でレビュー済み
5つのスープにまつわるミステリー仕立ての物語。でもミステリーを期待しすぎると裏切られます。あくまでミステリーはちょっとした味のアクセント。

湘南の洋館に一人住まう老婦人に夜毎スープを出す仕事を請け負った主人公は、彼女に使える執事、遊びに来ている孫娘と交わるうちに自分が忘れてしまっていたものをゆっくりと見つけだしていきます。そう、それはくつくつと煮込んでスープができあがるのを待つ時間のように。最初にニンジン、それからキャベツ、そして牛肉、etcと少しずつ具材が煮込まれていき、最後にできあがった優しい味のスープの物語はとても美味しくいただけました。

でも、もっと刺激的な味がお好みだったり、スープを煮込む時間が待てない人には少々物足りないかもしれません。でも澄んだコンソメを美味しくいただける方なら楽しく読める1冊だと感じました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート