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予定通り進まないプロジェクトの進め方 Kindle版
事務作業などのルーティン・ワークは、
今後AIやロボットに代替されると言われています。
人が進める仕事は、新たな顧客の獲得、商品の開発、事業の立ち上げといった
高いスキルが求められる「プロジェクト」になっていきます。
しかし 「プロジェクト」の実行には、様々な制限課題がつきまといます。
本書では、SI開発やプラント建設といった
「狭義のプロジェクト」だけではなく
ルーティンではない活動すべてをプロジェクトとしてとらえ
工学的なアプローチでそれを解明し、
成功に導くための方法を身につけます。
【目次】
まえがき
第1章 なぜプロジェクトは失敗するか
1-1 そもそもプロジェクトとは何か
1-2 プロジェクトの種類
1-3 想定外は当たり前
1-4 コミュニケーションロス:要望、要求、要件、仕様、設計
1-5 まとめ
第2章 プロジェクトの道具箱
2-1 道具は適したものを使おう
2-2 PMBOK——プロジェクト推進の王道
2-3 定例会議——プロジェクトにおけるPDCAサイクル
2-4 フィット&ギャップ分析
2-5 ウォーターフォールか、アジャイルか、はたまたリーンアップか
2-6 まとめ
第3章 プロジェクト工学
3-1 プロジェクト工学概説
3-2 プロジェクト工学 3つの法則
3-3 まとめ
第4章 プロジェクト譜~プ譜を使ってみる~
4-1 プ譜を使ってプロジェクトを可視化する
4-2 プ譜の概要
4-3 プ譜を書いてみる
4-4 まとめ
第5章 プロジェクト・エディティングの技術
5-1 プ譜をさらにうまく使うために
5-2 当たり前の発想を飛び越え、連想を助けるもの
5-3 プロジェクトをよりよく理解し、膠着状態を打破するもの
5-4 態度、心構え
第6章 プロジェクトの感想戦
6-1 プロジェクトの感想戦
6-2 感想戦の着眼点
6-3 映画『シン・ゴジラ』を感想戦する
6-4 まとめ
終章
あとがき
ブックリスト
著者について
前田考歩
1978年三重県生まれ。自動車メーカーの販売店支援・CER事業、映画会社のeチケッティング事業、自治体の防災アプリ、保育園検索システム、夫婦の育児情報共有アプリ事業、魚の離乳食的通販事業、テレビCM制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品のプロジェクトマネジメントに携わる。プロジェクトに「編集」的方法を活かした、プロジェクト・エディティングを提唱、実践中。
企業のソリューションを活かしたワークショップやセミナーコンテンツの開発、ファシリテートを行う他、宣伝会議「web動画クリエイター養成講座」、「展示会出展実践講座」、「見込客を顧客に育成する セールスコンテンツ講座」の講師も務める。
後藤洋平
1982年大阪府生まれ。2006年東京大学工学部システム創成学科卒。学生時代に大学発商品企画プロジェクトCommunication Center立上げプロジェクトへの参画から始まり、三次元高速試作サービス、アート&クラフト系新規事業開発、人材系新規事業開発、クラウド業務システムの導入プロジェクトと、ジャンル問わずにプロジェクトに取り組んできた、プロジェクト男。大小あわせて100を超えるプロジェクトを経験するなかで、プロジェクト工学のコンセプトを考案し、提唱中。
ビジネスメディアにおけるコラム執筆、書籍出版、雑誌寄稿等に取り組んでおり、人間臭く哀愁漂うコラムには定評がある。
- 言語日本語
- 発売日2018/3/26
- ファイルサイズ12429 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
著者について
1978年三重県生まれ。自動車メーカーの販売店支援・CER事業、映画会社のeチケッティング事業、自治体の防災アプリ、保育園検索システム、夫婦の育児情報共有アプリ事業、魚の離乳食的通販事業、テレビCM制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品のプロジェクトマネジメントに携わる。プロジェクトに「編集」的方法を活かした、プロジェクト・エディティングを提唱、実践中。
企業のソリューションを活かしたワークショップやセミナーコンテンツの開発、ファシリテートを行う他、宣伝会議「web動画クリエイター養成講座」、「展示会出展実践講座」、「見込客を顧客に育成する セールスコンテンツ講座」の講師も務める。
後藤洋平
1982年大阪府生まれ。2006年東京大学工学部システム創成学科卒。学生時代に大学発商品企画プロジェクトCommunication Center立上げプロジェクトへの参画から始まり、三次元高速試作サービス、アート&クラフト系新規事業開発、人材系新規事業開発、クラウド業務システムの導入プロジェクトと、ジャンル問わずにプロジェクトに取り組んできた、プロジェクト男。大小あわせて100を超えるプロジェクトを経験するなかで、プロジェクト工学のコンセプトを考案し、提唱中。
ビジネスメディアにおけるコラム執筆、書籍出版、雑誌寄稿等に取り組んでおり、人間臭く哀愁漂うコラムには定評がある。
登録情報
- ASIN : B07BQQVVZR
- 発売日 : 2018/3/26
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 12429 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 206ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,524位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 40位ビジネスプロジェクト管理
- - 328位消費者問題
- - 1,634位社会学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
プロジェクトエディター。1978年三重県生まれ。
平日8:00〜10:00のみ開業の、問いかけと構造化でプロジェクト進行を支援する『プロジェクト・クリニック』(https://projectclinic.org/)を運営。
著者ブログ『Primitive Arts と Project Editing』 http://kodomonogatari.blogspot.com/
自動車メーカーの販売店支援・CSR事業、映画会社のeチケッティング事業、自治体の防災アプリ、保育園検索システム、夫婦の育児情報共有アプリ事業、魚の離乳食的通販事業、テレビCM制作会社の動画制作アプリ事業など、様々な業界と製品のプロジェクトマネジメントに携わる。
プロジェクトに「編集」的方法を活かした、プロジェクト・エディティングを提唱、実践中。
プロジェクト・エディティングの手法を活かし、企業のソリューションを元にしたワークショップコンテンツの開発に携わる他、宣伝会議「動画制作・ディレクション研修」、「web動画クリエイター養成講座」、「展示会出展実践講座」、「見込客を顧客に育成する セールスコンテンツ講座」など、様々なジャンルの講師も務める。座学中心の講義ではなく、動画の企画、運用体制構築、展示会ブース企画、ナーチャリング戦略など、各種フレームワークを用意した、受講者参加型のワークショップが人気を集める。
後藤洋平 株式会社ゴトーラボ 代表取締役
プロジェクト進行支援家。1982年生まれ、東京大学工学部システム創成学科卒。
ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発等、横断的な経験をもとに、何を・どこまで・どうやって実現するかが定めづらい、未知なる取り組みの進行手法を実践的に科学する「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいる。
著書に「予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)」「”プロジェクト会議”成功の技法(翔泳社)」等。
イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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シンゴジラを参考にした討論の例もわかりやすく、同じようにシミュレーションで学べることは多いと感じた。
プロジェクトはうまく行かないこと、プロジェクトの全体像を捉えるという考え方が
非常に参考になりました。
数年後、ベテランの立場となって読み返すと当時とは違った見え方があります。
特に認知科学の知見を活かして、プロジェクトを活性化させる考え方が述べられています。
昔はプロジェクトがうまく進まない現状から抜け出したい気持ちで
HOWTOに目がいっていたのが、今は、どうすれば会社やチーム、後輩が人間らしく生き生きと
仕事ができるかと考えるなかで役立つ視点が盛り込まれています。
最近ではウェルビーイングがうたわれていますが、2018年にしかもプロジェクト進行の書籍で
その視点が入っていることに改めて驚きます。
プロジェクトと書かれていますが、人のあらゆる未知の活動に通じるところもあり、
若手、ベテランが読んでも学びのある本です。
未知の事象に対してのアプローチ方法を解説しており、語り口も軽快で良い。
プ譜は書きやすく、状況を整理するのに役立ちそうでもある。
個人的に残念なのが、「感想戦」が映画のレビューだったこと。シン・ゴジラって・・・。映画なので、結論は決まっているし、登場人物にもキャラ設定がある。それを現実目線で評価しても意味はないと感じた。
「問題をわかっている人・わかっていない人」に分類するくだりは、史実(日露戦争)を引き合いに出しており、納得感があっただけに残念。
コロナ対策にも是非プ譜を活用していただき、勝利の条件を見据えた政策を検討してほしい。
プロジェクトはなぜ失敗するのか、という理由を3つの基本法則として整理した上で、
プロジェクトを成功に導くための可視化方法として、筆者らが考案した「プロジェクト譜」(プ譜、将棋でいう棋譜のようなもの)の書き方と活用方法について解説する。
感想として、これまでいくつかのプロジェクトマネジメント本を読んでいるが、本書は、本の厚さに対して学ぶことが多かった。
特に「プロジェクト譜」は、プロジェクトの個々の局面における意思決定とその影響を可視化して次の打ち手に活かすということを、ツール・方法論に落とし込んでおり興味深い。
プロジェクトマネージャが最も読むべきだが、それ以外にもルーチンワークでなく計画を必要とする仕事をしている人なら、有益な示唆を得られると思うので、お勧めしたい。
以下本書からのメモ。
■コミュニケーションロスを防ぐ
・意見交換の場におけるルール、プロトコルを整備する。すなわち、いま発している言葉が、「要望、要求、要件、仕様、設計」のどこに該当するのか、を明確にする。
・要望…プロジェクトを開始する根本となる動機 要求…要望をもとにして、正式に依頼する側とされる側の間で明示される情報 要件…要求をかなえるために、製造・実現する内容を明確にすること
■プロジェクト定例会の運用
・アジェンダは基本的に、①現在守ろうとしている計画はどれかということの確認 ②それに対する現状認識(=ギャップや課題)が何であるかの共有 ③課題への対処方法のすり合わせ
・肝心なのは、定例会のその場でなく、会議を開催する前に、課題を洗い出し、解決策を講じ、解決のシナリオを立てること。不安を増長させないために、定例会を紛糾させないこと。
■プロジェクトを前進させるために
・プロジェクトを前進させるためには「獲得目標」「勝利条件」を状況に応じて設定し更新することが重要。
・中間目的は、勝利条件を達成するために細分化された目的。特に最初のうちは、できるだけ「豊かな選択肢(中間目的と施策)」を持つべき。
■プロジェクト譜のメリット
・プ譜はプロジェクトマネージャの頭の中にあるプロジェクトの目標、所与の条件・制約・武器、想定外の出来事といった、多くの複雑な情報を外在化した表現。
・メリットは、1.認知リソースを低減させることができる。 2.プロジェクトの状況や環境の変化がわかり、勝利条件や施策のツジツマが合っているかがわかる。 3.プロジェクトメンバーとプロジェクトのイメージや筋書きを共有することができる。
■優秀なプロジェクトマネージャ
・「状況の評価」「次のアクションの選択」「リソース配分」を思考し、「ここをこうすれば、こうなる」という的確な「読み」を駆使して、物事を前進させていく。
・プロジェクトを「自分のもの」とする。すなわち、事態、問題を与えられたものとせず、 あれこれ動かしながら理解を進め、プロジェクトの中間目的や施策、それらを統合した戦略などを、制約の範囲内で(時には勝利条件すらも)変化させることができる
■プロジェクトの振り返り
・考えるべきはたったひとつ。その中間目標を達成するために「あってしかるべきもの」があったのか。「あってはならないもの」はなかったか。
これなら読まない方がまし
考え方は良いと思います。問題解決の基本である「目的」をはっきりさせて、それを達成する為の「中間目標」を設定、中間目標を達成する為の施策をまた設定、そして考える為の要素も書き込むことで、プロジェクトは見える化出来て、自身以外にも考えを伝える事ができるでしょう。
気になる点として著者の趣味なのかもしれませんが、将棋やアイスクリーム味の炒飯の話などそんなに紙面割いて語らなくてもいいのではということにページを割いてることです。特に将棋の話は知らない人にはイマイチ共感が得られにくいと思います。