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クリーンミート 培養肉が世界を変える 単行本 – 2020/1/9

4.1 5つ星のうち4.1 88個の評価

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購入オプションとあわせ買い

クリーンミートとは――動物の細胞から人工培養でつくる食肉のこと。
成長ホルモン、農薬、大腸菌、食品添加物に汚染されておらず、一般の肉よりはるかに純粋な肉。培養技術で肉をつくれば、動物を飼育して殺すよりも、はるかに多くの資源を節減できるうえ、気候変動に与える影響もずっと少なくてすむ。そして、安全性も高い。2013年に世界初の培養ハンバーグがつくられ、その後もスタートアップが技術開発を進めている。
これはもはやSFではない。
シリコンバレー、ニューヨーク、オランダ、日本など世界の起業家たちがこのクレイジーな事業に大真面目に取り組み、先を見据えた投資家たちが資金を投入している。
フードテックの最前線に迫る!

ユヴァル・ノア・ハラリ(『サピエンス全史』著者)序文で推薦!
「希望にあふれる魅力的な本書で、著者は『細胞農業』と呼ばれる食品・衣料品の新たな生産方法の可能性を生き生きと描き出している」

エリック・シュミット(グーグル元CEO)絶賛!
「クリーンミートの革命をリードする科学者、起業家、活動家について学ぶには、説得力があり、前向きな本書を読むといい」
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出版社より

クリーンミート パネル

商品の説明

著者について

ポール・シャピロ(Paul Shapiro)
動物の体外で育った本物の肉を食べた人の数が、まだ宇宙へ行った人よりも少なかったころ、初めてクリーンミートを口にした。クリーンミートを食べた最初の人類に数えられると同時に、TEDxの講演者にして、動物愛護の組織「Compassion Over Killing」の設立者。また、最近「動物愛護の殿堂」入りを果たした。日刊紙から学術雑誌に至るまでさまざまな媒体で、動物に関する記事を多数発表している。

鈴木 素子(すずき もとこ)
埼玉大学教養学部卒。訳書に『ノマド―漂流する高齢労働者たち』(春秋社)、『GET UP !座りっぱなしが死を招く』(KADOKAWA)、『ファストファッション―クローゼットの中の憂鬱』(春秋社)、『HYGGE バツ2 アラフィフこじらせキャリアウーマンの人生再生物語』(大和書房)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2020/1/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/1/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4822288617
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822288617
  • 寸法 ‏ : ‎ 13.2 x 2.1 x 19 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 88個の評価

著者について

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Paul Shapiro
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
培養肉のはじまりから現在の技術、課題について述べられています。
著者がTED talkでも述べている通り、近い将来、私たちの現在の家畜に対する仕打ちは信じられないと次世代の人たちから思われるようになるでしょう。
動物愛護の観点以外にも、地球温暖化、食糧危機、食品の安全など様々な点で培養肉は優れているということにこの本を読んで納得しました。
また、培養肉を手がけている企業や研究者も多数登場するのでさらに自分で詳しく調べたいときにも大変助かりました。実際に企業や教授に連絡してみると返信を頂くことができ、ますます細胞農業の世界に関わりたいと思うようになりました。
生物に関する知識があまりなくても理解できる、わかりやすい内容となっています。ぜひ手に取ってみてください。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず面白かったのが、畜産業の環境への影響の大きさ。自動車産業よりも大きいかもしれない。ただ、細胞工学の陽の面は見えるが、モンサントのようなバイオ農業の負の面はまるで描かれていないのと、記述が主に著者の印象に基づいているところがマイナス。サクサク読めるので啓蒙書としてはこれでいいのかも。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
楽しみにしていましたが梱包から出したら本の帯に折り目が付いていました。
帯は使いませんが中古品でなく、新品を購入したのに本好きな者からしたら残念でなりません。
何故?綺麗な物を入れてくれなかったのでしょうか!ちなみに本はまだ読んでいません。
2020年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は焼き肉も好きだし、焼き鳥も豚肉も好きですが、肉を食べることは熱帯雨林を破壊して牧草地に変える結果になる。

経済の発展により牛肉、鶏肉、豚肉の需要は増大し、人類全体のニーズを満足させられる供給量はない。

犬や猫に虐待を加えることは多くの人が反対するが、牛や鶏、豚が飼育されている環境が虐待である、という事実について、私達は見てみぬふりをして、肉を食べる。

また、肉を調理するときは包丁やまな板は野菜とは別のものにする、など食中毒の危険を排除しなければならない。
その家畜の飼育された環境からは大腸菌の汚染の可能性が高いからです。

そんな状況を打開するのがクリーンミート呼ばれる培養肉の存在である。

本書は培養肉、皮革、鶏卵などを動物を殺して得るのでなく、動物の細胞から培養するベンチャー企業を紹介したものです。

培養された肉は動物の肉を取るために動物を劣悪な環境で育てる必要がない。

また、大腸菌で汚染される心配もない。

肉をとるためにその動物を養う牧草を作るために熱帯雨林を破壊する必要がない。

すでに培養肉はハンバーグの形で食べられる姿を世間に公表しており、大豆から作った代用肉とは別のもので、肉らしい味であることは実証されている。

世の中に培養肉が現在食べられている肉にとって変わるにはまだまだ時間はかかる。

精肉加工の大手企業も培養肉ベンチャーに投資したり、企業を買収している。
植物工場の事例を考えると精肉加工企業など売り先を持っているところが投資するのが望ましいのではないかと、私も考えます。

ビル・ゲイツなど著名な投資家がこぞって投資する、人類のかかえる課題を持続可能な発展とともに解決する画期的な事業。

私が投資家なら投資したい、と思う一冊でした。
また、培養肉が売られるようになったら食べてみたいと思います。

著者は地球環境問題の専門家でヴィーガンでもあります。
肉食を断つことは自然なことではない、と理解しているが、家畜の虐待、地球環境の破壊を見るにつけ、肉を食べないという選択をした、と説明しています。

ヴィーガンがなぜヴィーガンになるのか、を理解できたように思います
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年2月8日に日本でレビュー済み
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食肉、乳製品、皮革など、本来は動物由来で作られる畜産物を、特定の細胞を人工的に培養することにより、科学的に全く同じものを作り出す「細胞農業」の最前線と、商用化に向けた課題をまとめた一冊。

今日の多くの工業的畜産は、大量の飼料を消費する非効率性、それら飼料作物の栽培に伴う資源の浪費、「牛のげっぷ」などによる環境汚染、食肉加工における細菌汚染、家畜が強いられる劣悪な飼育環境といった深刻な問題を抱えている。世界人口が爆発的の増加する中、これらの問題に対して植物由来のフェイクミートとともに有力な解決策となり得るのが細胞農業であり、動物を飼育するのに比べて、必要な部分(肉や乳など)のみを培養して作れる効率性の高さや環境への負荷軽減に加え、動物を「殺して食べる」という倫理上の問題も解決できる。

著者は、まだ黎明期である細胞農業の商用化に向けた課題として技術の向上やコスト低減に加え、消費者の受容性、つまり遺伝子組み換え食物に対する抵抗感のような、消費者の感情面のハードルが最も克服が困難であると指摘する。それでも本書では、熱意ある研究者や起業家が、将来の食糧難の回避や環境保護、動物愛護といった使命感から、既得権益や規制の壁に直面しながらも、志を同じくする仲間や先見性のある投資家との出会いによって着実に歩みを進める姿が臨場感たっぷりに描かれる。社会問題解決やR&D、起業や投資など、様々な切り口から学びが得られる良書。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月30日に日本でレビュー済み
現在主流となっている畜産システムの限界と代替食肉と畜産品に係る最先端のバイオテクノロジーとスタートアップ企業についての本です。
普通に食べている肉や卵がどのような環境で育まれているか、知らないわけではないのにあえて考えてこなかったし、持続可能性など考えたこともありませんでした。
本書を読んだからといって今日から卵は食べません!というわけにはいかないですし、培養肉という発想には「命の本質」とはなにか、というボンヤリした疑問を感じます。
今日はまだ何もできないけれど、いつか自分も戦力の一端を担えるようになるかもしれない。このような試みを知ることができただけでも小さな一歩かなと思いました。
2021年8月31日に日本でレビュー済み
「人類が得意とすることはいろいろあるが、そのひとつが、葛藤を感じないよう自分の行いを正当化することだ。くりかえし証明されているように、人間は自分が論理的な考えや信念に基づいて行動していると考えたがるものだが、現実にはほぼいつでも、したいと思う行動に適合するように、信念をほうを調整している。そして人間がなんとしても続けようとする行動のひとつが、肉を食べることらしい。」(p.343)

 「クリーンミート」は動物の細胞を培養してつくる「培養肉」のことである。

 「肉があるのになぜそんなに面倒なことをするのか。動物が可哀想と思うなら大豆など植物由来のタンパク質を加工する「代替肉」で良いではないか。というか動物愛護もほどほどに……」といぶかしく思いながら読み始めたが、なんと、観点が全然異なっていた。

 ウシやブタ、トリなど「畜産動物」まるまる1頭から食肉を得る従来の方法は、動物が生活する場所、飼料となる穀物や水などの総量を考慮すると生産性が低く(たとえばステーキ肉1枚を得るには45~50食分の穀物が必要、鶏卵一つを得るには浴槽いっぱいの水が必要)、環境負荷も大きいため、現在の先進国なみの肉食には持続可能性がない。

 それにくらべると、食肉だけを培養する方法は生産性がはるかに高い。また糞尿(大腸菌)などの汚染がないので公衆衛生的にも優れており、成長ホルモンの影響や、抗生物質の大量投与による「耐性」の問題、その他の病気発生のリスクからも自由でありはるかに「クリーン」である。

 しかし、筋肉細胞の培養だから、代替肉(フェイクミート)ではない、歴とした肉であると説明されても正直どうも違和感を覚える。とはいえ糖尿病の治療に用いられるヒトインスリンや、チーズを固形化する成分であるレンネットはすでに培養されたものが実際に使用されて、それなしでは生活がなりたたないと説明されると「そうなのか」と思う。また食肉だけではなく、皮革の培養や、牛乳や卵白成分の酵母による「醸造」なども紹介される。こちらは比較的受け容れやすそうだ。つまりは「慣れ」なのかもしれない。

 また、日本でも急激に受容と拒否の両方が目立つかたちで表に出始めた「動物福祉」の観点からも、現在の食肉の育成事情には問題が多い。「畜産動物だから割り切るしかない」ということはわかっているつもりだが、でもたとえば、犬より知能の高い、母親中心の子だくさんな家族生活を営むブタの親子を引き離して母親を絶望させ、子どもを麻酔なしで去勢し、それぞれを狭いケージに閉じ込めて一生を終えさせて肉をいただく方法や(『ホモ・デウス』などから)、鶏1羽あたりA4サイズより小さい場所だけ与えて一生を終えさせて肉をいただく方法で本当に良いのだろうかと悩みながら、それでもわたしは日々肉をいただいている。これで本当に良いのだろうか。

 環境問題や動物福祉の観点からは「肉を食べない」選択が最良かも知れない。まさに「小欲知足」である。「だが、そうするのが正しい行いだからという理由だけで、人類が変わるとは期待できない。」(p.350)だからクリーンミートという選択は十分アリなのだと思われる。

 ただ、まだ挽肉しか実用化できていないし価格も高い。しかし環境負荷などを考えるにクリーンミートは本当に、部分的にでも実用化されるかもしれない。そうなれば現在の畜産業界は破壊されるが、その対策はどうしていけば良いのか。

 改良や考慮の余地が多いが全世界で静かに期待されつつ投資と開発が進んでいるクリーンミート。「第2の緑の革命」、技術や味覚、価格面でのブレイクスルーも近いと思われる。

「本当に問題なのは、肉を好んで食べる人たちがどう感じるかなのだ。」(p.16)
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