恥ずかしながら、最近まで、江崎道朗氏の存在は知らなかった。しかし、その出会いは、鮮烈であった。実に明確で、また平衡感覚をも失わない、優れたインテリジェンス史が、提示されていた。人によっては、余りにも整理され過ぎた説明に、拒否反応を示すかもしれないが、論旨は説得的である。
本書以外に、「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」、「日本人が知らない近現代史の虚妄」、「日本占領と敗戦革命の危機」、「朝鮮戦争と日本•台湾侵略工作」あたりを読んでいけば、現代に至る歴史の歩みが総観でくる。
リベラル、自虐史観などに、ウンザリという人には、お薦めできる。
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日本は誰と戦ったのか - コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ 【新書版】 - (ワニブックスPLUS新書) 新書 – 2019/2/8
江崎 道朗
(著)
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「第1回アパ日本再興大賞」受賞作品 「日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ」(KKベストセラーズ)を新書化。
平成30年10月25日、アパ日本再興財団は、「第1回アパ日本再興大賞」に評論家・江崎道朗氏の「日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ」(KKベストセラーズ)を選出したことを発表。
「第1回アパ日本再興大賞」は、誇りある祖国である日本の成長発展に資する近現代史、国際関係、政治・政策等の分野における研究を促すとともに、優れた研究成果を広く周知するのが目的であり、過去5年以内に発刊された書籍や発表された論文から選出されている。
候補作品の推薦に関しては、平成30年4月1日より募集し、外交評論家 加瀬英明氏を審査委員長として、東京大学名誉教授 政策研究大学院大学名誉教授 伊藤隆氏、東京大学名誉教授 小堀桂一郎氏、報知新聞社前会長 小松崎和夫氏、衆議院議員(環境大臣) 原田義昭氏と共に、慎重に審査を進めた結果、受賞作品が決定。
12月7日には東京都港区の明治記念館にて表彰式が行われ、大賞受賞者には1000万円が贈られた。
◆私たちは嘘の歴史を教わってきた!
日米の歴史学者が隠蔽した歴史を今詳らかに!
◆これは事実であり! 悲劇!
日本もアメリカもソ連のために戦わされた! !
◆これは事実であり! 悲劇!
日本もアメリカもソ連のために戦わされた!!
◆最新のアメリカの保守派の歴史見直しはここまで 進んでいる!!
◎アメリカ保守主義運動を牽引してきたスタントン・エバンズ
◎ロシア革命100年! 今明かされるスターリンの戦争犯罪
◎ヴェノナ文書で裏づけられる! 真珠湾攻撃というコミンテルンの仕掛!!
◆戦後の歴史観が全てひっくりかえる
●アメリカでルーズヴェルト批判がタブーだったわけ
●ソ連のスパイが書いたハル・ノート原案
●日米開戦へと追い込んだモーゲンソー私案
●変遷する「リメンバー・パールハーバー」
●ソ連の対米工作を描いた『スターリンの秘密工作員』
●ソ連の対日参戦に反対した米軍幹部たち
●天皇と皇族男子を監禁しようとしたソ連
●「過酷な和平」派による日本解体計画
●ヤルタ会談を仕切っていたある一官僚
●マッカーサーも対日参戦に反対していた
■二十世紀とは、ソ連・コミンテルンとの戦いであった!
平成30年10月25日、アパ日本再興財団は、「第1回アパ日本再興大賞」に評論家・江崎道朗氏の「日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ」(KKベストセラーズ)を選出したことを発表。
「第1回アパ日本再興大賞」は、誇りある祖国である日本の成長発展に資する近現代史、国際関係、政治・政策等の分野における研究を促すとともに、優れた研究成果を広く周知するのが目的であり、過去5年以内に発刊された書籍や発表された論文から選出されている。
候補作品の推薦に関しては、平成30年4月1日より募集し、外交評論家 加瀬英明氏を審査委員長として、東京大学名誉教授 政策研究大学院大学名誉教授 伊藤隆氏、東京大学名誉教授 小堀桂一郎氏、報知新聞社前会長 小松崎和夫氏、衆議院議員(環境大臣) 原田義昭氏と共に、慎重に審査を進めた結果、受賞作品が決定。
12月7日には東京都港区の明治記念館にて表彰式が行われ、大賞受賞者には1000万円が贈られた。
◆私たちは嘘の歴史を教わってきた!
日米の歴史学者が隠蔽した歴史を今詳らかに!
◆これは事実であり! 悲劇!
日本もアメリカもソ連のために戦わされた! !
◆これは事実であり! 悲劇!
日本もアメリカもソ連のために戦わされた!!
◆最新のアメリカの保守派の歴史見直しはここまで 進んでいる!!
◎アメリカ保守主義運動を牽引してきたスタントン・エバンズ
◎ロシア革命100年! 今明かされるスターリンの戦争犯罪
◎ヴェノナ文書で裏づけられる! 真珠湾攻撃というコミンテルンの仕掛!!
◆戦後の歴史観が全てひっくりかえる
●アメリカでルーズヴェルト批判がタブーだったわけ
●ソ連のスパイが書いたハル・ノート原案
●日米開戦へと追い込んだモーゲンソー私案
●変遷する「リメンバー・パールハーバー」
●ソ連の対米工作を描いた『スターリンの秘密工作員』
●ソ連の対日参戦に反対した米軍幹部たち
●天皇と皇族男子を監禁しようとしたソ連
●「過酷な和平」派による日本解体計画
●ヤルタ会談を仕切っていたある一官僚
●マッカーサーも対日参戦に反対していた
■二十世紀とは、ソ連・コミンテルンとの戦いであった!
- 本の長さ383ページ
- 言語日本語
- 出版社ワニブックス
- 発売日2019/2/8
- 寸法10.9 x 1.7 x 17.3 cm
- ISBN-104847066200
- ISBN-13978-4847066207
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商品の説明
著者について
江崎道朗(えざき みちお)
評論家。専門は安全保障、インテリジェンス、近現代史研究。
1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフなどを経て、2016年夏から本格的に評論活動を開始。月刊正論、月刊WiLL、月刊Voice、日刊SPA!などに論文多数。
ちょしょに「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」「日本占領と「敗戦革命」の危機 (PHP新書)」(PHP新書)、「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」(祥伝社新書)、『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)、『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾』(展転社)『知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと』(kadokawa)ほか多数。
評論家。専門は安全保障、インテリジェンス、近現代史研究。
1962年生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフなどを経て、2016年夏から本格的に評論活動を開始。月刊正論、月刊WiLL、月刊Voice、日刊SPA!などに論文多数。
ちょしょに「コミンテルンの謀略と日本の敗戦」「日本占領と「敗戦革命」の危機 (PHP新書)」(PHP新書)、「アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄」(祥伝社新書)、『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)、『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾』(展転社)『知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと』(kadokawa)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : ワニブックス (2019/2/8)
- 発売日 : 2019/2/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 383ページ
- ISBN-10 : 4847066200
- ISBN-13 : 978-4847066207
- 寸法 : 10.9 x 1.7 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,138位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 73位ワニブックスPLUS新書
- - 87位アメリカ史
- カスタマーレビュー:
著者について
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江崎道朗(えざき みちお)
1962年、東京都生まれ。九州大学卒業後、月刊誌編集、団体職員、国会議員政策スタッフを務め、安全保障、インテリジェンス、近現代史研究に従事。現在、評論家。
2014年5月号から『正論』に「SEIRON時評」を連載中。
著書に『アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄』(祥伝社新書)、『マスコミが報じないトランプ台頭の秘密』(青林堂)ほか多数。
公式サイト ezakimichio.info
チャンネルくらら で動画を配信中
https://www.youtube.com/channel/UCDrXxofz1CIOo9vqwHqfIyg
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年4月3日に日本でレビュー済み
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問題なく受領しました。特に感想はありません
2023年12月22日に日本でレビュー済み
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引用元と引用者の強調等まで誠実に記述されており、江崎先生の誠実さが出ていると感じました。私は小学生の頃、父に「日本は侵略戦争したんやで」と言った事があります。これは道徳の授業を覚えていることを褒めて欲しくて言ったのです。穏やかな父が「アホな事言うな!」と怒られてびっくりしたのを覚えています。全国の学校が江崎先生のような公平な視野で子供達を導いていけるようになることを望みます。駄文失礼しました。
2023年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、ヨーロッパ委員会が、第2次世界大戦の原因は、ヒトラーと並んでスターリンと断定しました。つまり、コミンテルンが如何に世界の戦争に関わっていたか、と。本書は、大東亜戦争も同様で、日本が関わった戦争の多くで、コミンテルンの暗躍を語っておられています。詳細に調べられていますので、いい加減な本でないことは直ぐに分かります。
2023年12月8日に日本でレビュー済み
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世の中には、知らないとダメな事もあるのです。
2020年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
資料としても貴重な情報が詰まっているし、なぜああなったのか?を理解する上で、実際に証拠があり、かつ多角的見てもその他の事実と辻褄の合う話であり信憑性は高い。少なくとも私にはこれまで知ることのなかった驚愕する話が多数出てくる。これまで不可思議であったが、なるほどそういうことだったのか。と思う点がいくつもある。
この本の内容の仮に一部しか真実でなかったとしても今までの上下が逆さまになるくらいの衝撃だ。しかしそれはありえないだろう。というのも一部しか本当でなかったのなら現実とあまりにも辻褄が合わないのだ。少なくとも大半が真実でなければ、各種の証拠や事実と辻褄が合わないのだ。結局今世界で信じられている一般論は、事実上は全くすべてが嘘だったと言ってもいいと思う。
唯一残念なのが、もう少し体系的に分析し論じてほしかったという点だ。論理的な構成は不十分に感じる。というのも、他の著書の内容の紹介をベースにしているため、エピソードが散りばめられている感がり、総合的に論じられていないのだ。この本は、様々な研究者が指摘している点を紹介し、それについて論評しているものであって、かならずしも全体像を明らかにしているものではない。確かに、例えば日本国内におけるソ連のスパイ工作についてはそもそも研究が進んでおらず、著作があまりないのでこの本でもあまり書かれていないし、そういう意味で事実全体を理解するには足りない点がある。もちろんすべてを網羅するにはもっと研究が必要だろうし、江崎氏一人でできるものでもないからやむを得のであって氏の責任ではない。むしろ、早期に分かっていることを伝えてくれている事に感謝したい。
例を上げれば、本書では1941年11月においても米国は日本との戦争を回避しようとしていたとあるが、その理解がただしいのならば、同年の7月にFDR以下閣僚が署名して作戦が実行段間に移った500機の爆撃機による日本都市への先制爆撃はどうなのか?11月に日本との戦争を回避するつもりがあったのならば、爆撃計画は中止されていなければならないが、実際には中止されていないではないか。これは11月に戦争回避を考えていたとの説とは相容れない。このように、他の著者が触れていないことには触れていないので全体像は見えないきらいがある。また、日本における近衛内閣の大政翼賛会や東亜新秩序などは米英と対決へ向かうのが当然でこれも日米戦の一因と思うが、これとの関係などの話もなく、結局エバンスらの著作は主としてアメリカ側の事情を明らかにしたものだからやっぱり本書でもアメリカの事情の説明に終始し日本側の説明が足りず全体像は見えてこない。だから、色々知っている人が読まないと一方だけ見ることになる。
日本が特攻やその他最後まで戦った人々(前線だけでなく爆撃や機銃掃射で命を落としたり財産を失った一般の人も含め)のおかげで今があるというのに、それもわからず特攻は人殺しだという人が身近にいて衝撃を受けたことがある。本書によりアメリカは日本やドイツの産業を徹底的に破壊して事実上奴隷状態にするようなことを計画していたということと理解したが、それを防いだのは多大な犠牲を払いながら最後まで戦いポツダム宣言という降伏条件を引き出した当時の日本人と、グルー元駐日大使、マッカーサー元帥のような一部の良識ある人間であったことは日本人として誰もが知っているべきだろうと思う。そうでなければ、我々は、今頃奴隷のような生活しているかもしれないのだ。
アメリカの日本占領政策は決して善意のものなどではなく、邪悪な日本人差別に根ざしたものであったことが(そう疑っていたが)分かったのも良かった。
この本の内容の仮に一部しか真実でなかったとしても今までの上下が逆さまになるくらいの衝撃だ。しかしそれはありえないだろう。というのも一部しか本当でなかったのなら現実とあまりにも辻褄が合わないのだ。少なくとも大半が真実でなければ、各種の証拠や事実と辻褄が合わないのだ。結局今世界で信じられている一般論は、事実上は全くすべてが嘘だったと言ってもいいと思う。
唯一残念なのが、もう少し体系的に分析し論じてほしかったという点だ。論理的な構成は不十分に感じる。というのも、他の著書の内容の紹介をベースにしているため、エピソードが散りばめられている感がり、総合的に論じられていないのだ。この本は、様々な研究者が指摘している点を紹介し、それについて論評しているものであって、かならずしも全体像を明らかにしているものではない。確かに、例えば日本国内におけるソ連のスパイ工作についてはそもそも研究が進んでおらず、著作があまりないのでこの本でもあまり書かれていないし、そういう意味で事実全体を理解するには足りない点がある。もちろんすべてを網羅するにはもっと研究が必要だろうし、江崎氏一人でできるものでもないからやむを得のであって氏の責任ではない。むしろ、早期に分かっていることを伝えてくれている事に感謝したい。
例を上げれば、本書では1941年11月においても米国は日本との戦争を回避しようとしていたとあるが、その理解がただしいのならば、同年の7月にFDR以下閣僚が署名して作戦が実行段間に移った500機の爆撃機による日本都市への先制爆撃はどうなのか?11月に日本との戦争を回避するつもりがあったのならば、爆撃計画は中止されていなければならないが、実際には中止されていないではないか。これは11月に戦争回避を考えていたとの説とは相容れない。このように、他の著者が触れていないことには触れていないので全体像は見えないきらいがある。また、日本における近衛内閣の大政翼賛会や東亜新秩序などは米英と対決へ向かうのが当然でこれも日米戦の一因と思うが、これとの関係などの話もなく、結局エバンスらの著作は主としてアメリカ側の事情を明らかにしたものだからやっぱり本書でもアメリカの事情の説明に終始し日本側の説明が足りず全体像は見えてこない。だから、色々知っている人が読まないと一方だけ見ることになる。
日本が特攻やその他最後まで戦った人々(前線だけでなく爆撃や機銃掃射で命を落としたり財産を失った一般の人も含め)のおかげで今があるというのに、それもわからず特攻は人殺しだという人が身近にいて衝撃を受けたことがある。本書によりアメリカは日本やドイツの産業を徹底的に破壊して事実上奴隷状態にするようなことを計画していたということと理解したが、それを防いだのは多大な犠牲を払いながら最後まで戦いポツダム宣言という降伏条件を引き出した当時の日本人と、グルー元駐日大使、マッカーサー元帥のような一部の良識ある人間であったことは日本人として誰もが知っているべきだろうと思う。そうでなければ、我々は、今頃奴隷のような生活しているかもしれないのだ。
アメリカの日本占領政策は決して善意のものなどではなく、邪悪な日本人差別に根ざしたものであったことが(そう疑っていたが)分かったのも良かった。
2023年5月31日に日本でレビュー済み
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日本を太平洋戦争に引き込んだのが、アメリカ政府内に入り込んだ ソ連スパイ及び、ソ連の共産主義に篭絡された アメリカ人工作員で、ルーズベルト大統領は病の為 ほぼ判断能力をなくしていて アメリカ人工作員としてヤルタ会談を取り仕切ったアメリカ人 によって アメリカの判断をゆだねられており、結果としてソ連のスターリンの思うままに取り仕切られた事がよく分かります。ただ ジョージ・マーシャル陸軍参謀総長も共産党と関わっており、戦後毛沢東に 中国をゆだねた張本人であった事までは 言及されていないのが残念です。