長さ約30cm、幅約3cm、高さ約6cm(マスト含む)。
パーツ数約150点。同スケールの重巡群よりボリューム大。
(空母「龍鳳」の前身だが、潜水母艦として見ると大きく見える。)
先発の同キットである「艦これ版(シール等付加)」、「SP版(巡潜
伊8とそのエッチング、木甲板シール入り)」から付加価値を抜いて、
廉価版(定価でー1千円)としたもの。
他艦のSP版(局所エッチングや甲板シート、格納庫付加)とは違い、
本体自体はまったくグレードダウンしていないため、『純粋に「大鯨」
が欲しい』人なら、これと別売のエッチングを買えば満点になる理屈。
組説も(アオシマ製としては)見やすいもの。特に甲板の塗り分けには
よく配慮されており、リノリウム、木、鋼板部・・、いずれも良い感じ
な部品割だとは思う。艦底は昔ながらの貼り合わせ式だが、昭和時代の
同社キットに比べたら非常に楽チン。
ご長寿パーツとなるWL共用部品(Wパーツ)は未だに2枠含まれるが、
本艦では、高角砲✕2と、探照灯✕4、艦載艇✕6、カタパルトとループ
アンテナ、九四式水偵・・といったところ。気になる方は、他から転用。
機銃は新規の96式13mm四連装✕2と毘式40mm連装✕2。予備は無し。
数年前は後身の「龍鳳」ラッシュだったが、ここへきて「大鯨」の発売。
昭和50年代からのWL世代にとっては歓喜のアイテムだ。