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民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義 単行本 – 2020/4/22

4.6 5つ星のうち4.6 48個の評価

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『ブルシットジョブ』(岩波書店より近刊)そして『負債論』(弊社刊)で話題沸騰中の人類学者D・グレーバーによる、通念を根底から覆す政治哲学。
すなわち、「民主主義はアテネで発明されたのではない」——。
この価値転覆的な認識をもとに、私たちはいかに「民主主義」と出会い直しその創造をふたたび手にするのか。
アラン・カイエによる「フランス語版のためのまえがき」および「付録」として恰好のグレーバー入門となる著者本人によるエッセイ(「惜しみなく与えよ」)を収録した、フランス語版をベースに編まれた日本独自編集版。
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商品の説明

出版社からのコメント


「アナキズム的な歴史のヴィジョン、歴史の政治哲学に捧げられた、ピエール・クラストルの著作以来最も重要な成果であり、グレーバー最良の仕事」(アラン・カイエ「フランス語版のためのまえがき」より)


「「出羽守」の嘆きと「日本スゴイ」の大合唱が不毛な対立を繰り広げているように見える私たちの列島の現在においても、決して他人事ではない着想に満ちている」(「訳者あとがき」 より)

著者について

著者紹介
デヴィッド・グレーバー(David Graeber)
1961 年、ニューヨーク生まれ。文化人類学者・アクティヴィスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学人類学教授。
訳書に、『アナーキスト人類学のための断章』(2006 年)
『負債論――貨幣と暴力の5000 年』(2016 年,共に以文社)ほか。
日本語のみで出版されたインタビュー集として『資本主義後の世界のために――新しいアナーキズムの視座』(以文社,2009 年)がある。
著書に、Bullshit Jobs: The Rise of Pointless Work, and What We Can Do About It(Penguin, 2019)。 Toward an Anthropological Theory of Value: The False Coin of Our Own Dreams(Palgrave, 2001,以文社より近刊)。
Lost People: Magic and the Legacy of Slavery in Madagascar (Indiana University Press, 2007).
Direct Action: An Ethnography (AK Press, 2007). ほか多数。
マーシャル・サーリンズとの共著に,On Kings (HAU, 2017) がある(以文社より刊行予定)。


訳者紹介
片岡大右(かたおか だいすけ)
1974 年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。批評家、社会思想史・フランス文学。
著書に、『隠遁者、野生人、蛮人――反文明的形象の系譜と近代』(知泉書館、2012 年)。
『共和国か宗教か,それとも』(共著、白水社、2015 年)。
訳書に、F・ドゥノール,A・シュワルツ『欧州統合と新自由主義――社会的ヨーロッパの行方』(共訳、論創社、2012 年)。
P・ベニシュー『作家の聖別――フランス・ロマン主義1』(共訳,水声社、2015 年)など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 以文社 (2020/4/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2020/4/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4753103579
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4753103577
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 1.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 48個の評価

著者について

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デヴィッド・グレーバー
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「イギリスとフランスとアメリカの最初の民主主義的国制と今日みなされているものを創始した人びとは、自分たちが“民主主義”の導入を企てていると評されるのを拒んだのだ(p.55)」とあり、このフレーズから本書に入るのがよい。なぜ彼らは嫌ったのか。

1.民主主義は「暴徒(モブ)」を意味した
 アテネのアゴラ(広場)は勝負の世界だった(p.43)。幸い強制力を備えた公式の装置はなかったが(p.117)、後に多数決が支配するようになると軍隊を伴った。戦えば多い方が勝つからだ(p.48)。アリストテレスの『政治学』では、政治制度と軍隊の形態の関係が説かれた。騎兵隊なら貴族制、重装歩兵なら寡頭制、海軍または軽装歩兵なら民主制が期待できるとした(p.47)。マキャヴェリは、民主主義的共和国の観念を再生させたとき、武装した民衆の観念に立ち返った(p.49)。
 “民主主義”の意味は、人民の「力」、さらに「暴力」でもあったのだ(p.49)。アメリカ建国の賢人『フェデラリスト』の著者たちも、直接民主主義は不安定な政治形態を意味すると考えた(p.52)。

2.民主主義を回収するプロセス
 選挙権が拡大し、小農民や都市労働者の票を求めざるを得なくなった政治家が、“民主主義”という言葉を使い始めた。アメリカのアンドリュー・ジャクソンは1820年代に民主主義者を自称し、フランスは社会主義者たちが“民主主義”への呼びかけを始めた(p.58)。
 しかし、このとき以前に民主主義のプロトタイプというべきものが存在していた。

・アメリカ先住民イロコイ諸族の合衆国憲法への影響(p.71~77)
・初期近代の大西洋における海賊船乗組員(p.79~82)
・飛び地の島に住む解放奴隷、水夫、背教者などの大西洋プロレタリアート(p.84~85)
・コロンブス以前の西アフリカ;社会契約理論に似たフェティッシュ(p.91~92)
・中国の制度を称える政治哲学者;ライプニッツ、モンテスキュー、ヴォルテール(p.94)

 これらから民主主義が生まれたという言い方は誇張になろう(p.95)。しかし、これらのプロトタイプがあったことは偶然とは思われない。
 政治家たちは民主主義の前例を求めた。ローマ共和国の代表制が“民主主義”と名を変え、アテネまで遡るとされたのだ(p.89)。民主主義はアテネで発明されたのではない(第二章タイトル)。これが本書の結論のひとつとなる。

3.平等志向のコミュニティ
 施政者たちの民主主義のアンチとして、平等志向のコミュニティ(p.43)、あいだの空間(p.69)、民主主義的即興の空間(p.109)などの用語がつかわれている。これが、著者が最終的にいいたかったことであろう。その現代の具体例としてサバティスタ民族解放軍が挙げられている。肯定の理由は、
「革命とは国家の強制的装置を奪い取ることだと考えるのをやめて、自律的コミュニティの自己組織化を通して民主主義を基礎づけなおそうという提案(p.123)」だからである。
 しかし、訳者は「グレーバーの著作を読むに際して、権力の垂直性を全面的に退けようと決意する必要はない(p.178)」という。アラン・カイエの「まえがき」もそのような趣旨になっている。グレーバーの最新作『Bullshit Jobs』が岩波書店から発行される予定だそうだ。閉塞感の渦巻く職場で、どんなアナーキーの可能性を示してくれるのだろう。いまから楽しみである。
36人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月27日に日本でレビュー済み
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宇野重規の『民主主義とは何か』を最近読んだ。そこでは古代ギリシャのポリスで行われた民会に民主主義のルーツを求めている(もちろん、アメリカの建国にあたってイロコイ族の自治の伝統が参考にされたことなどにも触れてはいる)が、あまり時間を置かずして読んだこの本はそのような態度を徹底的に批判する。アメリカ合衆国憲法が参考にしたというイロコイ族の連邦制度や、大西洋の海賊組織など、「文化間の即興がなされる領域」においては「多種多様な人びとが、互いに折り合いをつけていくために何らかの方法を見つけ出さざるを得ない」ため民主主義的なプロセスが生まれやすく、実際にそうしたものが機能していたが、「西洋」のエリート層はそれらを「謎に満ちた存在」として自分たちの歴史の文脈外に置き、民主主義の起源として認めなかった。彼らは帝国主義が世界を覆うようになるまでは、自分たちの文明が民主主義的理想の母体であったという主張をしたことがなかった。つまり民主主義西洋起源説はでっちあげにすぎないという。

そもそも「国家とは、その本性からして、真に民主化されることなどありえないものなのだ。要するに、国家とは基本的に暴力を組織化する手段にほかならない」と著者は民主主義と国家の相性の悪さを指摘する。「民主主義的国家とはつねに一個の矛盾でしかなかった」。アラン・カイエはあとがきで西洋起源の近代民主主義はいうなれば「共和国」のことであり、それは平等と国家権力という火と水の不完全な結合であると指摘する。これがグレイバーの言葉で言えば「矛盾」である。しかしこの矛盾こそ近代民主主義の存在理由でもあるとカイエは言う。この矛盾が国家の専制と市民の暴徒化の防波堤になっているともいえるのではないか。これは宇野が『民主主義では何か』で示した民主主義の「曖昧さ、実現の困難さ」につながるわけだが、それがあらゆる政治形態に内在するリスクに対する安全弁のような役割を果たしているとは言えないだろうか。今年話題になったグレイバーの『ブルシット・ジョブ』は視点は面白いが冗長すぎると思ったが、この本ではわずか120ページ余り、驚くほどの速さで「常識」を捕らえ、動かぬ証拠を並べ立てて有罪判決を出してしまった。見事というほかない。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原題の「There Never Was a West」が示す通り、著者は「西洋は存在しない」ということから論を起こし、アテネの民主主義を西洋が引き継ぐとする言説の相対化を図る。そして、民主主義は、ある文明と他の文明、ある共同体とその他の共同体が出会うところ、その「間(Between)」において成立するものであると説く。これは副題の「Or, Democracy Emerges From the Spaces in Between」に端的に表されている。

著者の主張を支えるのは人類学的知見であるが、必ずしも明確に証拠を提示できないことを著者自身が認めている(本書第4章における「影響論争」に関する記述を参照)。本書で展開される議論はひとつの仮説としては大変興味深いが、学術的な検証に耐えうるのかというと首をかしげたくなるところも多かった。

本書の著者グレーバーは、オキュパイド・ウォールストリート運動の理論的支柱とされる人物である。序論の冒頭でも自身のオルタナティブ・グローバリゼーション運動に関わってきた経験から生まれた考察であることを認めているように、本書は学術的な文献というよりは、一種の政治パンフレットであると見た方が適切だろう。
69人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アメリカやイギリスの情勢が民主主義への不安を煽る今、本書は、彼らがなぜ民主主義にこだわろうとするのかを暴く。私たち日本人から見ても西洋的なものとして、欧米人のアイデンティティの一部をなす民主主義は、決して民主的に生まれたわけではなく、支配層が市民を統治するために作り上げたというのが著者の分析だ。それはアメリカの先住民族やヨーロッパの海賊が体現するボトムアップでの民主主義を模して作られ、植民地支配の中で強化された可能性が高い。

しかしながら、貴族に始まる当時の支配層からすると、そのような後進的なものを堂々と頼るわけにもいかず、意図して、古代アテネから続く西洋に正統的な制度として定義されたというのだ。これが民主主義の非西洋起源である。それ故に、今の多様性を重視する社会に馴染むはずもなく、西洋に対して雑多な文化である東洋に注目が集まるのも、そんな理由からなのかも知れない。

もちろん民主主義の形もひとつではなく、シンガポールも、インドも、独自の民主主義を掲げている。民主主義の未来について、本書では明確な結論は述べられていないけれど、固定概念を捨て、幅広く議論するきっかけを与えてくれることだろう。
52人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年6月1日に日本でレビュー済み
①驚いた。民主主義とは〈直接民主制〉でなければならない。そして、〈直接民主制〉とは非西洋起源であると言うのである。常識を覆す大胆な著者の主張に誰もが驚くであろう。
②〈直接民主制〉が西洋起源であり、古代ギリシャのポリス(都市国家)アテネで始まったものであると高校世界史で教わる。アテネの場合、執政官(ドラコン)は市民間の抽選で選出され、女性や奴隷、在留外国人には参政権が認められなかったと記述されている。この抽選が多数決原理に基づくものであり、当選者を否定する反対者の政治的意見は無視される。多数者の意思決定が優先され、その見解に反対者も服従しなければならないのだ。
③したがって、多数決原理で物事を決定する代議制(間接民主制)は民主主義ではないと著者は主張する。それは投票権(選挙権)の機会均等(平等)を意味するにすぎない。ここから、著者が主張する民主主義の定義は、
1)〈直接民主制〉でなければならない。
2)少数者は多数者の意見に従う必要はない。自己の見解を正論として主張することが許される。
3)結論として全員が賛成(同意)するのが著者の言う民主政治(アナーキズム)である。
ということになる。
④誰もが自己の意見を主張出来、権力に服従する必要がないという分断的(対立的)政治状況は、〈アナーキズム〉(無政府主義=無秩序)を認める立場となる。著者が冒頭で肯定するアナーキズムに対し、読者は違和感を禁じ得ない。
⑤民主主義の非西洋起源を裏付ける資料(史料)として著者が提示するのは、アメリカ大陸先住民(インディアン)のイロコイ族(六部族)の部族的慣習を「東部13州連合規約」に盛り込むよう主張した歴史的文書をあげている。彼らの主張は白人移民(富裕市民)の力の政治(弾圧)によって屈服させられた。
⑥著者の立論には大変感銘を受けた。代議制(間接民主制)の不完全さを思い知らされた。ロックの代議制は多数者による少数者への強制(押し付け)を生みやすい。それはもはや民主政治ではない。今の日本の政府(自公政権)の強行採決を見ても実感出来る。
⑦では、我が国のような1億を軽く越える大国において、著者の言う〈アナーキズム〉(直接民主制)は政治的秩序形成機能を持ちうるのであろうか?
⑧一つの例としては、中国政府の弾圧に対する香港市民の民主化デモや、検察庁法案に反対する市民のSNSの声による政府の法案取り下げ等があげられよう。
少数者の反対=アナーキズムは無力ではない。多数者の圧政に抗議し、それを変えることが十分に可能である。
参考になる論点が満載だ。
お勧めの一冊だ。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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