ビル・フリゼールは1951年生まれのアメリカのギタリスト、コロンビア大・バークリー音大卒、3歳年下だが18歳で教える側だったパット・メセニーのサポートでデビューしている。
一言で言うと、いい意味で生得的な「レトロミュージシャン」。
本アルバムではレノン・ソング「のみ」をカバーしている。
2005年に頼まれ仕事でパリで演奏したのが端緒、その後は特に売りにすることもなかったが、2010年にオークランドで意識的に再開したとのこと(本作のリリースは2011年)。
個人的に以前より疑問だったのは、クラシック・現代音楽、あるいはジャズがビートルズカバーをする際に、「何故いつもマッカートニーソングなのか?」という点だった。
この貴重なカバーアルバムはその答の一部を示している。
まず、スティール・ギターなどを入れると田舎のショッピングセンターのBGMみたいになる。これは宜しくない。
レノンソングは楽曲としては濃密ではなく、ジョンの類い稀なボーカル、バンド編成と不可分な(スコアの楽曲ではなく、具体音色がキーとなる)固有性の高い作品だと知ることになる。
このアルバムには収録されていないが、フリゼールのソロライブ(YouTubeで観れる)ではストロベリーフィールズなども披露されている。
別の曲、別の編成、他のプレーヤーにまだまだこのトライアルが引き継がれることを期待したい。
そういう観点からとても貴重なアルバムだと思います。
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曲目リスト
1 | Across the Universe |
2 | Revolution |
3 | Nowhere Man |
4 | Imagine |
5 | Please Please Me |
6 | You've Got Hide Your Love Away |
7 | Hold On |
8 | In My Life |
9 | Come Together |
10 | Julia |
11 | Woman |
12 | #9 Dream |
13 | Love |
14 | Beautiful Boy |
15 | Mother |
16 | Give Peace a Chance |
商品の説明
Bills celebrated relationship with Savoy Jazz endures with an album of brilliant interpretations of John Lennon classics. Album cover illustrated by John Lennon.
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 13 x 14 x 0.79 cm; 60.1 g
- メーカー : Universal
- EAN : 0795041783622
- 商品モデル番号 : 7375624
- オリジナル盤発売日 : 2011
- レーベル : Universal
- ASIN : B005F9CORS
- 原産国 : アメリカ合衆国
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 135,841位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フリ-ゼルさんよぉ、レノン様は「へのへのもへじ」はだれ?
レノン様のかような良いフレーズのお言葉が
きちんと、フリ-ゼルはフリーズ。などなど。
レノン様のかような良いフレーズのお言葉が
きちんと、フリ-ゼルはフリーズ。などなど。
2011年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Bill Frisellは、とても振幅の広いミュージシャンです。掴みどころがないと感じてしまうくらい。温和な表情からは想像もつかないシリアスな面をさらけだす時もありますし。
しかし、このJohn Lennon作品集の、極めつけのまったり感、心安らぐ曲の連なりは、どうでしょう。彼の優しさを極限まで表現した作品ではないでしょうか?
編成としては、スチールギター、フィドル、ベース、ドラムにBill Frisellのギターなので、やはりカントリー風味のJohn Lennonということになります。
アメリカのど真ん中のドライブインで流れていてもおかしくない、というかぴったりのサウンド。これほど、平易で優しいBill Frisellも珍しいと思います。
不世出の天才への敬意の表れか?
このまったり感が最も顕著なのが、もともと穏やかな曲調の「Beautiful Boy」。
表題曲の「Give Peace a Chance」もずいぶん角が取れ、優しい曲調に生まれ変わりました。
天国でJohn Lennonが微笑んでいると思います。
このアルバムを聴いた一週間ほど後に、告井延隆さんの、アコギ一本でのBeatles LIVEを観てきました。Beatlesへの敬愛の念が込められた素晴らしい演奏でした。
本作からは、Bill FrisellのJohn Lennonへのリスペクトの念が感じられます。次はBeatles作品集でしょうか?
しかし、このJohn Lennon作品集の、極めつけのまったり感、心安らぐ曲の連なりは、どうでしょう。彼の優しさを極限まで表現した作品ではないでしょうか?
編成としては、スチールギター、フィドル、ベース、ドラムにBill Frisellのギターなので、やはりカントリー風味のJohn Lennonということになります。
アメリカのど真ん中のドライブインで流れていてもおかしくない、というかぴったりのサウンド。これほど、平易で優しいBill Frisellも珍しいと思います。
不世出の天才への敬意の表れか?
このまったり感が最も顕著なのが、もともと穏やかな曲調の「Beautiful Boy」。
表題曲の「Give Peace a Chance」もずいぶん角が取れ、優しい曲調に生まれ変わりました。
天国でJohn Lennonが微笑んでいると思います。
このアルバムを聴いた一週間ほど後に、告井延隆さんの、アコギ一本でのBeatles LIVEを観てきました。Beatlesへの敬愛の念が込められた素晴らしい演奏でした。
本作からは、Bill FrisellのJohn Lennonへのリスペクトの念が感じられます。次はBeatles作品集でしょうか?
2011年11月7日に日本でレビュー済み
2011年9月27日リリース。ビル・フリーゼルがジョン・レノンの曲を取り上げたアルバムである。本作を聴くと、ビル・フリーゼルはひたすらジャズしか聴かない方と違って、じっくりとジョン・レノンの音楽を初期のビートルズから始まって、ソロ時代まで研究して取り上げているのが分かる。エレクトリック・ギターを弾かれる方は共感されると思うが、ビル・フリーゼルのギターというのはエレクトリック・ギターの持っているネイティブな音、自然に弾くと出てくる音を大切にして録音しているのを感じる。ぼくは1990年アメリカ製テレ・キャスタを愛用しているが、オリジナル・テレ・キャスタの生音をほぼそのままに使って音楽を創っているのがビル・フリーゼルだと思う。
そういった音色でアプローチするジョン・レノンの曲というのはなかなか面白い。ビートルズのやらなかったアプローチをビルは次々と試みてくれる。そこが良い。
さてビートルズに詳しい方ならやさしい問題だが、ジャズしか聴かない方に問題を一つ。ビートルズの曲はジョージ・ハリソンが創った曲以外は『レノン・マッカートニー』作と表記されている。つまりジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作とされているのだが、実際はどちらか片方が創っている。それを見分ける方法があるのだがお分かりだろうか。
ビル・フリーゼルはその答えを心得ているのがこのアルバムのコンテンツからわかる。そこも素晴らしい。
追記。ボーナス・トラック・バージョンには『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』がボーナス・トラックとして加えられています。是非ともそちらも聴いて欲しいです。
そういった音色でアプローチするジョン・レノンの曲というのはなかなか面白い。ビートルズのやらなかったアプローチをビルは次々と試みてくれる。そこが良い。
さてビートルズに詳しい方ならやさしい問題だが、ジャズしか聴かない方に問題を一つ。ビートルズの曲はジョージ・ハリソンが創った曲以外は『レノン・マッカートニー』作と表記されている。つまりジョン・レノンとポール・マッカートニーの共作とされているのだが、実際はどちらか片方が創っている。それを見分ける方法があるのだがお分かりだろうか。
ビル・フリーゼルはその答えを心得ているのがこのアルバムのコンテンツからわかる。そこも素晴らしい。
追記。ボーナス・トラック・バージョンには『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』がボーナス・トラックとして加えられています。是非ともそちらも聴いて欲しいです。
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Whatever...
5つ星のうち5.0
Great
2024年3月3日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Great disc, I highly recommend
Cliente Amazon
5つ星のうち5.0
Bill Frisell – All We Are Saying...
2019年4月22日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
The Beatles nella chitarra di Bill, amore e piacre.
Frank Mclellan
5つ星のうち5.0
All I am Saying
2011年12月13日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
i listened to this fine work and I am impressed with Frisells interpretation and performance. Tight well conceived and pleasant to listen to.
Barry
5つ星のうち5.0
it's the best of the Beatles melodies in a quirky
2017年8月16日に英国でレビュー済みAmazonで購入
... is this give this CD a chance, it's the best of the Beatles melodies in a quirky, jazzy easy-listening style ... uncork a good red, dim the lights and put on the headphones ...
Luigi
5つ星のうち3.0
Un Frisell troppo rispettoso
2015年3月22日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Il grande Frisell reinterpreta i brani dei Beatles. Li rispetta troppo (ritornelli ...) e non li stravolge come sperato. Speravo di più.