インターFMでたまに流れる 2."Sweet Butterfly" (スウィート・バタフライ)目当てに購入しましたが、思いのほか楽しめました。いまどき全10曲35分という短さですが、それゆえ何度か繰り返し聴きたくなって、今もバックで流しながらレビューを書いています。10曲中9曲はスタンリー・スミスのオリジナルで、最後の 10. "Country John" (カントリー・ジョン)だけが Allen Tuussaint (アラン・トゥーサン)のカヴァーということでした。国内版は増淵英紀氏の詳しい解説と、それとは別に小林豊子氏の歌詞対訳が付いています。歳のせいで細かい文字が読めなくなった私は、A4に拡大コピーしたものを更にルーペを使って読みながら聴いております。アルバムのタイトルは、1曲目の "Riverboat Dreams" (リバーボート・ドリーム)の歌詞の一節にある、"Down in New Orleans..., In the land of dreams..." (ひなびたニュー・オーリンズの、夢のような田舎町の中で・・・)―から取られているようでした。(筆者拙訳)この人ジプシーみたいな放浪癖があるようで、5. "Oh, Mama" (オー・ママ)や、6, "Took Hold of a Gypsy" (ジプシーにつかまった)では放浪や旅に対する憧れが歌われているし、その 6, "Took Hold of a Gypsy" や 10. "Country John" (カントリー・ジョン) の終わりには列車の効果音が入ります。アルバムの一番人気はやはり 2."Sweet Butterfly" (スウィート・バタフライ)でしょうが、これは70年代中頃に書かれた曲ということですから、ほぼ四半世紀を経てやっとレコーディングされたことになります。(よくぞ遺してくださいました)「スウィート・バタフライ」とほぼ同じノリで、同じくきれいな少女のことを歌ったという、 9. "Your Eyes are Smiling" (君の瞳が微笑んでる)は、70年代末に書かれた曲とのこと。インディアナポリスにいた頃、重い病気にかかって入院していた瞳のきれいな少女のために、ジョン・ハイアットと一緒に病院を訪ねて歌っていた曲の内の一つだそうです。ヒット・チャートとは全く接点の無い、どこかの埃っぽい田舎町のスタジオで気心の知れた仲間たちと作り上げた、手作りの温もりを感じさせる音。 ライ・クーダーの初期のアルバムが持っていた、どこか懐かしいホッコリとした感じを思い出しました。そういえばライ・クーダーの "Boomer's Story" (流れ者のうた)もさすらっている男の歌でしたが、こちらは不況時代のような暗さは無く、もう少し軽やかな感じがします。 やはり枯れた年齢のなせる業(わざ)でしょうか。このファースト・アルバムが出た2002年に57歳だったスタンリー・スミスは、その年の10月に初来日しており、2011年にも再度来日を果たしているようです。
アルバムのタイトルは、1曲目の "Riverboat Dreams" (リバーボート・ドリーム)の歌詞の一節にある、 "Down in New Orleans..., In the land of dreams..." (ひなびたニュー・オーリンズの、夢のような田舎町の中で・・・) ―から取られているようでした。(筆者拙訳)
この人ジプシーみたいな放浪癖があるようで、5. "Oh, Mama" (オー・ママ)や、6, "Took Hold of a Gypsy" (ジプシーにつかまった)では放浪や旅に対する憧れが歌われているし、その 6, "Took Hold of a Gypsy" や 10. "Country John" (カントリー・ジョン) の終わりには列車の効果音が入ります。
アルバムのタイトルは、1曲目の "Riverboat Dreams" (リバーボート・ドリーム)の歌詞の一節にある、 "Down in New Orleans..., In the land of dreams..." (ひなびたニュー・オーリンズの、夢のような田舎町の中で・・・) ―から取られているようでした。(筆者拙訳)
この人ジプシーみたいな放浪癖があるようで、5. "Oh, Mama" (オー・ママ)や、6, "Took Hold of a Gypsy" (ジプシーにつかまった)では放浪や旅に対する憧れが歌われているし、その 6, "Took Hold of a Gypsy" や 10. "Country John" (カントリー・ジョン) の終わりには列車の効果音が入ります。
I love Stanley Smith in the bands “Jazz Pharaohs” and “Asylum Street Spankers” with Stanley on the clarinet. This is him on the Guitar. His vocals are unique and enjoyable, but I guess I was hoping for the Jazz Pharaohs and his fantastic mastery of the Clarinet. Now that he has passed on, I guess I won’t be hearing that Clarinet swing again. I still have “Live at the Elephant Room”.