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上達の法則 効率のよい努力を科学する (PHP新書) Kindle版
本書は、記憶心理学、学習心理学、記憶心理学などをベースに、上達法を科学的に分析。まず、「できる人」の記憶の構造はどうなっているのだろうか。アイコニックメモリ(感覚記憶)、ワーキングメモリ(作動記憶)、長期記憶などについて説明する。そして、上達の力学が<スキーマ>や<コード化>という能力にあることを解明。その理論から独自の上達ノウハウを披露する。「得意なものにこだわる」「大量の暗記暗唱法」「マラソン的訓練法」等々。さらに上達のプロセスで必ず訪れる「スランプ」とは何か、その対策も論じている。
努力が報われるために、本人だけでなく、親、教育者、コーチ必読の書。
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2002/4/30
- ファイルサイズ2918 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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商品の説明
商品説明
本書で想定されているのは、普通の生活をしている私たちが、人並みの適性のある技能に、そう無理ではない練習量で、まあまあ一人前のレベルに達しようとする過程である。具体的には、心理学での成果を取り入れながら、仕事上の資格取得をはじめ、英会話、将棋、写真、絵画、ピアノ、陶芸など、さまざまな世界における「上達」を説明している。通勤電車の行き帰りでも気軽に読めてしまう内容だ。
本書によると、上達は単に鍛錬の量や時間だけで決まるものではなく、上達の法則という理にかなった鍛錬が効率の良い上達を生む。著者は、上達を極めた人と、そうでない人との違いについて、認知や記憶心理学などをベースに科学的に分析し、上達の法則は「スキーマ(=枠組み認識)」や「コード化(=思考における知識の言語化)」にあることを解明している。その理論から、独自の精密練習法やスランプ脱出法、特訓法なども紹介している。何らかのスキルを磨きたい、状況を好転させたい、一芸に秀でたい、と願う人にぜひおすすめしたい。(増渕正明)
出版社からのコメント
第1章 能力主義と上達の法則
上達のすすめ
できることから始めよう―初心者から中級者へのステップ
第2章 上達と記憶のしくみ
「できる人」の記憶の構造
記憶と認知のキーワード―スキーマを理解する
第3章 上達した人はどこが違うのか
持続力、集中力が高まる
特異な才能が光る
イメージやこだわりが鮮明になる
第4章 上達の方法論―中級者から上級者になるステップ
鳥瞰的認知を高める
理論的思考を身につける
精密に学ぶ
第5章 スランプの構造と対策
心理的・生理的飽和の場合
プラトーによるスランプ
スキーマと技能のギャップ
第6章 上級者になる特訓法
上級を極める10のステップ
おわりに
登録情報
- ASIN : B0085RJWV8
- 出版社 : PHP研究所 (2002/4/30)
- 発売日 : 2002/4/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2918 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 179ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,154位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 52位PHP新書
- - 668位心理学の読みもの
- - 684位心理学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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その評価基準として大いに役立つ。
自己の学習のマイルストーンとして、あるいは他者がどの程度の習熟度にあるかを判定するために使える。
暗誦、暗譜し模倣しろ、ノートをとって改善しろなどといった事が内容です。
しかし、なぜ暗誦が必要なのかなどを具体例を交えて解説しており、
結局基本が大事だという事を気付かせてくれます。
第3章までは、「上級者は疲労しにくい」「上級者は退屈しにくい」など、上級者の特徴を述べていますが、
退屈しにくいから上級者なのか、
上級者だから退屈しにくいのか、
というのはかなり眉唾な議論だと思います。
しかしながら、上級者はあくまで基礎を突き詰めた人だという事を示した事はこの本の功績だと思います。
勉強の勉強ばかりしていて先に進んでいない人に是非読んで欲しいです。
自分ができていなかったことや、これからの生き方を考える上で参考になりました。
将棋の例えや専門用語が多く、ややシンパシーを感じにくい項目があります。欲を言えばもっとわかりやすい種目で語ってほしかった。
物事の上達の仕組みを分かりやすく記述して頂けています。この一冊で完結するのではなく、同じようないろんな本と照らし合わせる事によって効果が出る本だと思います。
巻末の学校教育についての考察はなるほど、と思いました。
ものすごく基本的で当たり前のことが書いてあると感じましたが、自分の中で言語化していな部分に関してたくさん得るものがありました。
この著者の文章には熱があって読ませます。
しかしこの本の内容が心に響く方は、すでに”向上心の正しい使い方”を身をもって理解している方なのでは?と思います。
「上達の近道」を見つけようとしてる横着者が読むとがっかりするかもしれません。
「努力の仕方」を超合理的に解説した本。良書だった。
この本によれば、私はすでに「物書き」「バンマスとしてのギタリスト」「書き手/読み手としての英語使用者」としては上級者である。「日本語話者」としてはおそらく超上級に入る。
しかし、「プレイヤーとしてのギタリスト」「話し手/聞き手としての英語話者」としては中級であることがわかった。それは悲しいし、悔しい。
それもこれも、明確に「上級者と中級者はこうちがうのだよ」という解説がなされており、その論理が信じられる合理性を含んでいるからである。
それに、この本の中で言っていることは、何でもいいから1つのことを「上級者」になるまでやってきた人であれば、体でそれをわかっているはずだ。わかってない人はまだ(すくなくとも考え方は)中級者。
だから、上級者の人は「なるほどなるほど、つまりおれはこうやって努力してきたのだなー」と過去の自分の努力の方法を整理しなおすことで、さらに効率的な努力の方法を見つけられるかもしれない。
それに、中級者の人も、この本に書かれている「努力の方法」を実践すれば、上級への壁を突き破れるかもしれない。
ただ、完全な初級(これから初めて自発的に何かをやろうとしているが、それにまだ手をつけたことのない人)の人にこの本を読ませても、あまり意味がないと思う。「努力」というエネルギー概念がまず頭の中でイメージできないし、「努力することで『慣れ』が発生し、そのおかげで1つの物事に費やさねばならないエネルギーが抑えられる」等々のことを言われても「???」となるだろうからだ。
何かを上達したいなら、この本を読む前に、まずそれをやってみる。手をつけてみる。
とにかくがむしゃらにそれに力をぶちこんでみる。するとへとへとになるでしょう。
「あれ〜? どうしたらいいんだろう」そのときにこの本を読むと、たぶんめちゃくちゃ上達できる。
そんな感じです。まあ、「努力」をせずに上達したいなんぞというお汁粉頭の方は、この本を読もうがなにをしようが、上達しないと思いますが。著者も言ってますが、まず「努力してみる」をしないとだめです。
「やる気をださせてくれる本じゃないのかよ」と駄々をこねないでください。そういう「思考的に整理して行う努力」に向いていない人は、この本には書いていない、別の方法で上級を目指すべきです。
努力のやり方はいくらでもある。そのなかのベストなうちのひとつを解説しているのが、本書です。
これ買うならウメハラの勝ち続ける意志力かってほしい