主人公の心の中の葛藤がよく伝わり、引き込まれる素晴らしい作品でした。
好みはあると思いますが、なぜこんなに評価が低いのか不思議です。
自分の頭で理解できることしか受容できない人には、つまらない作品なのかもしれません。
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ブラックボックス ハードカバー – 2022/1/26
砂川 文次
(著)
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第166回芥川賞受賞作。
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。
自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より)
気鋭の実力派作家、新境地の傑作。
ずっと遠くに行きたかった。
今も行きたいと思っている。
自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。(本書より)
気鋭の実力派作家、新境地の傑作。
- 本の長さ170ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2022/1/26
- 寸法13.5 x 1.6 x 19.5 cm
- ISBN-10406527365X
- ISBN-13978-4065273654
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商品の説明
著者について
砂川 文次
1990年、大阪府生まれ。神奈川大学卒業。元自衛官。現在、地方公務員。2016年、「市街戦」で第121回文學界新人賞を受賞。他の著書に『戦場のレビヤタン』『臆病な都市』『小隊』がある。
1990年、大阪府生まれ。神奈川大学卒業。元自衛官。現在、地方公務員。2016年、「市街戦」で第121回文學界新人賞を受賞。他の著書に『戦場のレビヤタン』『臆病な都市』『小隊』がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2022/1/26)
- 発売日 : 2022/1/26
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 170ページ
- ISBN-10 : 406527365X
- ISBN-13 : 978-4065273654
- 寸法 : 13.5 x 1.6 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 234,720位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 21,266位文芸作品
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
3 星
この逼塞した社会において、孤独な青年が抱くゴールが視えない不安と恐怖
第166回芥川賞受賞作、おめでとうございます。 職を転々と替え、自転車で配送業務を請負う癇癪持ちのサクマという青年の話。 前半は自転車に興味がないと辛いなあ、俺がそうだよ。 専門誌を定期購読して海外からパーツを取り寄せ、数年掛かりでオリジナルを完成させた我が愚弟によれば、そちらこそが面白いみたい。 個人的には同居人の女の子円佳が出て来るあたりから、やっと本腰を入れて読めるようになった。 逮捕されてからの拘置所、刑務所の話が頗るリアル。 特殊詐欺犯は余罪が次々発覚するケースが多いから、両所を往復するなんて当たり前だけれど、言われてみれば「ああ、そうか」と、意外と気付かなかったな。 それにしても、いや~、今の20代後半の若い方々って、経済的にも精神的にも本当に大変そうなのだね。 それがひしひしと伝わって来て、取り敢えず自分が出来ることは将来ずっと年金を受給せず、酒を飲み煙草を吸い続け少しでも税金を納め続けることくらいかな。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月5日に日本でレビュー済み
何かの拍子に我慢が効かず頭が真っ白になって暴れだす人というのは社会の中には一定数います。主人公もその一人。しかしそれをどうやって矯正するのだろう?そもそも矯正など出来るのだろうか?少なくとも刑務所に収監するだけでは矯正できないだろう。彼は出所後には一般の職につくのだろう。以前と同じメッセンジャーかもしれない。しかしどこにいてもある日突然切れて暴れだすという危険性はゼロには出来ないではないか。かと言って一生刑務所に収監するわけにもいかない。
嘗て行われていたロボトミー手術を今更することも出来ない。一体どうすれば良いのだろう?という疑問だけが残った。
それにしても一番可哀想なのは円佳と生まれてくる赤ちゃん。
嘗て行われていたロボトミー手術を今更することも出来ない。一体どうすれば良いのだろう?という疑問だけが残った。
それにしても一番可哀想なのは円佳と生まれてくる赤ちゃん。
2022年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帯の文章(ずっと遠くに行きたかった〜)が気になり購入。
ロードバイク用語が理解できない等否定的なレビューも散見されたが
理解出来ずともこの作品の根幹を理解する事に何の問題もない。
個人的にこの作品はコロナが浮き彫りにしたものに焦点を当てていると感じた。
端的に言えば本来動物であるはずの人間とその人間が営んでいる社会の不合理さについて。
象徴的な一文がある。
「サクマには、目の前の一つ一つは明確であるにもかかわらず、自分で選び取ったジョブを積み重ねるとゴールではなく破綻が待ち構えているのが不思議でならなかった。-------この疑問が解消されることは、どうもなさそうな気がしている」
作中には変わらない日々を指して「ループ」という単語が頻繁に出てくる。
未来など考えず狩猟生活していた頃と違い、
我々は職業を選択して日々ループしながら生きているが、
この先にあるものが何かわからず多くの人間が不安を抱いていると思う。
主人公サクマは衝動的な人間で、暴力行為を働いて職場を転々としている。
ここだけだと感情移入出来そうにもないが、ただ「ループ」を抜け出したいとも考えている。
主人公に自分を重ねる人は意外と多いのではないか。
読んでみて欲しい。
ロードバイク用語が理解できない等否定的なレビューも散見されたが
理解出来ずともこの作品の根幹を理解する事に何の問題もない。
個人的にこの作品はコロナが浮き彫りにしたものに焦点を当てていると感じた。
端的に言えば本来動物であるはずの人間とその人間が営んでいる社会の不合理さについて。
象徴的な一文がある。
「サクマには、目の前の一つ一つは明確であるにもかかわらず、自分で選び取ったジョブを積み重ねるとゴールではなく破綻が待ち構えているのが不思議でならなかった。-------この疑問が解消されることは、どうもなさそうな気がしている」
作中には変わらない日々を指して「ループ」という単語が頻繁に出てくる。
未来など考えず狩猟生活していた頃と違い、
我々は職業を選択して日々ループしながら生きているが、
この先にあるものが何かわからず多くの人間が不安を抱いていると思う。
主人公サクマは衝動的な人間で、暴力行為を働いて職場を転々としている。
ここだけだと感情移入出来そうにもないが、ただ「ループ」を抜け出したいとも考えている。
主人公に自分を重ねる人は意外と多いのではないか。
読んでみて欲しい。
2022年1月20日に日本でレビュー済み
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言葉が飛んでいるだけです、だらだらと長い。
いわゆる負の人間(定職なし→税滞納→傷害→刑務所)を描いているのでしょうが、迫って来ません。
趣味のロードバイクをなんとか小説に無理やり押し込んで、負の人間を作り上げたような底の浅さを感じてしまいます。
特にロードバイクが好きでない読み手には、専門用語が頻繁に出てきて読みずらいだけです。もちろん、専門用語をわくわくしながら調べたくなるような魅力的な小説も数多くありますが。
いわゆる負の人間(定職なし→税滞納→傷害→刑務所)を描いているのでしょうが、迫って来ません。
趣味のロードバイクをなんとか小説に無理やり押し込んで、負の人間を作り上げたような底の浅さを感じてしまいます。
特にロードバイクが好きでない読み手には、専門用語が頻繁に出てきて読みずらいだけです。もちろん、専門用語をわくわくしながら調べたくなるような魅力的な小説も数多くありますが。
2023年2月11日に日本でレビュー済み
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前半の自転車便の描写は面白かったと思う。
いまひとつ解せないのは、主人公の人物造形と、それが招来する後半の展開。
こういう結末にした作者の意図がよくわからず、無理をしてでも意味を読み取るとしたら「貧しいから怒るのではなく、怒るから貧しくなるのだ」と言っているようにしか聞こえなかった。
ただ、作者自身はNHKのインタビューで「怒りは悪いものとして扱われていることが腑に落ちなかった(要約)」と語っているらしい。
しかし、だとするとラストはああはならないと思うのだが・・・という具合で、解せぬものが残ってしまった読後感だった。
いまひとつ解せないのは、主人公の人物造形と、それが招来する後半の展開。
こういう結末にした作者の意図がよくわからず、無理をしてでも意味を読み取るとしたら「貧しいから怒るのではなく、怒るから貧しくなるのだ」と言っているようにしか聞こえなかった。
ただ、作者自身はNHKのインタビューで「怒りは悪いものとして扱われていることが腑に落ちなかった(要約)」と語っているらしい。
しかし、だとするとラストはああはならないと思うのだが・・・という具合で、解せぬものが残ってしまった読後感だった。
2022年3月18日に日本でレビュー済み
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序盤は、生活環境や自転車の描写が稚拙だな、と感じたかな。でも、社会に上手く収まらない主人公を描く手法だろうし、社会と適度に交われない主人公のもどかしさに共感できた中盤からはスラスラ読めました。
たぶん、何事にも上手く適合でき、世の中に対し窮屈さを感じない人には、分からない苦行の世界かな。
自分もキレる心を持ち合わせてるので、若い頃は抑えるのが大変だったなーとか、今まで大事にならないでよかったなー、なんて過去を鑑みながら、主人公に感情移入できました。。
そして、このタイプの人間の生き方や苦労を、少し考えさせられましたね〜。
たぶん、何事にも上手く適合でき、世の中に対し窮屈さを感じない人には、分からない苦行の世界かな。
自分もキレる心を持ち合わせてるので、若い頃は抑えるのが大変だったなーとか、今まで大事にならないでよかったなー、なんて過去を鑑みながら、主人公に感情移入できました。。
そして、このタイプの人間の生き方や苦労を、少し考えさせられましたね〜。
2022年2月10日に日本でレビュー済み
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まず業務内容に関する説明が過多で、肝心な人間の描写が薄い。ある程度専門性のある仕事かもしれないが、それでもここまで説明臭くなってしまうと、ちょっとキツい。こういうのは小説ではなく、ノンフィクションのドキュメンタリーのほうが似合う。小説以外で代替不可能なものを探求するのが文学の役割の一つだと私は思う。