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ペスト (光文社古典新訳文庫) Kindle版
194*年4月、アルジェリアのオラン市に突如発生した死の伝染病ペスト。病床や埋葬地は不足、市境は封鎖され、人々は恋人や家族と離れた生活を強いられる。一方、リュー医師ら有志の市民は保健隊を結成し、事態の収拾に奔走するが……。不条理下の人間の心理や行動を恐るべき洞察力で描いた、ノーベル賞作家カミュの代表作。
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商品の説明
著者について
アルベール・カミュ Albert Camus
[1913-1960]仏領アルジェリア出身のフランスの作家。家庭の貧困や結核に苦しみながら、アルジェで大学までの教育を受ける。演劇活動や新聞社での仕事などを経て、1942年に人間存在と世界の不条理を主題として小説『異邦人』と哲学エッセー『シーシ ュポスの神話』を刊行。戦中・戦後はパリでレジスタンス的姿勢の新聞『コンバ』の編集に携わり戦争についての論説を発表した。1947年に小説『ペスト』で高い評価を得た後も、長篇『転落』、短篇集『追放と王国』、戯曲『戒厳令』『正義の人びと』、哲学エッセー『反抗的人間』などを発表し、1957年にノーベル文学賞を受賞した。1960年、自動車事故により46歳で死去。
中条省平 Chujo Shohei
1954年生まれ。学習院大学教授。フランス文学研究のほか、映画・文学・マンガ・ジャズ評論など多方面で活動。主著に『カミュ伝』『恋愛書簡術』『反=近代文学史』『フランス映画史の誘惑』。訳書に『狭き門』(ジッド)、『すべては消えゆく』(マンディアルグ)、『マダム・エドワルダ/目玉の話』(バタイユ)、『恐るべき子供たち』(コクトー、共訳)、『肉体の悪魔』(ラディゲ)、『花のノートルダム』(ジュネ)、『消しゴム』(ロブ=グリエ)、『にんじん』(ルナール)ほか多数。
[1913-1960]仏領アルジェリア出身のフランスの作家。家庭の貧困や結核に苦しみながら、アルジェで大学までの教育を受ける。演劇活動や新聞社での仕事などを経て、1942年に人間存在と世界の不条理を主題として小説『異邦人』と哲学エッセー『シーシ ュポスの神話』を刊行。戦中・戦後はパリでレジスタンス的姿勢の新聞『コンバ』の編集に携わり戦争についての論説を発表した。1947年に小説『ペスト』で高い評価を得た後も、長篇『転落』、短篇集『追放と王国』、戯曲『戒厳令』『正義の人びと』、哲学エッセー『反抗的人間』などを発表し、1957年にノーベル文学賞を受賞した。1960年、自動車事故により46歳で死去。
中条省平 Chujo Shohei
1954年生まれ。学習院大学教授。フランス文学研究のほか、映画・文学・マンガ・ジャズ評論など多方面で活動。主著に『カミュ伝』『恋愛書簡術』『反=近代文学史』『フランス映画史の誘惑』。訳書に『狭き門』(ジッド)、『すべては消えゆく』(マンディアルグ)、『マダム・エドワルダ/目玉の話』(バタイユ)、『恐るべき子供たち』(コクトー、共訳)、『肉体の悪魔』(ラディゲ)、『花のノートルダム』(ジュネ)、『消しゴム』(ロブ=グリエ)、『にんじん』(ルナール)ほか多数。
登録情報
- ASIN : B09F279HZG
- 出版社 : 光文社 (2021/9/14)
- 発売日 : 2021/9/14
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 948 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 388ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 23,809位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 7位フランスの小説・文芸
- - 19位フランス文学 (本)
- - 98位光文社古典新訳文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分は新潮文庫で読んだが、老眼の方とか、忙しい方にはこっちがオススメかも。
2022年10月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
NHKの番組で詳しく「ペスト」の内容を知りました。コロナ禍になり話題になった本ですが、翻訳が読みやすいからか、すんなり内容がはいってきます。Kindleでサンプルを読み、文庫本を購入しました。やはり本は紙がいいです。家の本が増え続けるのが、悩みの種ですが。。。
2021年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今となっては遥か昔に感じられるのであるが、昨年の春頃、新型コロナウイルス感染症がいよいよ流行し、緊急事態宣言が出され、会社への出社が禁じられ在宅勤務となり、まだどのような病気かもわからず、「この感染症で死ぬことがあるのではないか」と不安に怯え(実際に著名人が亡くなり)、家族のほかには殆ど人に会うこともなく、心細い日を送っていた。それは今考えると、まさしく「かくして、ペストが私たちオラン市民にもたらした最初の事態は、追放だった」(本書104頁)という感覚そのままだったと思う。
その在宅勤務中、カミュの「ペスト」が多くの人に読まれていることを知り、新潮文庫版を買い求め、その物語の静かで美しいことに心打たれ、そして慰められ、励まされた。また、NHKのEテレが「100分de名著」の「ペスト」の放送回を再放送してくれて、それも録画して熱心にみた(その「100分de名著」の解説を務めていたのが、この本の訳者の中条省平であった)。それにより、私のカミュ「ペスト」についての理解は随分深まった。
しかし、その一方で、私は新潮文庫の宮崎嶺雄訳が1969年刊と知って、「新訳で読みたい」と思ったのであった。というのは、村上春樹が、自ら翻訳したレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」(早川書房、2007年)の長い後書きのなかで、翻訳の耐用年数について書いていることを思いだしたからである。すなわち、「僕は翻訳というものは家屋にたとえるなら、二十五年でそろそろ補修にかかり、五十年で大きく改築する、あるいは新築する、というのがおおよその目安ではないかと常々考えている。(中略)五十年も経過すれば(たとえ途中でいくらかの補修があったにせよ)さすがに、選ばれた言葉や表現の古さがだんだん目につくようになってくる」(565頁)。宮崎訳は、刊行されてから、ちょうど50年の歳月が経っているのである。
実際、今年3月に角川文庫から出版された、ジョージ・オーウェル「1984」の田内志文による訳し下ろしを読んだが、これまでの訳ではhateを「憎悪」と訳してきたが、「ヘイト」という日本語が一般化してきたことを踏まえて、田内訳では「二分間ヘイト」や「ヘイト・ウィーク」という言葉が使われていて、これが新鮮で、違和感もない。古典を、その時代に息づいている言葉による翻訳で読むことは、新たなイメージを喚起し、新しい理解を生み出すと思う。であるから、カミュの「ペスト」についても新訳で読めば、また新たな感動があるかもしれないと考えていた。
幸いなことに、今年、岩波文庫と光文社古典新訳文庫から、それぞれ新訳が出版された。私は、どちらの新訳が優れているかを解説する能力はないし、また、カミュの「ペスト」のあらすじや、この作品にどのような現代的意義があるかは、訳者の中条省平の書いた「100分de名著 アルベール・カミュ 『ペスト』」(NHK出版、2018年6月号)や、この本の巻末、訳者による解説やあとがきを読めばよい。そして、私は、この小説の豊かさをまだ十分に汲み取れているとは言い難い。
だから、私がレビューする余地は少ないのだが、あえて私がこのレビューに書きたい第1のことは、この中条訳を読むことで、この小説の骨格がさらにすっきりと理解できた一方で、新訳であっても、この小説には難しい内容が含まれていて、わかりにくいところはわかりにくく、読み進めるのが難しいところは難しかった、という「発見」であった。勿論、中条訳は平易な文体であるし、そして本作りの工夫(注釈の見やすさ、主要登場人物の一覧が栞に書かれている)もあり、全体として読みやすいのだが、思想が前面に押し出される抽象的な部分の印象は、宮崎訳を読んだときと大きく変わらなかったような気がする。これは私の理解力のなさによるものだろうが、訳者あとがきを読んで、原文を翻訳する難しさによることもあるかもしれないとも思ったりもした。
そして、このレビューに書きたい第2のことは、昨春、初めて緊急事態宣言が発出され、このコロナがどれくらいの被害をもたらすかわからなく不安が高かったときに、この本は切実な存在だった。いまはその切実さは失われてしまったが、もう少し落ち着いて、この2年近くの日本社会の推移と照らし合わせて読めるということである。この小説には、未知の感染症に遭遇したときの社会やそこに住む人間の感情の有り様について、作家の想像力により描かれているが、今日になって読むと、現実の社会や人間像をそのまま描いたかのような作品であることを実感でき、カミュの想像力に瞠目するはずだ。
評価は「最優秀の作品」の☆5つとした。再読をすれば必ず新たな発見や気づきがあるし、未読の人には、是非一度触れてほしい本である。これは私の書いた28番目のレビューである。2021年9月28日読了。
その在宅勤務中、カミュの「ペスト」が多くの人に読まれていることを知り、新潮文庫版を買い求め、その物語の静かで美しいことに心打たれ、そして慰められ、励まされた。また、NHKのEテレが「100分de名著」の「ペスト」の放送回を再放送してくれて、それも録画して熱心にみた(その「100分de名著」の解説を務めていたのが、この本の訳者の中条省平であった)。それにより、私のカミュ「ペスト」についての理解は随分深まった。
しかし、その一方で、私は新潮文庫の宮崎嶺雄訳が1969年刊と知って、「新訳で読みたい」と思ったのであった。というのは、村上春樹が、自ら翻訳したレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」(早川書房、2007年)の長い後書きのなかで、翻訳の耐用年数について書いていることを思いだしたからである。すなわち、「僕は翻訳というものは家屋にたとえるなら、二十五年でそろそろ補修にかかり、五十年で大きく改築する、あるいは新築する、というのがおおよその目安ではないかと常々考えている。(中略)五十年も経過すれば(たとえ途中でいくらかの補修があったにせよ)さすがに、選ばれた言葉や表現の古さがだんだん目につくようになってくる」(565頁)。宮崎訳は、刊行されてから、ちょうど50年の歳月が経っているのである。
実際、今年3月に角川文庫から出版された、ジョージ・オーウェル「1984」の田内志文による訳し下ろしを読んだが、これまでの訳ではhateを「憎悪」と訳してきたが、「ヘイト」という日本語が一般化してきたことを踏まえて、田内訳では「二分間ヘイト」や「ヘイト・ウィーク」という言葉が使われていて、これが新鮮で、違和感もない。古典を、その時代に息づいている言葉による翻訳で読むことは、新たなイメージを喚起し、新しい理解を生み出すと思う。であるから、カミュの「ペスト」についても新訳で読めば、また新たな感動があるかもしれないと考えていた。
幸いなことに、今年、岩波文庫と光文社古典新訳文庫から、それぞれ新訳が出版された。私は、どちらの新訳が優れているかを解説する能力はないし、また、カミュの「ペスト」のあらすじや、この作品にどのような現代的意義があるかは、訳者の中条省平の書いた「100分de名著 アルベール・カミュ 『ペスト』」(NHK出版、2018年6月号)や、この本の巻末、訳者による解説やあとがきを読めばよい。そして、私は、この小説の豊かさをまだ十分に汲み取れているとは言い難い。
だから、私がレビューする余地は少ないのだが、あえて私がこのレビューに書きたい第1のことは、この中条訳を読むことで、この小説の骨格がさらにすっきりと理解できた一方で、新訳であっても、この小説には難しい内容が含まれていて、わかりにくいところはわかりにくく、読み進めるのが難しいところは難しかった、という「発見」であった。勿論、中条訳は平易な文体であるし、そして本作りの工夫(注釈の見やすさ、主要登場人物の一覧が栞に書かれている)もあり、全体として読みやすいのだが、思想が前面に押し出される抽象的な部分の印象は、宮崎訳を読んだときと大きく変わらなかったような気がする。これは私の理解力のなさによるものだろうが、訳者あとがきを読んで、原文を翻訳する難しさによることもあるかもしれないとも思ったりもした。
そして、このレビューに書きたい第2のことは、昨春、初めて緊急事態宣言が発出され、このコロナがどれくらいの被害をもたらすかわからなく不安が高かったときに、この本は切実な存在だった。いまはその切実さは失われてしまったが、もう少し落ち着いて、この2年近くの日本社会の推移と照らし合わせて読めるということである。この小説には、未知の感染症に遭遇したときの社会やそこに住む人間の感情の有り様について、作家の想像力により描かれているが、今日になって読むと、現実の社会や人間像をそのまま描いたかのような作品であることを実感でき、カミュの想像力に瞠目するはずだ。
評価は「最優秀の作品」の☆5つとした。再読をすれば必ず新たな発見や気づきがあるし、未読の人には、是非一度触れてほしい本である。これは私の書いた28番目のレビューである。2021年9月28日読了。
2021年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔の訳を何度も挫折しながら読んだのですが、さっぱりわからなかった。一番困ったのは、会話文が誰、どちらの発言かわからなかった事で、自分でも情けない限り。新訳が出ないかな、と思っていたところ2種出版され、こちらを選択しました。まだ読み終えてませんがいいです。読みやすいと理解しやすいですね。
2023年3月19日に日本でレビュー済み
194×年、アルジェリアのオランで奇妙な事件が起こった。
オランは平穏な町であり、住民は退屈していた。
はじめは、一匹のネズミの死であった。医師のリウーは診療室から出ようとして、階段口の真ん中で死んだネズミにつまずいた。その日、アパートの玄関で部屋の鍵を探していると、廊下でネズミが倒れて死んだ。
翌日、リウーが往診に行くと、通りで12匹もの死んだネズミを見た。
長い間病気だったリウーの妻は別のところで療養することになり、町を離れた。
そして日が経つにつれ、ネズミの死体は増えていく。1日に数百匹も見つかるのである。
さらに、人間の患者も出てくる。高熱が出て、リンパ腺が腫れ、脇腹に黒っぽい斑点が出ていた。この患者はその後、死亡した。
正体不明の熱病はオランの市民の間で広がっていく。これが伝染病だということは明らかであった。
カルテルという年輩の医師がリウーを訪ねてきて、この病気はペストだと言う。ペストはもう何年も前に消滅したはずなのだが……。
ペストは過去に1億人近い死者を出したはずだとリウーは思い出す。
犠牲者はだんだん増えていく。この事態を重く見た総督府はオランをロックダウンすることに決める。外部との手紙のやり取りは禁止され、電話まで制限されてしまった。食糧の補給も制限され、ガソリンは割当て制になった。
そして死者はどんどん増えていく。市民はハッカのドロップをなめたりして、何とか感染を予防しようとする。そこに、コロナ禍で右往左往した我々の姿が重なる。
本当に、色々な意味でコロナと重なってくるのである。
そして、物語はラストを迎える。現実の世界で、コロナは無事に終息するのだろうかなどと考えさせられた小説だった。
オランは平穏な町であり、住民は退屈していた。
はじめは、一匹のネズミの死であった。医師のリウーは診療室から出ようとして、階段口の真ん中で死んだネズミにつまずいた。その日、アパートの玄関で部屋の鍵を探していると、廊下でネズミが倒れて死んだ。
翌日、リウーが往診に行くと、通りで12匹もの死んだネズミを見た。
長い間病気だったリウーの妻は別のところで療養することになり、町を離れた。
そして日が経つにつれ、ネズミの死体は増えていく。1日に数百匹も見つかるのである。
さらに、人間の患者も出てくる。高熱が出て、リンパ腺が腫れ、脇腹に黒っぽい斑点が出ていた。この患者はその後、死亡した。
正体不明の熱病はオランの市民の間で広がっていく。これが伝染病だということは明らかであった。
カルテルという年輩の医師がリウーを訪ねてきて、この病気はペストだと言う。ペストはもう何年も前に消滅したはずなのだが……。
ペストは過去に1億人近い死者を出したはずだとリウーは思い出す。
犠牲者はだんだん増えていく。この事態を重く見た総督府はオランをロックダウンすることに決める。外部との手紙のやり取りは禁止され、電話まで制限されてしまった。食糧の補給も制限され、ガソリンは割当て制になった。
そして死者はどんどん増えていく。市民はハッカのドロップをなめたりして、何とか感染を予防しようとする。そこに、コロナ禍で右往左往した我々の姿が重なる。
本当に、色々な意味でコロナと重なってくるのである。
そして、物語はラストを迎える。現実の世界で、コロナは無事に終息するのだろうかなどと考えさせられた小説だった。
2023年1月26日に日本でレビュー済み
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不条理との関係で人間はどう行動するかそこに焦点が当てられている素晴らしい作品です。