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名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち: 「誰もが階段を上れる社会」の希望と葛藤 単行本 – 2018/10/31
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【日本の人事部「HRアワード」2019書籍部門優秀賞受賞!】
先日、関連法案が国会で承認された「働き方改革」。いろいろ議論はあるが、労働法制や雇用慣行をめぐり何らかの改革が必要なのは間違いないだろう。
その改革にあたり、新卒一括採用や年功序列に基づく賃金体系が合理的でない、あるいは欧米と比較し労働時間が長すぎるなどとして批判されることが多い。しかし、このような批判は「50年1日」と本書で著者は指摘する。このように長く続く日本型雇用には、欧米型と比較し欠点もある一方、「誰もが階段を上がる」、すなわち誰にも昇進の可能性が開かれていることによるメリットが労使双方にあるために改革が難しい。これが十分に理解されず、同じような議論が繰り返され続けてきた。
本書は、人事ジャーナリストとして最も著名と言ってよい海老原嗣生氏とそのパートナーの荻野進介氏が、良い面しか言及されないことが多い欧米型雇用の実態を示しつつ、日本型雇用をその成立過程から紐解き、この人事制度の強みはどこにあるのか、またバブルとその崩壊、グローバル化・少子高齢化などの経済・社会の激変の中で、どのような問題をはらむようになってきたのかを語る。
本書が特にユニークなのは、日本型雇用のさまざまな側面をテーマにする延べ17冊──歴史的名著から今日的な話題であるブラック企業や女性のキャリアの問題を扱った本まで──を、原著者への手紙形式で書評しながら論じ、さらにその手紙を読んだ著者たちの返信も掲載し、多様な見方を提示している点である。このような往復書簡という形式を取ることで、高度なテーマを扱っているパートでも、大変読みやすく、理解しやすい編集となっており、また、原著者らの日本の人事や社会への思いも伝わってくる。
2011年に発行された『日本人はどのように仕事をしてきたか』(中公新書ラクレ)を大幅増補改訂し、新たに4冊を取り上げた本書。海老原・荻野両氏の人事ジャーナリストとしての仕事の集大成であり、今、メディア等で頻繁に取り上げられるテーマも踏まえ日本型雇用のありようを理解し、変革への手がかりをつかむのに最適。
【本書で往復書簡を交わした識者たち】
ジェームス・アベグレン
山田雄一
楠田 丘
小池和男
伊丹敬之
大沢武志
野中郁次郎
島田晴雄
高橋俊介
太田隆次
清家篤
八代充史
八代尚宏
濱口桂一郎
今野晴貴
中野円佳
+
海老原嗣生
先日、関連法案が国会で承認された「働き方改革」。いろいろ議論はあるが、労働法制や雇用慣行をめぐり何らかの改革が必要なのは間違いないだろう。
その改革にあたり、新卒一括採用や年功序列に基づく賃金体系が合理的でない、あるいは欧米と比較し労働時間が長すぎるなどとして批判されることが多い。しかし、このような批判は「50年1日」と本書で著者は指摘する。このように長く続く日本型雇用には、欧米型と比較し欠点もある一方、「誰もが階段を上がる」、すなわち誰にも昇進の可能性が開かれていることによるメリットが労使双方にあるために改革が難しい。これが十分に理解されず、同じような議論が繰り返され続けてきた。
本書は、人事ジャーナリストとして最も著名と言ってよい海老原嗣生氏とそのパートナーの荻野進介氏が、良い面しか言及されないことが多い欧米型雇用の実態を示しつつ、日本型雇用をその成立過程から紐解き、この人事制度の強みはどこにあるのか、またバブルとその崩壊、グローバル化・少子高齢化などの経済・社会の激変の中で、どのような問題をはらむようになってきたのかを語る。
本書が特にユニークなのは、日本型雇用のさまざまな側面をテーマにする延べ17冊──歴史的名著から今日的な話題であるブラック企業や女性のキャリアの問題を扱った本まで──を、原著者への手紙形式で書評しながら論じ、さらにその手紙を読んだ著者たちの返信も掲載し、多様な見方を提示している点である。このような往復書簡という形式を取ることで、高度なテーマを扱っているパートでも、大変読みやすく、理解しやすい編集となっており、また、原著者らの日本の人事や社会への思いも伝わってくる。
2011年に発行された『日本人はどのように仕事をしてきたか』(中公新書ラクレ)を大幅増補改訂し、新たに4冊を取り上げた本書。海老原・荻野両氏の人事ジャーナリストとしての仕事の集大成であり、今、メディア等で頻繁に取り上げられるテーマも踏まえ日本型雇用のありようを理解し、変革への手がかりをつかむのに最適。
【本書で往復書簡を交わした識者たち】
ジェームス・アベグレン
山田雄一
楠田 丘
小池和男
伊丹敬之
大沢武志
野中郁次郎
島田晴雄
高橋俊介
太田隆次
清家篤
八代充史
八代尚宏
濱口桂一郎
今野晴貴
中野円佳
+
海老原嗣生
- 本の長さ360ページ
- 言語日本語
- 出版社白桃書房
- 発売日2018/10/31
- 寸法13.4 x 2.2 x 19.4 cm
- ISBN-104561227172
- ISBN-13978-4561227175
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対象商品: 名著17冊の著者との往復書簡で読み解く 人事の成り立ち: 「誰もが階段を上れる社会」の希望と葛藤
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ私たちの働き方は変わらないのか?見過ごされてきた日本型の長所、欧米型の欠点とは?日本型雇用の強みと課題を、戦後から平成という時間軸と欧米との比較から描き出す。日本型の良い部分を活かし、これからの働き方を考える!
著者について
海老原 嗣生
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。
1964年、東京生まれ、大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて「Works」編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク─ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル。
主な著書に、『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』(イースト・プレス)、『雇用の常識「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(小学館文庫)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『女子のキャリア』(ちくまプリマー新書)、『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』『経済ってこうなってるんだ教室』(ともにプレジデント社)など。
荻野進介
1966年、埼玉県生まれ、89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社に入社。2001年リクルートに移り、リクルートワークス研究所にて人事専門誌『Works』編集に携わる。その後、ニッチモに所属しながら、フリーの文筆家・編集者として活動。著書に『サバイバル副業術』(ソフトバンク新書)、『史上最大の決断』(共著、ダイヤモンド社)、『ダブルキャリア 新しい生き方の提案』(共著、NHK出版生活人新書)など。
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。
1964年、東京生まれ、大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて「Works」編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク─ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル。
主な著書に、『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』(イースト・プレス)、『雇用の常識「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(小学館文庫)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『女子のキャリア』(ちくまプリマー新書)、『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』『経済ってこうなってるんだ教室』(ともにプレジデント社)など。
荻野進介
1966年、埼玉県生まれ、89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社に入社。2001年リクルートに移り、リクルートワークス研究所にて人事専門誌『Works』編集に携わる。その後、ニッチモに所属しながら、フリーの文筆家・編集者として活動。著書に『サバイバル副業術』(ソフトバンク新書)、『史上最大の決断』(共著、ダイヤモンド社)、『ダブルキャリア 新しい生き方の提案』(共著、NHK出版生活人新書)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
海老原/嗣生
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。1964年、東京生まれ、大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル
荻野/進介
1966年、埼玉県生まれ、89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社に入社。2001年リクルートに移り、リクルートワークス研究所にて人事専門誌『Works』編集に携わる。その後、ニッチモに所属しながら、フリーの文筆家・編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。1964年、東京生まれ、大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク―ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル
荻野/進介
1966年、埼玉県生まれ、89年一橋大学法学部を卒業し、PR会社に入社。2001年リクルートに移り、リクルートワークス研究所にて人事専門誌『Works』編集に携わる。その後、ニッチモに所属しながら、フリーの文筆家・編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 白桃書房 (2018/10/31)
- 発売日 : 2018/10/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 360ページ
- ISBN-10 : 4561227172
- ISBN-13 : 978-4561227175
- 寸法 : 13.4 x 2.2 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,866位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 237位人事・労務管理 (本)
- - 684位マネジメント・人材管理
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人事制度や人事部の仕事について、歴史的に遡って紐解いたり、様々な学説に目配せをしたり、基本からじっくり考えてみたい人にオススメ。
2018年11月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いわゆるHR(human relations)業界、人事雇用界の専門書である。
序章「日本型雇用の本質とは何か?」に始まり、第一章「黎明期」から第六章の「不整合期」に至るまでの「日本の、主に大企業における人事の成り立ち」の経過をおさらいする流れとなっている。歴史という時間軸に沿って、二人の著者が厳選した17冊を読み解きながら。また、現在からそれぞれの著者へ直接質問を投げかけ、返信という形でそれに答えてもらっている。
そういった本書の構成により、流動的に、その時代にかなったやり方で、変化してきた部分とそうでない部分を浮かび上がらせることに成功していると思う。
取り上げられた何冊かの多くには、海老原嗣生・荻野進介両氏の過去の著作を読んだことがある人ならば、そのバックグラウンド、源流を感じ取ることができるだろう。ビートルズにとってのリトル・リチャード、チャック・ベリー、エディ・コクラン、アイズレー・ブラザーズのような存在かもしれない。
ビートルズから遡って聴いたように、もっと深く知りたいと思うなら、これらの原書へも遡って読み返す必要があるだろう。それからまた本書へ戻ってくれば良い。
そういう意味で、HR業界にとって現在を識る指南書であり、今後の基準となるスタンダードな書籍となることだろう。
序章「日本型雇用の本質とは何か?」に始まり、第一章「黎明期」から第六章の「不整合期」に至るまでの「日本の、主に大企業における人事の成り立ち」の経過をおさらいする流れとなっている。歴史という時間軸に沿って、二人の著者が厳選した17冊を読み解きながら。また、現在からそれぞれの著者へ直接質問を投げかけ、返信という形でそれに答えてもらっている。
そういった本書の構成により、流動的に、その時代にかなったやり方で、変化してきた部分とそうでない部分を浮かび上がらせることに成功していると思う。
取り上げられた何冊かの多くには、海老原嗣生・荻野進介両氏の過去の著作を読んだことがある人ならば、そのバックグラウンド、源流を感じ取ることができるだろう。ビートルズにとってのリトル・リチャード、チャック・ベリー、エディ・コクラン、アイズレー・ブラザーズのような存在かもしれない。
ビートルズから遡って聴いたように、もっと深く知りたいと思うなら、これらの原書へも遡って読み返す必要があるだろう。それからまた本書へ戻ってくれば良い。
そういう意味で、HR業界にとって現在を識る指南書であり、今後の基準となるスタンダードな書籍となることだろう。
2020年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人事の歴史を概観できる好著であると同時に著者の想いや誠実さが伝わってくる。受賞も当然でしょうね
2019年3月1日に日本でレビュー済み
「誰もが階段を上れる社会」「青空の見える労務管理」を作り上げた日本
の人事。しかし、それが明らかに維持できない曲り角に来ている。さて、
これからどうすべきか。働き方改革が叫ばれ、同様に人事諸制度の整備も
叫ばれる中、ジョブ型かメンバーシップ型か、新卒採用の是非はというよ
うな単純な白黒論が横行している。本当にそんな単純に割り切れるのか。
割切れるものならば、とっくにそうしているのではないか。そういう葛藤
に対して、人事関連の良書17冊から、日本に於ける人事の来し方を明らか
にし、今後の希望を探り出そうというのが本書の試みだ。はっきりいえば、
人事労務については、どういった制度でも一長一短がつきものだというこ
とだ。他所がやるから、自分もやるではダメだと言うこと。人事部門には、
そうした意思を持ち、自社が目指す方向性を見定めて、その方向性に沿っ
た施策を考えつくすことが肝要だと考える。
著者の二人は、人事・雇用関係のジャーナリストとして、しっかりと現場
の実情を捉え、丹念に伝えてくれてることに大変好感が持てる。人事部門
の人間からすれば、これからの時代を作るためのエールにも捉えられる。
の人事。しかし、それが明らかに維持できない曲り角に来ている。さて、
これからどうすべきか。働き方改革が叫ばれ、同様に人事諸制度の整備も
叫ばれる中、ジョブ型かメンバーシップ型か、新卒採用の是非はというよ
うな単純な白黒論が横行している。本当にそんな単純に割り切れるのか。
割切れるものならば、とっくにそうしているのではないか。そういう葛藤
に対して、人事関連の良書17冊から、日本に於ける人事の来し方を明らか
にし、今後の希望を探り出そうというのが本書の試みだ。はっきりいえば、
人事労務については、どういった制度でも一長一短がつきものだというこ
とだ。他所がやるから、自分もやるではダメだと言うこと。人事部門には、
そうした意思を持ち、自社が目指す方向性を見定めて、その方向性に沿っ
た施策を考えつくすことが肝要だと考える。
著者の二人は、人事・雇用関係のジャーナリストとして、しっかりと現場
の実情を捉え、丹念に伝えてくれてることに大変好感が持てる。人事部門
の人間からすれば、これからの時代を作るためのエールにも捉えられる。
2019年2月13日に日本でレビュー済み
HR業界向けというより、新しく人事になった人、また学生向けに、日本の過去の人事管理にまつわる変遷を紹介した一般向けの本と捉えた。往復書簡ではもっとクリティカルなやり取りを期待していたのだが、質問ー短い答え、の一巡で終わってしまっているのが残念。また特に研究者の著書の紹介では、背景にある大きな体系が感じられなかったのは残念。もちろん対象は大きな規模の企業の話であり、日本のほとんどを占める人事総務を数人でまわしているような中小企業は初めから議論の外だ(いつでもそうだが)。
それにしても日本vs欧米という紋切形の図式はどうにかならないものか?欧だって例えば独仏でかなり違うし(英は欧ではない)。
ちなみに日本にある欧米の外資企業でも、特に規模が200人程度以下の人事部のトップは、日本企業の人事とあまり変わらない半分素人レベルの経験スキルしか持ち合わせていないことが多い。これは会社にはわからないし、転職斡旋業者は人を動かさないと商売にならないからなのか、そんな人でも薦めてしまうのだろうか?というか、そういう人しか市場に出てこないんだろうな(日英語をある程度のレベルで使えるパイから選ばないといけないという理由もあるのか)。そんな外資系人事にも自分の仕事をこの国の文脈に位置付けようとする際には為にはお勧めできる本だと思う。
野心的すぎて、ちょっとカタログ的な表面的なかつ雑多になりすぎた感じだが、雑誌を作る人くらいしかやらない試みなので、これはこれで面白いと思う。
それにしても日本vs欧米という紋切形の図式はどうにかならないものか?欧だって例えば独仏でかなり違うし(英は欧ではない)。
ちなみに日本にある欧米の外資企業でも、特に規模が200人程度以下の人事部のトップは、日本企業の人事とあまり変わらない半分素人レベルの経験スキルしか持ち合わせていないことが多い。これは会社にはわからないし、転職斡旋業者は人を動かさないと商売にならないからなのか、そんな人でも薦めてしまうのだろうか?というか、そういう人しか市場に出てこないんだろうな(日英語をある程度のレベルで使えるパイから選ばないといけないという理由もあるのか)。そんな外資系人事にも自分の仕事をこの国の文脈に位置付けようとする際には為にはお勧めできる本だと思う。
野心的すぎて、ちょっとカタログ的な表面的なかつ雑多になりすぎた感じだが、雑誌を作る人くらいしかやらない試みなので、これはこれで面白いと思う。
2020年9月11日に日本でレビュー済み
切り口、視点、内容、どのポイントからみても、素晴らしい価値のある本。人事にかかわるなら、この本を7回読んだほうがいい。
2018年11月23日に日本でレビュー済み
日本企業の人事制度は戦後、景気や世論、政策などの影響を受けながら揺らぎ続けてきた。しかし一見すると脈絡のない制度の変遷も、一つの切り口、一本の軸でみると、その理由、必然性が読み取れる。
本書で取りあげられている名著、17冊は、いわば人事制度の変遷を際だたせる座標軸のようなものだ。
地道な作業を積み重ね、価値ある一冊にまとめ上げた著者の努力と筆力に敬意を表したい。
本書で取りあげられている名著、17冊は、いわば人事制度の変遷を際だたせる座標軸のようなものだ。
地道な作業を積み重ね、価値ある一冊にまとめ上げた著者の努力と筆力に敬意を表したい。