幸運にもジャパン・ナショナル・オーケストラ・コンサートツアー2024を拝聴する機会に恵まれ、そういえばと本書の存在を思い出し手に取りました。
結論から言えば、これまで記事や番組等で断片として語られてきた "反田恭平の歩み" を、ひと繋ぎに凝縮した総まとめ本と言って良いのかなと思います。
ただ、本書の価値を高めている1つは、ネット記事を読み漁っても詳細まで知り得なかったロシア留学時代で、ここには渡露からの顛末、ロシアという国の生活感や治安のみならず、モスクワ音楽院の授業料、予備科から本科への試験内容や点数までも赤裸々に記されており、ここだけでも一読の価値があると感じました。
また、小林愛実さん、務川慧悟さんについても、2人に抱いた尊敬や畏怖の念が、反田氏自身の言葉で正直に語られており、興味深く楽しく拝読させて頂きました。
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終止符のない人生 (幻冬舎単行本) Kindle版
夢を叶えた瞬間からすべてが始まる
日本人として51年ぶりのショパン国際ピアノコンクール2位の快挙、自身のレーベル設立、日本初“株式会社"オーケストラの結成、クラシック界のDX化
脚光を浴びる若き天才は次代の革命家でもあったーー
いま世界が注目する音楽家の軌跡と未来
■序章 冠を獲りに行く
■第1章 ピアニスト反田恭平誕生
■第2章 いざ、世界へ
■第3章 人生を変えるショパンコンクール
■第4章 僕が世界で2位を獲れた理由
■第5章 音楽で食べていく方法
■第6章 音楽の未来
■第7章 僕を支えた天才たち
■おわりに
日本人として51年ぶりのショパン国際ピアノコンクール2位の快挙、自身のレーベル設立、日本初“株式会社"オーケストラの結成、クラシック界のDX化
脚光を浴びる若き天才は次代の革命家でもあったーー
いま世界が注目する音楽家の軌跡と未来
■序章 冠を獲りに行く
■第1章 ピアニスト反田恭平誕生
■第2章 いざ、世界へ
■第3章 人生を変えるショパンコンクール
■第4章 僕が世界で2位を獲れた理由
■第5章 音楽で食べていく方法
■第6章 音楽の未来
■第7章 僕を支えた天才たち
■おわりに
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2022/7/21
- ファイルサイズ2936 KB
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商品の説明
著者について
1994年9月1日、北海道札幌市生まれ。ピアニスト、指揮者。2012年、高校在学中に日本音楽コンクールで第1位に入賞。2014年、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院に首席で入学。2015年、イタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノ協奏曲コンクール」古典派部門で優勝を果たす。2016年1月のデビューリサイタルでは、2000席のサントリーホールでチケットを完売。2017年より、ポーランドのフレデリック・ショパン国立音楽大学(旧ワルシャワ音楽院)に在籍。2021年10月、第18回ショパン国際ピアノコンクールで第2位に輝く。2023年以降はミュンヘン・カナダ他、新しい地域でのデビューが控えている。オンラインサロン「Solistiade」を主宰し、奈良を拠点にジャパン・ナショナル・オーケストラ株式会社を運営するなど、多彩な活動を展開している。
登録情報
- ASIN : B0B4ZYM17Y
- 出版社 : 幻冬舎 (2022/7/21)
- 発売日 : 2022/7/21
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2936 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 179ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 133,309位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 731位音楽 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
5 星
希少なロシア留学時代の波乱万丈な顛末
幸運にもジャパン・ナショナル・オーケストラ・コンサートツアー2024を拝聴する機会に恵まれ、そういえばと本書の存在を思い出し手に取りました。結論から言えば、これまで記事や番組等で断片として語られてきた "反田恭平の歩み" を、ひと繋ぎに凝縮した総まとめ本と言って良いのかなと思います。ただ、本書の価値を高めている1つは、ネット記事を読み漁っても詳細まで知り得なかったロシア留学時代で、ここには渡露からの顛末、ロシアという国の生活感や治安のみならず、モスクワ音楽院の授業料、予備科から本科への試験内容や点数までも赤裸々に記されており、ここだけでも一読の価値があると感じました。また、小林愛実さん、務川慧悟さんについても、2人に抱いた尊敬や畏怖の念が、反田氏自身の言葉で正直に語られており、興味深く楽しく拝読させて頂きました。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幸運にもジャパン・ナショナル・オーケストラ・コンサートツアー2024を拝聴する機会に恵まれ、そういえばと本書の存在を思い出し手に取りました。
結論から言えば、これまで記事や番組等で断片として語られてきた "反田恭平の歩み" を、ひと繋ぎに凝縮した総まとめ本と言って良いのかなと思います。
ただ、本書の価値を高めている1つは、ネット記事を読み漁っても詳細まで知り得なかったロシア留学時代で、ここには渡露からの顛末、ロシアという国の生活感や治安のみならず、モスクワ音楽院の授業料、予備科から本科への試験内容や点数までも赤裸々に記されており、ここだけでも一読の価値があると感じました。
また、小林愛実さん、務川慧悟さんについても、2人に抱いた尊敬や畏怖の念が、反田氏自身の言葉で正直に語られており、興味深く楽しく拝読させて頂きました。
結論から言えば、これまで記事や番組等で断片として語られてきた "反田恭平の歩み" を、ひと繋ぎに凝縮した総まとめ本と言って良いのかなと思います。
ただ、本書の価値を高めている1つは、ネット記事を読み漁っても詳細まで知り得なかったロシア留学時代で、ここには渡露からの顛末、ロシアという国の生活感や治安のみならず、モスクワ音楽院の授業料、予備科から本科への試験内容や点数までも赤裸々に記されており、ここだけでも一読の価値があると感じました。
また、小林愛実さん、務川慧悟さんについても、2人に抱いた尊敬や畏怖の念が、反田氏自身の言葉で正直に語られており、興味深く楽しく拝読させて頂きました。
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2023年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても読みやすく分かりやすい。
反田さんの熱意がよく伝わってきました。
反田さんの熱意がよく伝わってきました。
2024年3月15日に日本でレビュー済み
驚くほど読みやすい文体にびっくり!
読むのが遅い私が
あっという間に読み終えてしまった。
本人の文才なのか
編集者の手腕なのかわからないが、
こんなに流れるような文章を見るのも珍しい。
ショパン国際ピアノコンクールに至るまでの物語は
実体験に基づいているので
ものすごく面白い。
スリルのあるエピソードに事欠かない。
一方で将来やりたいことは
体験談として書けるはずがないので、
前半の実体験と比べると、
自分史のストーリーとしては
どうしても厚みが薄くなってしまう。
ここは高速で読めました。
ピアノが好きな方、
ピアノを弾く方ともに
ショパンは憧れの作曲家の一人だろうし、
ショパン国際ピアノコンクールにも興味があるだろう。
檜舞台に立つアーティストの心理や行動は
ショパンファンじゃなくても
面白いと思うに違いない。
プロではないけれど
私ももっとピアノ弾かなきゃ!
と久しぶりに思わされた
爽快な本でした。
読むのが遅い私が
あっという間に読み終えてしまった。
本人の文才なのか
編集者の手腕なのかわからないが、
こんなに流れるような文章を見るのも珍しい。
ショパン国際ピアノコンクールに至るまでの物語は
実体験に基づいているので
ものすごく面白い。
スリルのあるエピソードに事欠かない。
一方で将来やりたいことは
体験談として書けるはずがないので、
前半の実体験と比べると、
自分史のストーリーとしては
どうしても厚みが薄くなってしまう。
ここは高速で読めました。
ピアノが好きな方、
ピアノを弾く方ともに
ショパンは憧れの作曲家の一人だろうし、
ショパン国際ピアノコンクールにも興味があるだろう。
檜舞台に立つアーティストの心理や行動は
ショパンファンじゃなくても
面白いと思うに違いない。
プロではないけれど
私ももっとピアノ弾かなきゃ!
と久しぶりに思わされた
爽快な本でした。
2023年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私もピアノ演奏者なのですが、若い反田さんから大変勉強させていただきました。読みやすいので一挙に読んでしまいました。購入して本当に良かったです。沢山の方々に読んでほしい本です。
2023年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気になっている人物のこれまでの自伝的なものが書かれたものだったが、内容的にはまだまだかと思った。その点ちょっと残念でした。
2023年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わたしは音楽に詳しくないし、ショパンの曲もよく知らないのですが、すごくピアノが聴きたくなりました。
反田さん、そして音楽家の方々を応援したい、コンサート会場に足を運びたいと思わされました。
反田さん、そして音楽家の方々を応援したい、コンサート会場に足を運びたいと思わされました。
2022年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読者の大半はショパンコンクールでの反田恭平の、意外過ぎる素顔に驚くだろうが、そこは本書のクライマックスなので、一切ネタバレしないことにする。
私が、まだ10代の頃のショパコン優勝はクリスティアン・ツィメルマンだったから、もう四十年以上前か…
その頃はアルゲリッチやポリーニ、アシュケナージで、本当にショパンをよく聴いたものだが、なぜかマーラーやブルックナー、20世紀音楽や指揮者に凝ったリスナーになってしまい、ベレゾフスキーから後は歴代優勝者がわからない。
なので、これからYou Tubeと本書を突き合わせてコンクールについて、勉強しないといけないから、語る資格もない…
転勤族の腕白坊主だった処は、自分とそっくりで親近感がいや増すし、その後の音楽高校でのヤンキーぶりは、思わず珈琲を吹いたww
ロシア留学の爆裂エピソード集も抱腹絶倒であるだけでなく、あたかも冷戦終結間際、ソ連衰退期の優れた1次資料でもある、中村紘子の「チャイコフスキー・コンクール」を彷彿とさせる。
ここまでだけでも、小澤征爾、岩城宏之、中村紘子のエッセイ並みの読み応えがあり、後半と分けて上下2巻読みたくなった。
だが本書の真骨頂は実に、後半のクラシック界と6G以降のテクノロジービジネス展開の、遠大な構想力にある。
ショパコンや、それ以前のTV出演から反田恭平のファンの反応が、やや気掛かりになるのは、反田が指揮者志望を隠そうとしないことだろう…
指揮者でピアニストの憧れとして、バーンスタインやプレトニョフ、チョン・ミュンフンが列記されるが、作曲に関して不思議と全く言及がないので、バーンスタインのタイプにはならないだろう。
反田が特に20世紀後半の現代音楽には、一言も触れず、久石譲や乃木坂46のビジネスモデルに言及し、テクノロジーとクラシック音楽普及や視聴について、熱く語るのを読んで、私はどうしても、帝王カラヤンを想起したくなる自分を抑えられなくなった…
カラヤンの修行時代は日本のほぼ大正から昭和初期の、所謂大正デモクラシーの時代に相当するが、スペイン風邪のパンデミックがあった100年前と、新型コロナ禍の令和2020年代の現代は、それ以外にも驚くほど共通点が多い。
第一次世界大戦末期、ロシア革命勃発と現代の対ウクライナ侵略。
ドイツとの先行停戦、ドイツの敗戦、天文学的な賠償金を課し第二次世界大戦の遠因を作ったヴェルサイユ条約と、現代のNATO拡大。
スペイン風邪と新型コロナ禍。
101年前、1921年原敬暗殺事件と先日の、安倍元総理暗殺…
原敬暗殺事件の2年後はワシントン海軍軍縮条約で日英同盟が潰え、関東大震災が起きた。
地震はいつの時代、日本の何処にいても必ず誰かが遭遇する天災だが、自分が1つだけ100年前と違って、安心しているのは、日米同盟を日英同盟の如く、簡単に切る気配すら無いことだ。
ブリンケン国務長官は急遽、帰国の予定を変更し、故・安倍元総理に対する心からの追悼、日本人に向けて励ましのメッセージを伝えるため来日し、岸田総理を表敬訪問した。
バイデン大統領は、弔辞で安倍総理を日米同盟の庇護者と述べたから、少なくとも来年、再来年ではなく、ここ30年同盟は保つだろう。(それから先は30年後の人が考えるが、恐らく同じ戦略的選択をする)
それがなくとも、1920年代の狂奔と30年代の大恐慌と全体主義の台頭をなぞる動きを、中露は既にしている…
反田恭平の言う未来の音楽ビジネスの最低条件は、安全と繁栄だ。
カラヤンが音楽ビジネスに邁進するのは、ドイツが第二次世界大戦で破れ、2度とアングロサクソンに刃向かわなくなってからである。
100年前、ラジオ放送や電気録音が始まった頃、今のN響の前身の新交響楽団が発足した。
さらに10年経て、プロ野球や実力制将棋名人戦や囲碁本因坊戦も始まり、戦争で中止にならなければ、1940年東京五輪からTV中継がスタートする筈だった。
五輪が終われば当然、双葉山や沢村栄治やスタルヒンがお茶の間を賑わせ、世の中にエンターテイメントが満ち溢れ、N響の録画も数十年早く実現していたに違いない。
なにか歴史の妄想ばかりしているみたいだが、ポストスペイン風邪の両大戦間期と、新型コロナ終息後の2020年代は、至る処、歴史アナロジーだらけであり、その歴史の陥穽を注意深く避け得れば、反田恭平の思い描く、近未来のテクノロジーと伝統藝術とサブカルチャーの幸福な融合は、決して夢物語ではない。
私が、まだ10代の頃のショパコン優勝はクリスティアン・ツィメルマンだったから、もう四十年以上前か…
その頃はアルゲリッチやポリーニ、アシュケナージで、本当にショパンをよく聴いたものだが、なぜかマーラーやブルックナー、20世紀音楽や指揮者に凝ったリスナーになってしまい、ベレゾフスキーから後は歴代優勝者がわからない。
なので、これからYou Tubeと本書を突き合わせてコンクールについて、勉強しないといけないから、語る資格もない…
転勤族の腕白坊主だった処は、自分とそっくりで親近感がいや増すし、その後の音楽高校でのヤンキーぶりは、思わず珈琲を吹いたww
ロシア留学の爆裂エピソード集も抱腹絶倒であるだけでなく、あたかも冷戦終結間際、ソ連衰退期の優れた1次資料でもある、中村紘子の「チャイコフスキー・コンクール」を彷彿とさせる。
ここまでだけでも、小澤征爾、岩城宏之、中村紘子のエッセイ並みの読み応えがあり、後半と分けて上下2巻読みたくなった。
だが本書の真骨頂は実に、後半のクラシック界と6G以降のテクノロジービジネス展開の、遠大な構想力にある。
ショパコンや、それ以前のTV出演から反田恭平のファンの反応が、やや気掛かりになるのは、反田が指揮者志望を隠そうとしないことだろう…
指揮者でピアニストの憧れとして、バーンスタインやプレトニョフ、チョン・ミュンフンが列記されるが、作曲に関して不思議と全く言及がないので、バーンスタインのタイプにはならないだろう。
反田が特に20世紀後半の現代音楽には、一言も触れず、久石譲や乃木坂46のビジネスモデルに言及し、テクノロジーとクラシック音楽普及や視聴について、熱く語るのを読んで、私はどうしても、帝王カラヤンを想起したくなる自分を抑えられなくなった…
カラヤンの修行時代は日本のほぼ大正から昭和初期の、所謂大正デモクラシーの時代に相当するが、スペイン風邪のパンデミックがあった100年前と、新型コロナ禍の令和2020年代の現代は、それ以外にも驚くほど共通点が多い。
第一次世界大戦末期、ロシア革命勃発と現代の対ウクライナ侵略。
ドイツとの先行停戦、ドイツの敗戦、天文学的な賠償金を課し第二次世界大戦の遠因を作ったヴェルサイユ条約と、現代のNATO拡大。
スペイン風邪と新型コロナ禍。
101年前、1921年原敬暗殺事件と先日の、安倍元総理暗殺…
原敬暗殺事件の2年後はワシントン海軍軍縮条約で日英同盟が潰え、関東大震災が起きた。
地震はいつの時代、日本の何処にいても必ず誰かが遭遇する天災だが、自分が1つだけ100年前と違って、安心しているのは、日米同盟を日英同盟の如く、簡単に切る気配すら無いことだ。
ブリンケン国務長官は急遽、帰国の予定を変更し、故・安倍元総理に対する心からの追悼、日本人に向けて励ましのメッセージを伝えるため来日し、岸田総理を表敬訪問した。
バイデン大統領は、弔辞で安倍総理を日米同盟の庇護者と述べたから、少なくとも来年、再来年ではなく、ここ30年同盟は保つだろう。(それから先は30年後の人が考えるが、恐らく同じ戦略的選択をする)
それがなくとも、1920年代の狂奔と30年代の大恐慌と全体主義の台頭をなぞる動きを、中露は既にしている…
反田恭平の言う未来の音楽ビジネスの最低条件は、安全と繁栄だ。
カラヤンが音楽ビジネスに邁進するのは、ドイツが第二次世界大戦で破れ、2度とアングロサクソンに刃向かわなくなってからである。
100年前、ラジオ放送や電気録音が始まった頃、今のN響の前身の新交響楽団が発足した。
さらに10年経て、プロ野球や実力制将棋名人戦や囲碁本因坊戦も始まり、戦争で中止にならなければ、1940年東京五輪からTV中継がスタートする筈だった。
五輪が終われば当然、双葉山や沢村栄治やスタルヒンがお茶の間を賑わせ、世の中にエンターテイメントが満ち溢れ、N響の録画も数十年早く実現していたに違いない。
なにか歴史の妄想ばかりしているみたいだが、ポストスペイン風邪の両大戦間期と、新型コロナ終息後の2020年代は、至る処、歴史アナロジーだらけであり、その歴史の陥穽を注意深く避け得れば、反田恭平の思い描く、近未来のテクノロジーと伝統藝術とサブカルチャーの幸福な融合は、決して夢物語ではない。