意外なことにと言ったら失礼かもしれませんが、いたって真面目な本でした。
特に若いカップルは参考になることが多いのではないかと思いました。
自分はシニアと言われる年代に入って来てなかなか体が思うように行かなくなり、いきおいゆっくり時間をかけるようになりました。まあこの年になってギンギンでも逆に引くしな、と自分は冷静だし、パートナーも別にそれで問題ないみたいです。お互い年を取ったということでしょう。
ただ営みの形が変わったとたんに、男性である私の方が、これまでは思いもよらなかったような体験をいくつかすることになり、不思議に思って調べていたら徳永氏の著作に行き着きました。
あまり個人的すぎるのでここには書けませんが、それは、この本に書かれていることの萌芽のようなものだったり、徳永氏の言ってることが正しければ理論上そういうこともありえるのかな、というものだったりしました。
なので本を読むきっかけになった知的好奇心は十分満たされたと思います。
冒頭の『若い人たちこそ』というのは、若いうちから「果てたら終了」ではない世界があることを知り、経験していくことで、人生の幸せの総量をもっと増やすことができるのではないかなあ、と思った次第です。
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