とくしまるに興味があり購入しました。
とても読みやすいし、参考になりました。
仕事の内容も詳しく書いてあるし、色々な考え方、やり方、お客様とのやりとりなど、参考になりました。
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ザッソー・ベンチャー 移動スーパーとくし丸のキセキ 単行本 – 2018/8/10
住友 達也
(著)
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購入オプションとあわせ買い
2012年、社員数3人ではじめた会社が、2018年6月現在月販6億に。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。
お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい! !
その思いから、実際に自分たちで町を歩き、ピンポンしながら一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組みを作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常です。
現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。
組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー、そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。
AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。
【本文より】
なぜ「移動スーパー」に至ったのか? それには、こんな理由がある。
今、スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由している人たちが増えている。いわゆる「買い物難民」と呼ばれる人たちだ。
経産省の統計では、その数、全国に約600万人。もちろん高齢者比率の高い徳島でも6万人以上と言われている。
では、その方たちは日々どうやって暮らしているか?
「食べるものを買うのは、いつもコンビニ。だから生鮮食品はあまり口にしない」
「たまに近所に住む娘に頼んで、車に乗せてもらいスーパーに連れて行ってもらう」
「この秋は、まだサンマを食べてない」
「宅配を利用する時もあるけど、やっぱり見て買いたい」
「80歳を過ぎているけど、買い物のためにまだ車の運転を続けている。でもシンドイ」
市場ヒアリング調査を行う中で、このような声をたくさん聞かせてもらった。なかには、5000円ものタクシー代を払って、スーパーまで買い物に行くというお婆さんもいたほどだ。
◎ネットスーパー、年齢的にとてもついていけない。
◎お弁当の宅配、1ヵ月もすると飽きてしまう。
◎宅配、注文してから届くまでのタイムラグが不満。
◎スーパーまでの送迎サービス 気を遣うし、時間を合わせるのが不便。
ここ最近、買い物難民対策が連日のようにニュースになっているが、それぞれに弱点を抱えているようだ。そもそも「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」でもある。
現物を「見て・触って・感じて・選んで」初めて本来の「買い物」と言えるのではないか。
そこで、これらの様々な問題を何とか解決できないか?と考えた結論が「移動スーパー・とくし丸」だったのだ。
玄関先まで軽トラックで出向き、会話し、買い物をしていただく。買い物の楽しさを残しつつ、「買い物難民」と言われる方々を支援できればと考えている。
軽トラックといえども、冷蔵庫付きの専用車なので、生鮮食品も積み込んだそのアイテム数は、なんと300品目以上。また、買い物だけに止まらず、我々「とくし丸」のスタッフが、「見守り隊」としての役目を果たすことも目指すのだ。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。
お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい! !
その思いから、実際に自分たちで町を歩き、ピンポンしながら一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組みを作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常です。
現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。
組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー、そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。
AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。
【本文より】
なぜ「移動スーパー」に至ったのか? それには、こんな理由がある。
今、スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由している人たちが増えている。いわゆる「買い物難民」と呼ばれる人たちだ。
経産省の統計では、その数、全国に約600万人。もちろん高齢者比率の高い徳島でも6万人以上と言われている。
では、その方たちは日々どうやって暮らしているか?
「食べるものを買うのは、いつもコンビニ。だから生鮮食品はあまり口にしない」
「たまに近所に住む娘に頼んで、車に乗せてもらいスーパーに連れて行ってもらう」
「この秋は、まだサンマを食べてない」
「宅配を利用する時もあるけど、やっぱり見て買いたい」
「80歳を過ぎているけど、買い物のためにまだ車の運転を続けている。でもシンドイ」
市場ヒアリング調査を行う中で、このような声をたくさん聞かせてもらった。なかには、5000円ものタクシー代を払って、スーパーまで買い物に行くというお婆さんもいたほどだ。
◎ネットスーパー、年齢的にとてもついていけない。
◎お弁当の宅配、1ヵ月もすると飽きてしまう。
◎宅配、注文してから届くまでのタイムラグが不満。
◎スーパーまでの送迎サービス 気を遣うし、時間を合わせるのが不便。
ここ最近、買い物難民対策が連日のようにニュースになっているが、それぞれに弱点を抱えているようだ。そもそも「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」でもある。
現物を「見て・触って・感じて・選んで」初めて本来の「買い物」と言えるのではないか。
そこで、これらの様々な問題を何とか解決できないか?と考えた結論が「移動スーパー・とくし丸」だったのだ。
玄関先まで軽トラックで出向き、会話し、買い物をしていただく。買い物の楽しさを残しつつ、「買い物難民」と言われる方々を支援できればと考えている。
軽トラックといえども、冷蔵庫付きの専用車なので、生鮮食品も積み込んだそのアイテム数は、なんと300品目以上。また、買い物だけに止まらず、我々「とくし丸」のスタッフが、「見守り隊」としての役目を果たすことも目指すのだ。
- 本の長さ335ページ
- 言語日本語
- 出版社西日本出版社
- 発売日2018/8/10
- 寸法13 x 2.6 x 18.9 cm
- ISBN-104908443300
- ISBN-13978-4908443305
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登録情報
- 出版社 : 西日本出版社 (2018/8/10)
- 発売日 : 2018/8/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 335ページ
- ISBN-10 : 4908443300
- ISBN-13 : 978-4908443305
- 寸法 : 13 x 2.6 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 187,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,038位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
5 星
『とくし丸のキセキ』は『軌跡』であり、『奇跡』です
『とくし丸』というビジネスモデルがここに至るまでの『軌跡』には多くの『気づき』があり『奇跡』が起きたのだと思う。それらは他のビジネスにおいても『気づき』や『手掛かり』となるのでは。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、とくし丸とかいう『移動スーパー』が話題になっていて、興味深かったので購入。
読んでいくうちにこの人スゲェ人だなって思った。とくし丸に限らず、移動販売に興味ある方は是非オススメです。
蛇足ですが、帯の写真の方は作者ではありません。ずっと勘違いして読んでいました。
自分は帯も綺麗に取っておくタチですが、この本の帯だけは廃棄しました。
読んでいくうちにこの人スゲェ人だなって思った。とくし丸に限らず、移動販売に興味ある方は是非オススメです。
蛇足ですが、帯の写真の方は作者ではありません。ずっと勘違いして読んでいました。
自分は帯も綺麗に取っておくタチですが、この本の帯だけは廃棄しました。
2019年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
執筆家の本なのですが大変読みやすい構成になっています。とくし丸を起業する方には創業時の大変さや取り組む真剣さが
よくわかりこれからとくし丸を開業する方は必須の本です。かくいう私も開業後に読破し、とくし丸のことがさらに好きになった
事業主です。ところどころユーモアもあり一般の読者にも読みやすい構成になっています!おススメです!
よくわかりこれからとくし丸を開業する方は必須の本です。かくいう私も開業後に読破し、とくし丸のことがさらに好きになった
事業主です。ところどころユーモアもあり一般の読者にも読みやすい構成になっています!おススメです!
2018年12月24日に日本でレビュー済み
前にテレビやネットで見たことがあったので、買ってしまいました。
確か徳島の起業家の話で、私も四国出身なので親近感がありました。
徳島にも、私の田舎のさぬき市のとなりなので行ったことがあります。
興味はあったのですが、しばらく忘れていました。
時間があったので読んでみると、意外に読みやすく最後まで読んでしまいました。
日記の形なので、読みやすいのです。
もちろん文体もシンプルでわかりやすいのですが、著者がタウン情報誌の会社をやっていたことを考えると、得意な文体なのでしょう。一見してわかるのは、カタカナの多用によるユーモラスな効果ですが、いかにもタウン誌的なスタイルです。
発行が西日本出版社なので、かなりローカル色があります。それもいいですね。東京の大手の出版社でないところが、好感が持てます。
著者は土成町出身で、私も昔ドライブの途中に通ったことがありますが、三木武夫首相の出身地で有名です。
その点も、本の中に出てくるかと思っていましたが、出てきませんでした。
日記は2012年の1月1日から始まります。念のために最後の日付を調べてみると、2018年の1月8日。
ほぼ6年間の活動記録です。
全体の印象としては、非常に順調に進んだなあという感じです。もちろん、始めたころは売り上げが一日5万円に届かないという苦労もあったようですが、比較的順調に進んでいるようです。
読み物的には、もう少しアップダウンを強調して、メリハリをつけたほうがよかったのではないかとも思いますが、この場合は、あくまでもノンフィクションなので、これでよかったのかもしれません。
気になるのは、今後の活動の展開ですが、このビジネスモデルがいつまで続くのか、
少し心配です。地方ではすでに、高齢化率が下がっているという話も聞きますが、高齢化がピークを打つと、
あとは高齢者が減るだけということになります。
そのかわりに、今度は都市部の高齢化が進行するという見方もあるようですが、そうなれば今度は、とくし丸が都市を走るという時代になるのでしょうか?
確か徳島の起業家の話で、私も四国出身なので親近感がありました。
徳島にも、私の田舎のさぬき市のとなりなので行ったことがあります。
興味はあったのですが、しばらく忘れていました。
時間があったので読んでみると、意外に読みやすく最後まで読んでしまいました。
日記の形なので、読みやすいのです。
もちろん文体もシンプルでわかりやすいのですが、著者がタウン情報誌の会社をやっていたことを考えると、得意な文体なのでしょう。一見してわかるのは、カタカナの多用によるユーモラスな効果ですが、いかにもタウン誌的なスタイルです。
発行が西日本出版社なので、かなりローカル色があります。それもいいですね。東京の大手の出版社でないところが、好感が持てます。
著者は土成町出身で、私も昔ドライブの途中に通ったことがありますが、三木武夫首相の出身地で有名です。
その点も、本の中に出てくるかと思っていましたが、出てきませんでした。
日記は2012年の1月1日から始まります。念のために最後の日付を調べてみると、2018年の1月8日。
ほぼ6年間の活動記録です。
全体の印象としては、非常に順調に進んだなあという感じです。もちろん、始めたころは売り上げが一日5万円に届かないという苦労もあったようですが、比較的順調に進んでいるようです。
読み物的には、もう少しアップダウンを強調して、メリハリをつけたほうがよかったのではないかとも思いますが、この場合は、あくまでもノンフィクションなので、これでよかったのかもしれません。
気になるのは、今後の活動の展開ですが、このビジネスモデルがいつまで続くのか、
少し心配です。地方ではすでに、高齢化率が下がっているという話も聞きますが、高齢化がピークを打つと、
あとは高齢者が減るだけということになります。
そのかわりに、今度は都市部の高齢化が進行するという見方もあるようですが、そうなれば今度は、とくし丸が都市を走るという時代になるのでしょうか?
2019年1月8日に日本でレビュー済み
移動スーパー「とくし丸」の創業者・住友氏による、創業の熱、現場の熱がビシバシ伝わってくる創業記でした。
格好悪いところも隠すことなく、その時々でいかに悩み、考え、決断し、行動したのか・・・その息遣いまで聞こえてきそうです。
冒頭と末尾だけでも雰囲気が感じられると思いますので、少し引用(抜粋)してみます。
<冒頭>
決意
【(2012年)1月1日】
去年の始めから、ずーっと考え続けていた。半年ほど前からは「寝ても覚めても」考え続けていた。この数カ月は、うなされながら寝ていた気がする。
でも、もう吹っ切れた。僕は「やる」のだ。そもそも「やってみなければ分からない」のである。
これは「世間」と「僕」の「勝負」である。僕が間違っているのか?外しているのか?
大いなる勘違い野郎なのか?それが問われるのである。2012年1月11日、会社を創業する。 (中略)
どうなるか分からない。いや「どうにかする」のが僕の役目だ。「どうにかできる」と思って創業するのだ。
<末尾>
【2018年1月8日】(中略)
何せうぞ、くすんで。一期は夢よ、ただ狂え。
・・・本書を読んでいて、九鬼周造氏の名著『「いき」の構造』が思い浮かびました。
『「いき」の構造』では、日本民族に独自の美意識「いき(粋)」について、『運命によって「諦め」を得た「媚態」が「意気地」の自由に生きるのが「いき」である』と述べられています。
私自身、今までも様々な創業記を読んできましたが、本書の住友氏ほど「いき」という言葉が似合う創業者はいなかったと思います。
それに加えて、「おばあちゃんのコンシェルジュ」となる独創的なビジネスモデルを生み出したのみならず、
『僕は、とくし丸を単なる移動スーパーだけに終わらせるつもりはない。ちょっとオオゲサかも知れないが、あらゆる「窓口」機能を持つ、インフラに、さらに言えばメディアに、育てたいと思っているのだ。』という思慮遠望・・・なんとも「おどろき」ました。。。
こんな「いき」で「おどろき」の創業に、私も憧れます。
とても刺激をいただいた一冊でした!
格好悪いところも隠すことなく、その時々でいかに悩み、考え、決断し、行動したのか・・・その息遣いまで聞こえてきそうです。
冒頭と末尾だけでも雰囲気が感じられると思いますので、少し引用(抜粋)してみます。
<冒頭>
決意
【(2012年)1月1日】
去年の始めから、ずーっと考え続けていた。半年ほど前からは「寝ても覚めても」考え続けていた。この数カ月は、うなされながら寝ていた気がする。
でも、もう吹っ切れた。僕は「やる」のだ。そもそも「やってみなければ分からない」のである。
これは「世間」と「僕」の「勝負」である。僕が間違っているのか?外しているのか?
大いなる勘違い野郎なのか?それが問われるのである。2012年1月11日、会社を創業する。 (中略)
どうなるか分からない。いや「どうにかする」のが僕の役目だ。「どうにかできる」と思って創業するのだ。
<末尾>
【2018年1月8日】(中略)
何せうぞ、くすんで。一期は夢よ、ただ狂え。
・・・本書を読んでいて、九鬼周造氏の名著『「いき」の構造』が思い浮かびました。
『「いき」の構造』では、日本民族に独自の美意識「いき(粋)」について、『運命によって「諦め」を得た「媚態」が「意気地」の自由に生きるのが「いき」である』と述べられています。
私自身、今までも様々な創業記を読んできましたが、本書の住友氏ほど「いき」という言葉が似合う創業者はいなかったと思います。
それに加えて、「おばあちゃんのコンシェルジュ」となる独創的なビジネスモデルを生み出したのみならず、
『僕は、とくし丸を単なる移動スーパーだけに終わらせるつもりはない。ちょっとオオゲサかも知れないが、あらゆる「窓口」機能を持つ、インフラに、さらに言えばメディアに、育てたいと思っているのだ。』という思慮遠望・・・なんとも「おどろき」ました。。。
こんな「いき」で「おどろき」の創業に、私も憧れます。
とても刺激をいただいた一冊でした!
2018年10月14日に日本でレビュー済み
本書は移動スーパー「とくし丸」を創業した人物の「日記」である。50代半ばにして、悠々自適の生活を捨てて起業を決意した筆者が、体当たりで前人未踏の世界を切り開いていく様が、少し舌っ足らずでユーモラスな独特の語り口で、しかし大真面目に綴られている。その様子がたいそう人間くさく、書き手の感情がリアルに伝わってきて、読み物として、とても面白い。
唐突だが、もし目の前の現実がおかしいと感じるならば、目をつぶるべきではない。それは自らの人生への屈辱であると思う。
本書の冒頭近くでは、「社会の歪み」である「買い物難民」を救う方法として、著者が描く事業のイメージが述べられている。それらは一見キレイゴトで理想論に見えるかも知れないが、権力や歪んだ力に屈さない著者の信念が反映されたもので、とくし丸はこの基本姿勢を崩さずに全国に伸び広がっている。
すなわち、
「水平方向へ広がり」、
「参加する人たちで利益をシェアし」、
「喜ばれて『お布施』のように巡ってきたお金で暮らしを支えたい」。
そして、「地域のことは地域で解決する」ために、
「地元の人間が自分たちの力で、循環させていく仕組みを創らねばならない」。
そのだいぶんあとの章で、選挙に関して書かれていた「経営者である前に、一人の人間でありたい。」と言う言葉に、ハッとした。
結局、自分に嘘はつけない。一人の人間であるところから始まり、終わるのである。
とくし丸の顧客である「お婆ちゃん」達の、なんともチャーミングな描かれ方も本書の魅力の一つであると感じた。とくし丸はお婆ちゃんたちの手助けをし、楽しませるが、その喜びと笑顔が、またとくし丸に関わる人々の心を灯している。
思ったのは、年老いて一人で暮らすのは大変なことには違いないが、それは決して暗さに結びつけられるべきではない、ということだ。
年を重ねただけで、人は老いない。検討を重ねても、ものごとは「やってみなけりゃ分からない」。
超アナログで超ローカル。それは時代に逆らうことではなく、人間の原点に立ち戻ることであると思う。
話があちらこちらに飛んだが、とにかく良い本であった。
唐突だが、もし目の前の現実がおかしいと感じるならば、目をつぶるべきではない。それは自らの人生への屈辱であると思う。
本書の冒頭近くでは、「社会の歪み」である「買い物難民」を救う方法として、著者が描く事業のイメージが述べられている。それらは一見キレイゴトで理想論に見えるかも知れないが、権力や歪んだ力に屈さない著者の信念が反映されたもので、とくし丸はこの基本姿勢を崩さずに全国に伸び広がっている。
すなわち、
「水平方向へ広がり」、
「参加する人たちで利益をシェアし」、
「喜ばれて『お布施』のように巡ってきたお金で暮らしを支えたい」。
そして、「地域のことは地域で解決する」ために、
「地元の人間が自分たちの力で、循環させていく仕組みを創らねばならない」。
そのだいぶんあとの章で、選挙に関して書かれていた「経営者である前に、一人の人間でありたい。」と言う言葉に、ハッとした。
結局、自分に嘘はつけない。一人の人間であるところから始まり、終わるのである。
とくし丸の顧客である「お婆ちゃん」達の、なんともチャーミングな描かれ方も本書の魅力の一つであると感じた。とくし丸はお婆ちゃんたちの手助けをし、楽しませるが、その喜びと笑顔が、またとくし丸に関わる人々の心を灯している。
思ったのは、年老いて一人で暮らすのは大変なことには違いないが、それは決して暗さに結びつけられるべきではない、ということだ。
年を重ねただけで、人は老いない。検討を重ねても、ものごとは「やってみなけりゃ分からない」。
超アナログで超ローカル。それは時代に逆らうことではなく、人間の原点に立ち戻ることであると思う。
話があちらこちらに飛んだが、とにかく良い本であった。
2018年9月10日に日本でレビュー済み
『とくし丸』というビジネスモデルがここに至るまでの『軌跡』には多くの『気づき』があり『奇跡』が起きたのだと思う。それらは他のビジネスにおいても『気づき』や『手掛かり』となるのでは。
『とくし丸』というビジネスモデルがここに至るまでの『軌跡』には多くの『気づき』があり『奇跡』が起きたのだと思う。それらは他のビジネスにおいても『気づき』や『手掛かり』となるのでは。
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