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ミスタッチを恐れるな ~伸び悩みの壁を越え、演奏に生命力を取り戻す~ 単行本 – 2015/11/28

3.1 5つ星のうち3.1 9個の評価

「一度も間違えないように、ゆっくりしたテンポで練習しなさい」
……その教え方、本当に正しいですか?


「一度もまちがえないように、ゆっくりしたテンポで練習しなさい」 ――ピアノを習ったことのある人なら、一度は先生から言われたことのあるこのフレーズ。
果たして、それは本当なのでしょうか?

自転車でもスケートボートでも英会話でも、たくさんミスをしながら習得するのが普通なのに、 なぜピアノだけは練習の時から「まちがえないように」と言われるのでしょうか。

国際コンクール入賞経験をもつピアニストでもある著者ウェストニー(テキサス工科大学教授)は、この素朴な疑問をはじめ、
クラシック音楽のレッスンで伝統的に行われている従来の指導方法や考え方が本当に正しいものなのか、丁寧に見直していきます。

「練習が退屈」「まちがえないようにするのに精一杯で楽しむ余裕がない」「テクニックはあっても演奏がまったく生き生きしていない」
「練習ではうまく弾けるのに、本番で失敗してしまう」等々……ピアノを習う人・指導する人ならだれもが一度は抱えたことのある問題は、
もしかしたらこれまで「常識」とされてきた指導方法が生んだ弊害なのかもしれません。

本書では著者が「(身体と精神にとって)健全」と考える実践的な練習方法の手順を解説。
演奏者に劇的な変化をもたらし、ニューヨークタイムズ紙でも取り上げられた音楽ワークショップの手法も紹介されます。
ピアノ指導者、独学の愛好家、大人になってピアノを再開した人……ピアノで人生を豊かにしたいすべての人に読んでほしい一冊です。

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商品の説明

出版社からのコメント

[目次]

●謝辞

●はじめに

●第1章 音楽、魔法、子ども時代
レッスンの効果/幼児、火星人、アインシュタイン/音楽性、創造性、認識力/かけがえのない資質

●第2章 生命力
審査とコンクール/どちらのスキル?/レッスンと伝統/牢獄/練習室での生命力

●第3章 実りあるミス
正直なミス/不注意なミス/指導者としてのミス/抑制と拒絶/混沌(カオス)/マインドフルネス

●第4章 手順を追って――健全な練習のガイド
健全な練習とはなにか/目指す曲に取り組む/休憩する/まとめ/練習についてよくある質問

●第5章 ブレークスルー
空間的な関係/隠された真実/似て非なるもの/生理学/ネガティブスペース/芸術性

●第6章 優等生になるのはよいことか?
優等生症候群/レッスン室の優等生/完璧主義/初見とその危険性

●第7章 コントロールを失う演奏のドラマ
危機にさらされる自我/神経過敏/外への広がり

●第8章 レッスンとアンレッスン
プロジェクトをひっくり返す/目標をなくす/不可能(と思えるもの)を試す/可能性のブレインストーミング/指導者自身が生徒になる/いずれにせよ、レッスンとは?

●第9章 アンマスタークラス――伝統を再考する
マスタークラス/心のなかの芸術家─ワークショップとその遺産/アンマスタークラス/グループ活動/演奏

●第10章 冒険好きなアマチュア
成熟していることの強み/大人の練習/その他の音楽的楽しみ

●第11章 レッスン室を越えて
錬金術/新しい種類の情報

●おわりに―― 医療専門家のみなさんへ

●資料機関
●参考文献
●索引

著者について

■著者について
ウィリアム・ウェストニー(William Westney)
テキサス工科大学で、ポール・ホイットフィールド・ホーン特別教授およびブラウニング・アーティスト・イン・レジデンスの2つの寄付基金教授職として指導にあたっている。
教育者および芸術家として数多くの専門的な受賞歴があり、イェール大学音楽院同窓会からは音楽演奏指導への独特で革新的な貢献について権威ある賞を受けた。
高く評価されているウェストニーのアンマスター・クラス(Un-Master Class®)演奏ワークショップは、ニューヨークタイムズ紙でも取り上げられ、米国内および国外でますます多くの参加者を集めている。
コンサートピアニストとしても活躍し、ジュネーブ国際音楽コンクールで入賞経験をもつ。イェール大学で演奏の修士号と博士号を取得した。

■訳者について
西田 美緒子(にしだ・みおこ)
翻訳家。津田塾大学英文学科卒業。訳書に、『音楽好きな脳』(白揚社)、『FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学』『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』『世界一ときめく質問、宇宙一やさしい答え』(以上、河出書房新社)、
『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』(インターシフト)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス (2015/11/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/11/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 356ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4636905717
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4636905717
  • 寸法 ‏ : ‎ 13 x 1.9 x 18.9 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.1 5つ星のうち3.1 9個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ
5つのうち3.1つ
9グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
逆説的題名に惹かれて購入。原題の『完璧なミスタッチー自分自身の音楽性を信じることを学ぶ』のほうが内容には合致している。一応音楽を志す人々すべてに向けて書かれているが、著者自身がピアニストということもあり、ほとんどのページはピアノ学習者が対象である。毎日何時間練習して先生のところにレッスンに行っても、「もっと練習しましょうね」と言われるだけ、絶望の袋小路に陥った者は、藁にもすがる思いでこの種の啓蒙本を買ってしまう。しかし、技術に関するヒントを得ようとする人は、この本に失望するであろう。こうやったら余分な力が抜けるとか、よく指が動くようになる、といったアドバイスは全くない。第4章のみが実際的な練習のヒントにはなっているが、全体としては著者自身が過去の長いピアノ学習から得た、心理的なアプローチと解釈した方がいい。ミスには実りをもたらすミスとそうではないミスとがある。実りをもたらすミスから学ぶことが次の進歩をもたらすというのである。また、世間でよく見られる有名な演奏家によるマスタークラスレッスンに対する疑問、優等生や完璧主義の危険性などについての記述は、これまで漠然と自分が思っていたことと見事に一致して非常に学ぶところが多かった。ただ、このような本を買っていつも思うのは、著者自身は優れた教師であっても、そのような先生に直に習える訳ではないし、自分で書かれている内容を完全に理解して実践するのは困難だと言うことである。とはいえ、人前で弾くことが苦手な人、心理的にレッスンに行き詰まっている人が読んで損はしないであろうし、ピアノ教師にとってはもっと役立つかもしれない。第10章「冒険好きなアマチュア」に出てくるラリーという人物の例はとても面白かった。良くも悪くも、日本からは決して生まれてこない発想の本だと思う。
69人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年3月4日に日本でレビュー済み
遊び弾きだとすごく楽しいことの理由がわかり、自分が著者さんの言う健全さがあるとわかり安心しました。ピアノの先生に萎縮してた頃を思いだしました。ピアノに対しての過度の苦手意識、また、自己評価の低さもリセット出来た気がします。自分の伸び悩みは意識の部分がすごく影響していると感じました。
ネガティブスペースのページは特に参考になりました。精神論ではなく、裏付けされたものも感じます。
翻訳されたもの独特の文章ですが、全くちんぷんかんぷんと言う訳でもなく、ゆっくり飲み込みながら読んでいます。時間がかかるので星4にしました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月11日に日本でレビュー済み
毎週通っていたレッスンに通えなくなって「ブレークスルー」なる体験をした事があります。先生に聞けなくなったので、仕方なしに自分で考え、一週間でまとめる必要がなくなったので、今までNGと思っていた弾き方したり、あれこれやりたい放題にやっていたら弾き方も変わり、音もよく聴こえるようになりました。そこそこの年数弾いてきて演奏に余裕ができたために、よく聴けるようになって弾き方も変わったのだと思ってましたが、この本を読みながら、自分で考えることをしていなかっただけでなく、感じることもしていなかったんじゃないかと思い始めました。
それで…自分で考えてるつもり、感じてるつもり…これをピアノだけでではなく、生活のあらゆる場面に当てはめてみて、人生のブレークスルーを狙ってみようかと。
37人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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