Kindle 価格: | ¥580 (税込) |
獲得ポイント: | 6ポイント (1%) |
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
希望の国のエクソダス (村上龍電子本製作所) Kindle版
だが、希望だけがない。
2001年、株価の暴落が進む日本で、80万人の中学生が集団不登校を起こした。中学生グループの代表”ポンちゃん”は、ASUNAROという会社を立ち上げ、ネットビジネスで巨大な資金を得る。そして彼らは、日本からの実質的な脱出を宣言した――。この国の希望と絶望を描き、話題になった「永遠の未来小説」。
- 言語日本語
- 出版社村上龍電子本製作所
- 発売日2019/12/4
- ファイルサイズ1572 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
この本を読んだ購入者はこれも読んでいます
商品の説明
商品説明
2002年、失業率は7%を超え、円が150円まで下落した日本経済を背景に、パキスタンで地雷処理に従事する16歳の少年「ナマムギ」の存在を引き金にして、日本の中学生80万人がいっせいに不登校を始める。彼らのネットワーク「ASUNARO」は、ベルギーのニュース配信会社と組んで巨額の資金を手にし、国際金融資本と闘い、やがて北海道で地域通貨を発行するまでに成長していく。
少年犯罪の凶悪化、学級崩壊など、さまざまな教育問題が噴出し、「学校」「文部省」「親」と責任の所在をたらい回しにする世間を尻目に、子どもたちは旧来の前提に縛られた大人の支えを必要としないことを立証する。『愛と幻想のファシズム』では、システムの破壊を目的とした狩猟社は、その過程で自身がシステム化していくという自己矛盾を抱え崩壊した。「ASUNARO」もまた崩壊の予感が示唆されているが、今回、著者はその手前であえて筆を置く。子どもたちには「希望」を与え、大人たちには「絶望」を突きつける。「ASUNARO」に拮抗するシステムを、今度は社会や大人たちの側が提示する番である。(中島正敏)
内容(「BOOK」データベースより)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- ASIN : B081YHT19N
- 出版社 : 村上龍電子本製作所 (2019/12/4)
- 発売日 : 2019/12/4
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1572 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 370ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 50,152位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,730位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
1952年長崎県生まれ。
七六年『限りなく透明に近いブルー』で第七五回芥川賞受賞。『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、『半島を出よ』では野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。『トパーズ』『KYOKO』で映画監督も務めた。最新作は『新 13歳のハローワーク』『13歳の進路』。日本の金融・政治経済の問題を考える メールマガジン『JMM』を主宰し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京)のホストも務める。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
暗号資産やDAOが、非常に明快に描かれていて
読後は清々しい。
20年以上前にこの作品を発表した村上龍という作家に
畏怖の念を覚える
それから20年経った今でも色褪せない面白さです。
・中学生の特殊能力 Z世代
・新しい独立国家 野幌市
著者の現代に対する予言書のように感じました。
また、新しい著者の作品を読みたいと思います。
そのため、少し没入感に欠けた。
何にせよ時間をおいて再読すると、その時点での現実と答え合わせができ、楽しめそう。