一ヶ月ごとに記憶を失ってしまう少女と、読書好きの少年の物語。
作中、いたるところに伏線が張り巡らされており、それが終盤回収されていく。
最後は両者の想いが結実し、読了感ある終幕を迎える。
お勧めです。
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僕たちの小指は数式でつながっている (宝島社文庫) 文庫 – 2018/3/6
桜町 はる
(著)
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購入オプションとあわせ買い
僕は、友達を作らないと決めている。そんな僕に、誰もいない放課後の教室で、彼女は唐突に話しかけてきた。
「わたしと友達になってよ」
秋山明日菜。眉目秀麗で、中学生で数学オリンピックに出たほどの天才少女。友達は、一人もいない。
秋山さんの中学校の同級生によると、昔はとても社交的な人気者だったのに、突然入院し、復帰すると人を避けるようになっていたらしい。
秋山さんは、黙っている僕に構わず続けて言った。
「わたし、記憶を一ヶ月しか保てないの。一ヶ月周期でリセットされちゃうんだ」
「僕のことを忘れてしまうのに、どうやって友達になるの?」
「大丈夫、君を選んだのにはちゃんと理由があるんだよ。君のことは忘れても君の数字は忘れないから」
秋山さんは僕に半ば無理矢理に「友達になる約束」を取り付け、教室を出ていった。
こうして不本意ながら秋山さんとの交流が始まったのだが、彼女には僕の暗い過去につながる、ある秘密があった―――。心が震える、感動の青春恋愛。
「わたしと友達になってよ」
秋山明日菜。眉目秀麗で、中学生で数学オリンピックに出たほどの天才少女。友達は、一人もいない。
秋山さんの中学校の同級生によると、昔はとても社交的な人気者だったのに、突然入院し、復帰すると人を避けるようになっていたらしい。
秋山さんは、黙っている僕に構わず続けて言った。
「わたし、記憶を一ヶ月しか保てないの。一ヶ月周期でリセットされちゃうんだ」
「僕のことを忘れてしまうのに、どうやって友達になるの?」
「大丈夫、君を選んだのにはちゃんと理由があるんだよ。君のことは忘れても君の数字は忘れないから」
秋山さんは僕に半ば無理矢理に「友達になる約束」を取り付け、教室を出ていった。
こうして不本意ながら秋山さんとの交流が始まったのだが、彼女には僕の暗い過去につながる、ある秘密があった―――。心が震える、感動の青春恋愛。
- 本の長さ285ページ
- 言語日本語
- 出版社宝島社
- 発売日2018/3/6
- 寸法10.6 x 1.2 x 15.2 cm
- ISBN-104800281938
- ISBN-13978-4800281937
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2018/3/6)
- 発売日 : 2018/3/6
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 285ページ
- ISBN-10 : 4800281938
- ISBN-13 : 978-4800281937
- 寸法 : 10.6 x 1.2 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 168,676位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年1月13日に日本でレビュー済み
冴えない少年と病気で記憶が1か月ごとにリセットされる少女の物語。
概ね予想通りの展開でお話が進んで行くので、目新しさはありませんでしたが、
たまにはこういうベタなやつも良いかなと思った一冊でした。
概ね予想通りの展開でお話が進んで行くので、目新しさはありませんでしたが、
たまにはこういうベタなやつも良いかなと思った一冊でした。
2019年8月3日に日本でレビュー済み
切なそうな表紙に惹かれて購入しました。
綺麗な文章に幻想的な数式や数字、まるでキミスイを読んでいた時のように物語に吸い込まれました。
大きい転はありませんでしたが、最後までダレることなくとても気持ちよく読完できました。
読みながらキミスイに感化されたと思ったのと伏線が読者にわかりやすすぎ、あと一人称なら明日菜さん目線の方は無い方が良かったなぁと感じてー1にしてしまいましたが、
本当に面白いと感じました。
もっと桜町さんの綺麗なプロットと語りに触れてみたいと思います。
ありがとうございました。
綺麗な文章に幻想的な数式や数字、まるでキミスイを読んでいた時のように物語に吸い込まれました。
大きい転はありませんでしたが、最後までダレることなくとても気持ちよく読完できました。
読みながらキミスイに感化されたと思ったのと伏線が読者にわかりやすすぎ、あと一人称なら明日菜さん目線の方は無い方が良かったなぁと感じてー1にしてしまいましたが、
本当に面白いと感じました。
もっと桜町さんの綺麗なプロットと語りに触れてみたいと思います。
ありがとうございました。
2018年3月18日に日本でレビュー済み
話の展開が「君の膵臓をたべたい」に似てる感じがしました。
内容としてはとても良かったです。
内容としてはとても良かったです。
2018年9月5日に日本でレビュー済み
発売当初すぐ読ませていただきました。が、本日、『君の膵臓をたべたい』のアニメ映画版を見まして、なかなかになぞっちゃってるなぁと思ってしまいました。まあよくあるパターンの作品ですから、たまたま被ったということもあるかもしれませんが… さすがに、細かいところまでにすぎてるような気が、、
内容としてはとても良かったと思いますし、締め方も良かったと思いますが、二番煎じやっちゃったよぉ感がなぁ、、
内容としてはとても良かったと思いますし、締め方も良かったと思いますが、二番煎じやっちゃったよぉ感がなぁ、、