極端に歴史学に偏っていない点が良いですし、何より、他書よりも歴史嫌いな人にも読みやすいのではないがと感じました。
末期的な現在において、この本は一読の価値アリです。
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家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書) 新書 – 2023/10/27
磯田 道史
(著)
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家康がつくった江戸幕府の仕組みは、なぜ崩れたのか
二百六十五年の平和――その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった……。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。“神君”家康にとっての「誤算」を、近世から近代まで俯瞰して読み解くと共に、彼がこの国に与えた影響に迫る!
目次
●第一章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか
●第二章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか
●第三章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した
●第四章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは
●第五章 家康から考える「日本人というもの」
★累計6万部突破!
家康がつくった江戸幕府の仕組みは、なぜ崩れたのか
二百六十五年の平和――その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった……。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。“神君”家康にとっての「誤算」を、近世から近代まで俯瞰して読み解くと共に、彼がこの国に与えた影響に迫る!
目次
●第一章 家康はなぜ、幕藩体制を創ることができたのか
●第二章 江戸時代、誰が「神君の仕組み」を崩したのか
●第三章 幕末、「神君の仕組み」はかくして崩壊した
●第四章 「神君の仕組み」を破壊した人々が創った近代日本とは
●第五章 家康から考える「日本人というもの」
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社PHP研究所
- 発売日2023/10/27
- 寸法17.2 x 10.5 x 1.1 cm
- ISBN-104569855415
- ISBN-13978-4569855417
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出版社より
目次より抜粋
商品の説明
著者について
歴史学者
登録情報
- 出版社 : PHP研究所 (2023/10/27)
- 発売日 : 2023/10/27
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4569855415
- ISBN-13 : 978-4569855417
- 寸法 : 17.2 x 10.5 x 1.1 cm
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- - 71位PHP新書
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年4月16日に日本でレビュー済み
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わかりやすく解説いただきたいて、ありがとうの言葉しかないです
2024年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大河でやっているし、著者自身大河の開始に合わせたんだろうけど『徳川家康 弱者の戦略』という本を出していたけど、そちらは興味がわかなかった。
ただなんとなく、こちらは読んでみたくなってさ。
徳川の世は300年近く続いた。
それを築いたのは徳川家康という武将であるわけなんだけど、それくらいの人であれば当然毀誉褒貶、清濁いろいろあるだろう。
俺が興味を惹かれたのは、どういう考えを持ってそこまで続くシステムを創り上げ、さらにそれが年月を経るうちにどう劣化し、崩壊したか、だったんだよね。
江戸時代という時代そのものにも、評価される面、評価されない面あるだろう。
一時いわれてた江戸しぐさというのは、フィクションだという話もある。
出口治明氏の本を読むと、江戸時代は停滞期だったということを言っていた。
養老孟司氏とかは、江戸時代を評価する側じゃないかな。
で、本書。
予想以上に面白かったし、刺激があった。
読んでいて思ったのは、歴史のうんちく的なことってあんまり興味はないんだよね。
ある事象について、どのような考え方で成立し、そしてそれがその後にどういう影響を与えたか、場合によっては現代の自分の生活にいたる影響まで語られるととても面白いと思う。
本書の磯田氏によれば信長、秀吉は人間は死んだら同じだという思想で動いていたという。
だから、より我を強くし、より大きなことをしよう、と外に出る方向にいく。
一方で家康。
人間は死んでも終わりではない。
家というものによって、永続すると考える。
将軍は代々将軍であり、大名は代々大名として続き、商人は代々商人として続く。
四代目越後屋与兵衛とか、名前さえも同じように続けていくんだよね。
それは戦国時代、下剋上の時代を生き抜いた家康が、平和を願うところから生まれた思想といえなくもない。
でも、下層に生まれると代々下層ということになって、それは閉そく感を産むじゃないかなぁ。
書きながら気づいたけど、インドのカーストもそうやって生まれたのかもしれない。
身分が固定されて、平和にはなったのだろう。
一方で、社会は世界に比べると停滞した。
末尾に、京都市本能国民学校(小学校)の校長のエピソードが入っていた。
その校長は昭和十八年(1943)の卒業アルバムで児童に向けて「征け、戦へ、死ね」という祝辞を寄せたという。
磯田氏は、この校長について「校長先生」ではなく「校長さん」と書いていた。そのあたりに、強い憤りを感じるが、それは俺の期のせいかもしれない。いや、表現についてはともかく、憤ってはいただろう。
子どもを卒業させる校長が、「戦って死ね」という言葉を贈る。そこに磯田氏は強く怒ってた。
なぜ、そんな言葉が贈れるのか。
さらにはその校長は、戦後は京都の教育界で顕職である「岡崎中学校」の初代校長となり、「平和の象徴、鳩に「中」を廃し、自由・自律・友愛の精神を込めた校章制定をおこなったとか。
その校長は、反省したのか。
それとも、何も考えていなかったのか。
おそらく両方だろうと、磯田氏は言う。
徳川の世がつくりあげた官僚による治世は、そのような世界を作り出したのだ。
財布を落として、帰ってくる可能性が一番高いのは日本、なんて言われていることがある。でも、それは別の面からいえば、お互いを監視し合い、お上に逆らわない国民性をつくりりあげた徳川時代から培われた傾向とも考えられる。
形として現れた行動の背景には、そこに至る歴史がある。
件の校長は、ただ生真面目に働く公務員であっただけかもしれない。
でも彼の言葉によって送り出され、戦場に向かわされた子どもたちを考えると、やりきれないと磯田氏はいう。
そうならないために、自分にとって大切とする考えの軸を持つべきだと。
その役に立つのが歴史を学ぶことなのだというのが、歴史家の立場だろうな。
単に歴史の知識を披露するだけでなく、強いメッセージを感じた分、とても刺激的に読み進めることができた。
面白かったね。
ただなんとなく、こちらは読んでみたくなってさ。
徳川の世は300年近く続いた。
それを築いたのは徳川家康という武将であるわけなんだけど、それくらいの人であれば当然毀誉褒貶、清濁いろいろあるだろう。
俺が興味を惹かれたのは、どういう考えを持ってそこまで続くシステムを創り上げ、さらにそれが年月を経るうちにどう劣化し、崩壊したか、だったんだよね。
江戸時代という時代そのものにも、評価される面、評価されない面あるだろう。
一時いわれてた江戸しぐさというのは、フィクションだという話もある。
出口治明氏の本を読むと、江戸時代は停滞期だったということを言っていた。
養老孟司氏とかは、江戸時代を評価する側じゃないかな。
で、本書。
予想以上に面白かったし、刺激があった。
読んでいて思ったのは、歴史のうんちく的なことってあんまり興味はないんだよね。
ある事象について、どのような考え方で成立し、そしてそれがその後にどういう影響を与えたか、場合によっては現代の自分の生活にいたる影響まで語られるととても面白いと思う。
本書の磯田氏によれば信長、秀吉は人間は死んだら同じだという思想で動いていたという。
だから、より我を強くし、より大きなことをしよう、と外に出る方向にいく。
一方で家康。
人間は死んでも終わりではない。
家というものによって、永続すると考える。
将軍は代々将軍であり、大名は代々大名として続き、商人は代々商人として続く。
四代目越後屋与兵衛とか、名前さえも同じように続けていくんだよね。
それは戦国時代、下剋上の時代を生き抜いた家康が、平和を願うところから生まれた思想といえなくもない。
でも、下層に生まれると代々下層ということになって、それは閉そく感を産むじゃないかなぁ。
書きながら気づいたけど、インドのカーストもそうやって生まれたのかもしれない。
身分が固定されて、平和にはなったのだろう。
一方で、社会は世界に比べると停滞した。
末尾に、京都市本能国民学校(小学校)の校長のエピソードが入っていた。
その校長は昭和十八年(1943)の卒業アルバムで児童に向けて「征け、戦へ、死ね」という祝辞を寄せたという。
磯田氏は、この校長について「校長先生」ではなく「校長さん」と書いていた。そのあたりに、強い憤りを感じるが、それは俺の期のせいかもしれない。いや、表現についてはともかく、憤ってはいただろう。
子どもを卒業させる校長が、「戦って死ね」という言葉を贈る。そこに磯田氏は強く怒ってた。
なぜ、そんな言葉が贈れるのか。
さらにはその校長は、戦後は京都の教育界で顕職である「岡崎中学校」の初代校長となり、「平和の象徴、鳩に「中」を廃し、自由・自律・友愛の精神を込めた校章制定をおこなったとか。
その校長は、反省したのか。
それとも、何も考えていなかったのか。
おそらく両方だろうと、磯田氏は言う。
徳川の世がつくりあげた官僚による治世は、そのような世界を作り出したのだ。
財布を落として、帰ってくる可能性が一番高いのは日本、なんて言われていることがある。でも、それは別の面からいえば、お互いを監視し合い、お上に逆らわない国民性をつくりりあげた徳川時代から培われた傾向とも考えられる。
形として現れた行動の背景には、そこに至る歴史がある。
件の校長は、ただ生真面目に働く公務員であっただけかもしれない。
でも彼の言葉によって送り出され、戦場に向かわされた子どもたちを考えると、やりきれないと磯田氏はいう。
そうならないために、自分にとって大切とする考えの軸を持つべきだと。
その役に立つのが歴史を学ぶことなのだというのが、歴史家の立場だろうな。
単に歴史の知識を披露するだけでなく、強いメッセージを感じた分、とても刺激的に読み進めることができた。
面白かったね。
2024年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
磯田先生の本は大河ドラマと同時進行で読んでいて
この本が3冊目です。
江戸時代から地続きで残存している現代もあるという記述が
所々にあって驚きでした。
日本史の教科書ではここまで考えが及ばなかったです。
この本が3冊目です。
江戸時代から地続きで残存している現代もあるという記述が
所々にあって驚きでした。
日本史の教科書ではここまで考えが及ばなかったです。
2024年4月21日に日本でレビュー済み
温厚な磯田先生にしては厳しめな指摘も入っていると思います。そのおかげか、先生の根底にある価値観を垣間見ることが出来たような気がして、この方を師と仰いで良かったと心から感じました。(勝手に師匠ということにしてますwただのファンです)
2023年12月22日に日本でレビュー済み
日本史上最長不倒政権を誇った江戸幕府の開祖・徳川家康。
「戦のない、平和な国造り」のために様々な政策を打ち出したものの、250余年で幕府は崩壊した。本書ではその経緯を綴っているが、これは家康の誤算というより歴史の必然ではないか。
古今東西の歴史を紐解けば、どんなに精緻に構成された政権も時代の流れの中で経年劣化を起こし、雲散霧消してしまうことを我々はすでに知っている。
家康が極めて優秀な政治家であったとしても、やはり彼の構築した政治・軍事システムも例外ではなかっただけで、ちょっと期待外れの内容だった。
それでも、永遠に続く政権などないーそんな当たり前のことを改めて思い知ったことはせめてもの収穫だったか。
「戦のない、平和な国造り」のために様々な政策を打ち出したものの、250余年で幕府は崩壊した。本書ではその経緯を綴っているが、これは家康の誤算というより歴史の必然ではないか。
古今東西の歴史を紐解けば、どんなに精緻に構成された政権も時代の流れの中で経年劣化を起こし、雲散霧消してしまうことを我々はすでに知っている。
家康が極めて優秀な政治家であったとしても、やはり彼の構築した政治・軍事システムも例外ではなかっただけで、ちょっと期待外れの内容だった。
それでも、永遠に続く政権などないーそんな当たり前のことを改めて思い知ったことはせめてもの収穫だったか。